【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~   作:マカーブル

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本作をお読みいただき、たくさんのお気に入り登録やご感想をありがとうございます。
誤字脱字の指摘等も、いつも助かっております。

今話では探求ネキに本領を発揮してもらいました。
作中でのなんちゃって医学知識は、全部独自設定です。本気にしたら恥をかくのでご注意ください。(予防線)





第19話 作って使って効果を確認してから本番で使うのが、新薬と言うものだろう?

 

 

 

 前世において「日本を黒死病(ペスト)の無い国にした」と称えられた北里柴三郎(新千円札の偉人)は、1894年にペスト菌を発見した事で、黒死病(ペスト)を『不治の病』から『予防する事が可能な病』に変え、日本に黒死病(ペスト)が侵入した際には彼自身が指揮を執り、感染拡大を防ぐ事で黒死病(ペスト)の魔の手から逃げ延びる事に成功している。

 偉業である事は間違いないが、この時点では『確実に治療可能な病』には出来ていなかった。

 それが可能になったのは、これよりも随分と先の未来だ。

 

 人類が初めて手にした抗菌薬は、1928年にフレミングが発見したペニシリンだ。

 細菌感染の治療法を研究している時に、うっかり放置したブドウ球菌の培養皿に生えた青カビの周りだけブドウ球菌が死滅していたのが、発見のきっかけだそうだ。

 以来、様々な抗生物質が生み出され、病で死ぬしかなかった多くの命は救われてきた。

 

 黒死病(ペスト)も『治療が可能になった病』の一つだ。

 前世も今世も、有効な抗生物質が開発された時期は違えど、現在では治療法が確立されていて、早期に適切な治療を行うことで、致死率を大幅に引き下げることが出来ている。

 

 病によって死ぬしかなかった人類は、薬と言う名の武器を手にし、様々な()を克服できるようになった訳だ。

 

 

 

 だが、こちらが何かを克服すれば、克服された何かは、こちらを克服してくる。

 

 

 

 それは、スポーツでの記録争い然り、新しい技術の開発競争然り、野生動物の縄張り争い然り、()()()()()()()()()()()然りだ。

 

 『薬剤耐性(Antimicrobial Resistance)』と言う言葉がある。

 人間は、例えば毒が身体に入ると、その毒を排除しようとしたり、毒に対する耐性を得ようと身体を作り変えるように出来ている。

 ()()()()()()()

 薬と言う名の()が入ってきたら、人間と同様に、あの手この手で()から逃れようとする。

 紆余曲折の結果、()の効かない、新しい病原菌が登場する。

 

 薬で病を克服したら、その薬を克服した病が登場する。

 その『薬を克服した病』を克服する薬が登場すれば、『薬を克服した病を克服する薬』を克服した病が登場する。

 

 後はもう、ずっとずっと続くイタチごっこだ。

 どちらかが諦めて絶滅するまで続くだろうし、どっちも絶対に諦めないから、いつまでも続いている。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 ───と、こんな程度の()()()()を、あの黒死病を始めとした【穢れ】の化身みたいなガキが認識していない訳がねぇんだよなぁ。

 

 切り札は確かに用意している。

 ショタおじの占術さまさまだな。正直、知らなかったら詰んでた可能性が高すぎる。どんだけ初見殺しの性能が高いんだよ、あのクソガキ。

 

 あのクソガキは、単なる殺し合いが趣味の狂人じゃない。明確な意思と知性があって、なんならオカルトの何たるかまで理解して、その力を行使している。

 オカルトにおける超常現象なんてものは、極論すれば『自分の屁理屈(スキルや術)説得力(霊力や魔力)を持たせて、常識(物理法則)を上書きして概念(常識)として成立させる』って事だ。これが成立すれば、そいつにとっての常識にオカルトによる超常現象が追加されて、次からは()()()()()()()()()()()()()訳だ。

 

 あのクソガキは、それを()()()()()()()()()

 あいつの行使した術やスキルの中には、『本来なら同時には成立しない物』や『人の身には余るモノ』なんかが多々見られたし、あいつ自身も()()は理解している。

 恐らくあいつは『じゃあ、こうすれば使えるだろう』で実際に使()()()()()()()()んだろうな。

 流石に適性のあるものに限るんだろうが、じゃあ、あいつの【穢れ】に関する適性はどんだけなんだよ。巫山戯やがって。

 

 そんなあいつに対して、迂闊に切り札を見せちまったら、その『認識』を起点に『対策』と言う名の『耐性』を得るだろうな。

 

 

 

 ()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、だ。

 

 

 

 あのクソガキは絶対に狙って病の変異を起こして、こっちの切り札の無効化を狙うだろうな。

 だからこそ、迂闊に知られる訳にはいかないし、知られる時はこっちの準備が整った時じゃないといけない訳だ。

 

 探求ネキは絶対に間に合わせるだろうし、霊視ニキは絶対に()()()()()()()()保たせてくれるだろう。

 俺は俺で、結構分の悪い賭けに出ないといけないし、勝っても負けても痛い目を見ないとだが、まぁ、これも必要経費だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワクチンとは病原性(毒性)を完全に無くしたり弱めたりした病原体の一部などを接種する事で、免疫システムが次の病原体の侵入に備えられるようにして、重篤な感染症を予防する薬の事を言います。

 

 作り方については、使用する技術や目的の応じて様々ですが、一般的なプロセスは───

 

① ターゲット病原体の特定

② 抗原の選定

③ ワクチンのタイプを決定

④ ワクチンの製造

⑤ 精製と定量

⑥ 添加物の追加

⑦ 臨床試験

⑧ 承認申請

⑨ 製造と流通

⑩ 接種とフォローアップ

 

───といった流れですね。本来は数か月から数年はかかる作業ですが、今回、許された時間はなんと3分弱。

 当然ですが⑦以降は全て無視して、作ったワクチンは臨床無しで即接種です。薬事法違反にも程がありますね。

 

 無茶振りが過ぎますが、彼女を相手に迂闊に『ワクチンを作る用意がある』と知られれば、まず間違いなく用意を無駄にする変異を狙って起こしてくるでしょう。

 そうなってしまえば、こちらは限りなく詰みに近づきますね。今の我々では、彼女の放つ大量の【穢れ】をいつまでもしのぎ切れません。

 

 よって、我々の成すべき方針は───

 

1 彼女に見つからないように、彼女の放つ【穢れ】に対するワクチンを精製。

2 生成したワクチンを()となる者に接種させ、彼女と直接相対する。

3 彼女自身へもワクチンを接種させ、一時的にでも無力化させる。

 

───こうなりますが、言うは易しですよね、これ。

 1は私が頑張るしかありませんし、2はセツニキには別件がある以上、当然ですが霊視ニキです。

 3は普通に難易度が高いですね。彼女に直接注射器でワクチンを接種させなければならないとか。

 

 

 

 

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 さて、それでは時間もありませんし、ワクチン作りを始めましょうか。

 

 まずは『① ターゲット病原体の特定』。これはさっきまで彼女と接近戦をしていて、【穢れ】による感染を何度も受けて来た霊視ニキの血液から見極めがつきました。

 彼女の放つ【穢れ】の根源と見受けられたのが黒死病の概念。言わば、【霊的黒死病】とでも言うべきものです。

 これに対し、ワクチンを作成するのが今の最優先事項です。

 

 続いて、『② 抗原の特定』。【霊的黒死病】の中でも免疫応答*1を引き起こしやすい抗原を選定します。

 通常はタンパク質や糖鎖ですが、当然そんなものは霊的な要素の中には無いです。ですが、彼女が黒死病(ペスト)に思い入れがあるのなら、きっと()()がある筈ですが…………本当にありましたね。

 Y. pestis抗原、黒死病(ペスト)特有の抗原……の、霊的構造物ですか。

 これは、彼女が『何となく黒死病(ペスト)っぽい』、と言った使い方ではなく、黒死病(ペスト)とはどんな病で、菌の構成はどうなっているのか、等々、様々な知識を持って正確に再現していることの証明でもあります。

 ですが、これで彼女が『狙って病を変異させられる』のもほぼ確定でしょうね。

 

 次は、『③ ワクチンのタイプの決定』です。

 ワクチンのタイプは大きく分けて三種類。

 病原体を殺して作る『不活化ワクチン』。病原体を弱毒化して作る『生ワクチン』。そして、病原体を遺伝子情報を利用して作る『RNAワクチン』。

 今回はRNAの中でも、DNAに保存されている遺伝情報のコピーであるmRNAワクチンを作成します。前世で言うところの『コロナワクチン』にも用いられた作成方法ですね。

 利用するのは、特定済みの霊的黒死病の構成情報そのもの。物理的に作るワクチンよりも霊的な情報を用いる事で、より確実な効果の見込めるワクチンの作成に繋げる事が出来ます。

 現状ではベストまではいかなくとも、ベターな選択でしょう。

 

 そして『④ ワクチンの製造』。

 選定した抗原を基にワクチンを製造する過程です。これには本来なら細胞培養や、発酵といったプロセスが必要となりますが、今回はそんな事を悠長に行っている時間はありません。

 私の霊的起源である【エンキ/エア】の権能*2を引き出し、【生物改変】と【錬丹術*3】を併用し、【壺中天地*4】の応用で発酵等の時間のかかるプロセスを極限まで短縮します。

 霊能頼りの力ずくとも言えるワクチン作成ですが、限られた時間内での突貫作業ですからね、止むを得ません。

 

 連動して『⑤ 精製と定量』に移ります。

 この作業は製造したワクチンを精製し、適切な濃度に調整し、その過程で不要な成分や不純物を取り除く作業です。

 本来なら、この工程は重要なもので、ワクチンの性能に直結すると言っても過言ではありませんが、今回はほぼスルーです。

 何故って? 既に『④ ワクチンの製造』の時点でほぼほぼ終了済みだからですよ。

 物理的な手段で常識的なワクチン作成をしているならともかく、私がやっているのはインチキと言われても反論できない権能頼りの力ずくですからね。

 製造過程の時点で不純物など、生じると同時に排除済みです。

 

 最後に『⑥ 添加物の追加』に入ります。

 本来なら、保存性を高めたり免疫応答を強化する為にアジュバント*5や保存料を添加する工程です。

 もちろん、そんなまともな作り方をするはずも無く、今回用いるのはストレプトマイシン、ドキシサイクリン、レボフロキサシンの三種。

 それぞれ、結核の特効薬、性感染症の治療薬、強い抗菌性あるの抗生剤で、もちろん黒死病(ペスト)に有効な薬剤です。

 日本でペスト菌が適応菌種として承認されている抗生物質で、短時間で調達可能な薬剤としてはこの三種類がベストでした。

 本来製作途中のワクチンに、既に完成済みの他の抗生物質を混ぜるなんて暴挙はあり得ませんが、これは霊的なワクチン作成です。

 三種類の薬剤に含まれる『黒死病(ペスト)に対し有効である』と言う概念を抽出し、作成中のワクチンへ重ねる事で、彼女に対する特効薬としての概念を強化します。

 そして仕上げに混ぜるのは彼女の弱点属性でもある、奇跡属性の魔法の【永遠の白*6】。

 占術で『黒き死神』と呼ばれた彼女への、概念的な意味での対抗手段ですね。相反属性としてのワクチンの効果の向上も含みます*7

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 さて、ようやく無茶なワクチン作成も完了ですね。ここまでにかかった時間は2分ジャスト。打ち合わせも含めるとこれでもギリギリです。

 ああ、ワクチンの保存性とか考慮に入れていません。この場で使い切る以外にあり得ませんから。

 ただ、彼女の【穢れ】に対抗できるだけの効力を持たせる為に、有効期間の大半を犠牲にせざるを得ませんでしたから、効果時間は保って数分でしょうね。

 

 出来上がったワクチンは3人分。材料の都合上、これが上限ですね。そして、これをどう使うかを決めるのは、私ではありません。 

 セツニキ、私は【創り出す者】として、貴方のオーダーに応えましたよ。次は【導く者】としての本領を見せて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 探求ネキは【創り出す者】としての役目を全うしてくれたな。2分で新規のワクチンを結構余裕をもって作成とか、こと創造系に関してはもう超えられたか?

 前世の分、下駄を履いてる俺だが、才能面に関しては探求ネキの方が遥かに勝るだろうな。まぁ、意地でも前を歩いてやるけどな。

 

 さて、クソガキの『人形』の【穢れ】に結界が耐えられるのは、保って残り1分。これが最後の打ち合わせだな。

 

 

「ワクチンは3人分。1つは彼女に使い、1つは()である霊視ニキ。残り1つの使い道をどうするか、ですね」

 

「重要なのは、あのクソガキにワクチンの存在をバラすタイミングだ。ショタおじの占術の『見極め』は恐らくこれを示している」

 

「バラす? 黙ってあのガキを押さえつけて使う、じゃ不味いのか?」

 

「ああ、不味い。確かに無策のままワクチンの事を知られたら、クソガキは間違いなく【穢れ】をワクチンが効かなくなるように変異させるだろうから、これは論外。逆に知らさなかった場合だが……」

 

「このワクチンは概念的な要素が大きく、現実のワクチンと違って『内容を知らなくても効果はある』物では無いんです。『これがワクチンである』と彼女が認識した上で接種させる事で、初めて『彼女に対する特効薬』としての効果を発揮する訳です」

 

「つまり、霊視ニキにはワクチンを接種した上でクソガキの【穢れ】を無効化しつつ暴れてもらって、クソガキにこちらには【穢れ】を無効化する手段があると認識させた上で、ワクチンの存在を明かしてからぶち込まなけりゃ効果が薄い訳だ」

 

「分かった。なら俺の役目は【見抜く者】として、そのタイミングを見誤らない事、って訳か」

 

「ああ、頼んだぜ」

 

「それで、最後の1つの使い道ですが……」

 

「ああ、それについても決めてある。それは───」

 

 

 

 

 

 そして最後の打ち合わせも終わり、全員にありったけのバフを掛けたら準備完了だ。

 これで最後だと思うと、ラスボス前の勇者の気分だな。もっとも俺は勇者なんて柄じゃないし、適任は他に大勢いる。

 

 そうだな、強いて言うなら───

 

 

「それにしてもセツニキ」

 

「ん?」

 

「あなたも大概、賭け事を楽しむ口ですね。口元がニヤついてますよ」

 

「違いないな」

 

 

───賭博師で十分だ。

 趣味はダーツと対人ギャンブル全般と酒。好みの女は乳がデカイ女。

 ああ、勇者なんて柄じゃねぇんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の役目はショタおじの占術通りなら【見抜く者】か。

 てっきりいつも通り相手を"見"て、その強さを仲間に伝える役回りかと思っていたが、ここに来てまさかのガキに切り札を公開するタイミングを『見極める』のが役割になるとは思わなかったぜ。

 

 とは言え、俺のやる事はシンプルだ。

 

 

「ふんッ!!」

 

 

 目の前の真っ黒な『人形』を思いっきりぶん殴る。

 本来なら【ドロイド*8】の効果でぶっ壊れても『人形(PUPPET)』状態が維持されるはずの『人形』はあっさりとぶっ壊れる。

 なるほど、これが特攻付きの効果って訳か。有り難いぜ。

 

 その光景を見たクソガキが、驚愕と興味と歓喜と興奮の入り混じったヤベェ面でこっちを見てやがる。

 って、あのガキ、一気に30体分『人形』を寄こしやがった!!

 

 

「おらぁッ!!」

 

 

 確かにこの『人形』は雑魚って訳じゃねぇ。俺の目にもレベル30相当って"見"えてるし、中身も【シシリッカ*9】【クイッカ*10】【バルザック*11】が『生前の情報』と合わせて詰め込まれた、ふざけた組み合わせだ。

 だが、今の俺には遠く及ばねぇ!!

 

 

「やあ、霊視ニキ。顔色も良いようで何よりだ。すごく調子が良さそうじゃない、か!!」

 

「おかげさまで、な!!」

 

 

 それからはクソガキと『人形』を巻き込んでの喧嘩だ。

 これは殺し合いだが憎んじゃいねぇ。だが、こっちはこのクソガキにきった啖呵ってもんがある。

 楽しそうに笑ってるクソガキを殴り飛ばして、大人の威厳ってもんを見せてやらねぇとな!!

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

「ああ、そうだとも。そうで無ければならないなぁ!! ()()に対抗するなら、()()()()()()()は大事だからなぁ!! あはははははははははははははは!!」

 

「さて、クソガキ。覚悟は良いか? お灸じゃねぇし、俺は医者って訳じゃねぇがな」

 

「ああ、そうだな。つまりお前は、今から可憐な少女である私を力ずくで押さえつけて、その太くて長いモノを挿し込んで、私の中に白い液体をぶちまけようとしている訳だな」

 

「だから、言い方ぁ!!!!!!」

 

 

 

 

このクソガキは絶対に殴り飛ばす!!!!!!

 

 

 

 

 

*1
有害な物が体に入ってきた時に、免疫細胞がアクションを起こす事

*2
悪魔の力を引き出しつつ、悪魔としての性質を排除していった結果として、前々世の悪魔として持っていた権能のみを扱える様にした感じ。

*3
霊薬や料理などの服用する系統の作成技術関係が一纏めになった、創造の権能。

*4
『後漢書』方術伝に登場する壺の中の別世界と言う概念をネギまの〝ダイオラマ魔法球〟の様に縮尺模型(ジオラマ)と組み合わせる事で、異界としての形を整え持ち運びも可能なアイテムとして成立させた。

*5
薬物やワクチン、農薬の効果を高める物質や成分の総称。「adjuvare(助ける)」に由来。

*6
神聖魔法(奇跡属性)。純粋な奇跡属性で敵に大ダメージを与える。

*7
ワクチンの色が白かったのは大体これのせい

*8
暗黒魔法(覚醒属性)。死体を操作し『人形(PUPPET)』状態にする。この状態の時、肉体の破損による『死亡(DYING)』は発生しない。

*9
暗黒魔法(降魔属性)。対象を『病気(SICK)』状態にする。病状は黒死病のそれとする。

*10
暗黒魔法(覚醒属性)。対象に『反撃(COUNTR)』(物理攻撃を受けると自動的に反撃する)を付与する。

*11
暗黒魔法(覚醒属性)。対象を『狂暴化(BERSEK)』状態にする。攻撃力と命中率が大幅に向上し、理性的な行動がとれなくなる。







お読みいただき、ありがとうございました。




前話で「ワクチン作れるならさっさと作れば良かったんじゃね?」と感じたであろう読者の疑問への回答編ですね。
んな都合の良いメタアイテムとか無制限に用意できるもんじゃないし、相手だって対抗してくるから、切り札は使うタイミングが重要です。

ガイア連合側のメンバーに探求ネキを加えた理由の大半が、このワクチン作成回。
彼女以外でコレが出来るのって、強いて言うならマジでセツニキくらいじゃない?
いかがだったでしょうか?

さて、本気でクライマックスが間近です。次回で戦闘は終われたら良いなぁ。出来るか?
飽きずにお付き合いいただけると幸いです。




・四条 灯(後の黒死ネキ)
『自分に対する特効薬』を認識する。
これが吉と出るか凶と出るかは、次回次第(ォ
どう見てもラスボス側。注釈に「※主人公です」って書かれる系。ガワがロリカードだし仕方ないよネ。
がんばれ、ガイア連合。こいつ倒したら、強さそのままで仲間になるぞ。


・霊視ニキ
占術で言う【見抜く者】。
実は責任重大な立場だった。いつもの事だね。
気兼ねなく殴れる相手には無双して当然の漢。
頑張ってクソガキをぶん殴ろう。


・探求ネキ
占術で言う【創り出す者】。
今話で本領発揮。内容は権能でのごり押し極まるので、現実では彼女以外には再現不可能。
2分で新薬を完成させ勝利へ貢献。
けど、まだ役目は残ってる件について。


・セツニキ
占術で言う【導く者】。
作戦立案と仕切りにおいて、ガイア連合でこの人以上は多分いない。
今話で死亡フラグを乱立させるけど気にしない。
賭け事は大好きだが、破滅型とは対極のタイプのギャンブラーなので普通に勝つ。




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