初めてのイベントの初めての打ち上げ。未成年の俺は酒は飲めないけど趣味が合う人しかいない空間は楽しく出来上がるのは仕方ないとは思うが、どうして俺は泥酔した女の介抱と家に送る役目をしているんだ?
〜遡ること一時間前〜
「ゆーりさん、もう打ち上げ終わりますよ。ちゃんと帰れますか?」
「えへへ〜。帰れな〜い。わたしをもいかえっへ〜。」
うわ、くっそ飲んでる。面倒だなこいつ。
「女性陣の誰か、ゆーりさん泥酔してるんで送ってくれませんか?男が送るのは問題ありそうですし。」
「わたし達は近くに宿取ってるし、ゆーりさん話聞いてる限り近く住みっぽいしコーラさんが送ってけないですか?コーラさん学生だしアルコール入ってないし流石に変なこと起きないでしょうし、どうです?大丈夫ですか?」
「いや、俺が送るよ。まかせとき〜。」
「はいはい。酔っ払い男は黙ってー。」
「はぁ、わかりました。でも一応本人からの確認は取りますよ。」
そういい俺はゆーりさんの頬を叩きながら聞いた。
「俺が家まで送ることになったんすけど大丈夫ですか?」
「ん〜、よくわかんらいけろらいろうるらよ〜。」
はぁ、こんなのを送るのかぁ。嫌だなぁ。
「じゃあ、俺これを送ってくのでお疲れ様でした。」
『お疲れ様(でした)〜。』
「ほら、そろそろお家ですよね?いい加減俺から降りてください。いい大人なんですから。」
「あ〜?わらしはまだおとなじゃらいの〜。うっぷ、きついはく。」
「は?おい!降りろ、俺を離せ!」
「むい、うぉぼぼぼぼ。」
あぁ、さようなら俺の上着。
「はい、水ですよ。ゆーりさん飲んでください。」
「えへへ〜ありがとー。」
はぁ、今この瞬間だけはまだかわいいな、まだ。
「いいかげん家の場所教えてくれませんか?俺が帰れなくなるので。」
「ん〜、かえれなくてもよくな〜い。うちとまってきなよ〜。さむいれしょ〜。」
まぁ、時間的にはもう本当に無理そうだがコイツ大人が学生を家に連れ込む意味分かってんのか?いや、酒でそこまで頭が回ってないのか?
「そんなこと言ってないで早く教えてください。」
そんなことを言ってると駄々を捏ね始めてきた。
「やら〜!とまってくれうっていうまれおしえない〜。」
「はいはい。泊まりますから教えてください。」
「えっと、○○しの○○ってたてものの○かいの○○〜。」
えっと地図を見るにここから歩くと30分はかかるな。ガチで泊まるしかなくなったかなこれは。
「じゃあもう乗ってください。さっさとしないと置いてきますよ。」
「まっれまっれ、のる!のるから〜。」
「ほら、つきましたよ。鍵出してください。」
「はーい。ん〜。」
なんか変な笑顔し始めたぞこの人。
「え〜と、ほらかぎ〜。」
「さっと渡してくださえ、何してんの!?」
なんか鍵を出したとおもったら胸ポケットにしまった。
「ふふーん。かぎあけたかったらむねさわるしかないよ〜。ろうする〜?」
鍵を強引に取ろうとすると胸を触ることになるがそうしないと家に入れない。仕方ないし腹くくるかぁ。どうせ酒で覚えてないだろ。
「はいはい、ふざけてないでさっさと入りますよ。」
「え、ふぇ!?さわるの〜このえっち〜。」
いま一瞬なんか変にならなかったか?
今はとりあえずさっさと鍵開けて家の中に入って寝かせて、俺はリビングにソファーはあるな。そこで寝るか仕方ないし。
「じゃあ、ゆーりさんおやすみない。しっかり寝てくださいね。」
「うーん、つかまれ〜。すぅ」
なんかベッドに寝かせたらそのまま連れ込まれた。なんか力強くて抜け出せん。それにベッドの中に入ったせいか眠くなって……