あの分身ペチペチラッシュで腹筋がバーストしたのが俺なんだよね
・おまけ伝タフ
「真依ーカ あんたまで俺のドッキリに冷たい視線を送るの辞めてくれる?真依ちゃんはお世辞でもツボってる演技をしろよ」
「私一人だけ無理矢理ツボってる演技してたら逆にもっと気まずい空気になっちゃうでしょ馬鹿なの?」
「うーっ…」
「……そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!
はい、おっぱっぴー!
『………………………』
…………(哀)」
虎杖が場を和ませようとして苦肉の策で披露した小島よ○おのギャグも見事に滑り倒し、周りが地獄の空気感が充満することとなる。
ベキッ バキッ
「ぎゃっ」「あうっ」
「カマシやがってこの馬鹿どもが…」
◇
「…お前何か言うことあんだろ……」
「………はいオッパッp『……っ』うっ……生きてること黙ってて…!すみませんでした……!」
◇
「京都姉妹校交流会1日目団体戦は"チキチキ呪霊討伐猛レース"
指定区画内に放たれた二級呪霊を先に祓った高専の勝利、二級の他に三級呪霊も複数放たれており、日没までに二級呪霊が祓われなければ祓った三級呪霊の数を競う、それ以外はルール無用のバーリ・トゥード。
相手チームの妨害行為も妨害を許可する訳だが悪魔で君達は呪いに立ち向かう仲間だ。交流会は競争の中仲間を知り、己を知る為のもの。
相手を殺害したり再起不能の負傷をさせないように。以上、開始時刻の正午まで各自解散だ!」
結局庵が五条と花沢をシバキ倒し、涙目になって虎杖を睨み虎杖が謝罪、その後五条が海外出張のお土産にぬいぐるみを京都校の面々に渡したり学長達が交流会のルール説明をするなりしてなんとか場は納まることとなった。
◇◇◇
「………あの〜…これは…見方によってはめちゃくちゃハードないじめなのでは…」
「これには俺も鬱になって明日から部屋に引き篭もり注意報だあっ…」
「うるせぇしばらくそうしてろ」
東京校生徒と京都校生徒が各自別々の場所で待機することとなり、花沢と虎杖は自分で遺影の額縁を顔に掲げている姿を晒し上げられ、自分の悪因悪果を呪うこととなった。
「まぁまぁ事情は説明されたろ?許してやれって」
「パンダが喋った?!」
「しゃけ 梅干し たらこ 昆布」
「◇このおにぎりの具を喋ってる先輩は…?」
「狗巻先輩は呪言師だ。 言霊の増幅・強制の術式だから語彙縛ってんだよ。後パンダ先輩は呪骸だから喋れる」
虎杖が抱く喋るパンダと狗巻の言動への疑問を伏黒が具体的に紐解く。
「えっ じゃあ『死ね』って言ったら相手死ぬの?最強じゃん」
「そんな便利なモンじゃないさ、相手の実力差によっては自分にも、最悪の場合自分にだけに反動が来るし、呪言を行使しすぎると喉を痛めることになる」
虎杖の質問にパンダが具体的に応じてくれる。この時点で虎杖はかなり狗巻達と打ち解けていた。
「タフタフ」
「ねぇパンダ先輩狗巻先輩タフって言ってるけどそれもおにぎりの具なの?」
「ああタフグミのことだ」
「えっ」
「ククク…」
「しゃけしゃけ!」
パンダ・狗巻・花沢は自分の鉄板ネタを披露しハイタッチを交わしていた。
「他人の術式をまぁペラペラと…」
「いいんだよ、棘の術式はそういう次元じゃねぇから」
その光景を遠目に真希と釘崎が見つめる。そして真希が虎杖に話しかける。
「悠仁?お前悟経由で私の屠坐魔借りたろ?返せよ」
「えっ」
その単語聞いた瞬間虎杖は凍りつく。真希の呪具、屠坐魔は少年院での任務で壊してしまったからだ。正直に教えたらシバかれそうなので虎杖はお茶を濁す選択をする。
「えっと…五条先生に返しました」
「チッあの馬鹿目隠し…で?メンバー増えちまったけど作戦変更するか?時間ねぇぞ」
そんな虎杖にパンダが問いかけた。
「虎杖、お前は何が出来る?
『殴る蹴る』
もう間に合いまくってんだよなぁ…
『あっ パンダ兄ィ…俺普通にスパーしたけどユーリはめちゃくちゃ強いから…戦力として十分でやんす』
そ、そうか
『ユーリは俺の
(((((……ブラザー……?)))))
その後色々作戦を少しずつ修正し、正午となり交流戦がスタート準備をすることとなった。
◇◇◇
高専の担任や学長達がいる、交流会の様子を観察して不正や生徒の実力を批評するモニター・ルームにて、五条は庵に神妙な顔で話しかける。
「恐らく高専に呪詛師…或いは呪霊と通じてる奴がいる」
「呪詛師なら兎も角呪霊と…?あり得ないわよ」
「最近知能の持ってる呪霊が僕達の居場所わかってるんじゃないかって位に襲う頻度が向上しているんだよね…本人は呪詛師に通じているだけかもだけど…歌姫には京都側の調査を頼みたい」
庵は五条のいつもと違う全くふざけてたい態度に冗談ではないことを察して了承する。
「……私が内通者だったらどうすんの」
「…(歌姫が内通者の可能性は)ないよ(笑) 怒らないで下さいね…弱すぎて呪詛師側が接するメリットがないじゃないですか…嘘つける様な才能も無さそうで笑えない そんなだからいつまでも独身なんd」
パリィソ
庵が湯呑みを投げつける。
「独身はカンケーねぇだろ今はぁ!」
「おーっ 怖ィイ 弱い癖に強気なバカってもしかして貴方は無敵の人?」
「こ…殺す…殺してやる」
「いやーん歌姫ちゃん大丈夫?」
などと五条は庵を弄り始めているが、五条自身は誰が内通者なのか大体検討がついていた。
(京都の方だと縛りの影響で異常に広い術式効果のある幸吉の可能性が高いが…恐らく内通者は……)
五条は目隠し越しに近くに座っている冥冥を見つめた。
(僕が火山呪霊に出会した森林沿いの道路、タフと七海が呪霊と出会した下水道、そして悠仁と七海が出会した呪霊と出会した学校……その全ての場所にて残穢が纏ってある鳥の羽らしきものが落ちていた。
…冥冥の術式は烏だけを操る…落ちていた羽は烏以外にも鳩や雀、鷲の羽などがあった…縛りで術式対象の範囲を無理矢理広げたか……?
そもそも冥冥が現場に操った鳥の羽を落とすヘマをするのかという疑念もあるが…呪詛師・呪霊に内通する理由を金だとすればこれ程納得のいく人物はいない…バレない程度に監視しておく必要があるな……)
そう五条が推理を巡らす内に正午となり、交流戦が開始される。
◇◇◇
「えー、皆様にはこの交流会を通しt
『交流会開始だーっGOーJOーっ!』
ちょっ…五条あんたねぇ!?」
庵のアナウンスを五条がジャックしてグダグダな状態のまま交流戦スタート。
双方の生徒が指定区画内の森林に迅速に侵入していく。
そして開始数分、京都校の東堂と東京校全員が鉢合わせする。
「いよぉーし!ブラザー含め全員いるな!纏めてかかってこい!」
ドゴオッ
「なにっ」
「散れっ!」
虎杖か東堂に膝蹴りを喰らわせ、その隙に虎杖以外の全員が東堂から逃走、もちろんめちゃくちゃブラザーであるはずの花沢も逃走。
「何処にいくんだ?!ブラザぁぉああ?!」
「お前の相手は俺だぁ!」
ドゴォッ パソッ ボボボッ ゴッゴッ
「ぐはぁっ」
花沢の元へ接近しようとする東堂を虎杖が妨害するも、東堂に偶然そこにいた三級呪霊ごと殴られ蹴られ大木に顔面血塗れで叩きつけられる。呪霊は絶命した。
「いってぇな!人の顔馬鹿スカ殴りやがって…馬鹿になったらどうすんだよ」
「心配するな…高田ちゃんは男の子は馬鹿な位が丁度いいと言っていた
『高田ちゃんって誰だよ俺アイドル興味ねーよ』
じゃあなんで高田ちゃんがアイドルだってわかんだよ知ってんじゃねーか」
そう言葉を交わしながら東堂は白目を剥いた狂気的な笑顔を見せる。
「面白い…一年!名前は何という…?」
「虎杖悠仁」
「そうか!…では虎杖…お前に聞こう……
どんな女がタイプだ?」
◇◇◇
「それにしてもタフ…東堂に虎杖一人行かせて良かったのか?お前も一緒にあのゴリラと闘いたかったんじゃねぇか?」
持ち前の感覚で呪霊を探し当て祓いながら真希は花沢に問いかける。元々は東堂に虎杖と花沢二人をぶつける予定だったが、花沢は虎杖一人に東堂と闘う様に提案したのだ。
「ああっ 虎杖は問題ない」
花沢がそう自信満々に答えるのには理由がある。
◆◆◆
それは、交流戦開始十分前のこと…
「ユーリ、お前の女のタイプを教えてくれよ」
「なんで急に?!」
花沢は虎杖が東堂と闘う予定であることを知り、虎杖の東堂との相性を予め調べておく為花沢は虎杖に女のタイプを尋ねる。
「……ジェニファー・ローレンスみたいなタッパとケツがデカい女っスけど、タフ先輩は?」
「ああっ
俺はもちろんめちゃくちゃ身長170cm位で下品だけど胸や尻とか出るトコ出てる高圧的で毒舌でそれでいて可愛らしい
………なにっ」
花沢が一瞬虎杖の回答に驚愕・硬直し、虎杖はそんな様子の花沢に余計困惑する。
「ねぇほんとにこの質問なんなんですk
『ユーリ、東堂に同じ質問を投げかけられた時も変えずに同じ答えを言うんだ、東堂との絆が深まるんだ』
えぇ…」
◇◇◇
「…………」
(言われた通りケツとタッパのデカい女って答えたけど…なんで泣いてんだこいつ…?)
「…どうやら俺たちは…"親友"の様だな」
「えっ」
◇◇◇
「あそこは"ブラザーズ・サンクチュアリ" 同じ性癖の漢達が集う聖域」
(タフの奴…元々兆候はあったが…遂に頭がイカれたか)
あっ 天勘刺突は便利すぎるから…花沢も使えない設定にしているでやんす