モカモリを軌跡の世界に混ぜてみる話   作:にゃんたま

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魔女の泉と軌跡シリーズのクロスオーバーです。
軌跡主体で物語は進むので魔女の泉について知らなくても読める、、、はず。
多少の原作改変はありますのでアレルギー反応が出る方はブラウザバックお願いします。

一応単語紹介。

モカモリ
→魔女の泉4と本作の主人公。神族(魔女)と呼ばれる特別な生まれである。本編クリア前は精神的に未熟なところがあり、一言でいうとクソガキ。メスガキというよりクソガキ。すべての民に永遠の命を与えることを目的としており、そのために魔力を集めている。
原作からの改変要素として、教皇にぼろくそにされたのがよっぽど悔しかったのか、ナルエル狩りによって非常に強くなっています。
カンスト勢歓喜。

ウルパ大陸
→魔女の泉4の舞台である大陸。魔法や架空の金属、ドラゴンなどファンタジー要素に溢れている。物語の少し前にモカモリによって統一されているが、点在する集落の住民からは圧政で不満が漏れている。

リブロ
→かわいそうな執事。めったに登場しないので覚えなくて大丈夫です。ちなみにモカモリとは恋仲ではない。

アガモ
→胡散臭い神様だと思えば完璧。モカモリに魔力を集めさせている。


さよならウルパ!ようこそゼムリア!

 

 

ウルパ大陸の王になって数週間。

小さな王、モカモリは多忙な日々を送っていた。

 

カバネス村との不和から始まる人里との関係。

港を占領するタコ。たまに襲撃に来るドラゴン。

はたまた最近他の大陸から戻ってきたという超巨大なトカゲまで。

何せ武力に頼って無理やり建国したものだから、このほかにも問題は山積みであった。

 

「あーー、もう。イライラする!

仕事はいつまでたっても終わんないし、魔力を集めに行くどころか、修練する時間も取れないし。

ほんっとめんどくさいんだけど!」

 

その仕事の量は、真に信用できる部下であるリブロと分担しても一区切りつく目途が立たぬほど。

いかにモカモリが全ての民に永遠の命を、と高尚な目標を掲げていても、苦行に等しい日々であった。

 

そして今日、ついにたまりにたまっていたものが爆発してしまった。

我慢はしたのだ。世の中すべてがうまく回るとも考えていなかったし、父アガモの復活には障害もあるだろうと認識はしていた。

しかし、しかしだ。ここ最近は国の運営にかかり切りでアガモ復活のための魔力を集めに行くことすらできていない。

本編クリア後の人間(神族)的に成長したモカモリならいざ知らず、まだまだお子様なところがある小さな王にこの本末転倒な現状と向き合えというのはいささか酷であるというもの。

 

ゆえにモカモリが暴発してしまったのも致し方なしだろう。

もちろん父アガモの復活はあきらめていないし、すべての民に永遠の命を、という目標も達成して見せる。

だが少しくらいの寄り道をしてもいいはずだ。

一旦休暇を挟むのも許されるはずだ。

 

そして休暇を取るなら遠くへ観光に行ってもいいだろう。

そう、どうせなら別世界を観光してその統治の在り方を確認するのもまた一興。

 

「このままだらだらと国の運営を続けても何も好転しないし。

だからこれは仕事。王に必要な仕事なんだから!」

 

思い立ったが吉日という言葉はないが、それに近い思考を有しているモカモリはさっそく転位陣に過剰な魔力を込める。

普段は魔力量で転移先を決めているので、過剰な魔力がどのような結果を生むのか、もうモカモリにすら分からない。

 

ただこの日、1人の小さな王はこの世界から消滅し、軌跡がつなぐ世界へ新たな王が誕生したのだった。

 

 

 

 

 

七耀暦_1204年_10月_31日_号外

 

緋の帝都「ヘイムダル」。

西ゼムリア一の大都市は今、静かな興奮の中にあった。

事の発端はクロスベル自治州のディーター市長が行ったある無謀な行為。

クロスベルの民衆投票を受けて、宗主国である帝国と共和国に断りもなしに独立を宣言。

当然クロスベルには国家としてふさわしい武力や国力などないため、独立など夢物語で終わるはずだった。

しかしIBC総帥も務めるディーター市長は資産の凍結に加え、この世のものとは思えぬ超常兵器を用いて、帝国に牙をむいた。

制裁を加えるべく準備を開始した列車砲並びに第5機甲師団をガレリア要塞ごとえぐり取り壊滅させたのである。

生き残ったのは要塞の端部にいた数名のみ。

要塞に勤務していた民間人も含め、遺体すら残らない大虐殺を引き起こしたのであった。

 

当然帝国世論は制裁を加えるべしと傾き、今日ドライケルス広場でギリアス・オズボーン宰相より正式な制裁が発表される。

今こそ、栄えある帝国に仇名した属州に目にもの見せる時なのだ!

 

ー 〇〇新聞 一面より抜粋 ー

 

「、、、うーん、よくわかんないや。」

 

転移先で降り立った緋い都市。

多くの群衆と街並みを見下ろしながら尖塔に立ち、風に流されてきた記事を見て思わず言葉をこぼす。

この世界固有であろう言葉や地名が多すぎること以前に、この世界にきてすぐのモカモリに記事の理解は難しい。

それでも読み取った内容を分からないなりに要約するとこうなるだろうか。

クロスベル、なる地域が国家として独立するために帝国とやらに牙をむいた。

うん、さすがわたし。

 

「わかりやすくウルパ大陸で例えるなら、、、わたしに反抗しようと企ててるカバネス村が近いのかな?」

 

カバネス村は鍛冶が盛んで武器を入手しやすく、わたしと同じ神族も住んでいる、いわば力のある村。

だからこそ、()()を敷いているわたしに対抗できると夢見て反乱の準備を行っているのだ。

まあお粗末な有様だからわたしに筒抜けなのだけど。

 

帝国に歯向かったというクロスベルとわたしに反抗しようと牙を研いでいるカバネス村。

実行済みか、否かの差はあるものの、状況としてはほぼ同じだろう。

そしてほとんど状況が同じということは、帝国のクロスベルに対する対応はモカモリの国政に活かせるというもの。

 

「正直アレはどう解決しようか悩んでたし、、、早速いい体験ができそう!」

 

人里との関係はモカモリにとっては非常に悩みのタネであり、日々の仕事の5割は間違いなくコレだ。

別にカバネス村程度の反乱でわたしに刃が届くはずがないとは言え、無辜の民や城下に被害が出るので当然避けたい。

けれど事前に企みをつぶしてもいずれ同じことを繰り返すだろうし、反抗に触発されたほかの街や村まで動かれてはメンドウ極まりない。

 

「心を折れれば楽なんだけど、、、」

 

わたしの目標【すべての民に永遠の命を】を考えると、村はおろか、個人ですら粛正や見せしめのような犠牲を強いる行為はできないし、圧政を強いて余力を奪うのもこれ以上は無理だった。

既にプルト森での収穫物でさえ制限をかけて限界すれすれまで追い込んでいる。

それでも反乱の意思が芽生えるのだからモカモリにはもうどうしようもない。

 

この問題はわたしとリブロの仕事を増やしている要因の一部だし、帝国とやらが解決できるなら同じようなこと行えば少なからず結果は出るだろう。

もし失敗してクロスベルなる地域が独立を果たすならそれもまた一興。

先人の轍を踏まなくて済むものだ。

 

「まあこの記事の書き方を見るに、武力で収めるのはほとんど確定だろうけど。

そうなったらでどこまでやるのが効果的かを見れるし、、、

ふふん、ここまで考えてるなんてさっすがわたし!

じゃあ早速見学にでも行こうかな。

で、ドライケルス広場ってどこにあるのかな?」

 

まあ足元の群衆みたいに人が集まっているところを探せばたどり着くはずだろう。




ハイ、内戦からのスタートになります。
厳密には閃のラストシーンくらいですね。

ところで魔女の泉の小説少ない、、、少なくない?
特にモカちゃんの小説となると見た記憶がありません。
だから勢いで書いた。後悔はしている。

魔女の泉も軌跡もそこまで読み込んでいるわけではないので、これおかしいよ、ってところがあればご連絡ください。

後自己満なので非常に遅筆です。
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