SEEDに転生、偽レッドフードが行く リメイク版 作:ぷくぷく麦茶
マリュー達と離れ再びラクスとキラの元に行くと──
「おーいキラ、ラク…す…」
オレは途中で足を止め二人の仲睦まじい光景に目を奪われていた。
「それでアスランがね!」
「──うふふっキラとアスランは本当に仲の良い心友なのですね♪」
──尊い……まさに尊い…オレは二人の楽しそうな姿に、浄化されかけながらもその光景にオレは眩しくて仕方がない。だってこの二人だぜ?主人公とヒロインのこんな光景をリヤルで見れるなんて──
「おーいおふたりさん、ちょいといいかい?」
「「!?」」
「レッドフードさん?どうしたんですか!!?」
「あらあら?もしやお体でも悪くなさったのでしょうか?そんなに老けてしまって…」
二人は真っ白にっなったオレをを心配してくれるのは嬉しいが……老けてるは余計だ…
「気にするな…それよりも飯の用意ができたから食いに行こうぜ…ラクスも一緒に行くぞ」
「わ、分かりました、それじゃラクスも行こうか」
キラはラクスに手を差し出し──その手を取り後から来たベアッガイに案内されて行った…レッドフードは…
「(燃え尽きたぜ…真っ白によ〜……)」
二人の尊さに…レッドフードはホワイトフードになっていた。
「あー……大丈夫かい姉御?」
──《宴会場》──
そこにはアークエンジェルの乗組員とヘリオポリスの避難民達が浴衣姿で静かに座っていた。
『あ~テステス…それじゃー全員グラスは持ったな?……それじゃぁ…」
「「「「カンパーイ!!」」」」
此処では皆が今は戦いを忘れ宴会を開いていた、久しぶりの美味しい食卓に囲まれ、暗く沈んだ心を忘れるぐらいに盛り上がっていた。
「飲んでるかい?お三方、今日は無礼講だっ!一杯飲み食いしていってくれよな!」
「んっく…んっく…んっく…っぷは~!そうさせてもらうぜ」
「えぇ、此処までしてもらって感謝するわレッドフード」
「有難く頂戴します」
「オウッ、じゃんじゃん飲んでくれよ、ほらナタルもう空だぜ?入れてやろう…」
「いや私は!、「ノンアルだから安心しとけ?」!!…いただきます…」
次はマードック達の方も行くと整備班の連中は既に出来上がっており、久しぶりの酒だと大喜びしていた。
「おっす!オッサン共飲んでるか~?」
「「「「おっさん言うなっ!!!」」」
すると全員息を合わせたかのごとくツッコミながら飲んでいた。
「おうさっ!こんな美味い飯初めてだぜ。な?お前ら!!」
「レッドさん、ごちで~す!!」
「酒はまだあっからよ、飲みすぎんなよ?」
「「「あっははははは!!!」」」
元気いいなこいつら…
「ふ~さ~ん!!」
「んっ?」
すると他の席からミリアリア達が手を振って呼んできた、もちろんキラとラクスも一緒の席に座っていた。
「ようお前ら、楽しんでるか?」
「この料理すっごく美味しくてビックリしちゃった!」
「ホントだよな!この肉!柔らかくてマジで旨いっす!!」
「このサラダも美味しいです。な?フレイ」
「えぇ…ホントに、パパと行ったレストランよりもだわ…」
「ほんほにへ、おいひいほ!(ホントにね、おいしいよ!)」
皆が食事を堪能しており絶賛であった、此方を見ているコック用ベアッガイ達がハイタッチしていた。無論キラとラクスも食事を楽しんでおり、ちょうどラクスの隣が空いていたのでレッドフードは皆と一緒の席に座って食事をした。
「このスープも美味しいです、レッドフードさん!」
「えぇホントにここの料理はとっても美味しいですわ」
「そりゃ良かったぜ、どうだラクスこいつら皆良い奴らばっかだろ?」
それを聞くと、ラクスは彼らを見渡してから笑顔で返し─
「はい!とても良い方たちですわ!ありがとう、レッドフード!」
「おう!それとキラ、ラクスちょっといいか?」
二人は顔を近づける
「(間違っても此処ではザフトの事は禁止だ、いいな?)」
「(!…分かりましたわ、善処いたします。)」
この時には以前から、ヘリオポリスがザフトによって崩壊した事を知っており、少なからず罪悪感を持っていたからだ、無論キラもそれを承知していた。
「まっ今は皆で話しながらでも親睦深めとけってっこったな」
「はい…感謝いたしますわ」
そして時間は経ち、皆がそれぞれ部屋に案内され各自自由な時間を過ごすのであった。キラ達は自分達の部屋に行きラクス達は女子会に招待され今は居ない…さて…
私はナタル・バジルール。
地球連合軍の女士官で代々続く軍人家系の出身だ、ヘリオポリスによるザフトの襲撃でアークエンジェルの正規クルーの大半を失い、艦長までもが…。私は運良く生き残りそして、アークエンジェルの僅かなクルーで脱出しその後…マリュー・ラミアス大尉達と合流をした。
だがしかし、『G』兵器はザフトに奪われ、残ったのはたった一機のみ…しかもストライクを操縦していたのは
「いや〜!危なかったな…!」
この女、レッドフードと言うヤツだ、何なんだこいつは!極秘のMSに乗り剰えザフトのMSを倒しただと!?
しかもだ、自分のMSまで所持し後から来たMSを撤退させた…ザフトの襲撃で艦を失い此方に来たムウ·ラ·フラガ大尉が言うには、月基地の連合軍の艦隊をたった一人で殲滅した《赤狼》だと言う。
今はザフトを抜け、輸送業をしているようだが全く信用出来ない!!
だがしかし今はコロニーを守る為にはこいつの力がいるとラミアス大尉は言う、今現在最も階級が高いのはこの人である以上従うしかない…相手は三機だったにも関わらず撤退させたが、コロニーは崩壊し脱出した、それからだ…我々は碌な補給もせぬままコロニーを出たことで危機的状況は変わらない、月基地に行く為にはどこかで補給をし、連絡をしなければ…一番近いアルテミスに行くようにラミアス艦長に進言した。
「おう、そいつわち~と止めといたほうがいいぜ?」
…またおまえか!!?一度鳴らず2度までも!?てかなんで此処にいるのだ貴様は!!しかも話を聞くとコイツは自分の基地があると言うではないか、幾ら輸送屋でもおかしいだろが!?ここで引けなかった、少しでも安全策を取りたかったからだ、だがもしアルテミスが駄目だったらコイツの基地に行くと言う形で場を収めた。
味方の識別コードがないとは言え、同じ連合軍ならば…そう思っていた。
ザフトの追撃にて強奪されたガンダムを使われ、アルテミス基地に入れたは良いがスパイ容疑をかけられ、私達は冷遇される立場になった。
この基地の指揮官の目は私欲にまみれた者の目であった、艦を接収されかけストライクも同じく、私達は部屋に閉じ込められ、ここで終わるのかと思った…任務も果たせず軍人としても碌な成果も出せず……私は…
『なっ何だ貴さっ…ぎゃ!!』ドカっ!バギッ!
部屋の外から突如大きな音がしたかと思いきや入ってきたのは
「よぅ!助けに来たぜ?…」
こいつは危険も顧みず我々を助けに来たのだ、その後すぐにザフトの襲撃がありアルテミス基地は混乱していた…これに乗じて脱出したは良いが基地は陥落した。脱出して暫くし私はこいつに問いただした、何故我々を助けたのか…偶然にもそこに居合わせただけなのに…と。
「んだそりゃ?…おめえら助けんのに理由がなきゃ駄目なのか?」
そう言ってキラ・ヤマトのもとえ歩いていった。
───理解に苦しむ──
デブリ帯に入った後ザフトのシャトルを発見したが、すぐ警報が鳴り艦に向かって来るMSがあった。
「貴様!!やはり我々を騙していたのか!?」
私はこいつを疑った、だがブリッジにいた者たちは疑いすらしなかった、私だけがこいつを疑ってしまった──幾度も助けてくれた恩人のはずなのに…。
今は用意してもらった部屋で休んではいるが、まだ眠れそうにないな……そうして私は気分転換に部屋を出ていき暫く歩くと。
「ふぅ……風呂…もう一度入ってくるか…」
私は一人浴場へと歩いて行った。
皆は疲れて殆どが寝ているか部屋でゆっくりしているようで浴場は静かだ──すると奥で人の気配がしたので目を凝らす──するとそこにはレッドフードが静かに湯に浸かっているではないか。
「(気まずいな・・・)」
そう思いその場を離れようとすると…
「このまま行く気か?ちと付き合えよ」
レッドフードは私が居ることに気が付いていた。仕方なく彼女のそばに行き湯に浸かった。
「なんだ、眠れなかったのか?」
「…ああ…」
「そうかい…」
私たちは暫く沈黙して湯に浸かっていた…私はつい彼女をチラチラと見るが……よく見ると体中に痛々しい傷がついており長年の戦ってきたであろう歴戦のパイロットだと分かる。私はそんな彼女を見て…いつの間にか自然と話しかけていた。
「──なぜだ…」
「あん?」
「なぜ貴様は私を責めないのだ?」
「責める?何のこ「とぼけるな!」…」
「私は!…私は貴様に対して酷い態度をとったのだぞ!!」
「…………………」
「貴様がザフトに居たからと、コーディネイターだからとゆう理由でスパイだと決めつけた!」
少しずつ荒い話し方になっていきながらも続ける私を彼女は何も言わず静かに聞き続けた。
「それだけではない!アルテミスの時でもそうだ──貴様は出会って間もない艦の皆から信頼され頼られていた!そんな貴様に嫉妬し本来ならもっと早く来れた筈なのに…なのに…」
──私は次第に涙目になりながらも話続ける。
「なのに結局失敗した…軍人とは斯くあるべきと父に教えられたにも関わらず、私欲にまみれた指揮官に冷遇され…私の嫉妬が招いた結果が皆に迷惑を掛けて…あの少年達や艦長達を危険に晒した……私の……せいで」
「──そいつはちと違うぜ」
自分の責めるナタルに対してレッドフードは──
「オレは余り頭良いほうじゃないから上手くは言えねぇ…だがお前さんは仲間のために必死だったんだろ?そんな仲間思いの人間を責める奴はアークエンジェルには居ないぜ?」
「っ!……」
「それに…ナタルのような冷静沈着な人間が居たからこそ常にこの艦や皆を守ることだって出来るんだぜ?、実際俺だってお前さんの判断が無かったら危ない場面だって何度かあったんだ」
レッドフードは彼女と正面から向き合い続ける。
「それに言うだろ?失敗は成功のなんとやらって、最初から何もかも上手くいく奴なんて居ないんだよ、何度も何度も経験を重ねてきたから上手くいっただけでダメな時はダメなんだ」
「……………」
「いいか?この先コレから更に長く険しい戦いが待ち受けている、そしてそれを乗り切るには必ずお前の力もいるんだ……オレには出来ない事がお前は出来る…だからさナタルの出来る限り皆を守っちゃくれないか?もちろんオレも出来る限り皆を守るからさ!あははっ」
こいつは…どこまで
「ぐすっ…ああ…あぁ…」
その後…レッドフードはナタルの頭を撫でながら暫くは二人肩を並べて湯に浸かって居た…
「ところで話は変わるが…」
「何だ?レッドフード」
「ナタルってさ…」
「?」
「脱ぐとめっっちゃ美n「ふんっ///!!」痛っえ!!?」
…見直した私が馬鹿だったのか?…