SEEDに転生、偽レッドフードが行く リメイク版 作:ぷくぷく麦茶
アークエンジェル内の会議室にてマリュー、ナタル、ムウ、の三人が集まっていた。
「艦の補修も終わったわ、補給の方も済んでいるのかしら?」
「はい艦長、何時でもアークエンジェルは出港出来ます。」
この施設に3日間滞在し、補給や修理などを完全に終えた……後はアークエンジェルが月面基地に向かうだけだった。
「あららっソイツはちょっと残念だな〜此処の施設や飯も美味かったのに…」
ムウは此処での3日間の滞在でクルー達と豪遊していたのだが、こんな休みは滅多になかった……惜しむのも無理はない。
「なっ!そんな事言っている場合か!我々の任務は…!」
「分かってるってそのくらい…ちょっと言ってみただけだろう?」
二人が話している中マリューは一人考えていた…二人がそれに気付きどうしたのかと聞くと…
「──あの少女……ラクスさんの事よ、宴会の後レッドフードから聞いた話だとあの子……プラント最高評議会議長の娘だって言うじゃない?」
「あ〜アレか…アイツが何とかするとは言っているが…」
「艦長…いかが致しましょう?」
「そうね…嫌な予感がしてならないわ…」
三人はラクスの今後の扱いについて相談し、取り敢えずは他のクルーには秘密にしておく事にし、いつも通りに接するのであった。
──一方でそのラクス達はというと…
「イヤですわ!」
「いやダメだろ」
「イヤですわっ!!」
「もう…イヤじゃねえっての!な〜に付いてこようとしてんだラクス!」
そこにはラクスとレッドフードが部屋で二人揉めていた、それはラクスがアークエンジェル出港を聞きつけ自分も一緒に行くと駄々を捏ねてきた。流石にそれは無理だと言っているのだが自分も付いて行くの一点張り……
「だってまだ三日しか経っていないではありませんか!わたくしだって…わたくしだってもう少し皆さんと居たいですわ…!!」
「そうは言うがお前さんがザフトだって隠してるしな……」
「大丈夫ですわ!、皆さんとても良い方達ではありませんか!」
この3日間アークエンジェルのクルー達や民間人達と打ち解けていた──特にキラ達と……
「お前仕事だったあるだろうし…あの発狂親父か何しでかすか分かったもんじゃ無いぜ?──それに……今頃パトリックの親父がとんでもない目にあっているようだし……」
──そしてプラントでは現在パトリックとその部下達は広間の扉の前で集まり……パトリックは頭にタオルを巻き何やら必死に扉に板を扉に打ち付けていた。
ドォンッ!!ドォンッ!!ドォンッ!!
『GURAAAAAAAAAAAAAAAッ゙─RA〜KU〜SU〜』
「被害甚大!!もう扉も破られますって!!」
「貴様らのその筋肉は見た目だけか!?何とか耐えろ!──おい!!もっと釘と板を持ってこいっ!!は〜まったく…メイア!!ラクス嬢はまだ見つからんのか!?」
「捜索中のクルーゼ隊に確認の連絡しましたが──まだです!」
「くそぅ!!もう猛獣用の麻酔も効かないとゆうに…!ラクス嬢が来るまで何としてもここを食い止めろ!!」
『はいっ!!!』
「まったく……なんで私がこんなこんな目に遭わなければならんのだ!!おいッ!!早く次の板を─バキィィイイ!!!─ふぁッ!!?」
その瞬間打ち付けていた板が割れ──パトリックを始めその場にいた人間は皆手を止めた。静かにその隙間の影からからゆっくりと顔が浮かび上がる。
そしてそれは目の下に影ができ不気味なまでの満面な笑顔のシーゲルの顔が出て──板を打ち付けていたパトリックに視線を向けてゆっくりと口を開いた。
「はぁい♬……パトリックぅ♡」
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」」
─────────
ラクスはレッドフードの言葉を聞き、頬を膨らませ何かを訴えていたが…
「む〜分かりましたわ…」
「すまねぇなラクス」
「じゃあ途中まで一緒に乗せていって下さいまし♪」
「ゑ?」
──そしてアークエンジェル出港当日──
「それでは新しく乗船することになったベアッガイ達に途中まで一緒に行くことになった…えー…ラクスさんです」
「改めて皆さんよろしくお願いいたしますわ♪」
「(おいおいまじかよっ…説得はどうした?)」
「(流石にザフトの人間を一緒に乗せるのはっ!)」
「(…………すまん…………)」
最初それでも駄目だと言うとラクスが再び頬を膨らませその場で床に寝転がり何やってんだと聞いた瞬間、彼女はゆっくりとその場にしゃがみ込んだかと思いきや──
『やぁぁぁ!!イヤですわっイヤですわっイヤですわっ!一緒に連れていってくれなきゃイヤですわ〜!!』
ラクスは小さな子供がするように寝転がり足をバタつかせながら懇願してきたのだ。それも歌姫お嬢様の威厳なんて微塵もなく只がむしゃらに……だ。流石のヒルダも戸惑っており正直に言って見ていられんかったからオレは渋々了承した。
──そして今に至る訳なんだが……。
「(ま〜…仕方ないって、どうせ途中までなんだしさ!)」
「(むぅ………)」
「それでは…アークエンジェル発進しますっ!」
ドックでベアッガイ達が旗を振りながらアークエンジェルを送り出しデブリ帯を抜けていく。その頃格納庫ではパイロット達、キラとムウとオレは目の前のヘリオポリスで回収した一機でソレスタル・ビーイングのMS製造を利用し改造したアストレイを眺めていた。
アストレイ五号機·ミラージュアストレイその改修
アストレイ·ミラージュフレーム·サードイシュー
転生前はこのサードイシューがお気に入りのプラモの一つで機体を手に入れた途端真っ先に作らせた機体だ、本来はカーボンヒューマンとして再生されたロンド・ギナ・サハクが乗るはずだった機体だがそれでも…それでも乗りたかったんだもん!!
機体の性能でもそうだが、原作の説明では「人間では操縦出来ない」と書いてあるがそこは改造して動かせる様に調整改造してました!──ついでにカラーはミラージュフレームのままでも良いが…やっぱり赤はオレのカラーにしてやったんだぜ。機体を見ていたキラとムウは──
「いや〜こんな機体が在るとは驚きだ」
「本当に凄いですね…」
「暫くはこの機体で参加すっから宜しく!」
するとブリッジの方で何かあったらしくムウ達は呼び出された。何でもそこヘ飛びこんだ通信、待ちに待っていた第8艦隊先遣隊からの救援信号だったのだ。その朗報に艦内は明るさを取り戻し、アークエンジェルはその艦隊に合流すべく艦を向けた。
だがレッドフードは知っていた…その先の事を…
「(ヤッッベ〜ついに来ちゃったよ!?)」
──オレはこの先の事を知っているからこそ焦り…真っ先に最悪を避ける為にラクスの方へと足を運ぶのだった。
──一方クルーゼ隊は急遽本国からラクスの捜索任務を命じられ、追跡を中断しシャトルの向かった場所を予測して向かっていた。
「クルーゼ隊長、以下がなさいますか?恐らく足つきは…」
「ああ…間違いなく合流するだろう、だが今現在の任務はラクス嬢の捜索にある…どうしたものか」
そう彼らはパトリック·ザラの命令でラクス·クラインの捜索をしていた、何でもラクスが所有するスペースシャトルが宇宙港から出て行った映像があったのでそれを追跡している最中だった。
「(恐らく彼女は今レッドフードと一緒に居るはず…もしアークエンジェルに彼女が居るならもしかすると)」
するとそこへアスランがブリッジに入ってきた。
「クルーゼ隊長?どうかなさいましたか?」
「いや、何でもないよアスラン…本艦は引き続き捜索を続行する!」
『はっ!!』
クルーゼは心の中で盛大に溜め息をつきながらクルー全員に対し指示をし、再びラクスの捜索に全力を尽くすのであった。
「(ラクス…無事でいてくれ!)」
アスランンは一人そう心の中そうで呟くのだった…
──その一方ラクスはとゆうと…
フレイ達や他の子供と一緒に人形遊びをしておりレッドフードが覗くと……
(ラクス)
「ディアナがそんなに好きかぁー!」
(フレイ)
「 フハハハハ、我が世の春がキター!」
「きゃ〜お姉ちゃん達スゴーイ!!」
ギ●・ギン●ナムごっこをしていた…何やってんだお前ら?