死にゲーマー、幕末へ   作:レッサー2

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カオスな天気予報

いつも通りにログイン。ログイン天誅の集団を返り討ちにして、日課のように長屋エリアを歩き回る。

さて、楽しく天誅できる猛者はいるだろうか?

 

「長谷エリアにはランカーあんま来ないんだよなぁ」

 

以前のように他エリアにでも行くか?

そう思い、歩いていた灰狼の上空に、落下する刃の雨。

それに勘づくと、瞬時に横へ回避し、先読みで落下する刀を弾き屋根の上を見る。

 

「流石に対応してきますね。しかし、「極限月下」のイベント報酬である、「餓狼惨牙」を投げるためにも、逃すわけにはいかない!」

 

あれは、「刀雨」グラビ帝か!・・・ちょっと面倒だなぁ、楽しく・・・ないんだよなぁ。

刀の雨から逃れるように、多少のフェイントを混ぜながら長屋エリアを駆ける。しかし、フェイントを見抜き、逃走経路に落下してくる刀も多くそれらを弾く。

並走するように屋根を駆けるグラビ帝。

・・・こんなことなら、逃走術も習うべきだったか?

 

「降りてこない?グラビ帝さんよ!」

 

「それは無理だな!投擲が強みなんでね!!」

 

斬り合う気はないらしい。

並走しながらも、恐ろしい程の正確性で刀を投擲するグラビ帝。

あいつのストック切れは期待しないほうがいいだろう。数多の天誅で集めた量の刀だ、そう簡単にはストック切れは起こさないだろう。

グラビ帝への対策を考えながら、逃走してきた場所は城下町エリア。

 

「・・・城下町まで逃げてきたのか」

 

ふと、前を向くと、そこには落下する大玉花火。

・・・刀雨の次は花火か?何でもかんでも投げやがって、今日の天気、どうかしてるぞ!

直感に任せて一閃。導火線を斬る。大玉花火は起爆することなく地面に落ちる。

 

「クソっ!面倒なのが、一人追加されやがった」

 

「おぉ、灰狼の他に、グラビ帝がいるのか・・・まとめて天誅だ!」

 

良いのか、「紅蓮寧土」フラバンよ、幕末では漁夫の利は逆に危険だぞ?

刀の雨が俺から、フラバンへと移動する。

それを確認すると、すぐさま無防備になったグラビ帝の背中へ一瞬で近づき、刀を構える。

俺は協力するなんて言ってないぜ。

 

「天!誅!!」

 

「ぐっ、が・・・!?」

 

グラビ帝の背中へ刀を突き刺す。そして、突き刺した刀を上へ振り抜き、体を両断する。

その間、フラバンは刀の雨を回避し、大玉花火を投擲していた。大玉花火はまだ空中。

グラビ帝が落とした刀を三本、大玉花火へ投擲する。刀に当たった大玉花火は軌道を変える。

すぐさまフラバンから、隠れるように建物と建物の間を移動する。

 

軌道を変えた大玉花火が、離れた場所で起爆する。

 

「さて、こっからは暗殺だな」

 

気づかれないように天誅する、あの爆弾魔にはこの方法が一番だろう。

建物と建物の間を移動しながら、フラバンのいた場所へと迫る。

フランバンの投擲した大玉花火があちこちで起爆している。

花火の音が止む。

建物と建物の間から飛び出し、フラバンのいた場所を見る。

 

「・・・?」

 

そこには倒れるフラバンの姿。

誰かが天誅したのか?ならば誰が?

一瞬、動きを止めた灰狼の頭に矢が刺さり、天誅される。

 

弓矢!?この精度は「あいつ(↑)」の狙撃か!

いつも爆破してくるフラバンへの、仕返しの巻き添えを喰らったか。

 

久しく天誅され、「あいつ(↑)」の天誅を心に決め灰狼はリスポーンする。




あいつ(↑」:「天誅だ!!フラバン!!ついでにお前も」
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