SEEDに転生、偽レッドフードが行く リメイク版 作:ぷくぷく麦茶
アークエンジェルはコロニーを脱出するため、僅かに残ったガンダムの装備や物資を急ぎ搬入している時、レッドフードは物資搬入の手伝いをしていた。
「おーい!マードックさんや、この荷物はここでいいのか?」
「おう!いや~すまねえな、今はゴリラの手も借りてぇからよ、ホント助かるぜ!にしても…お前さんホント、ゴリラ並みにすげえ!!」
「おいっ!!誰がゴリラじゃ!!こんな絶世美女のオレに向かって言う言葉か!!?」
「絶世美女は大の男が五人がかりの荷物を片手で持てるわきゃねぇだろが!!」
「んだとぉ!!?怪力美女もいいじゃねか!!」
そんな雑談をしながらも、搬入が終わりの知らせが来ると、マードックはストライクの整備に入った。
「ほら、バナナやるから休んでいいぞ」
「やったぁ!ありがと、もぐもぐ…ハッ!!」
「やっぱゴリラじゃねぇか!!」
「「「はははははははっ!!!」」」
マードック達整備クルーの人達と仲良くなり、搬入を終わらせた俺はキラ達のいる部屋に足を運ぶと、そこにはマリューとキラが話していたが何かもめているらしい。話を聞くと、マリュー達は少しでも生存率を上げるためキラにストライクに乗って戦ってほしいと説得しに来ていたらしい。だかキラはそんな戦争が嫌で中立国に移住したのだ。
「まぁいいじゃねえかマリュたんよ?」
「ま、マリュたん!?」
「キラは確かにコーディネイターだが、それだけだ───周りと変わらない普通の子供なんだよ。」
「だけど今は…!」
「大丈夫だって!それにほれ、オレもこの艦にいんだから、オメェ等もできる限り守ってやっからさ!だからキラ…オメェは戦わなくてもいい。安心しとけ?」
「………はいっ」
マリューはレッドフードの言葉を聞き、説得を諦めるしかなかった。守るべき子供に、大人の都合で人殺しを命じているのがどうしても嫌だったからだ。そんな話をしていると、突如鳴り響く警報何事かとブリッジに繋げるマリュー。その間キラはレッドフードの元によりキラは涙目になりながらそう彼女にお礼を言った。
「有難うございます、レッドフードさん。」
「おう!あとは任せとけって、だ~もう…男が泣くんじゃねえよ。」
俺はそっと抱きしめしばらく頭を撫でてやった。アークエンジェルには艦長がおらず、現在階級の高いマリューが艦長になり艦の指揮をとり副官としてナタルが勤めることとなり、オレはムウと共に出撃しザフトを迎え撃つことになった。
『結局出られるのはお前さんだけか?キラの方は……』
「悪いな俺がマリュたんに我儘言っちまった、しばらくは防衛戦だ」
『そっか……まあ今はしゃあないな───マリュたん?』
「ムウは艦の護衛に専念しといてくれ」
『にしても…いくら強くともそいつぁちと無謀じゃねえのか?こっちはコロニー守りながら戦わないといけないのに対して、あちらさんは撃ち放題なんだぜ?』
ムウの言うことも一理あるが、そのコロニーは既に限界が来ていた…いつ崩壊してもおかしくない状態だ。
「住民の避難も既に済んでる。それに今のオレ達にコロニーを守りながらは不可能だ。『ッ!』残念だが生存優先すんぞ!」
『分かってはいるが……。』
「それにやっこさんもゴツい装備でおいでなすった!……来るぞ」
『今度こそ奴らの息の根を止めるぞ!!お前達はあの足付きの船を狙え、俺はあの【
『『了解!』』
ジン三機で迫ってくるが、いずれも拠点攻撃爆撃装備通称【D装備】による攻撃が開始され、ミゲルの乗ったジンは、レッドフードにミサイル攻撃を仕掛けた。
「へぇ…まさかオレに単騎で挑むたぁ~大したもんだ…だがその装備じゃあ悪手だぜ?」
発射と同時に間合いを一気に詰め副装備のナイフで斬っていく──だが放たれたミサイルは一発も爆発しなかった。
『(ミサイルが爆発しないだと!?)』
そう、斬ったはずのミサイルが次々と落とされるだけですべてが不発に終わったからだ。全弾整備不良なのか!?そう思っていた矢先、ふとその中の一発が視界に入り全てが分かった。
『(まっ、まさか…あの一瞬でミサイルの信管のみを斬ったというのか!!?あんな玩具みたいなナイフで!!) 』
そして気づいた頃には遅く、ジンの手足は既に斬られた後だった。
『こ…このバケモンがぁぁぁぁ!!!』
「だ〜れが怪力メスゴリラクイーンだゴルァ!!!」
『いやそこまで言っt「オラァとっとと帰れガキ!!!」ぐべぁ~~~~~!!?』
『『み…ミゲルゥゥゥ!!!』』
ミゲルのジンは蹴りを入れられ落下していくが、他の仲間によってギリギリ回収され撤退していったのだった。レッドフードはアークエンジェルに戻ろうとしていたが、コロニーが限界を迎え崩壊していった。コロニーに亀裂が走りそこから空気が抜けていきそのまま巻き込まれ外に投げ出されてしまった。
「レッドフード応答して下さい!!レッドフード!!」
「艦長!こちらも既に限界です、このままでは崩壊に巻き込まれます!」
「わ、分かったわ……アークエンジェルは直ちにコロニーから脱出し、彼女の事は脱出してから捜索をします!」
マリュー艦長はすぐに脱出の指示をし、アークエンジェルは急ぎコロニーを脱出した。その頃俺はと言うと脱出したガランシェールに通信を入れていた。
「イヤー…まさかここまでとは思わなんだな~…まっ、アークエンジェルも脱出してると思うし問題ねえか。ハロ聞こえっか?今コロニーから放り出されたんだが今どこにいる?」
『ハロハロ!スグツク!』『センリヒン!ゲチュゲッチュ!』
「あ~?戦利品だと?どういうやつだ…って、マジかこりゃ…あれじゃねえか。」
待機だったハロたちは暇だったのか、ヘリオポリスからストライクとはまた違う五機のMSとそのパーツを回収していた。
「まぁせっかくだから頂くとしますか!ハロ!そんじゃアークエンジェルと合流すっからそっちのMSは任した、どっちにしろガランシェールは定員オーバーだからよ!」
『ハロハロ!』『リョウカイ!リョウカイ!』
回収したのはモビルスーツ…後の[アストレイシリーズ]の五機だった。その中の二つはパーツの状態ではあったが…
余談
「ん?そういやハロ、コレ持って来る時、他に誰か居なかったか?」
『変ナ奴イタ!』『喚キキ散ラシテタ!』
「?…そうか…なんか忘れているような…?」
「許さん…許さんぞぉぉぉぉ!!あの団子ロボット共がっ!!私の機体を奪い去りおって…これでは私の計画がぁぁぁぁぁ!!」
その喚き散らしていた奴こそ、ロンド・ギナ・サハクだった事については本人は絶対忘れているだろ。