死にゲーマー、幕末へ   作:レッサー2

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レイドボスさん討滅戦 開幕

「灰狼は討滅戦、参加するでしょ?」

 

「・・・討滅戦とは?次のイベント?」

 

亡霊状態でレイドボスさんの蹂躙を観戦していると、「銭鳴」ハルが話しかけてきた。

 

「あ、そっか。新人だもんね。討滅戦ていうのはイベント後にランキング一位報酬を求めてレイドボスさんに大規模レイドすること。どう?参加する?」

 

「大人数か・・・まぁ、参加するかな」

 

「それは良かった。今回のレイドボスさん、最高級に調子いいからさ」

 

少しホッとした表情を見せるハル。確かに、俺との戦闘も余裕がある様子だったし、大人数でも相当手強いのだろう。

 

「気をつけてね?過去に百人迎撃してるから」

 

・・・本当に怪物だな、レイドボスさん。大人数でも全力で倒しに行こう。

その後も少しハルと雑談を討滅戦を待つ。

ハルは「指パッチンは効かないし、銭を飛ばしたって避けられるんだ」と少し悲しそうに話していた。

 

 

 

 

 

数分後。イベントが終わりリスポーンする。

イベント順位は七位か、報酬は「餓狼惨牙」、特殊能力は膂力の向上。初めての報酬武器だ、無くなるまではメイン武器として使おう。

 

「さて、討滅戦に向かうかな」

 

絶好調のレイドボスさん討滅戦にはランカー九人の他「祭囃子」サンラク、「銭鳴」ハル、などが参加する。

他にも一般プレイヤーも参加するが・・・蹂躙されるだろう。

 

「・・・?なんかレイドボスさんに一騎討ち挑んでるプレイヤーが居るな?」

 

視線の先にはレイドボスさんに一騎討ちを挑む京極の姿・・・なんか、凄いイキってるけど。

そして、笑顔で一騎討ちを受けるレイドボスさん。

 

「おっ、京ティメットのやつ本当にレイドボスさんに一騎討ち挑んでるわ」

 

「サンラクか、京極の一騎討ちを観戦?」

 

「あぁ、なんか「僕がレイドボスさんを一騎討ちで倒して見せるよ」とか、討滅戦に誘ってる時に言い出したから、どんなもんか観戦しに来た」

 

「レイドボスさんは少数で倒すものじゃ無いのにね〜」

 

「本当だよな〜」

 

灰狼(一騎討ちを仕掛けた)とサンラク(ほぼ二人で挑んだ)は雑談しながら、京極の一騎討ちを観戦していた。

一騎討ちに邪魔が入らないのは他のプレイヤーも観戦または様子見をしているからだろう。

 

決着は早かった。

勝負内容はレイドボスさんが京極を程よく半殺しにした後、放置。そのまま去っていった。

まぁ、放置されたと言うことは気に入られたのだろう。

 

「まぁ、始球式みたいなもんだろう。他のプレイヤーも少し離れた場所でレイドボスさんを襲撃する気だ、後を追うかな」

 

レイドボスさんを追う途中、後ろにいるサンラクの方を見たが、

サンラクは、しんなりしている京極に近づいた後、スクショしていた。・・・どんな性格かなんとなく分かった気がする。

前を振り返るとレイドボスさんに数十人のプレイヤーが一斉に襲いかかっていた。その中にランカーはいない、まだ行くべきではないか。ランカーが参戦してからこっちも参戦するべきだろう。

あの数十人は蹂躙されるからな。

 

一瞬だった。レイドボスさんが「星斬竿」を振ると、一気に二十人近くのプレイヤーが首を飛ばされ、天誅された。残る十人近くのプレイヤーも返しの刃によって全滅。

・・・なるほど、これは楽しくなりそうだ。

 

襲撃した数十人のプレイヤーの全滅を確認したランカー達は各々動き出す。

灰狼とサンラクもその動きを察しレイドボスさんへと向かう。

ランカーと二つ名持ちなど、実力者によるレイドボスさん討滅戦が始まる。

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