勉強シーズン終わったら一気見してやりますよクククク…
あと總團長のセリフで旧漢字使うのダルすぎぃ〜〜〜っ ムフッ だから設定を猿空間送りして使うの辞めようね
◇◇◇
「逃げよ」
ダダダッ
「いやちょっと待てよ」
ダッ
逃走した總團長を花沢は血反吐を吐きながら追いかける。ただでさえ花沢は真人を取り逃している。二度敵を逃す失態を晒す訳にはいかなかった。
ダダダッ ドドドドドドッ
「花沢さん!無事ですか!」
「七海サンソレハワシノ台詞ヤンケ心配シタヤンケシバクヤンケ」
(あの男…蝿頭の大群による絨毯爆撃を逃れたということは…俺の術式の弱点を把握したということか)
總團長が逃走と見せかけてある場所に向かいながらも自身の術式の抜け穴を発見されたということをいち早く察した。
總團長の術式によってカミカゼ化した蝿頭は、蝿頭自身の命を縛りとして自爆するが故に祓ってしまえば爆発することはない。しかし、爆発物と化した蝿頭に下手な刺激を加えるのは危険であるという先入観と偏見から弱点に気づいた術師は片手で数えられる程しかいない。(その術師達も一名を除き、最終的に總團長直々の攻撃で殺されているが)
(領域は……展開する必要はないようだな…俺の持ち得る呪力を全て…"極ノ番"に叩き込むっ!)
"極ノ番"
領域展開とは別の、術式を極めた者にのみ使用することが出来る大業。
總團長の"極ノ番" "爆"は呪力の中枢である丹田を水素爆弾に変形させて爆破、辺り一面を更地に還ることが出来る。
しかし、真に凶悪なのはその爆弾による副次効果である。
自身の命を犠牲とした縛りをかす事により、光爆に巻き込まれ負傷した人間から発生する蛆虫と蝿頭の呪胎に、總團長の術式"自身の身体を武器に変形し、その傷口に蛆虫と蠅頭の呪胎を発生させる能力"を 一定時間付与させる。
仮に總團長がその場で爆破した場合、光爆によって負傷した虫は一定時間總團長の術式を得ることとなる。そしてその虫が高速移動で光爆を喰らっていない人間達に接近して自爆、更に自身の命を縛りとした為その自爆による負傷から湧き出る虫にも總團長の術式を一定時間付与。そしてその虫が自爆することによって発生した傷に湧く虫にも…と、
連鎖的に被害を出し、芋蔓式に被害を拡大させる。
第一次世界大戦中に発生した戦争の呪霊はこの"極ノ番"を使い、5.6都市を壊滅に追い込んだ。
總團長が更に移動速度を向上させ、地下水路の障害物を利用して姿をくらましながら二人から逃走する。
しかしそんな二人は總團長の残穢を正確に読み取り追跡しながら情報を共有していた。
(花沢君、奴の攻撃で発生した蝿頭はヒビが入ってから二秒後に爆発します…!それまでに蝿頭を祓って自爆を阻止して下さい!)
(まぁそうだろうな。それよりナナミン、真人とかいう呪霊を知ってるか?あいつ逃げたらしいよ)
(…チッ……仕方ありません…今は總團長を祓うことを優先しましょう)
七海は呪霊を取り逃がしてしまった怒りを押し殺しながら正確に判断を下す。地下水路の水溜りを弾く音が鳴り響き、やがてとある場所に到達し、總團長は走りを止めた。
「……ここは………世界最大級の地下水路と呼び声高い首都圏外郭放水路・サンクチュアリ…………それも第四立抗に位置する場所…数キロ先には春日部都市がある…………見学する人間も数多くいるそうだ……………………………」
「ふぅんああそう…」
「…………」
總團長は別に聞いてもいないのに勝手に今居る場所の解説をし始めて、花沢まるでそんな事には興味ないかのように素っ気なく応え、七海は迎撃態勢をとっていた。
「まぁ、………………自分で言っといてなんだが………此処が何処かなどとは…そんなことはどうだっていい………………
………………お前ら、どうせ俺達の目的が……… 贋物である人間を全員皆殺しにして、本物の人間である呪霊だけの世界を創造するだとか………人間と俺たち呪霊の現在の立場を逆転させてやるだとか……………
( (…………………………))
花沢と七海は地下水路に不気味な程に響き広がる總團長の発言に、動きが止まる。顔からはどういった感情を抱いているのかは理解できなかったが、總團長は自分の発言に二人が興味を持っていると推測して話を続ける。
「かれこれ……………七十数年この世を彷徨った……今の俺ではお前ら二人に勝つことは到底不可能………
今際の際に巡りし戦友よ……最期に……お前達に敬意を表して冥土に行く前に教えてやろう…………
俺達の真の崇高なる目的w
『舐めてんじゃねぇぞ こら!!!』」
ボッ
「なにゅっ?!」
ヒュッ
ゴッ ゴッ ゴッ
「うげぇっ」
花沢の突然の激昂と共に放たれた"幻突"を素っ頓狂な声を上げながら間一髪で躱すも、距離を詰められた末の"霞突き"の連打、"ステルス・コンビネーション"をモロに喰らうこととなる。
「先日お前に殺されて蛆虫まみれになった子供がな……見るに耐えないほどに悍ましく顔を歪ませて死んでいたんだっ 身体中の至る所に弾痕があったんだあっ
それはつまり、その子供がお前に攻撃されてから死ぬまで時間がかかっていたということっ 無力な子供を殺すなら最初から脳天をぶち抜けば即死させられたのにわざわざお前はそれをしなかったということっ つまり蛆虫の苦痛に狂い悶える子供をお前は嘲笑っていたということだあっ
所詮お前らはどこまで行っても呪いなんだっ!そんなお前らに崇高な目的だと?!あるわけねぇだろうがっ!!」
ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ
花沢の怒りの猛攻は更に速度を増していく…總團長の身体中にヒビが割れていく。
「ククク…あぁそうさ……!!俺達に崇高なる目的なんざないさ……!!ただ
そしてそれを押し通すのが戰爭だあっ!」
ピシ……ピシピシ……ピシシ
「……ッッッ!!花沢君ッッッ!!!」
「おうっ! 2秒以内にぶっ祓ったるわっ!!!」
總團長の身体中がひび割れていく。それは決して花沢の攻撃が生み出した事象ではない。遂に總團長の"爆"が発動するのだ。
"爆"の爆撃による負傷から湧き出る蝿頭の呪胎に總團長の術式が付与され続ける時間は總團長が自らの呪力の核を時限爆弾に変形してその爆弾が爆発するまでの間。
現在、總團長は自らの死を悟り、自身の丹田を時限爆弾に変形してから十数分が経過している。
発動すれば埼玉県、東京全域が壊滅状態となることは避けられないだろう。
ダソッ
「ソウ・ダンチョウをぶち殺せえっ 爆破テロを企てる蛆虫は死のペナルティだあっ!」
スルル…
「いけーっ 御目ん子ーっ!」
ズルルル…
「ミ ギ ャ ア ア ア」
"幻突"を放ちながら花沢は總團長が自爆する前に距離を詰めるも、總團長は片目の眼帯を外すと中から巨大な蠅頭の呪胎が湧き上がる。
敢えて変態しないという縛りを課し、更に總團長直々に呪力を存分に与えられ育った一級相当の蛆呪霊が花沢を食い破らんと襲いかかる。
「ミ ギ ァ ア ア ア
『バチィィィィィソ』
アァアア?!」
「行って下さいッッッ!」
「おおおおっ!」
そんな蛆呪霊を七海が黒閃を放って足止めし、花沢を總團長の元に再度繋げた。
「フッ! 最初からその脳筋を分断させる目的だったわっ! さぁ後1秒!!!呪霊万歳────ッッッ!!!!」
ひび割れが更に深まり、總團長の身体が発光していく。その刹那の一秒間でさえ、花沢は諦めようともしなかった。
(シン・ブラックは……無理です、とても打てるようなコンディションじゃありませんから……
いつでも
「うおおおおっ 蛆虫は地獄に行きやがれっ」
恐れず怯まず
たじろがず…
死と直面しても心乱さず
哀しみ祈り
全身全霊で心を救済する
ドムッ
「はうっ」
これ菩薩の境地なり
「しゃあっ 領域・展開
猿
渡
哲
也
空
間
! 」
「なにっ 領域展開?!」
グォソッ
花沢の拳を打ち付けられた總團長の胸部に菩薩が浮かび上がりそこを中心に、花沢が内部にいない半径5m程の領域が展開される。
(C.D.T.Kで
『このまま爆発を抑えこんだるわっ』)
(………という魂胆なのだろうが、残念だったな…雑魚の蝿頭でさえ喰らえば歴戦の術師に致命傷を与える程の威力……いくら領域展開の内壁が頑丈だからとは言え、俺の自爆を抑え込むことは不可能だ……イイ線いってたとは思うがな……)
總團長の身体が崩壊していく刹那、彼の脳内に永い走馬灯が流れていく。
〜
「……ッッッ!うおぉおおおっ!!」
「そうだ!全力で祓いに来い!!俺も全力で殺す!!」
〜
「ハハハハ…!俺とお前は
「不快な害虫のうんこ野郎が……!」
〜
(あぁ……今…思えば俺って……これまで…闘ってばっかの呪生だったんだなぁ……
でも……
〜
「君…總團長だよね?私達に協力して欲しいんだけど?」
「ん?誰だお前?」
〜
「?かんせまい思はとるてい咲に麗綺々中…花おのこ……長團總」
「花御…お前に夢のねぇこと言いたくねぇんだけど…文字を右から左へ読む時代は終わったんだ…」
「?」
〜
「はーいのーんでのーんでのんで!のーんでのーんでのんで!のーんでのーんでのんで!の⭐︎ん⭐︎で⭐︎!」
「げっっぷぅ〜」
「あぁー!陀艮はいっつもそんな肉付きのいい人間喰えてて良いなぁ〜!俺が呪胎だった頃はさぁっ!人間全員マジで皮と骨しか無くてさァッ!マージでひもじかったんだよな〜!羨ましいよマジで」
「ちょっと總團長〜!こんな時にも自分の昔の不幸自慢やめてくれる?陀艮の食欲失せるじゃーん!」
「あ…あぁ…すまn『ぶふぅーっ!』え?何だ陀艮お前俺に少し人間くれるのか?!『ぶふ!』おーっ有難u 『ベッ!!』『カラァソ』いてっ!」
「プハハハハハハハwww!!陀艮それww食べ終わった骨じゃーんww!總團長にはそれがお似合いだってさ〜〜wwギャハハハハハwwアァ~ww腹イテッww」
「ブフォッww……ブフゥ~!www」
(コイツら……後で殺す……!)
〜
ボボボボボッ
「火礫蟲!火礫蟲!!火礫蟲!!!」
ズババババッ
「蝿頭!蝿頭!!蝿頭!!!」
ドカァァソ ボカァァァソ
「火礫蟲!!!!」
「蝿頭!!!!」
ドッゴオオオオオォオン
〜
あいつらとの"日常"も……悪く…なかったかn
『ガシッ』
えっ?)
◇◇◇
「真人……随分と汗でびっしょりだけど…大丈夫?」
真人が花沢から逃げ仰た後、合流した羂索にそう尋ねられる。しかし、真人が汗を流しているのは、決して花沢から撤退した際の疲労感や安心感からではない。
「内藤…ッ!やばいよ……!あいつの身体の中にいる
次第に真人は汗を流すだけでなく身体中を痙攣させる。そんな様子の真人に羂索は非常に興味を示すようになった。
「ホ ギュ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア」
「なっ なんだあtグチャッ
花沢の体内…正確には、花沢の生得領域内に存在しているゴリラのことに。