2は全部終わりましたよ~
遊戯強化版は銀河ルート終わりました。
銀河強すぎ・・絶影があれば怖いもの無しですね。
今はちょっと飽きたので龍が如く5やってます!
でも、ヒートアクションちょっと減ってきた?
なんか少なくなった気がするのですが・・気のせい?
その日大掛かりな軍議が開かれていた。
内容は大陸中で諸侯たちが目立ち始めていたからだ。
各地の諸侯たちが軍備を増強させ始めているのが目に見えてわかるからだ。
「大陸中を巻き込む大きな戦いが始まるわね」
「そうですね。恐らく歴史に大きく残る乱世になるでしょうね~」
「それほど長い戦いになるのでしょうか?」
姫羽と七乃の出した結論に一人の将が質問を投げかける。
「この大陸には英雄が多すぎる。
王としての英雄だけではなく、武の化身。知の賢者。
そして軍神と呼ぶに相応しい将がたくさんいるわ。
それほどの者たちがこの大陸に数多いるのよ。
こんな大陸じゃ小さすぎるわ。あの劉備でさえ根無し草からもう徐州の州牧よ?
仲良く手を取り合っていこうなんて訳にはいかないわ」
「曹操さんや麗羽さまがそれを望まないでしょうね~
放っていた細作の報告じゃ近いうちに公孫賛を攻めるみたいですね。
あちらには顔良さんぐらいしか優秀な者がいませんからちょろい潜入だったみたいですね」
「な、なるほど・・」
この袁術軍の要である二人が同じ結論に至るということはやはりさけられないことなのだろう。
その結果に将たちの顔色はあまり芳しくない。
「わ、我らに勝てるのでしょうか」
「我々も確かに強いとは思いますが・・向こうの袁紹軍の資金力や軍事力は我らよりも上である事は確実。
公孫瓚ごときに負けるとは思いませぬ。いつか南下してくるでしょう。
その時に我らは勝てるのでしょうか?」
やはりこの袁術軍はまだ一枚岩ではないようだ。
以前に比べれば黄巾、反董卓連合などを切り抜け少しずつではあるが結束してきてはいる。
美羽を認めてはいないが先日の食物神の一件での君主としての対応を見てわずかながら見方が変わったものもいるようだ。
だがまだ足りない。
ちなみに御神体は美羽が両手に人参を持ってバンザイをしている姿の木像だ。
七乃が得意の木像作りで作ったものだがこれがなかなか城内では女性受けが良かった。
黄巾の村であった彼らは当然この木像を祠に置き毎日豊作を祈願している。
軍自らが新しき宗教を作り出したため今現在大規模な農業拡大を目指し、兵の何割かが農業活動をしている。
「ならば勝つしかないな」
「華雄殿・・」
「貴様らは不安なのだろう?ならば不安を取り除けばいいだけのことだ。
勝ち続け力をつけ我々が他所に負けないほど強くなればいいのだ」
華雄の言葉に周りの将が不安そうな声を上げる。
この光景を見た七乃はやれやれといったポーズを取りながらもその顔は笑ってはいなかった。
「まったく華雄さんは単純ですね~
ですがそれこそが真理なのが現実ですね。
軍事力の充実は他国を吸収し、自らのものとするのがてっとり早いですしね」
「座して待ち他国が肥大化してしまってからでは遅いわ。
今こそが私たちが大陸屈指の大国へ躍り出る好機。この期を逃してはダメよ」
こうして袁術軍の方針は侵略活動を重点に置くということで決まった。
そして当然次の議題は決まっていた。
「やはりあそこか・・」
華雄が頭を抱える。
その表情は暗く、彼女は賛成しかねるといった意見のようだ。
「兵力はわずか五千。兵糧も恐らく不十分。
普通に考えれば狙われないほうがおかしいわね」
「こんな悪条件でも私たちをこんなにも悩ませるなんてさすがですね~・・」
「下邳・・呂布ね」
天下の飛将軍呂布。
誰もが彼女の強さを知っている。そして最も知っているのが華雄と姫羽だ。
だが華雄としてはかつての同僚であり、目指すべき目標のような存在だ。
そのため呂布を攻めるのがいくらか気が乗らないようだ。
「華雄」
「わかっています。
あやつもこの乱世に生まれた身。
覚悟はできていると思う」
「ええ。この袁術軍では貴女の武が頼りよ。
私たちの未来のため頼むわね」
「御意」
姫羽になだめられ華雄が了承する。
机の下では華雄の拳が強く握られていた。
やはり葛藤があったのだろう、だが華雄の心は決まっていた。
そして数日が流れる。
軍では着実に軍備が整えられていた。
敵はたかが五千人。
いかな呂布といえど数の暴力には抗えないだろうということと、農業の拡大に穴を空けられないということで減った兵はそのまま戻さなかった。
呂布への戦線布告はすでに行った。
そして当日・・
「うむ!これより妾たちは下邳へ進軍し呂布を打ち倒すのじゃ!
皆のもの、妾のためにがんばるのじゃーー!」
城門の前で美羽の号令が発せられた。
その時姫羽はちょうど軍備の数のことで不備があったためそちらの方に当たっていた。
そんなときに孫策からの使者がやってきた。
「袁術様。どうやら付近の荒野にて大規模な賊の軍団が現れたようです」
「賊の軍団じゃと!?」
「はい。その数は一万にも及ぶとのこと」
「そんな大規模な賊がいきなり現れるなんて・・
今まで話題にも上がらなかったのにおかしいですね~・・」
この報告に七乃が首をかしげ不思議そうな顔をする。
だが一方の美羽は怒り心頭だ。
「袁術様。いかがなさりましょう?」
「妾たちはこれより神聖なる戦なのじゃ!
そんな妾たちの門出に水をさしおって!下賎な賊どもの始末なんぞ孫策たちで充分じゃ!
はよう行って孫策に伝えよ!全員皆殺しじゃー!」
「はっ!」
美羽からの命を受け使者は急ぎ孫策たちへ伝えに走った。
「まったく賊というのは本当に腹ただしいのー!
七乃、蜂蜜水を所望するのじゃ!」
「はいはい~♪」
七乃から蜂蜜水を受け取りごくごくと喉を鳴らし美羽は蜂蜜水を飲む。
その表情からは少しずつ不快の色が消えていく。
「ぷはー♪やっぱり蜂蜜水はいいのお」
「はい美羽さま~ほっぺが汚れてますよ~
きれいきれいしましょうね~」
七乃が布で美羽の頬を拭いている。
その時の七乃の顔は幸せそのもの。二人はすでに幸せな気持ちで一杯だった。
そんなときに姫羽は戻ってきた。
「すみませんお姉様。
補充用の槍の数が一桁間違っていました。
ですが万事解決しました。さあ、下邳へと向かいましょう!」
「うむ!皆のもの出陣なのじゃー!」
こうしてひと悶着があったが袁術軍は出陣した。
ぐぅ~
かわいらしいお腹の音がなる。
「・・・お腹すいた」
こちらは下邳。
現在呂布がこの城を収めていた。その呂布は現在城壁の上で力なく座り込んでいる。
反董卓連合の戦いで破れ、そして逃れついた先がこの下邳。
当然資金も兵糧もほぼない。
なんとかしてやりくりし、そして何か手を打たなければいけない。
そんなときに袁術軍から宣戦布告を受けたのだ。
「恋殿」
「・・ちんきゅ」
「この戦なんとしても勝つのです。
やつらは名門袁家。おそらく必要以上に兵糧なども持ってきていると思うのです。
ですから勝てば一気にこの城が潤うのですぞ!」
「・・勝てば皆お腹いっぱい?」
「ええ。恋殿もねねも、兵も、そしてセキトたちも皆ですぞ!」
「・・ん。がんばる」
呂布が方天画戟を力強く握る。
そして立ち上がる。
「・・ちんきゅ。兵たちの準備」
「問題ないのですぞ!」
すでに兵たちが迎え撃つ準備は整っていた。
陳宮にとって敬愛する呂布のためにこの戦勝たなくてはいけない。
「皆のもの!敵は時機にこの下邳に来るのです!
勝てばお腹いっぱいにご飯が食べられるのですぞ!
この曲面、なんとしても切り抜けるのですぞ!」
「おおおおおおおーー!!」
場所はまた戻りこちらは行軍中の袁術軍。
また美羽の機嫌が悪くなってきたようだ。
「遠い遠い遠いのじゃー!」
いつもの悪い癖が出てきたようだ。
最近たま~にだが美羽は大人モードが発動する。
だが基本はいつもの美羽だった。
「ああ・・やっぱりお姉様はこうじゃないと・・」
「美羽様~そんな暴れちゃお馬さんがかわいそうですよ~」
時間のかかる移動時間。
当然美羽の集中力が持つはずもない。
美羽が足をばたばたとばたつかせる。
(まったく・・これが姫羽様の姉とは信じられんな。
姉妹とはこうも似ないものなのか)
姫羽は美羽に惚け、七乃は美羽を宥める。華雄は呆れた。
「も~、めっ!ですよ。
そんなお馬さんをいじめる悪い子にはもう蜂蜜水を作ってあげませんからね!」
「嫌じゃ嫌じゃー!蜂蜜水が飲めんのは嫌じゃー!」
「じゃあどうします?」
「ぅ・・我慢する」
「は~い♪良い子良い子。つまんないのも分かりますけど、お馬さんにあたっちゃダメですよ~」
「わかったのじゃ・・すまんの、馬よ」
美羽のテンションがさがったようだ。
そんな美羽を見た姫羽のテンションも下がる。
「はあ・・まったくこんな何も変わらない風景ばかりじゃお姉様じゃなくても飽きるわね。
いっそのこと何か木でも植えようかしら?
そうすれば目印にもなるかもしれないわね」
「ではどうせ植えるなら並木道にしてはどうですか?
その間を通れば目標の城につけるようにするとか」
「あら華雄良い提案ね。
方角を見失ってもその並木道のあいだを通れば城に辿りつける・・悪くないわね」
頭の中には美羽のことと仕事のことしかない姫羽は今現在美羽の相手を七乃がしていたため仕事のことを考えていた。
姫羽が目を瞑りどのようにしようか、予算は、などと考えていた。
そして少しずつ計画が練られている中思いがけない言葉が姫羽の脳天を貫く。
「はあ~・・こんな気分はさきほどの賊の話を聞いたときと一緒じゃの・・」
「孫策はうまくやってくれますかね~?」
二人の言葉を聞いた瞬間姫羽の頭からその並木道のことなどすべて吹き飛んだ。
隣を併走する七乃の肩をがっしりと掴む。
「な、七乃!!その話聞いてないわ!
なに!?どうしたの!どこで!いつ!どうなってるの!孫策!?」
姫羽の豹変したかのような慌てぶりに七乃どころか美羽も華雄も驚く。
「え?え?え?いえ、なんでも城の付近の荒野で大規模な賊の集団が現れたとか・・
その対応に孫策さんたちをむかわせたんですけど」
「ぐぅぅぅ・・・」
頭を抑える姫羽。まさに寝耳に水であった。
姫羽の頭の中は今ものすごい速さで情報の伝達が行われていた。
(賊・・こんな狙ったかのような時に?
そして孫策のほうから自ら使者が来た?それに私がいないときに?
だいたいおかしいのよ、あんな一桁も数字がずれるなんてありえない)
謀られた
その結論に達するには充分すぎるほどの情報であった。
彼女の頭の中にあの眼鏡をかけた女がほくそえむ姿が浮かぶ。
「き・・姫羽?」
「七乃。あとは貴女に任せるわ」
「はい?」
「華雄!ついてきなさい!」
「はっ!」
姫羽と華雄はその場で馬を反転させ全速で馬を走らせる。
(やはりお姉様は私にとって幸運の女神だわ!)
美羽の凄い速さでの集中力の切れによってもたらされたわがまま。
その飽きの早さのおかげで今回の不測の事態に対処できたと妹は菩薩の如き心の器を持っていた。
もとはといえば美羽と七乃が報告をしなかったことで起こったことなのだが。