がっこうぐらし!恋愛死に別れEND『この身命を愛に捧ぐ』攻略(たどり着けるとは言ってない)   作:ヒャル

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 (番外編『おたより』が通販で届いてから)初投稿です。

 こちらがさくら君のデータになります。
 https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=321971&uid=258917


4.三階拠点化~緊急避難マニュアル閲覧

 

 三階制圧戦が無事完了したゲームの続きはっじまーるよー!

 

 

 というわけでさくら君・くるみ・めぐねえの3人で制圧した三階に屋上で待機していた4人を迎え入れます。

 

「こっちもまだ安全じゃないんだろうけど……屋上よりも落ち着くね」

 

「周りに壁がある、って安心感があるんだろうな。屋上だと校庭をウロウロしてるのも見えるし…」

 

「…それで、今度は三階の安全を確保する為にバリケードを作る……のよね?めぐねえ」

 

「はい。階段は3つありますから……」

 

 めぐねえの提案する計画は、まずバリケードの主な資材となる椅子と机を運び出す二階教室から一番遠い職員室側階段を、『かれら』が素通りできない最低限の机だけ運んで簡単に封鎖。

 それから2組に分かれ、1組は中央階段と教室側階段にバリケードを作成。もう1組は食料やバリケード資材などの物資を探す為に三階を探索。

 それが終わったら疲労具合や探索結果を見て人員を入れ替えつつ、半分は職員室側階段のバリケード作成と探索を行う、というものです。

 

 まあ、問題はなさそうです。身体能力が低いゆきちゃんやるーちゃんは探索に必要なステータスの直感が高いですからバリケード作成より探索に専念してもらった方がいいですし、バリケードを一塊にする為の針金やワイヤーのような紐状の資材は早めに欲しいですしね。

 

「じゃあ、ゆきとるーちゃんは探索に行ってもらうか。それだけだと危なっかしいからあともう一人…」

 

 じゃあ、チョーカーさんに護衛についてもらいましょうか。

 活動範囲の拡大の為には戦闘要員の頭数の増加は不可欠ですし、るーちゃん(天使一号)ゆきちゃん(天使二号)のセラピーで調子を完全に戻してもらいましょう。

 万が一『かれら』が現れても2人を逃がしつつ退くことが出来る程度には正気度も回復しているでしょうし。

 

「え、私?大丈夫だけど…」

 

「たかちゃんが一緒なら安心だね!」

 

「…うん、任せて。由紀」

 

 るーちゃんのこともよろしくなー。

 

「とーにい、なにかほしいものある?」

 

 おや、わざわざ欲しいものがないか聞いてくれるとか天使かな?天使だったわ。

 じゃあラジカセとか、ラジオが聞けそうな物が欲しいかな?

 

「わかった!」

 

 放送室で見つかることのあるラジカセのような、ラジオを聞けるアイテムはできるだけ早期に獲得したいアイテムです。

 

 理由は3つ。まず、何かの通信を拾うことで外にも生存者がいるという希望を持たせることがフラグとなり、『えんそく』が解禁されます。

 リバーシティ・トロンまで行けば高校では手に入らない様々なアイテムが手に入る上、ほぼ確定でみーくんと太郎丸が加入するので何としても起こしておきたいイベントです。

 

 二つ目は圭ちゃんの救出です。みーくんと喧嘩別れした圭ちゃんは足を捻挫して巡ヶ丘駅北口の駅長室に逃げ込み、救援要請を発信してきます。

 これを受信できないか、後回しにしてその日のうちに助けに行かないと圭ちゃんは死亡します。

 このイベントが起きるのは大抵『あめのひ』の後ですが、早まることもあるので彼女を救うためには早めのラジオ入手が不可欠です。

 

 三つ目は『巡ヶ丘ワンワンワン放送局』の放送です。毎日夕方17時頃に流れるこの放送は正気度回復手段としてかなり優秀ですので、聞けるようになったら可能な限り流し続けるくらいでいいと思います。

 突然聞けなくなると今も放送が続いているか心配して皆の正気度が下がってしまいますが、『あめのひ』のラッシュを捌く為に囮として『かれら』の中にラジオを投げ込むとかしなければ聞き続けられるはずなので、慢心せずラジオを丁寧に扱えばそんな事態にはなりません。

 

 そしてここからが重要ですが、放送内で住所を聞き迎えに行くことで、DJお姉さんを仲間にすることが可能です。

 しかし彼女が確定で住所を話してくれるのは『そつぎょう』イベント後の放送のみで、そのタイミングだと既にDJお姉さんは空気感染してしまっており手遅れ、シェルターの物資とキャンピングカーは手に入りますがお姉さんは仲間に出来ません。

 それ以外の放送で住所をいつ、何回話すかは完全にランダム。運が悪いと序盤に一回言ったっきりというケースもありえます。なので少しでも早く放送を聞けるようにして試行回数を稼ぐしかありません。

 

 DJお姉さんは流れに身を任せるだけでは絶対に仲間にならず、かつ積極的に救いに行っても会えるかは運次第というレアキャラの為非常に優秀なキャラクターですので、出来れば仲間にしたいところ。

 

「よっし、まずは机を運ぶとこからだな!」

 

 というわけで、残るさくら君・くるみ・りーさん・めぐねえの4人でバリケードの作成を行います。

 

 ただ、三階制圧以降は正気度が大幅に削られるイベントのフラグが立つので正気度を高く保つ必要あり。デバフで正気度上限が低いさくら君の場合は可能な限り最大値を保つくらいでちょうど良いです。

 というわけで、バリケード作業も作業効率より周囲とのコミュを優先して行っていきます。経験値も入るしね。

 

 へい、りーさん!作業は順調かい?

 

「あっ、佐倉先輩。…その、バリケードですけど……ここに、こうして積み上げようと思うんですけど、どうでしょうか?」

 

 何か芸術的(ONDISK)

 (原作のバリケードもこんな感じだった気がするし)ええやんええやん!

 高い場所での作業とか、机を上に上げる作業は大変だろうし手伝ったるでぇ~。

 

「でも、佐倉先輩も働きづめでお疲れでしょう?私だって力がないわけではないですから、自分でやるので先輩はもう少し楽な作業を…」

 

 やだよ(即答)

 女の子に、後輩に力仕事任せて楽な仕事するのが先輩として正しいわけないだルルォ?

 今回はりーさんとの恋仲ルートが本命なので、りーさんには姫をあやすように優しく接しないとね。

 

「…本当に変わりませんね。佐倉先輩は」

 

 りーさんが小さく笑みを漏らします、どうやらこの2人、昔からこんなやりとりをよくしていたようですね。

 在りし日の日常を感じさせるやりとりに、お互いの正気度が回復します。いいゾ~これ。

 2人が良い雰囲気で作業しているので気を遣ったのか、くるみとめぐねえはもう片方のバリケード作業に専念してこちらには来ませんでした。

 

 …黙々とバリケードを積み上げる映像を流しても仕方ないのでしばらくカット。

 

 

 教室側と中央の階段のバリケード設置が終わったところで遅めの昼食です。ちょこちょこ成果物を生徒会室に運んでいた探索組も戻ってきて一緒にお昼。

 

 るーちゃん、ゆきちゃん、良い物見つかった?

 

「ラジカセあったよ!でも、なんか変な音がするんだよね。CDを入れてみてもきれいな音が出ないし…」

 

 アンパンを頬張っていたゆきちゃんが『放』と貼り紙がしてあるラジカセを見せてくれます。

 

「…そういえば、放送室のラジカセの調子が悪いから業者の人に見てもらおう、って放送部の子が言ってたような」

 

 ラジカセは見つかったものの故障中ですか……

 

 ラジオは一応購買部でも見つかることはありますが、確定ではありませんし…次のレベルアップで《機械修理》でも取りますかね。主要キャラクターに機械修理持ちはいなかったはずなので、車が故障した時とかに役立ちますし。

 戦闘系スキルの習得がまた後回しになりますが、我らのKRM姉貴がゴリラパワーで何とかしてくれるでしょうきっと(

 

 るーちゃんは何か良い物見つかったかな?

 

「うん!むかし話がいっぱいの本、見つけた!」

 

 口元にジャムを付けながらにっこり笑って、嬉しそうに戦利品の本を見せてくれる様に心が和みますね。

 

 しかし昔話全集みたいな本とは…文芸部か演劇部の子の持ち物かな?

 こういうのがあるなら、読み聞かせとかやるのもいいかもしれませんねぇ。作業ばかりでは精神が荒んでいくので、ある程度の娯楽は必要です。

 

「わぁ、楽しそうだね!」

 

 こういうのが好きなゆきちゃんもノリノリですね。

 読み聞かせ役についても、ちょうどここに現役国語教師のめぐねえが――

 

「…そういえば、桐吾くんは朗読が上手いってよく褒められていたものね。中学校の、図書委員の仕事でしたっけ」

 

「とーにいがしてくれるの?たのしみ!」

 

 …あれ、なんかさくら君がやることになってる?

 まあ、上手くやればコミュイベントとして色々美味しいことになりそうですし頑張りますか。何よりるーちゃんの期待が籠ったキラキラの瞳……あの目は裏切れねぇ(ORG)

 

 この後は、再びりーさんといい雰囲気で黙々とバリケードを組み上げるだけなので勇気の4倍速。夕食もまだ物資の整理が終わっていないので、すぐ食べられるカップ麺でしたし。

 

 そういえば、三階の完全拠点化が完了したことでシャワールームが開放されます。シャンプー等消費物資の種類は増えますが、皆大喜びで正気度が大きく回復していますね。

 シャワーは良質な食事・睡眠と並んで生活サイクルの中で正気度を回復させられる行動なので、電力やシャンプー等の残量に気を付けて毎日行えるようにしておきましょう。

 

 あ、これR-18版なのでシャワーシーンが映っちゃいますから、その辺はBANされないようにカットで。

 まあ男性キャラでやってると女性キャラとは原則一緒にシャワーは浴びれませんから、見たがる人もいないでしょうが。

 

 …男のシャワーシーンでも見たい?なんでホモが湧いてるんですかね……

 

 

 さて、さくら君もシャワーも浴びてリフレッシュ!これで正気度はほぼ満タンよ!(上限が低いから最大値になりやすいとも言う)

 これだけあれば唐突にりーさんが爆死するとか余程の理不尽がない限り、何が起ころうとも大丈夫です!

 

「……桐吾くん、ちょっといいかしら?」

 

 おや、後は寝るだけかと思っていたのですがめぐねえが来ました。また君か壊れるなぁ…

 

「ちょっと、職員室で探したいものがあるの」

 

 おっと、これは職員用緊急避難マニュアル(SAN値直葬禁書)閲覧イベントですね。

 

 職員用緊急避難マニュアルは簡単に言うと、読んだキャラクターの正気度に大ダメージを与える代わりに秘匿された地下エリアが開放されるフラグアイテムです。

 

 地下には『かれら』化を治療する抗ウイルス剤があるので、故意感染ルートで初日に回収されたり、感染エンド狙いで治療されないように闇に葬られたりとプレイヤーによって様々な扱いをされるマニュアルですが、プレイヤーが手を出さない場合三階の職員室側制圧がフラグとなってめぐねえが取りに行くイベントが発生するようになります。

 

 この時プレイヤーの身分が大学生以上かつめぐねえの好感度が低くなければ一緒に見に行こうと誘ってくれるので、さくら君の場合はこちらからアクションを起こす必要はありません。

 高校生以下の場合は誘ってくれないので、フラグが立ったらめぐねえが一人で職員室に向かわないか注意しておくといいでしょう。

 

「確かこの棚の……これね」

 

 2人で職員室に移動し、めぐねえが教科書棚から10ページ程度の薄い冊子を取り出します。

 

「職員用緊急避難マニュアル。教頭先生から、緊急時にのみ読むように言われていたものなの」

 

 目の前の机に置かれるマニュアル。もう後戻りはできません。

 

 ……ちなみにこの時、めぐねえが持ち帰って皆で読みましょうと自爆テロ予告を言い出すこともありますので、その時は全力で止めましょう。

 その時点で三階の拠点化が終わっておらず屋上で公開閲覧会が開かれようものなら、全員の正気度が吹っ飛ぶと共にめぐねえが屋上から飛び降りて発狂祭りというデスコンボが発生します(地獄絵図)

 まあだがそれがいいって特殊性癖の持ち主もいるのでしょうが……

 

「《機密保持条項》?普通の緊急避難マニュアルにしては変ね……」

 

 ソウデスネー(棒)

 

 そしてページがめくられ…やべー文面が山盛りのマニュアル本文が姿を現します。

 ……うん、さくら君にも正気度に大ダメージが入りますが、特徴のおかげで軽減されて悪影響が出るレベルにはなってはいませんね。少なくとも、今は。

 問題はめぐねえですが……

 

「――どういうこと……感染症?生物兵器?これじゃ、まるで……」

 

 目を見開いてカタカタ震えています。…駄目そうですね。

 やっぱり覚醒してないとキツいか……

 

「…たった15人?それじゃ……まさか、この学校そのものが……」

 

 めぐねえ?めぐねえー?

 

「私のせいだ……誰かが、私がちゃんとこれを見てれば……こんなことに」

 

 めぐねえ!(肩ガシッ)

 

「と、桐吾……くん?」

 

 めぐねえは悪くねぇ!めぐねえは悪くねぇ!(LUKE並感)

 

「でも……みんなを巻き込んだのは、私たち大人で。大人はもう……私一人。だから、全部……!」

 

 うるさい馬鹿野郎!

 悪い大人なんかよりめぐねえの方がずっと凄いんだ!頼もしいんだ!

 

 めぐねえは悪くない!

 俺たちを誰も死なせなかった!

 導き抜いた!守り抜いた!

 悪いのは全て知っていた大人たちだ!めぐねえは、正しいんだ!

 

「桐吾くん……!」

 

 めぐねえがさくら君に抱き着いてきます。さくら君の熱い説得が届いたようですね。

 

「ごめんなさい。でも、ちょっとだけでいいから……もう少しだけ、こうさせていて……」

 

 その言葉に応じるように、こちらからも抱きしめ返します。さくら君の正気度も回復して一石二鳥ですからね。

 

 

――――――――

――――

 

 

 はい、カットから復帰しまして現在地は寝室前です。

 

 めぐねえが落ち着いた後、軽く話し合った結果マニュアルのことはまだ他のメンバーには明かさないことになりました。

 やっと安全圏を確保できたばかりで、まだショックが色濃いだろう生徒たちに新たな衝撃を与えるべきではない、と。頃合いを見てめぐねえから皆に話してくれるそうです。

 

「…じゃあ、私は夜の見回りに行ってきますから。夜更かしはしないようにね?」

 

 さくら君は優等生だから悪いことなんてしません!(より良いクリアに必要な行為を除く)

 しかしめぐねえの顔がなんか赤い気がしますね……めぐねえは年齢=恋人いない歴族のはずだから年頃の異性と密着したのは初めてだったのかな?まあ従姉弟だし変なことにはならないと思いますが。

 

「じゃあ、おやすみなさい」

 

 おやすみ、めぐねえ。

 

ガチャリ

 

 男性ということで一人だけ別に用意された寝室に入ってしっかり扉を閉めます。

 ついさっきまで人を安心させるような微笑みが浮かんでいたさくら君の顔が、あらゆる感情が抜け落ちたような有様になっていますが、精神障害等は発生していないのでまったく問題ありません(迫真)

 

 ごそごそとリュックを漁り、底に隠すように仕舞っておいた薬の袋を取り出します。

 さくら君の初期装備であるこの薬品類を飲んでいれば明日の朝には周囲に訝しまれない程度に正気度は回復しているはずですし、眠れずに不眠デバフを受けることもないはずです。

 逆に言えばこれ以上悪化した時に薬を取ってきてどうにかするという手段が取れないということでもありますが、RTAでもないしそんな事態にならないやろ(慢心)

 

 とはいえ、こんな薬を飲んでいることがバレたら心配されて行動を制限されかねないので、見つからないようにリュックの底に戻しておきます。

 

 

 二日目の終わりと共に今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 




 開始時点でりーさんとめぐねえの初期好感度に補正入ってるけど、合流したばかりで誰からもまだまだ恋仲になれるほど好かれているはずないからもっと好かれるように頑張らないとなぁ(
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