がっこうぐらし!恋愛死に別れEND『この身命を愛に捧ぐ』攻略(たどり着けるとは言ってない)   作:ヒャル

4 / 6
 (参考資料として漫画版原作全巻とアニメ版公式ガイドブックが揃ってから)初投稿です。


3.三階制圧戦

 るーちゃんとチョーカーさんを連れて学園生活部に合流したゲームの続きはっじまーるよー!

 

 軽く自己紹介して、荷物から食べ物と飲み物を出していきます。まずうちさぁ、ご飯…あんだけど、食べてかない?

 

「わぁ、いっぱいあるね!」

 

「菜園の野菜しか出せるものがなくて、どうしようか困っていたところでしたから…重ね重ね、ありがとうございます」

 

 皆の正気度を高く保つ為には良い食事が欠かせません。

 さくら君とるーちゃん、チョーカーさん合流で正気度が回復したとはいえ、アウトブレイク発生で大幅に正気度を削られ、睡眠による回復も寝具もなしに野晒しの屋上で取ったことから寝ないよりはマシ程度にしか行えていないのが今の学園生活部です。

 

 この状況でちぎって洗っただけのキャベツの葉など、ウサギの餌のようなものを食べさせられれば更に気分が下がって正気度が減ってしまいます。

 学校スタートの場合は三階制圧を急ぐしかありませんが、外部スタートで早期に合流する場合はこのようにまともな食事を持ってきてあげるのが鉄板プレイです。

 

 …とはいえ、初期に『かれら』を倒しまくった後は肉を受け付けなくなる等、食事の種類にも意味があるのでその辺も注意です。

 さくら君の場合、後の『きもだめし』イベントで謎に流行るうんまい棒タバスコ味のような激辛ものを食べさせると少し正気度が減りますし(

 

「じゃあわたしはこれ!」

 

「現金なやつだな…あたしはこれで」

 

「私はこれにしようかしら」

 

 皆は次々と好きな食べ物を選んで行っていますね。…ゆきちゃんはチョココロネ、くるみはツナマヨおにぎり、りーさんは鮭おにぎり、チョーカーさんはクリームパン、めぐねえはコッペパンですか。

 彼女たちが嬉しそうに朝食にありつく様を後目に、さくら君は一旦離れて一人になります。

 

「…あら?佐倉先輩、どこに行かれるんですか?」

 

 ちょっと風に当たって気分転換してから食べると答えます。

 ずっとここまでソロ戦闘してきて、神経が苛立ってるからね、仕方ないね。

 

「ここまで一人で大変だったでしょうしね…遠慮なくゆっくりしてきて。何かあったらすぐ知らせに行くから」

 

 りーさんやめぐねえに心配されながらも屋上の端っこ、皆が集まっている階段前から見えにくい位置でこっそりと嘔吐します。

 

 …前述の通り、さくら君の特徴『男子の一分』は特定条件下で正気度減少を大幅に抑えることができるという強力なものですが、効果が切れたタイミングで反動が来ます。当然、溜めれば溜めるほど反動は大きくなります。

 見かけの消耗が少ないからとそのまま三階制圧戦に突入すると、反動でりーさん並に低い正気度が吹っ飛び早々に精神障害を発症したりします(1敗)

 

 なのでこうしてこまめに一人になってバフを解除し、反動が大きくなる前に解消しておきましょう。

 

 

 深呼吸をしながら風を浴びて気分転換を終えると、酸っぱい臭いでバレないようにミルクティーを一口飲んでから皆の輪に戻ります。

 残っていた炊き込みご飯おにぎりを取りつつるーちゃんセラピーを……るーちゃん飴ちゃん食べるかい?

 

「たべる!」

 

 よしよし、ポケットに入ってたいちごミルクの飴をあげようねぇ(なでなで)

 

「もう…あんまり佐倉先輩に甘えすぎちゃ駄目よ?るーちゃん」

 

 かまへんかまへん。

 こういう非常時はどうしても人心が殺伐としがちだから、こうやって心の余裕を持つよう心掛けるのが大事なんや。

 

「確かににそうだな…」

 

「んっんっ……ぷはぁ!…あれ、どうしたのたかちゃん?」

 

 チョーカーさんに視線を向けられて、メロンソーダをがぶ飲みしていたゆきちゃんが首を傾げていますが彼女もまたムードメーカーとして正気度を高く保つのに重要な人材です。

 『ゆきちゃん化』すると周囲の正気度にスリップダメージ撒くようになるけど。

 

 

 るーちゃんセラピーで正気度を回復させたら、屋上の柵際まで移動して校門から大勢の『かれら』がやってくるという親の顔より見た光景を確認します。

 めぐねえ、この辺にぃ、うまいラーメン屋の屋台、来てるんすかねぇ?

 

「何これ、すごい数……」

 

 ぞろぞろ集まってくる学生の『かれら』にめぐねえが絶句しています。

 何の理由もなく押し寄せてくるとは思えないし、何か理由があると思うんすよねぇ。…例えば、時間とか?

 

「今頃は、本来だったら登校時刻だけど……まさかとは思うけど、生前の記憶で動いてるってことか?」

 

 そうだよ(便乗)

 くるみの発言に同意しつつ、三階制圧の際には『かれら』の動きに特徴がないか気を付けてみるので、皆も『かれら』の生態で気づいたことがあったら情報共有して欲しいと言っておきます。

 

「…やっぱり、貴方も校内を制圧していった方が良いと思っている?」

 

 静かに首肯。

 屋上に引き籠ってもジリ貧になるだけというのはめぐねえもわかっています。でも、自分の提案で生徒に危ないことをさせるのに責任を感じてしまう為、りーさんの次に柔らかいめぐねえのメンタルの安定の為にもさくら君が率先して制圧に向かう姿を見せます。

 

「でも、桐吾君もここに来たばかりで疲れているでしょう?もう少し休んでからでも……」

 

 休むならなおさら屋内の方がいいっすよ。

 それに、いつまでもりーさんやるーちゃんを野晒しの場所に立たせてるのも心苦しいし?

 

「それは……」

 

「あたしも行くよ、めぐねえ。2人がかりなら、1人の負担もそんなじゃないだろ」

 

 学園生活部のメイン戦力、くるみ姉貴もスコップを担いで立ち上がります。彼女が積極的に動いてくれるなら三階制圧戦はほぼ勝ち確です。

 

「恵飛須沢さんも……なら、私も行きます!生徒に戦わせて、教師の私が安全な場所で待っているわけにはいきません」

 

 素直に頼ってくれてもいいんだけどなぁ……

 

 さくら君は生徒ではありませんが、未成年の学生かつ年下の従姉弟ということもあり庇護対象という意識があるのでしょう。

 現状のめぐねえは戦力にはなりませんが、無理に置いていくのも良くないので本人が強く希望するなら連れて行きましょう。ただ、前線に出すと負担と事故率が増えるだけなので後方での警戒をお願いしておきます。

 

「あたしらも戦ってる時に周りを見る余裕はないだろうから…背中は頼むよ、めぐねえ」

 

 くるみもうまく話を合わせてくれています。これでめぐねえの正気度減少も最小限に抑えられるでしょう。

 心配そうにこちらを見ているりーさんに屋上残留組を見ているようお願いして、いざ三階へ。

 

 

 さて、巡ヶ丘学院高校三階の間取りについて説明しましょう。

 

 校舎の中央と両端の3か所に階段があり、それぞれの階段近くにトイレが配置されているのは一階から三階まで共通です。この内、中央の階段だけが屋上まで続いています。

 

 屋上から三階に入って右手にはA組からD組までの二年生の教室と寝室候補の資料室がありますが、バリケードに使う机と椅子は探索の必要なく見つかりますしそれ以外設備やアイテムに特筆すべき点はないのでとりあえず制圧だけできれば問題ありません。

 二年生のみーくんと圭ちゃんはまだモール籠城中でいませんしね。

 

 対して左手には物理実験室・化学実験室・音楽室・LL室とそれらの準備室。放送室と放送機器室。生徒会室と生徒指導室。そして校長室・職員室・職員休憩室・職員更衣室があります。こちらは打って変わって重要な部屋が多いですね。

 設備が整っており学園生活部の部室に改装される生徒会室。職員用緊急避難マニュアル(SAN値直葬禁書)が眠る職員室。寝室候補であり『あめのひ』のラッシュ解除ギミックで重要となる放送室。その他『おてがみ』イベントで使うヘリウムガスがある化学実験準備室等…これらは今後の円滑なプレイの為にもしっかり制圧しておきたいところです。

 

 

 そんな三階ですが、最も一般的な高校スタートでは最初に制圧するエリアなこともあり、難易度は低めです。『かれら』は階段が苦手なので、一度下校すると三階まで上がってくる個体が少ないですしね。

 その為、プレイヤーが後方キャラで戦えない場合でも、KRM姉貴に丸投げすれば大抵なんとかなります(プレイヤーが屋上に残ってめぐねえだけ同行させるとそっちはそれなりの確率で帰らぬ人になるけど)。

 

 

 ならば、戦闘型やさくら君のようなバランス型のキャラクターであればくるみと手分けして左右のエリアをそれぞれ攻略することで早期に三階制圧も可能…のように思えますが、そう甘くないのがこのゲーム。

 

 NPC任せにしていると原則その部屋に相応しい数の『かれら』が配置されますが、プレイヤーがいる場合はランダムで配置の抽選が行われ1%の確率で三階の部屋であろうとモンスターハウス化します。

 何なら一度部屋にいつ『かれら』を殲滅しても、封鎖するなり区画を完全制圧するなりして、『かれら』の出入りが絶対にない状態にしない限り時間を置いてまた入ると『かれら』の再配置が行われ何度でもモンスターハウス化し得ます。

 

 それだけなら隠密能力の高いさくら君なら何とかならないこともないですが…厄介なのは知り合いの『かれら』がいたパターンです。

 それまで天下無敵の無双ゴリラだったくるみ姉貴が『かれら』化しためぐねえに不覚を取ったように、知り合いの『かれら』との遭遇は予測できない上にそれを目撃してスタン状態になったり、そうと気づかず倒してから気づいて正気度に大ダメージを受けたりとソロ戦闘では致命的になりかねない影響を及ぼします。

 このデータのさくら君は同居家族は全員死亡していますし何なら出てきてもそんなにダメージにはなりませんが、正気度上限が低いので仲の良い後輩の『かれら』を倒してしまった程度でも無視できないダメージを受けます。

 

 なので、三階制圧戦ではくるみとのタッグで戦闘しいざという時はフォローしてもらえるように立ち回るのが安牌です。

 経験値目当てにガンガン暴れるのもプレイとしては間違っていませんが、今回はまったりプレイでRTAじゃないからね。経験値はコミュの方で稼ぎます。

 

 

 屋上の階段を下りて廊下には…2体か。

 このくらいならさくら君が暗殺した方がスマートに進むので、ちゃちゃっと暗殺します。

 

「…随分手際がいいんだな」

 

 おや、くるみはまだ心を許してくれていない感じかな?

 OBでめぐねえの従姉弟とはいえ、彼女からすればさくら君は知らない成人間際の男性に過ぎませんからね。チョロいゆきちゃんとめぐねえ、恩があって警戒心ガバガバのりーさんとチョーカーさんは完全に気を許していますから、警戒心が強めのくるみは自分だけでも冷静に信用できるか見極めようとしているのでしょう。

 

 ここは“るーちゃんを連れてここに来るまでに慣れざるを得なかった”と答えておきましょう。事実だしね。

 

「…ごめん、変なこと言った」

 

 ええんやで。

 この後、左手側の各部屋制圧は『かれら』が0か2、3体しかいない当たりの乱数を連発してただのくるみ姉貴無双になったのでちょっと倍速。

 

 

「…連中、少なくないか?あたし、無双ゲーみたいになることを覚悟してたんだけど」

 

「そうですね、あれだけの数が校門から入ってきた以上、校舎の中にもかなりの数がいるはずですけど……」

 

 三階制圧戦の前半があまりにもあっさり終了したので、くるみとめぐねえが首を傾げています。

 “『かれら』は足を引きずるように移動するから、階段のような段差が苦手なのではないか?”と彼女たちより多く『かれら』を見てきた経験から推論を述べてみましょう。

 

「…たしかに、あいつらとろいもんな。ジャンプとかできそうにないし」

 

「ということは……上の階ほど、安全……?」

 

 モンスターハウスとの遭遇がなかったので、2人ともあっさり納得してくれました。

 とはいえ、ずっと校庭をうろついている個体などその場から動かない個体も一定数いるようなので、そういった個体が一ヶ所に固まっている可能性も提示して油断は禁物だとも付け加えておきます。

 

「それは…そうね。そもそも、階段を通る屋上への扉まで殺到してきたから、苦手ではあっても絶対に階段を通れない、というわけでもないだろうし……」

 

「まあ、こんな時に油断しないなんて当たり前だからな。心配いらないさ」

 

 よしよし。

 くるみ姉貴だけならともかく、めぐねえもいる状態での慢心は(めぐねえの)死亡フラグです(114514敗)。

 

 ――では中央階段へ折り返しますが、なんだかめぐねえが足手まといであるかのような表現が多くなっている気がするので、一応フォローを。

 人気のある先駆者兄貴たちの動画(作品)では覚醒していることが多いので頼りなく見える未覚醒めぐねえですが、生徒から人気のある教師ということで健在の間はキャラクター間の不和を緩和するという能力があります。

 ステータスも高く、料理など豊富なスキルを持つので直接戦闘以外の作業ではかなり頼りになります(なんで料理が得意なのか聞くと落ち込むけど)。

 

 弱点は覚醒しないと正気度上限がりーさんの次に低く、戦闘で役に立たないことですがこのように三階制圧戦に連れ回して流血沙汰を見ることに慣れさせると、非殺傷武器なら持たせられるようになります。

 『あめのひ』のラッシュを捌くにはそれだけでもありがたいですし、自衛ができるようになるだけでも事故率が大きく下がります。

 うっかり死なれると全員の正気度に大ダメージが入ると共にゆきちゃんが『ゆきちゃん化』してしまうので。

 

 

 っと、2-A教室の制圧が終わったので、実況に戻りましょう。

 2-A教室は1体しかいなかった『かれら』が瞬殺されて終わったので、続く2-B教室の制圧に取り掛かります。

 

「うぇ、ここは多いな」

 

 2-B教室には10体ほどの『かれら』が徘徊していますね。これまでが楽勝ムードだっただけに、一層厄介に思えてしまいます。

 

「…これまで通りあたしが殴り込んで注意を引くから、佐倉先輩はサポートをお願いしていいか?」

 

 おかのした(戦術クルミ・クルミ)

 くるみ姉貴が数に怯まず敵中に飛び込んでスコップを振り回し、さくら君はその横や斜め後ろに回り込もうとする個体をバールで殴り倒していきます。

 正面切っての戦闘ならともかく、くるみしか見えていない状態で横から殴れば普通の戦闘系スキルがない現状でも一撃で沈められます。

 

「っ、めぐねえ!」

 

 おっと、くるみがスコップを振りぬいたところで叫びましたね。

 振り返ってみると、ロッカーの中に隠れていた『かれら』がめぐねえに迫っています。何で今まで奇襲型いなかったのに多い部屋で出てくんだよ(憤怒)

 

 一応めぐねえもモップで武装していますが、ダメそうなので急いで引き返して隙だらけの『かれら』を殴り倒します。

 

「…ぁっ」

 

「サンキュー佐倉先輩!これで……最後っ!」

 

 主力の方も最後の1体がくるみに沈められて、教室の制圧が完了します。

 いつの間にかへたり込んでいためぐねえを助け起こして、モップも拾って渡します。

 

「……ありがとう、桐吾くん」

 

 ええんやで。

 そのための右手、あとそのための拳ってやつ?

 

「さっ、もう少しだからもうひと踏ん張りだ。めぐねえも、あまり無理はしないでくれよ」

 

「え、ええ……」

 

 めぐねえをまたしょんぼりさせてしまいましたが、まあこれは仕方ないしただちに影響はないはずです。

 後は三階制圧が終わるまでカット。

 

「ふぅ……何とかなったか。後はバリケードか何かを作って階段を塞げば安全だよな?めぐねえ」

 

「ええ、幸いあまり時間がかかりませんでしたから、今日いっぱい使えば3か所とも……桐吾くん、そういえばご飯はどのくらい残ってる?」

 

 ええっと、主食になりそうなのはおにぎりが昆布と焼き明太子、和風ツナマヨで3個。パンがアンパンとカレーパン、ウィンナーパンとイチゴジャムサンドで4個っすね。

 

「お昼の分は何とか足りるけど、夜までに他の食べ物を探さないといけないわね…」

 

「いや、あたしはいいよ。食欲出そうにないし…」

 

 おっと、これはいけませんね。

 戦闘慣れする前に多くの戦闘を行うと、食欲が減退し食事を食べたがらなくなります。しかしステータス上での空腹値はしっかり減少している為、食欲がないからと言って放置していると徐々にデバフを受けていきます。

 チョコとか軽い食べ物も持ってきてあるから、そっちでいいから食べてくれよな。

 

「…うん、ありがとな。佐倉先輩」

 

 くるみとも打ち解けられたところで今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 




 ロング派なので学園生活部ではりーさんとめぐねえが好きです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。