「チェストォォ!!」
「防げ・・・え?」
刀ごと胴体を切り裂き、目の前のプレイヤーを天誅する。
今日も良い天誅日和。討滅戦後は、色々な流派の試しも兼ねて幕末プレイヤーを天誅している。
・・・良いね、示現流は、刀ごとぶった斬れる。
「吹雪狩」を見て思い出したし、感謝だな。しかし
「知人のようには上手くいかないな・・・」
現実での知人に示現流の使い手がいるが、なんかもっと・・・狂気があるんだよなぁ。
まぁ、仕方ないか。
新たなプレイヤーを探して長屋エリアを歩き回る。
「次は何の流派を使おうかな」
「油断大敵!天誅!!」
「カウンター天誅」
「ぐへぇ」
全く、「幕末」では常に奇襲されるな・・・おっ?脇差持ってんじゃん。
貰っておこうか、ここは奪うのが常識だからな。これで二刀流もできるようになったぜ。
・・・にしても、長屋エリアで何十人も天誅してたら、人がなかなか見つからなくなってきた。
ここにいつも居るが、今日ぐらいエリアを変えるとするか。
そうだなぁ、竹林エリアとか行ってみるか。
普通にやってたら、俺は行くことないだろうし。
「おぉ〜自然を感じるなぁ」
「竹林エリア」というだけあって、無数にある高く伸びた竹により、辺り一面緑色、どこか涼しさも感じる気が。
残念ながらプレイヤーは見かけないが、自然を感じれる良い場所で、血に塗れた心を浄化してくれるようだ。
本当に自然豊かだ・・・何度か来ようかな?
「プレイヤーより先に野生の動物が見つかりそうだ」
サッと竹が揺れた。
同時に竹槍がこちらに向かって投擲される。その竹槍を斬り、揺れた竹の方へ視線を移す。
そこには竹から竹へと、竹林を駆け回る「何か」がいた。
「なんだ?猿の敵でもいるのか?」
「猿じゃない!!」
また竹槍が投擲される。
そして斬る。どうやらプレイヤーだったらしい、動きは猿にしか見えないが。
高所から竹を投擲してくるのは面倒くさいが、対応はできる。
「あいつ(↑)」の方が何倍もうざいし、強い。
「降りてこいよ。竹槍投げてるだけじゃ天誅できないぞ」」
「普通は天誅できるのよ」
会話の最中もなんでも投擲される竹槍。
そろそろ竹槍斬るの飽きるんだが?
今もなお、高所から竹槍を投げ続けるプレイヤー、名前は「グングニルかぐや」・・・かぐやを名乗れない気がするがな。
だって挙動が完全に猿だぞ。
「レイドボスさんやランカー、そして君といい、なんでそんな簡単に対応してくるの!?」
「ランカー達は、「あいつ(↑)」の遠距離射撃に慣れてるからじゃね?」
このプレイヤーは一生竹槍を投げ続けるのだろうか?。
仕方ない、追いかけ回すか。
投げられる竹槍を斬りながら、竹と竹を三角飛びの様にジャンプしながら追いかけ回す。
「地上に降りてこーい」
「ひっ、やっぱりレイドボスさんと同じタイプじゃない!」
レイドボスさんもこうやって追いかけたのか?・・・いや、なんかもっと凄技見せてきそうな気がするな。
数分間後
そろそろ竹槍のストックも尽きてきただろう、竹槍の投げる頻度が少なくなってきている。
そして、竹林エリアの外に出そうと追い詰めたことによって
「もう良い加減降りて戦おうぜ?」
「くぅ・・・もう竹林も終わるし。良いよ、降りる」
やっと地上に降りれるぜ、疲れるんだぞ?竹林をジャンプで駆け回んの。
遂に地上に降りた「グングニルかぐや」。見た目はきちんと名前に相応しい容姿。
「さて、流派の練習相手に不足なし」
「・・・?レイドボスさんといい、なんでたまに上位ランカーが来るの」
俺は気分だったが・・・多分自分のせいなんじゃないか?
俺はランカーじゃないから分からないが、試し斬りとか?
「・・・意外とあっさり?」
現実で槍使いとも手合わせしたことがあるからか、ランカー達との戦闘故か
感覚が麻痺しているのか?あっさり天誅できてしまった。
竹槍のストック切れが痛手だったのだろう。刀での戦闘はランカー慣れしている俺にとっては楽に終わった。
ランカーの14位〜11位はどんなプレイヤーなんですかね?