死にゲーマー、幕末へ   作:レッサー2

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三人で行こう!将軍暗殺!!

長屋エリアを天誅し回っていると、ミステリアスなランカーである、ランキング7位の「デュラハン」こと藻屑海蘊に声をかけられた。

 

「灰狼、お前手慣れだよな?将軍暗殺しに行かねぇか?」

 

「あぁ、デュラハンさんか・・・良いよ、丁度猛者との戦闘を求めてたし」

 

「決定だな。それと、藻屑海蘊で良い」

 

「やぁ灰狼。一緒に首だけになろうねー」

 

横に居るのは「銭鳴」ハル・・・あれ?ハルの目が死んでる。

もしかして軽いノリで参加したが、ヤバいのに参加したか?

集まったメンバーは俺と藻屑海蘊、ハルの三人・・・暗殺には適した人数か。

 

「・・・気になったんだが、難易度は?」

 

「今回の将軍はどこまで見れるかなー」

 

「灰狼。期待してるぜ」

 

死にゲー開幕らしいです。楽しそうじゃないか。

そうして、三人は注意事項を確認して、将軍の元へ向かう。

 

 

 

 

 

将軍の居る城へ忍び込んだ三人は今、忍者と幕臣に追いかけられている。

理由は少し前に城内に響き渡った音のせいだ。

 

「ハル?音を出すなって言ったよなァ?」

 

「ごめんね?躓いちゃったわ」

 

「本当に二つ名持ち?」

 

追いかけてくる幕臣達から逃げながら、前に立ち塞がる幕臣達を天誅しながら将軍のいる場所を目指す。

先頭を俺と藻屑海蘊が走る、殿はハルが務め、忍者の遠距離攻撃を防ぐ・・・殿がハルなのは当然だろう。

この騒動の元凶だ。

 

「将軍はこの先に居る。灰狼、せっかくだ戦ってこい」

 

「良いのか?自分は行かなくて」

 

「あぁ、ハルと一緒に幕臣共を食い止めといてやるから、行ってこい」

 

「どうせなら挑みたかったな〜」

 

自業自得の奴が居たな?

藻屑海蘊、意外と良いやつだな。摩訶不思議な異常者だと思っててすまん。

ありがたく将軍に挑ませてもらおう。

 

 

 

 

 

将軍のいる場所は城の最上階にある広間。その最奥に将軍は佇んでいた。

自分と将軍の間にはかなりの距離がある。これぞまさしく、ボスエリアという雰囲気だ。

さて、どれほどの強さかな?

 

「お初にお目にかかります、将軍様。さて、死んでもらうぜ」

 

「・・・」

 

話さない系か、それはそれで貫禄がある。

俺が一歩前に踏み込むと、同じく刀を抜いた将軍も一歩こちらに踏み込む。

俺は刀を握り、いつでも抜刀のできるように構える。

「藻屑海蘊」と「ハル」のためにも少しは情報を持って帰りたいところだし、最初の一太刀で天誅されるのだけは避けなければ。

二歩目を踏み込むと同時に将軍の手が霞む。

 

「・・・っ!」

 

一閃。上段の構えから振り下ろされる刀を抜刀で弾く。

重い一振りだっため少ししか弾けず、将軍はすぐに構えをとる。

俺は将軍の刀がギリギリ届かない距離を取り、相手の出方を見る。

しかし、AIが操る最強の剣士と言われていだが、剣技はレイドボスさんのが上か?

・・・さすがレイドボスさんだぜ。

 

「堅実な剣撃で戦うタイプか?」

 

「・・・」

 

なら、剣筋は祖父のタイプか。

俺の言葉に反応することなく、ただ寡黙に機を待つ将軍。

ドッ、と踏み込み袈裟斬りのように将軍が斬りかかってくる。

それを刀で受け流し、将軍へ斬りかかる。

すぐさま後ろへ避けまた距離を取る。

一進一退の攻防が続く。

 

 

 

数分間の攻防。

そろそろ、一太刀入れたいな。と思った俺は将軍を見て唖然とした

 

「・・・は?」

 

集中力が切れる程に予想外の攻撃。それはビームによる遠距離攻撃。

目の前には赤黒いビームを放つ将軍の姿・・・ここ「幕末」の世界だよな?

唖然としていた俺はそのビームを避けることができず天誅されてしまった。

・・・祖父とは全然似てないわ。

 

 

 

 

 

いつも通りリスポーンし、ハルと藻屑海蘊を探そうかな。

と思っていたら、横には首だけのハルと藻屑海蘊が居た。もちろん俺も首だけだろう。

あぁ〜これがハルの言っていた「一緒に首だけになろう」ってやつか。

察するに将軍、いや幕府を襲撃しそれが失敗したらこの状態、晒し首にされると言うことだろう。

・・・いや、いつまでこの状態なんだ?

 

 

 

 

 

「はぁ、意外と長かったな晒し首状態」

 

「あれはね、打首獄門って言うんだよ」

 

リスポーンし、ハルと合流し、藻屑海蘊を待つ。

ありがたいことに、ハルが打首獄門についての説明をしてくれた。もうなりたくはないがな。

 

「ここに居たか。どうだった、将軍との戦闘は」

 

「強いね。ビーム出すのか、あの将軍」

 

「ビームを見れたのか。良い体験になったな」

 

藻屑海蘊の発言からしてビームを見れるのは少ないのか。

 

「大規模一揆にも呼ぶから、頼んだぜ」

 

「予定が合えばな」

 

・・・NPCの天誅への熱意本当に凄いな、この人。

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