邪兎屋の暴れ獅子   作:となりのヘテロ

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この小説は自己解釈、オリ設定をぶち込んでます。


第4話 金庫奪還作戦、開始

それからしばらくして…ニコはあの手この手で金庫の場所を発見することに成功。ニコはようやく依頼品を回収することが出来ると大手を上げて喜び、俺はようやくデュラハンと戦える事に喜んでいた。ビリーにはどん引きされてた

 

「この日をどんだけ楽しみに待ったか…!待ってろよデュラハン…!」

 

「なぁ、ほんとに1人でやるのか?あいつめちゃくちゃ強かったんだぜ?」

 

「ビリー、アルマの目を見て」

 

「え?目?……獲物を狩る時の猫みたいな目だ…!」

 

「そう、彼の目の中には…もうデュラハンしか映ってないはずよ。だからもう何をやっても無駄」

 

「俺、今更ながらにあいつのことが怖くなってきたよ」

 

「ほら、みんな早く!パエトーンの所に行くわよ!」

 

「何グズグズしてんだ、行くぞお前ら!」

 

「互いに別の目的なのにめっちゃ息ぴったりだなオイ」

 

 


 

 

「来たわねパエトーン!金庫の位置はもう把握したわ。 それで、この前頼んでたやつはどうなったの?」

 

「メモリディスクのこと?それならもう修理できているよ。君の予想通り、中には金庫の暗証番号が保存されてたよ」

 

「さぁ、みんな!プロキシのおかげで準備は整った。そろそろ次の計画に移るわよ!アンビー、計画について説明してちょうだい!」

 

「了解、コホン… 諸君、こちらにある新エリー都の地図を見てくれたまえ」

 

アンビーがおやじくさい話し方に切りかえ、今回の作戦について話し始めた

 

「我々の行動計画は、クリティホロウに入り、 上級エーテリアスであるデュラハンを倒して、金庫を手に入れることである」

 

……あれ、こんだけだっけ。まぁ俺としてはデュラハンと戦えればなんでもいいし別に問題ないけど

 

「アンビー、その次は?」

 

「以上よ」

 

「じゃあ、新エリー都の地図を用意した意味は?」

 

「ニコは協力者に舐められないようプロらしく振舞おうと言ってた。さもないと後々値切りが面倒…んむむむむ」

 

大慌てでアンビーの口を塞ぐニコ、あーまた言っちゃダメなことまで話しちまった。というか値切りすんなよ最近黒字なんだし

 

「また余計なこと言って…!ビリー、アルマ!なんでちゃんと見張ってないのよ!!」

 

「俺のせいじゃねぇって!アンビーが準備した"プロ"のミーティングがこんなんだとは思わなかったんだよ」

 

「まず計画とかあったんだな知らんかったわ」

 

「はぁ〜…先が思いやられるわね…」

 

「全部聞こえてるんですけど?」

 

「こ、こほん!とにかく!アンビーが説明した通りけいかくはいたってシンプル!金庫を探して取り戻す!外からじゃホロウ内の状況をリアルタイムで確認することはできないから、中での支援とガイドは任せるわ!」

 

 


 

 

『シャアッ!来たぜホロウ!!!お前ら早く行くぞ!!』

 

「興奮しすぎよ、アルマ。少し待って、パエトーンの最終動作確認しないと」

 

『んぁ?パエトーンまだ繋がってねーのか。まだかまだか?俺はもう血が沸騰しちまいそうなくらい燃えてるぜ?』

 

俺がルンルンしているのを無視してニコは動き始めたプロキシとビリーと話を始めた

 

『アンビー、お前は混ざってこなくていいのか?』

 

「えぇ、貴方が走り出してかないよう見張ってなきゃいけないから」

 

『いい判断だ、今日の晩飯の餃子は肉増し大盛りにしてやろう』

 

「やった」

 

無表情だと言うのにこれでもかってくらい幸せなオーラを溢れ出しながらアンビーは電磁ナタの最終チェックを開始する

 

アイツに似てるな、嬉しいことがあったら雰囲気が柔らかくなって耳パタつかせながら武器を手入れし出すとこととかあったっけ

 

『何してんだろうなぁ…』

 

「何か言った?」

 

『いーや、何も!』

 

「2人とも〜!出発するわよ〜!!」

 

「わかったわ。行きましょう、アルマ」

 

『ようやく戦えるんだな!デュラハンデュラハンデュラハン…!!』

 

「さっきまでまともだったのに…」

 

 

その後、特に大きなトラブルもなく目的地周辺へ到着。エーテリアスに会わなかったのかって?今更木っ端エーテリアスが俺達の相手になるとでも?

 

「うっ…この辺りの空気、やけに淀んでいるみたい」

 

「ああ、俺の視覚センサーの解像度も若干下がっちまってるぜ…」

 

『…10時の方角、少し離れてるがエーテリアスどもが井戸端会議中。デケェ音出したら寄ってくるぜアレ』

 

鉱石の伸びた電柱に登り周囲を確認する、居るのはよく見るエーテリアスだけで特段脅威って訳じゃないが…みんなのこと考えたら避けて通るが吉ってやつさ

 

「プロキシ!アタシ達、目的地に着いたのね!」

 

『……』

 

目を輝かせたニコがリンに話しかけるが応答がない、なにやら目が赤く点滅したり普段の色に戻ったりしている

 

「プロキシ?ねぇプロキシってば!」

 

『……め、んニコ!聞こえてなかった。今なんて言った?』

 

「もう、大金払って雇ってるんだからガイド中ボーッとしないでよね。プロキシのパエトーンさん?これ以上サボるんならインターノットで低評価つけるわよ?」

 

ニコの悪態に一瞬ムスッとしていたが再び目が点滅をし始め、アキラの声が途切れ途切れに聞こえる

 

『みんな、ホロウの活性…H.D.Dの信…に支……きた…てるみたいだ。 は……ないようにし……りついてきて!』

 

「ん?店長、なんて言ったんだ?」

 

「プロキシ先生、もう一度お願い」

 

『…………』

 

「ちょっとプロキシ?大丈夫?」

 

皆が話しかけてもプロキシは返事をすることはなく、ポテポテと歩き始める

 

『……ニコ、パエトーンのそばにいろ。ビリー、アンビーはニコとパエトーンを囲むように移動しろ。俺はこのまま上を進みながら周囲を警戒する』

 

「え?う、うん。わかったわ!」

 

通信の最後はアキラの声で【H.D.D】がどうこうって言ってた。つまりホロウ内にいるイアスじゃなくてビデオ屋のスパコンに何かが起きてると見て行動すべきだ

 

「どうしたんだよ、アルマ!」

 

『反応がねぇってことは今、プロキシ兄妹に何かが起きてることは間違いねぇだろ。イアスにも戻ってねーんだ、突然変な動きでもしてエーテリアスども呼び寄せたり、ひとりで走って居なくなってみたりしてみろ。前者はともかく、後者なら俺たちお陀仏だぜ』

 

俺がそういうとハッとしてビリーは二丁拳銃を構える

 

『気に入らんが、今はこの状態のイアスに着いてくことしか出来ねぇ。全員警戒態勢で行動するんだ、いいな』

 

「おう!」

 

「わかったわ」

 

「ぐぬぬ…アタシがボスなんだけど!!」

 

 


 

 

「GRRAAAAAA!!」

 

『オラよッ!』

 

その後、イアスから突然耳をつんざくような爆音が鳴り響いて周囲のエーテリアスどもがわんさか溢れ出てきた

 

『ハァ…一発で、消し飛ぶッ、雑魚相手…なんにも楽しくねぇ!』

 

ただ拳を振り下ろすだけ、足を蹴り上げるだけ、地面に叩きつけるだけ…そんな単純作業のような事ばかりをしている。デュランは出てこないし、未だに兄妹は戻ってこない

 

『あーなんかイラついてきた、()()使うか…?』

 

「アルマ、こっちに来て!!」

 

『ん?』

 

電車の後ろに隠れているニコに呼ばれ、すぐに近づくと息を殺しているアンビーとラジカセのような機械を見ているビリーがいた

 

『どうした?』

 

「さっきで4回、ホロウ内安全活動推奨時間が過ぎた。オマケに…」

 

「すぐそこにホロウ調査チームが居るの。戦えばその音で見つかってしまうわ」

 

『げっ、今からスニークミッション開始ってことか?苦手なんだよなぁ、毎回最後は見つかるし学校から同じチーム組んでたヤツに信じられないくらいいつも怒られてたんだよ』

 

"アルマ、待ちなさい!1人で突っ込むな!"

 

"どうしてそんなに早く手が出るの!"

 

"アルマ、待ちなさい!コラー!!"

 

"(みやび)、アルマ。今日という今日は私の指示通りに…ちょ、コラ!話聞きなさい!!"

 

って怒鳴り散らかされてた日々の記憶を思い出してきた。楽しかったなぁ

 

「なんか想像できるな…じゃなくて!お前の意見も聞きたいと思ってよ」

 

『意見?』

 

「そう、あの調査員にイアスを引き渡してこのホロウから脱出するか、このまま進むかってことだ。アイツらキャロット持ってるだろうしプロキシ渡せば手柄として減刑…」

 

『却下だ、元治安官として言わせてもらうがプロキシ引き渡したところで禁固刑は確定、釈放後はGPS首元に埋め込まれて居場所を常々監視されるんだよ』

 

治安官時代に山ほど見てきたからなぁ、プロキシと仲間割れ起こして引き渡して来た後にじゃあ禁固刑とGPSね、って言われて絶望するホロウレイダー…

 

「えぇ!?そうなのか!?」

 

『当たり前だろ、減刑なんて口先だけだ』

 

「ビリー、声が大きい。それならこの案は無しね。ニコ、それでいい?」

 

目が赤く染ったイアスを眺め、ため息を吐きながらゆっくり地面にイアスを置くニコ

 

「…えぇ、問題ないわ。早く先に進みましょ」

 

 


 

 

「わぁあ、アルマの髪がホロウに侵食されて化け物になったぁ、ぐるぐるぐる…」

 

『フハハハ!どうだ動けまい!!我が毛量を前にひれ伏せ!ニンゲン!』

 

「お、おいアンビー?いきなり何してんだ?なんでお前も乗ってんだよアルマ…」

 

「ごめんなさい、ニコを笑わせようと思って。私にこういうのは向いてないと再確認した」

 

『アンビーの頑張りを無下に出来ないだろー?』

 

俺達がふざけているとニコが再びため息を吐き、しゃがみこむ

 

「はぁ…アタシらしくないことをしたわ……金銭至上主義の邪兎屋、自分のこと以外はどうでもいいのがアタシの信条だってのに」

 

『ニコは自分が思うほど銭ゲバじゃないってことだね!』

 

「はは、別に慰めてくれなくていいわよ。ストリートで育った人間の本質はあたしが一番よく知って……いやぁあああああああ!!?」

 

『お、戻ったか。パエトーン!』

 

『ごめんお待たせ!実はさっきからいたんだけど…』

 

『3人はふざけあってて、ニコは感傷に浸って気がついてなかったみたいだね』

 

「え、てことは…ぜん、ぶ、聞かれて…うっ、うぅううう!」

 

『R値255の赤だぞビリー、今のニコの顔』

 

「本当だ、すっげー赤い」

 

「お黙り!!プロキシが戻ってきたんなら金庫奪還作戦続行よ!!」

 




アルマの同期の1人は刀の扱いが超得意。アルマも教えてもらったがアルマのパワーに刀が耐えきれず崩壊した事で「向いていない」と言われて断念。

もう人の同期は銃の扱いが上手かったので教えて貰っていたがどう足掻いても的に当たらずあさっての方へ飛んでいくので「銃を使うのはやめなさい」と言われて断念。

アルマはこの日少し泣いた

結果としてアルマはアレを武器に決めることとなる
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