ムフフフ…新規の人も楽しめる様な構成にしたいのん
更新のペースは前より遅くなるかもしれないからごめんなあっ
◇◇◇
ワーッ
ワーッ
ザッ…ザッ…ザッ…
「しかし……わざわざ貴重な指一本使ってまで確かめる必要があったかね……?宿儺の実力」
「中途半端な当て馬じゃ意味がないからね…それなりに収穫はあったさ…」
此処は東京のとある繁華街、若者達がお洒落な服を身につけて街中を闊歩する中、額に縫い目のある男と、三体の呪霊が練り歩いていた。
しかもその三体の呪霊は涎を垂らし、寄声を発して見境なく人間を襲う様な愛や平和とは無縁な有象無象の
本来呪霊は知能を持ち合わせていないのだが、大地、海、森、それぞれが何百年もの間人々に恐れられ呪力を蓄積させた結果、強大な戦闘能力と知能を四大幻獣は手に入れた。
四大幻獣のボス、漏瑚は縫い目の男に宿儺の器である虎杖悠仁の中に眠る両面宿儺の実力を知る為に、
特級呪物"宿儺の指"を少年院に配置させられたことに頭部の火山の中の溶岩をグツグツと煮えたぎらせて煙を出しながら苦言を呈すも、縫い目の男は依然怪しい笑みを浮かべて返事をするままだ。
「ぶふぅーっ ぶふぅーっ」
「フンッ! それが言い訳でないことを祈るぞ」
「クヤシイガ…コレガノロイノオウノチカラダ」
「貴様は喋るでない!!何を言ってるのか分からんのに内容は頭に入ってくるから気色悪いのだ!」
「ナ…ナニッ」
そう言って縫い目の男と四大幻獣は横断歩道を歩いた先にあるガ○トの方へ入っていく。ドアを開けるとピロソピロソと電子音が鳴って彼らを出迎えた。
「御入店だッ」
「お客様が何名なのか教えてくれよ」
「はいっ
漫画"タフ・シリーズ"の登場人物の一人、マーシオ・"ジェット"・内藤とほぼ同じ見た目をした額に縫い目のあるその男はまたもや和やかに人差し指を掲げた。
◇◇◇
内藤が入ってきた瞬間、お客さんに料理を配っていたガ○トのウェイターの一人の汗が滝の様に溢れた。
(な…なんや…この縫い目の男から感じる気配は……(ギュソギュソ
自分で言うのもなんだけど俺は昔から責任感は強いほうだったんだよね、給料も全部四人の義妹の大学費の為に貯金してるし。
しゃあけど……はっきり言ってあの男の周りの気配異常だから、俺バイトバックれるよ)
そんな男のことなど梅雨知らず、内藤達は話を続ける。
「……ふぅん つまり君達のボスは人間と呪霊の立場を逆転させたいということか…」
「………少し……違う」
内藤の要約に漏瑚は不服そうな顔で机を指でトントンと叩く。
「人間は嘘で出来ている 表に出る感情や行動には必ず裏がある…だが負の感情、憎悪や殺意などは嘘偽りのない真実だ…
そこから生まれ落ちた我々呪いこそが嘘偽りのない真の人間……!
漏瑚の火山は感情が昂っている為か今にも噴火寸前と言わんばかりに『ボッ ボボッ』と溶岩が噴き出している。内藤は服の首の袖を引っ張りパタパタ仰いで噴火を鎮めるようにサインを送った。
「お言葉ですが"五条悟を戦闘不能KOにする" "両面宿儺を仲間に引き入れる" この二つ達成しない限り、消されるのは君たちですよ」
「だが宿儺の器である虎杖悠仁というガキは死んだのだろう?」
「そうですね そう信じたいですね」
どういう意図か分からない解答に、五条悟を戦闘不能にしない限り我々は勝てないという判断に漏瑚は火山をグツグツ滾らせる。
「やはり我々が束になっても五条悟には勝てないのか?」
「無理です。あの男の前では君なんて雑魚キャラですから」
五条悟、現代最強の術師であり、ある一人の術師からは"怪物を超えた怪物" "この世にある道徳に背反して恬然としている不覊奔放の武人" "傲岸不遜の嗤う獣" "クソボケジャワティー"と呼ばれている。
「しかし……そんな五条悟にも致命的な弱点がある…特級呪物"獄門疆"の封印の前には逃れられないことだ」
「持っているのか?! あの忌み物を?!」
ポッポー
呪物コレクターの一面も持ち合わせる漏瑚は獄門疆と聞いた瞬間それまでの怒りと興奮で火山を蒸気機関車が出発するかの様な可愛らしい音を出して叫ぶ。そんな漏瑚に内藤は再度暑がる素ぶりを見せる。
「チィッ なんだって5番テーブルの客は全然注文してこねぇんだよ(ヒュソカッカッ
「すみません店長俺消えるっ」
「いやちょっと待てよ」
ダッ
「ファーック」
男は店長の言葉が発されるよりも速く店を出たので店長は渋々内藤の方へ向かう。
「あのう、そろそろ注文しましょうか?『スッ』 ぼうっ」
「き ゃ
あ あ
あ あ
あ あ あ(pc書き文字)」
「なっ なんだあっ」
「ウアアア炎ダーッ 助ケテクレーッ」
クソッ
ボボボボボ ジュアァ〜〜〜
漏瑚が指をかざすと、周りの人間達が発火し、その場に倒れ伏す。
「内藤……儂は宿儺の指何本分の強さだ?」
「甘く見積もって8.9本分ってところかな、忌憚のない意見って奴っス」
「充分…獄門疆を儂にくれ 蒐集に加える その代わり……
五条悟は儂が殺す」
その言葉を最後に、漏瑚は店から姿を消した。
◇◇◇
ゴ オ ォ オ オ オ
満月が出ている夜に、黒塗りの車が空いている道路を突っ走っている。中には補助監督の伊地知、そして黒いアイマスクをつけた白髪の男、五条悟が乗っている。
「学長との約束までまだ時間ありますけど……どこか寄ります?」
「いいよ 偶には先に着いててあげy……」
五条が言葉を言い切ろうとした刹那、口を閉じ、沈黙する。そんな五条を伊地知は嫌な予感を抱きながらもバック・ミラー越しに見つめる。
「………止めて」
「えっ…ココでですか?」
バタソッ
五条が車から降りると、伊地知に先に行っておくように伝える。
「あの…私試されてます?本当に先に行ったら殴る的な?」
「僕を何だと思ってるの?」
ブ ロ ロ ロ ロ ロ
黒塗りの車は五条を置いてまた空いた道路を進んで、五条はそんな車を見届けてる。
「………………さて………」
ドソッッ
「ちょう待てやお前は何者や?」
「しゃあっ」
ボコッ
ぼうっ
五条の背後から地面がめり込む程に踏み付けようとした漏瑚を五条はヒラリとかわして何者か問うも間髪入れずに漏瑚は術式で五条の真横の壁に火山を生成、噴火させて溶岩を五条に浴びせる。
「存外……大したこと無かったn『ばあ───っ』なにっ」
ドゴッ
「はうっ」
漏瑚は五条に胸元を掌底で撃ち抜かれた。漏瑚は衝撃で青い血液を吐き出しながらその場に跪く。
(な…なにっ 五条悟に攻撃が当たっている様子がまるでないっ)
「効いてないヨォォォォ」
溶岩は五条に触れておらずに一定の距離を保ってビタッと止まっていた。やがて五条の周りの溶岩が崩れ落ちると、五条が再度攻撃を仕掛ける。
「……ッッッ!!"火礫蟲"!!」
ぽんっ ぽんっ ぽぽんっ
ヴヴヴヴヴヴヴ
ギュイッ
「な なにっ」
「「イ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛」
カッ
ドゴァァァオオオオン
「うるせぇんだよ(ゴッゴッ『ビタッ』」
ぼぼうっ
漏瑚の頭部から羽虫の式神が爆音と爆発を引き起こし、それを避けた五条に漏瑚は直に手で触れて発火させる。
「……こんなものか……蓋を開けてみれば弱者による過大評価…今の人間はやはり紛い物、真実に生きておらん、万事醜悪反吐がでる
やはり我々こそが真の人間……奴の本物の強さ……真実は死を持って広めるとしy『もうこんなシーンは見飽きた』なにっ!?」
漏瑚が振り返るとまたもや無傷の五条は呆れた表情でヤレヤレと両手を上げる素ぶりを見せている。漏瑚はその光景を驚きを隠せなかった。
「クククク有り難く思いな 下衆以下のお前に僕の能力の詳細を教えてやるよ ほれっ 僕の手に触れてみぃやっ 僕めっちゃタフだし」
「………………?」
漏瑚は五条のひらひらと振っている手をマジマジと見つめ、その手に触れようとする。
「あざーっス」
ガシッ
「なにっ」
「しゃあっ」
パパパパパパパソッ
「ぐぉああぁーっっ?!!」
漏瑚が触れようとした瞬間五条は無下限術式を解いて一瞬で灘神影流"破心掌連打"で攻撃する。その一発一発が撃ち込まれる度に漏瑚は口から血を止めどなく吐き出す。
「まるで酸素の切れたお魚さんだね 真の人間さん楽園に行っちゃったかな?」
「な…舐め腐りおって……」
◇この勝負の行方は……?
鬼龍の小説も後日投稿する御予定だあっ