ウアアア笑ってコラ○てに猿先生御出演ダーッ助ケテクレーッ
マジカル・ラブリーの正体見たり!マネモブ・ラブリーだったのかあっ
◇◇◇
「うぁぁぁ…ガ…ガルシアがこの世界を練り歩いている」
「………」
"エドガード・C・ガルシア"
漫画『高校鉄拳伝タフ』に登場する主人公、キー坊にとってのラス・ボス(バクーの話はするな、ワシは今めちゃくちゃ機嫌が悪いんや)鬼龍の遺伝子を受け継ぐアメリカ軍隊が開発した人間兵器であり、その戦闘力はタフ・シリーズの中でも屈指の実力を誇り、T.D.Kではキー坊をKOして優勝するもキー坊の放った禁断の蠢蟹掌"二度打ち"と鬼龍及びその子供の大多数が患っている心臓病バースト・ハートのダブル・ショックで命を落とす。
『代表語録』
・圧倒的勝利とは…完全なる破壊!
・殺したくなってきた…
・性欲処理ですか?
ガルシアは感情を表に出さずに花沢をコキコキと首を鳴らしながら見定めする。一見ガルシアは無防備だが、仕掛けた瞬間に先制攻撃を決められるのではないかと思ってしまう程の殺気を放っている。その瞳は自分の素性を何処までも見透かされているようで背筋が凍る。
この時花沢は脳内に目の前のガルシアの正体についての考察が幾つか浮かんでいる。
今目の前にいるガルシアは自身の術式、"猿展開"よって連れてこられたタフ・シリーズのガルシアなのか?それても以前の自分と同じく、猿漫画のキャラに骨格を変えることで成り切っている異常猿愛者なのか?はたまた一番可能性が低いが同じ名前、同じ容姿というだけで全くの別人なのか?
どれが真理かは分からないが、いつでも迎撃できるように花沢は構える。
「………………」
「………………」
二人の空間の間に"魔会い"が生まれる。他者が踏み込んだ瞬間一瞬で肉片と化す正に"魔物に会う空間"。そしてミリ単位で動いて相手ににじり寄っていく。
ジリ……ジリ………ジリ……
ボッ
「ッッッ??!!」
ヒュソ
先制したのは花沢、高速打撃技"霞打ち"を一先ず繰り出してガルシアの様子を伺う。
「ッッッ!!!」
ボッ
パァソ
「なにっ」
しかし、ガルシアも花沢と同じく"霞突き"を繰り出す。双方の拳が激突し、発砲したかの様な破裂音が生まれる。
「しゃあっ "幻突"!!」
ドソッ
両者の拳が拮抗した瞬間花沢の"玄腿"が大地を踏み込む。花沢の肘からガルシア目掛けて呪力が射出する。玄腿の脚力により真人の騒動で散らかった辺りのポップコーン袋やジュースのカップが宙を舞い、呪力はガルシアの胸を打ち抜こうとする。
「ッッッ!!!」
コキコキコキコキ
ギュソ
しかしその瞬間ガルシアの上半身がほぼ360度回転して"弾丸滑り"を発動することで呪力を受け流す。呪力はそのまま壁に張り出された映画の宣伝ポスターを撃ち抜いた。ガルシアは人間の第三の筋肉を覚醒させることで関節を軟体動物の様に曲げたり捻ったりすることができる"ボーン・コントロール"という体質を有している。
「殺s『嫌でも
ガルシアが捻った身体を戻してその遠心力を生かしたパンチで花沢にダメージを与えようとするも、その前に花沢がガルシアにミドル・キックを打ち込み、その衝撃でガルシアは吹っ飛んで壁を破壊しながら身体がめり込む。
しかしそのミドルはガルシアにとっては余り効いていないだろう。本当に危険な状態な時は腰から身体がストンと落ちる時である。派手に身体が吹っ飛んでいる時は見た目に反してそこまで攻撃が効いていないのだ。
(しかし…もしこのガルシアがワシの術式からやってきたガルシアだとして…ワシはガルシアをこのまま倒してもええんか…?)
原作でのガルシアは、その戦闘能力と従順さから、軍に危険な任務を幾度となく負わされ、死んだ時には内臓や眼球を抜き取られ余すことなく利用されるという実験動物の様な仕打ちを受けてきた哀しき過去がある。
そしてこの世界でも呪霊に協力…いや恐らく利用されている。タフ・シリーズのファンである花沢は出来る事ならばガルシアをその運命から解放して"人間"として生きて欲しいと考えている。
(ガルシアも苦しんでると思うよ、呪霊にいい様にこき使われてるんだからね…(推定を超えた推定)本当は人間らしい生活を送りたいはず、ワシが何とかしてあげないと……)
と、花沢はガルシアに対して思っていたが、その様な思考は今現在繰り広げられている闘いにおいてはただの不純物、それについては後にして今花沢は目の前の相手に集中する。花沢は煙が立っていて見えないが壁にめり込こんでいるガルシアに近づいていく。
「しゃあっ 灘神影流"幻魔k『フッ』しゃあっ!!」
ドソッ
「しゃあっ 灘神影流"爆丹拳"!」
ヒュソ ガシッ ドソッ
「なにっ」
めり込んだ壁には既にガルシアはおらず、花沢は瞬時にガルシアが自分の背後からミドルを繰り出すことを察知し後ろ蹴りを仕掛け、その蹴りを喰らったガルシアが怯んだところに花沢が"爆丹拳"を繰り出すがガルシアは腕でガードし、そのまま花沢にタックルしてテイク・ダウンを仕掛けようとする。
フッ
「なにっ」
ドスッ
「ぐうっ?!」
「舐めるなーっ しゃあっ 灘神影流"大蛸固め"!!」
幽玄神影流"霧霞"でガルシアの背後を取ってから"天逆鉾"を刺して術式を使えない状態にし、両腕、両足をまるでタコが絡みつくかのごとく極める。しかし、ボーン・コントロールを行えるガルシアにそんなチンケな関節技など通用する筈も無く、手で片足の関節を極め、両足で首を固め、 その状態のまま体を反転させることで、 一気に相手の首と足を破壊する"ボーン・トルネード"を発動する。
「しゃあっ "ボーン・トルネード返し"!!」
ギュルソ バキィッ
「はうっ」
花沢は故意にボーン・コントロールで簡単に外せる関節技を仕掛けてボーン・トルネードを誘発。そのままカウンターをガルシアに喰らわせて彼の足と首にダメージを与える。ボーン・コントロールの為に破壊されていないとはいえ、ガルシアは衝撃で立つことが困難となった。
「もうええから眠れy なにっ」
グリッ……グリリッ……
ポンッ
「な なんだあっ」
ガルシアは独自の筋肉を動かして刺さっている"天逆鉾"を体外に放す。ガルシアの術式が万が一接触型であることを考慮して花沢は素早くガルシアから距離を取った。
「おもろいやん お前の術式がどんなもんか見せてもらおうやないか」
花沢は不適な笑みを浮かべてトントンと心臓部分を指で軽く叩いて打ってこいと挑発。対してガルシアは以前と無表情のままだまったままだ。
パァソ
「はうっ」
「な なんだあっ」
ある大きな破裂音が聞こえるまでは。
その破裂音を境にガルシアの顔は蒼白し、胸を抑えたまま腰から崩れ落ち、か細く呼吸しながら痙攣している。
「こ…この症状ってま…まさか……」
やがてガルシアが指の先さえ動かなくなった時花沢は駆け寄り、ガルシアの胸元に耳を傾ける。
「バースト・ハートだあっ
う あ
あ あ
あ あ
あ(pc書き文字)
ガルシアの心臓がバーストしたんだっ!!」
ガルシアの胸元から心臓が動く音が聞こえない。花沢は急いで近くの人間にAEDを持ってくるよう促し、人工呼吸、活法、心臓マッサージなど数分間行ったが叶わず…ガルシアが息を吹き返すことは無かった。
(ふ…ふざけんなよボケが……なんでや……なんでこんな決着の仕方なんや……)
花沢は心の底から悔やんだ。タフ・シリーズのファンであるマネモブとしてガルシアを呪霊の手から救い出せなかったことを悔やんだ。結局彼は都合の良い兵器の様に利用されてしまった。花沢はガルシアの傍の地面を拳で殴る。それでも聞こえるのはトラブルによってパニックに陥っている民衆の声のみ。
(あの人の形をしたあの呪霊……殺す)
花沢は映画館で出会し、足止めとしてガルシアを利用したあの呪霊をなんとしてでも祓うことを決めた。
◇◇◇
ワシはガルシアと交戦後、ガルシアの死体を家入に引き渡した。ガルシアの内臓を解剖して摘出しないで欲しいと伝えると、家入は渋々ながら了承してくれた。
暗闇の映画館の中にいた真依はなんとか無傷で呪霊を倒せたらしい。
「真依大丈夫?あの時何も見えなかったけど」
新幹線の駅前、花沢は真依がもう京都に帰らなければならないので真依を送りに行っていた。
「ええ、貴方に前目隠しした状態で修行つけさせて貰ったから問題ないわ。それに龍は暗闇の中で真価を発揮するものなの。」
話している内にけたたましい音を鳴らしながら新幹線が到着する。真依は花沢に帰りの言葉を送る前に思いっきり抱きついた。
「これからも気をつけてね……愛してる♡」
「ワシと同じ意見だな……」
チュ……
真依花沢とキスした後に笑顔で新幹線に乗り込み京都に帰って行く。
「はうっ」
そして花沢の恋心は(供給過多で)絶命した。
◇◇◇
後日、花沢は映画館内部にて、遭遇した特級呪霊に関する情報を同じ映画館を調査していた一級術師"七海建人"と彼と同行している高専生と共有することとなった。
「花沢喜一ルと申します」
「七海建人です。よろしくおねがいします」
「虎杖っス!」
「では花沢さん、映画館の中での様子を詳しく説明して頂けますか?」
「はい!いいですよ!ニコニk なにっ
虎
杖
!
?」
その言葉を聞いた瞬間、花沢は目を丸くして硬直する。
●回想伝タフ
花沢が真依と街中を歩いている中、街中で食器用洗剤のcmがデカデカと写っており、そこからの連想で気になっていたことをふと思い出した。
「なぁ唐突で悪いんやけど真依…恵の死んだ同期が"宿儺の器"って本当か?恵に聞くのは不謹慎を超えた不謹慎でとても聞けないんだよね」
「ええ、虎杖悠仁="宿儺の器"。呪いの王"両面宿儺"を受肉して尚且つ制御できる千年に一人いるかいないかの逸材よ」
花沢の問いに真依はwik○を彷彿とさせるほどに詳しく教えてくれた。
「ふぅんああそう…しかし…"両面宿儺"……そんな大したもんじゃないでしょ……あの時の
「そうねっ 花沢君を脱糞させる程度の呪霊の20倍程度の強さなんて大したことないわねっ!」
「その黒歴史はやめろーっ」
「あははははw」
街中で繰り広げられた夫婦の間の下品な会話である。
◇◇◇
「…さん……花沢さん…どうしました?」
「はうっ」
七海に呼びかけられ花沢はようやく我に返る。しかし花沢は未だ困惑していた。死んでいる筈の虎杖が生きているなんて思いもよらなかったからだ。
「あのう…少しそこの虎杖って人と話してもよろしいでしょうか?」
そしてその時花沢は何を思ったのか虎杖との会話を持ちかける。その後のことを考えると、この行動は神の悪戯に等しいものだったのかもしれない。
「はぁ……少しだけですよ」
七海も溜息はつきながらも花沢のリクエストを了承する。虎杖は何故自分と話したいのか分からずポカンとしていた。
「花沢喜一ルと申します」
「あっ どうも虎杖っス!なんか…なんで俺と喋りたいのか検討つかないんスけど……まぁそれはそれとして…花沢さん筋肉すごいっスね!なんか格闘技とかやられてたりするんスか?」
突然知らない人間である花沢に一緒に話して欲しいと言われて臆することなく陽気に虎杖は話を持ちかける。そんな虎杖に花沢はこの性格なら恵も心を開くのは当然だとかなりの好印象を抱いていた。
"格闘技"、その言葉を聞いた瞬間彼の洞察力の高さに更に虎杖に対する好感度が上がる。これは"灘神影流"を教え込む絶好の機会であると。
「漫画の格闘技です」
「漫画の格闘技っスか……因みに作品名とか言えたり」
「『タフ』っていう格闘技の漫画『えっ 『タフ』っスか!?』 えっ」
「タフ! タフだぁ!」
「なにっ」
突如花沢の脳内に流れ出す……
存在しない記憶
ガルシア・シリーズ誕生の詳細についてはShamans✖️Devilという小説に執筆していくのん。