【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~ 作:マカーブル
貧弱一般メガテンプレイヤー様 作 【カオ転三次】幼女ネキの謎を解明するため、黒札調査隊は宮城県の奥地〇〇町出張所へと向かった――。
上記作品:https://syosetu.org/novel/368974/ が面白過ぎた。
だから、ついつい本編そっちのけで番外編を書いた私は悪くヌェ!!
無駄に文章量が多くなって、普段より投稿に時間がかかったのも悪くヌェ!!
調子こいて挿絵用に画像生成しまくって、余計に時間がかかったのも悪くヌェ!!
なお、バカな話を読んで笑ってくれたら良いな~ってのは、ガチ本音です。
こんなバカどもが居る日常とか、すごく楽しそうw
※ 今回の話は、上記作品の続編として書かせていただいたものですので、先にそちらをお読みいただかなければ理解しがたい所も多々あり、また、上記作品のネタバレも遠慮なく描写しています。
必ず先に上記作品をお読みの上で、今話を読む事を推奨いたします。
※ 今話の時系列は外伝時空ですので、細かい設定はされておりません。
時期的には半終末後で、幼女ネキ、黒死ネキは山梨異界の深層民になっていると言う、ふわっとした感じでよろしくお願いします。
※ 普段は後書きに画像生成AIによるイメージイラストを表示していますが、今話では『作中』に『挿絵として表示』しております。
こちらの方が『読むテンポを崩さず、文章もイラストも同時に楽しめる』と判断した結果ですので、ご理解いただけましたら幸いです。
全ては、とある三人のバカの戯言が始まりだった。
「で、この青竹に挟まっていた手紙?を見る限り、お前らは私が処女かどうかを知りたかったと?」
目の前で★サンドバッグ*1に詰め込まれ、逆さ吊りにされてルービックキューブ張り手くらったみたいな顔のバカ三人に対し、寿司を食べつつ幼女ネキは尋ねた。
とある日のガイア連合宮城支部〇〇町出張所にて、自分が出張所来た時に、互いの性癖らしき戯言を叫びながら青竹を使ってシバき合うバカ三人を発見したので、とりあえずシバき倒して吊るしておいた。
見れば青竹には時代劇よろしく手紙らしきものが挟まっており、読んでみると内容は「幼女ネキって処女なん?」と言う内容が、無駄に丁寧で無駄に文学的に無駄に学術的な問いに見えるように延々と書き連ねられていた。
この幼女ネキ、性格は筋モノで行動は意志を持ったICBMであるが、決して頭が悪いわけではなく、洒落やその場のノリ、他人にガチで迷惑を掛けないお遊びへの理解はある方である。
手紙を一読した幼女ネキが出した結論は、「ああ、こいつらバカなんだな」と言う、誰もが理解し納得するに決まりきった結論だった。
確かにこの三人は馬鹿である。
10人中9人が、否、100人中99.5人が「正直ここまでとは思わなかった」と言うレベルのバカ達だ。
99.5ってなんぞ? と思った方へ解説すると、99人までは普通に「正直ここまでとは思わなかった」とバカをバカだと判断し、最後の心優しい一人も「どんなバカでも公然とバカにするのは違うよね……いや、やっぱバカだわ」とバカに対してバファ〇ン並に慈悲深い、成分の半分である優しさを発揮してくれただけある。
結論として、こいつらはバカなのである。知ってた? それはそう。
「私としてもお前らみたいなバカは嫌いじゃないし、本気で他人に迷惑を掛けない限りは止めるつもりもない」
「おお、幼女ネキ=サンは実に話の分かるお方!!」
「流石は黒札の中でも指折りの嫁の数を誇る幼女ネキ!! 懐の広さが違う!!」
「なら、私たちの命題である、『幼女ネキが処女か否か』の解答も!!」
「それはそれとして、私が処女かどうかは教えてやらんがな。さっさと山梨に帰ってクソして寝てろ」
しかし、本人からの返事は無慈悲!!
と言うか、常識的に考えて、幼女が処女かどうかなんて正解がどうであれ、本人が答えてくれるはず無いだろ!!
「そんな!! 俺たちは不退転の決意をもって宮城くんだりまで来たと言うのに!?」
「この通り白装束で、『三献の儀式*2』を行い覚悟も決めたのに!?」
「幼女ネキが処女か否かを教えてくれないと言うのなら、せめて、せめて後ろは開発済みなのか否かだけでも!!」
「お前ら、『蠟燭と釘*3』って知ってるか? 新選組式の拷問なんだがな?」
「「「猛虎落地勢*4!!!!」」」
躊躇う事なく決意も覚悟も捨て去り、全てのプライドを投げ捨て土下寝を敢行!!
一切の後悔の無く自分たちの信念を捨て去り、命だけは助けてくれと、八歳の幼女に足元に這いつくばる高校生ども。
何なら助かる為にサンダルを舐めても良い。幼女の履いているサンダルならご褒美だ。
あまりのバカっぷりに呆れを通り越し、ちょっと興味が湧いてしまった幼女ネキ。
だから、ついつい聞いてしまった。
「そもそも、何で私が処女かどうかなんて話題が出たんだ?」
後に幼女ネキは語る。
「あの時、ついつい聞かなかったら、あいつらは死なずに済んだのかもな」と。
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事の始まりは、バカAによる「ニンジャはロリにパワーボムを決めなければならない」と言う戯言だ。
正確には、「邪悪なロリババアをパワーボムでインガオホーさせねばならない」だそうだが、口にした瞬間に「こいつはバカだ」と満場一致で認定される戯言である。
なお、実際にバカにされた時は、「ニンジャってのは高みを目指すなら邪悪なロリババアを無慈悲な二連パワーボムで爆発四散させる事は避けられない存在なんだよ!」と開き直った模様。救い? ネェよ。
更に、バカAは「邪悪なロリババアなんてそうそういないから、妥協して幼女ネキにオシラスでドゲザしたらOKしてくれるかなって」等と口にした模様。
バカBとCはそれを聞き、バカAの死を確信し、バカAの遺品を売り払う算段まで立てていたらしい。
その後、一応は「幼女ネキって別に邪悪とは言わないよね」と我に返ったバカAの提案により、「幼女ネキは処女か否か」と言う議題が出て今に至るらしい。
それで実際に宮城まで来るあたり、こいつらのバカっぷりは凄まじい。
だが、幼女ネキにとって重要なのはそこでは無かった。
「(『邪悪なロリババアにパワーボム』と言うフレーズ……バカバカしいはずなのに、妙に心に残るな? 何故だ?)」
決して幼女ネキが三人のバカに感化された訳ではない。訳ではないが、妙に気になるフレーズに心のざわめきが抑えられない。
いや、仮に『邪悪なロリババアにパワーボム』を実行するにしても、そんな相手なんて……
「そもそも、てめぇの「高みを目指す」なんざ、所詮は口だけだろうがよ!!」
「何を言うか!! 途中で過ちに気付いたとは言え、幼女ネキと言う遥か高みのツワモノにパワーボムを試みる直前まで行ったんだぞ!!」
「ちゃんと私と彼とで、条件に合う相手を見つけてあげたじゃないですか。幼女ネキに代わる『邪悪なロリ』を!!」
「おら、『邪悪なロリ』にパワーボムがしたかったんだろ!? しろよ、パワーボムをよぉ!!」
「「パワーボム!! パワーボム!!」」
「うるせぇ!! いくら何でもガイア連合のヒソカ枠の黒死ネキにパワーボムとか、俺はまだ死にたくねぇんだよ!!」
「本音が出たぞ!! やっぱり口だけ野郎じゃねーか!!」
「所詮はその程度の男。前は処女でも後ろは実は幼女という心理に気付けぬ愚か者なのですよ」
三人のバカはバカな会話をバカ丸出しでバカみたいに続けているが、幼女ネキの心はある種の納得を得ていた。
「(黒死ネキは『邪悪なロリ』。確かに!! …………って、いやいや、何を考えているんだ私は!? 確かに黒死ネキは邪悪か否かで言うなら、間違いなく邪悪の側だが……まさか、私はやってみたいと言うのか!? 『
謎のパワーワードにより、不思議と心乱されるも、感情に身を任せずに冷静であろうとする幼女ネキ。
確かに黒死ネキはアライメントで言うなら【Dark=Neutral】と言うプロ犯罪者属性で思い切り邪悪の側だし、今なら彼女はガイア連合からの依頼で、ちょうど宮城支部に来ている。
つまり、やろうと思えばやれるのだ!! 『邪悪なロリにパワーボム』を!!
この三人のバカどもには不可能でも、自分なら可能だ!!
「(いやいやいやいや、落ち着け私!! いくら魅力的なパワーワードだからって短絡的になるな!! そもそも、黒死ネキは、ここで何も悪い事をしていないじゃないか!!)」
内心の葛藤を抑えようとする幼女ネキだが、タイミング良く……悪く? その黒死ネキ本人から幼女ネキへとメールが届いた。
その内容とは……
[[支部の冷蔵庫に仕舞ってあった限定プリン、お前のだったか? すまんが間違えて食べてしまったんで、私の式神にぷっ〇んプリンを買いに行かせているから許してネ、メンゴメンゴ。 可憐で優秀な灯ちゃん先輩より ]]
「よし、奴は邪悪だ」
「え?」
「何て?」
「幼女ネキ?」
食い物の恨みは恐ろしいと言うのは万国共通。
普段はシリアス路線のくせして、ふざける時は何処までもクソガキになるガイア連合でも古参の黒札である『
「お前たち、良い機会だから着いて来い。見たかったものを見せてやろう」
「え?」
「何て?」
「幼女ネキ?」
こうして、謎のパワーワードは幼女ネキの心を動かし、巻き込んだはずが巻き込まれる事になった三人のバカの運命はここで決定づけられた。
なお、彼らの生死を気にする者とか誰もいなかった。
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「ふむ、仕事の後の一杯はやはり格別だな」
ガイア連合宮城支部、連合メンバー専用のレクリエーションルームにて黒死ネキはくつろいでいた。
山梨本部に持ち込まれていた宮城支部からの厄介な依頼は、つい先ほど彼女が処理し、今は気楽な時間だ。
特に急ぎの用がある訳でも無いので、適当にくつろいで土産でも買って山梨に戻れば良い。
さっき食べたプリンは結構美味かったし、限定だと言うがまた買えるならそれもありだ。
そんな黒死ネキの現在の様子は───
レクリエーションルームの椅子に座った状態で、テーブルの上に足を投げ出して組む。
左手に火のついた葉巻を持ち、気が向くままに紫煙を吐き出す。
右手にグラスを持ち、中の氷をグラスに当てる音を楽しみながら、時折少しずつ中身を飲む。
───といった、少々行儀が悪いものだ。
まず黒死ネキの外見はローティーンの少女であり、極めて整った顔立ちの彼女が、あからさまな飲酒喫煙をしている絵図の違和感は凄まじいものがあった。
なお、グラスの中身はラム酒*5だ。
アルコールの刺激や荒々しさを感じたいのなら、氷を入れてロックにして少しずつ飲むのが向いている酒である。
そもそも彼女は状態異常の類は完全無効であり、実際に酔う事は無いのだが、味と雰囲気は楽しめている。
「さて、そろそろ買い出しも終わるだろうし、私もこの一杯で仕舞いに……」
と、休憩時間も終わりにしようとしていた黒死ネキの下へ、彼女目当ての来客が現れる。
「おーい、黒死ネキ~~」
「ん? 幼女ネキか。 どうした?」
つい先ほどメールを送った相手がこの場にいる。
何故か満面の笑みで両腕を広げ、まるで自分に抱き着こうとするような姿勢で、こちらに駆け寄って来る。
「(何だ? 抱き着こうとしているのか? 人魚ネキではなく私にか?)」
黒死ネキと幼女ネキは、ガイア連合内でも、同じ黒髪ロング同盟*6の先輩と後輩の関係だ。
普段の幼女ネキは黒死ネキには決して甘えようとはせずに、むしろその確かな精神性をもって対等に付き合おうとしている。
『殺したり殺されたり、死んだり死なせたり』が大好きだと公言している、むしろ恐れられている側の黒死ネキに対して、だ。
そんな幼女ネキの事を黒死ネキは気に入っているし、何なら時々模擬戦もしている。
戦闘に対し躊躇が無く、暴力の行使にも躊躇が無い二人はある意味相性が良く、その外見的な特徴の類似点*7の多さにより、二人を良く知る面々からは「人魚ネキとは別の意味で姉妹っぽい」と見られている。
そんな幼女ネキが満面の笑みで、抱き着こうとするような姿勢で自分に駆け寄って来る。
若干の戸惑いを感じつつも、黒死ネキは───
「(どういう心境なのかは分らんが、普通に可愛い所もあるじゃないか。ここは可憐で優秀な灯ちゃん先輩として、受け止めてやろうではないか)」
───内心、まんざらでも無かった。
『まさか、あの幼女ネキが変な企み等しないだろう』そんな信頼もあった。
そして、確かに幼女ネキは特に何も企んでなどいなかった。
笑顔と言う、
そして、幼女ネキは黒死ネキの腰回りに抱き着き、笑顔のまま黒死ネキを見上げる。
「どうした、幼女ネキ? 突然抱き着いたりして?」
「……何、ちょっとやりたい事が出来てな」
笑顔のまま黒死ネキの腰を掴み、自分の目の前まで持ち上げる。
「へ? ちょ?」
戸惑う黒死ネキを無視し、持ち上げた勢いのまま一瞬手を放して黒死ネキを空中に放置する。
「な? おい?」
更に無言のまま一歩前進し、黒死ネキのロングスカートに自分の顔をうずめる程に密着する。
「え? はぇ?」
混乱している黒死ネキの鼠径部から腸骨部を固定するように持ち直し、そのまま近くのマットへダッシュ。
「は? ちょ!? まッ!?」
そして、走る勢いそのままに、マットへ叩きつけるようにランニング式のパワーボム!!
「イヤーッ!!」
「グワーッ!!」
こうして邪悪なロリである黒死ネキは、正義のロリである幼女ネキによるパワーボムでインガオホー!!
「成敗ッ!!」
チュドーーーン!!
いや、ぶっちゃけ爆発四散とかしないし、なんなら見た目が派手なだけで自然落下程度の勢いしかつけていない。
つまり、黒死ネキクラスからすれば実質ノーダメージなのだが、あまりにも唐突かつ、幼女ネキの気合の入った叫び声につられる形で、派手に悲鳴を上げてしまったのだった。
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「………………いや、何でだ?」
キョトンとした表情を隠そうともせず、黒死ネキは独り言ちる。
普通にくつろいでいただけなのに、幼女ネキが満面の笑みで走り寄ってきて、自分に抱き着いたと思えば、そのまま流れるようなランニング式のパワーボムを決めて来た。
うん、意味が分からない。
「(え? プリンを勝手に食べた事が、そんなに怒らせたのか? それにしてもあの幼女ネキがこんな真似をするか?)」
マットに倒れたまま様子を伺えば、幼女ネキは何処か満足そうな表情で「ムフーッ……!!」とか言っている。
ふと、幼女ネキの後ろで、こそこそしている血の気の引いた表情の三人組を見かける。
見覚えの無い連中だ。だが、何故かこいつらが
……いや、何故こんな事を確信しているんだ?
「ちょ!? マジで邪悪なロリにパワーボムでインガオホーを!?」
「流石幼女ネキ!! 俺たちには出来ない事を平然とやってのけるッ!! そこにシビれる!! あこがれるゥ!!」
「素晴らしいですね、このまま黒死ネキの後ろの処女についても、聞いていただけると」
………………うん、こいつらが原因で間違いなさそうだ。
何でこいつら、血の気が引いてて死相の見える顔色なのに、表情だけはテンション高そうなんだ?
色々と疑問に感じつつも、黒死ネキはまず、すべき事を宣言する。
「【
途端、世界は別の
黒死ネキが装備し、常用している異界【
頭上には巨大な月が青白く輝き、地上は一見して何も無いにも関わらず、はっきりと
この異界の詳細な性能の説明は割愛するとして、今回の話で覚えておけば良い異界のルールは───
『この異界から出る条件は、主である黒死ネキを人間が殺害するか、黒死ネキが自殺するかのどちらかである』
───これだけだ。
要するに、この異界は黒死ネキからすれば、自分との殺し合いを強要する為の檻である。
そして、閉じ込められた側からすれば、強制的に黒死ネキと殺し合わされる地獄である。
そのルールを理解
それでも現実逃避をするかのように、黒死ネキから少しでも離れようと、その場から逃げ出す三人のバカたちだったが───
「どこに行くつもりだ?」
「「「アイエエエ!! 黒死ネキ!? 黒死ネキナンデ!?」」」
───逃げ場など元々無かった。
三人のバカからすれば、瞬間移動も同然の速度で回り込んだ
「手っ取り早くやるか。おい、お前たち」
「「「は、はぃぃぃぃいい!!」」」
「今から言う私の言葉に、「はい」か「YES」で答えろ」
「「「はい?」」」
理不尽極まる言葉かけ、否、命令に混乱しつつも返事をしたかのようになってしまう三人のバカ。
そして、彼らへの死刑宣告は下される。
「"見"るぞ。構わないな?」
「え? 見るって?」
「返事は?」
ここで溢れ出る黒死ネキの【穢れ*8】。
「「「アッハイ」」」
次の瞬間、三人のバカの首は黒死ネキの大鎌により速やかにアンブッシュされ、三人のバカは「サヨナラ」と言い残す事すら出来ずにシメヤカに首と胴がサヨナラし、この世からサヨナラ!!。
と、ほぼ同時に掛けられる【
これにより黒死ネキは根源からの派生である【ゲーデ】の権能により、『自分の傍で死んだ者の全情報を蒐集』する。
要するに、黒死ネキは今の一瞬で三人のバカの、これまでの人生のプライバシーをゼロに変えたのである。
三人全員の生まれてから今に至るまでに食べたパンの枚数からケツの穴のシワの数まで把握し、当然、今回の件の経緯も全てを理解する。
本来であればショタおじとの契約により、『双方の合意の無い
そして、三人のバカの人生を読み取った黒死ネキは───
「あははははははははは!!!! くはっ!! くふふふ!! あははっは!! ちょ!? あはははははははははははは!!!!」
───大爆笑していた。
────────────────────
「あははははははは!! ここまで笑ったのも久しぶりだ!! 面白過ぎるだろ、このバカどもの人生!! 私の図書館のコレクションにお気に入りがまた増えたな!!」
「ほう? こいつらは黒死ネキがそこまで笑うほど、バカを重ねていたのか?」
「ああ、お前の所にも来たんだったな。凄いぞ、こいつら。ショタおじの厳しい方の覚醒修行を器の小ささで乗り越えてみれば、覚えたスキルはコストが重くてしばらく使い物にならない。スライムをフクロにしてイキってみれば、他の悪魔にフクロにされる。コントで乗り切って魔犬慟哭破*9を放ち、ネコマタからゴミを見る目で見られる。ハジメテの相手は『僕の考えた最強で最高の式神』と致したいが為にずっと童貞。その辺で童貞を捨てるのも嫌だけど、他二人に先を越されるのはもっと嫌だと言うクソさ加減。「幼馴染を交換してくれ」と保護眼鏡ニキと牡丹ネキに血涙を流す勢いで提案してチェスト関ヶ原される。説教中のノンデリニキを盛大な勘違いから見下した事でブチ切れさせる。探求ネキのフタナリの構造を探ろうとして、本人の目の前で酒に酔って殴り合う。それを見ていた霊視ニキからケツをシバかれる教育的指導。穴兄弟と誤解され、妄想の中で人魚ネキに殺され、カス子ネキにバカにされ、脳缶ニキにはそもそもビビって近寄れず、そのくせしてハルカには妙に遠慮しているな。挙句の果てに『幼女ネキを笑わせて、その勢いで処女かどうか教えてもらおう』で今回に繋がる、だ」
「ほほう、そう言う経緯だったのか。正直何で私の所に来たのか良く分からなくてな。助かったぞ、黒死ネキ」
「「「ここまでされる謂れは無い*10!!」」」
一切の加減なく、自分たちの人生をオブラートに包む事も無く暴露して爆笑する『
これが黒死ネキに条件付きで殺されるって事だゾ☆
これで目出度く三人のバカの人生は、黒死ネキのお気に入りのコレクションとなった。
何度見ても笑えるお笑い番組みたいな物だ。それは喜ぶよネ☆
今度DVDに焼こう。ブルーレイでも良い。いやいや、書籍にして読んで楽しむのも捨てがたい。
被害者の叫び? お前らやらかした側だろ?
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「さて、後はこいつらの処遇だな」
「待って!! ねぇ待って!!」
「俺ら、もう一回殺されたし、ライフもプライバシーもゼロよ!?」
「お慈悲を!! お慈悲をぉぉぉぉおお!!」
「ダメ」
バカ三人の命は、黒死ネキの一言で終了のお知らせを告げた。インガオホー!!
「そ、そもそも黒死ネキにパワーボムを決めたのは幼女ネキであって、俺らじゃないしィ!!」
「そ、それに元々『邪悪なロリババアにパワーボム』とか言い出したのはこいつだ!!」
「わ、私は反対したんです!! 貴女たちに殺されるに決まってるって!!」
「いや、
「「「………………」」」
「判決、死刑♡」
「「「う~~ううう あんまりだ…H E E E E Y Y Y Y あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!」」」
あまりの理不尽*11に咽び泣く三人のバカ。
何故だ!! 自分たちは幼女ネキに連れて来られただけではないか!?
それがどうしてこんな事にぃぃいいい!!
そもそも幼女ネキはどうして裁かれないんだ!! 男女差別反対!! 黒札格差反対!! 俺たちにも理想の嫁を!!
「ああ、安心しろ。お前らの後、幼女ネキもちゃんと殺すから」
「あ、やっぱりそうなるか。黒死ネキからしたら当然だろうが、私としてもプリンを勝手に喰われた恨みもあるからな。返り討ちにしてここから出させてもらうぞ」
「抜かせ、妖怪キャラ被りが」
「鏡を見て言え、見た目詐欺が」
「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!」」
「「「アイエエエ……」」」
これが、超高レベル戦闘系黒札の冗談交じりの気軽な会話である。
一般黒札の底辺よりちょっとマシ程度をウロウロしている三人のバカは、横に居るだけで小便ちびりそうになるのを必死に堪えてガタガタ震えるしかないのである。
もはやどう足掻こうと自分たちは死ぬしかない。
確実!! コーラを飲んだらゲップが出るほどに確実!!
確信!! 風の強い日に立小便をしたらズボンにひっかかると思うくらいの確信!!
お互いのせいにしても、殺される。
幼女ネキのせいにしても、殺される。
もはやこの
ならば……ならばせめて……!!
「「「じゃあせめて、抱きしめて首筋噛んで吸血からの死亡でオナシャス!!」」」
死に方くらい、リクエストさせてもらっても良いじゃない!!
………だが───
「いや、確かに私のガワはロリカードだが、私自身は吸血鬼じゃないぞ?」
「「「なん…だと…」」」
───希望なんて無かった。
────────────────────
「さて、まずお前は、私たちの尻の処女がどうこう言っていたな?」
最初の処刑対象はバカC!!
『前は処女で後ろはがっつり。気の強い女はア〇ルが弱い』と信仰するバカである。
「わ、私は前は処女でも後ろは幼女と言う、世界の心理に───」
「【
「アッーーー!!」
異界の大地を埋め尽くす……程ではなく、ごく狭い範囲からたくさん生えて来た『太くて硬くて長いモノ』に体中を貫かれ、風情の無いモズの早贄みたいになるバカC。
全身にズボズボされる過程で、何故か恍惚の表情を浮かべながら「アッーーー!!」と叫び続けてシメヤカでもなく実に五月蠅い最期を迎えるのだった。
……実はこの死に様が、この後に処刑される二人と比べても一番マシだった。
なお、『太くて硬くて長いモノ』は、何故かバカCのケツとその周囲にだけは
「「アイエエエ……」」
頼りにならなかった軍師の無惨過ぎる死に様に、済ませていなかった小便を漏らし、ガタガタ震えるしかないバカAとB。
祈る神様は四文字だから役立たずし、命乞いは無意味だ。
「さて、次。喜べ、お前は抱きしめられて吸血死と言う望みを叶えてやろう」
次の処刑対象はバカB!!
『超肉食系のロリっ娘が、攻められてアンアン言う訳ねーだろ』と信仰するバカである。
「お、俺はお二人を貶めた事なんて一度も……って、抱きしめてくれるのぉ!?」
「ああ、遠慮なく抱きしめてもらうと良い、
「【サバトマ】」*13
そして黒死ネキの召喚魔法で呼び出される、白いワイシャツに黒い長ズボン、黒いマントに銀髪の巻き毛の、貴族を思わせる風貌の吸血鬼。
【幽鬼 クドラク(レベル60)】である。
「ちょ!? ちがっ!! お、俺の望んだ最後はキレイなロリっ娘吸血鬼に優しくハグされながら耽溺の中で眠るように………って、アバーーーーー!!」
美形ではあるも、グロテスクな肌色のガチもんの吸血鬼(男性)にハグされ、首筋をガブガブされて、体内の汚ぇ血液をガブガブされるバカB。
みるみる干からびてシワシワになり、大してキレイでも無かったお肌はガサガサになっていく。
そして、あえてギリギリ死なない程度に吸血された後、「飽きた。それに不味い」と言わんばかりにその辺にほっぽリ出されるバカB。
クドラクが黒死ネキに「こんな不味いの飲まなきゃいけないの?」と言わんばかりの表情を見せているのを見て、バカBは「ひょっとして助かる?」とありもしない夢を見るが、ここは現実だ。
「はよ飲め」
黒死ネキは無慈悲にもジャッカルP*14を取り出し、クドラクに向けて脅迫。
滝の様な汗を流してコクコク頷きながら、クドラクは自分の飲み残しを最後までゴクゴクするのであった。
なお、全然コクは無かった。酷な話ですね。残当。
そして、最後に残った処刑対象のバカA!!
『普段ガン責めな娘が責められると弱くなっちゃうという格差』を信仰するバカである。
「アイエエエ……」
最後に残ったバカAはガタガタ震えつつも、希望を捨ててはいなかった。
頼りにならない仲間は、二人ともオモシロ無惨に殺されてしまった。
自分もこれから死ぬんだ。抵抗は無意味だと分かっている。分かっているが、それでも一縷の望みを捨てる訳にはいかない!!
「さて、残りはお前だな。お前はそうだな……」
「せめて!! せめて最後は美少女の手でぇえええええええ!!!!」
ここでバカA、魂の叫び!!
バカCは『太くて硬くて長いモノ』で全身をズボズボされて死んだ。
バカBは『キモイ吸血鬼(男性)』にハグされて、首筋をハグハグされて死んだ。
二人とも、折角『
せめて自分だけは!! 自分だけでも美少女の手で殺して貰って、いずれ蘇生してもらった時に───してもらえるよね? いくらギャグみたいな死に様でも、それで終わりとか無いよね?
───蘇生した時に、バカ二人にマウントを取らねばならない!!
ご褒美をもらったのは、自分だけだと主張しなければならない!!
「ああ、喜べ。お前にはとっておきを用意している」
「【
そして宣言される黒死ネキのスキル。
黒死ネキの蒐集した『情報』を【サバトマ】で召喚し、【ネクロマ*15】で疑似的な肉体を形成し、【ドロイド*16】で『人形』として操るスキルだ。
ざっくり言うと、『HELLSING』のアーカードの【死の河】を疑似的に再現できるスキルである。
本来なら『人形』の中身には様々な暗黒魔法が詰め込まれるが、今回は割愛だ。
今回呼び出される『人形』は一体。
それも、バカAのリクエストした通り、美少女の外見だ。
乳めいた白い髪をオールバックにして長く伸ばし、喪服めいたKIMONOドレスを着た身長150cmくらいの美少女。
エルフめいた尖った耳で、KIMONOの裾から見える脚線は白いタイツで覆われている。
厚底の下駄を履き、邪悪な目つきでこちらを見下す様は、まさに『邪悪なロリ』!!
そう、その『人形』の外見は───
「アイエエエ!! ロリババア!? ロリババアナンデ!? ……ッて、忍殺のキュアじゃねーかぁああああああああ!!!!*17」
───バカAの望んだ『邪悪なロリババア』そのものであった!!
「したかったんだろ? 『邪悪なロリババアにパワーボム』。しても良いぞ? つか、やれ」
「……ちなみに、彼女のレベルは如何ほどで?」
「80♪*18」
「出来るかぁあああああああ!!!!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
人の心が無い『
本気で殴ったらワンパンで爆発四散は確実である為、蟻んこどころか【
「グワーーーーッ!!」 「アバーーーーッ!!」 「アイエエエーーー!!」 「ヤッダーバァアァァァァアアアアアーーーー!!」
見るがいい、この芸術めいた手加減をしたカラテを!!
レベル80のキュア=サンの『人形』が、ようやく二桁になった程度のバカAを即死させずに、悲鳴を上げられる程度の威力でオラオラ無駄無駄ドラララし続ける事の出来る妙技を!!
「あ…あひる…」
別に美しくも無いし、本名が田中なのか鈴木なのかは知らないが、バカAの顔面は「
「さて、仕上げだな。やれ」
黒死ネキの指示を受け、キュア=サンの『人形』はバカAに向かってダッシュ!!
バカAに頭を掴んで引きずり降ろし、土下座めいた姿勢にさせると、その頭を自らのフトモモでサンド!!
更に間髪入れずにバカAの腰を掴み上げ、天地逆転の状態でバカAの身体を自分の頭上高くへ持ち上げる!!
そして、その状態のまま軽くジャンプし、空中で自分の足を広げて前方へ伸ばし、ヒップから地面へ降下!!
落下の勢いをそのままに、バカAの身体を脳天ではなく両肩から首筋が最初に地面にぶつかる様に角度を調節しスイング!!
「イヤーッ!!」
「グワーッ!!」
チュドーーーン!!
そして完成する、芸術めいた『邪悪なロリババアによる、汚いニンジャへのパワーボム』!!
本来ならパワーボムは二連撃の予定だったが、バカAが貧弱過ぎるから一回で済ませる為に、インパクトの瞬間に『フタエノキワミ、アッー!!』を発動させ、瞬間的に二連撃を再現!!
無駄に洗練された無駄のない無駄な動きにより、バカAはシメヤカに爆発四散!! インガオホー!!
こうして黒死ネキの異界には、汚ぇニンジャの汚ぇ花火が地面で咲いたのであった。
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「いやー、笑った笑った。面白過ぎるだろ、あいつら」
「まぁ、やり過ぎた感はあるが、残当か」
三人のバカのオモシロ無惨な死に様を観劇し終え、黒髪ロングパッツン赤目ロリ二人は感想を述べあう。
多少の感性の差はあれ、「あいつら、オモシロバカだったよな」と言う点に関しては意見は一致している。
当然だが、この後ちゃんと蘇生はさせるぞ? トラウマになる様なら記憶もいじっておくか。別に恨みとか無いし。
恨みも無いのにあれだけオモシロ無惨に殺したのかって? あいつらもきっと覚悟の上だったろうから問題ない。イイネ?
「さて、食後のメインディッシュの時間だが、覚悟は出来ているか? 私は出来てる」
「どれだけ食べるつもりなんだ、この大喰らいは。覚悟だと? そんなものはいつでも完了している」
楽しそうに嗤う
似て非なる二人は、それでいて同じ物を面白いと思える似た者同士でもあった。
「さあ、殺したり殺されたり、死んだり死なせたりしようか。なぁ、幼女ネキ」
「食い物の恨みは恐ろしいと、改めて教育してやろうじゃないか。なぁ、黒死ネキ」
「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!」」
そして、今日も
同じ異界に放置された、三人のバカ
お読みいただき、ありがとうございました。
ふと気が付くと過去一の文章量になってた件……
元ネタ様のギャグ力には到底及びませんが、笑っていただければ幸いです。
作者は忍殺は未履修なんで、作中の忍殺語は基本エアプです。こんな感じで良いでしょうか?
『邪悪なロリババアにパワーボム』とか言うパワーワードがどうしても脳内から消えなかったんですよねw
この三馬鹿みたいなギャグ要員は、『殺す殺す詐欺で、結局は殺さないで酷い目を見せてオチにする』ってパターンが王道だとは思うんですが、貧弱一般メガテンプレイヤー様のところの感想欄と、私とのメッセージボックスでのやり取りにて「これ、黒死ネキと絡んだらこいつら死ぬよね?」「そりゃ死ぬよねw んじゃ、死に様はこれでw」みたいなやり取りがあったので、遠慮なくぶっ殺しましたw
なお、「どうせ死ぬなら美少女に抱き着かれて死にたい」らしいので、その望みは『叶えてあげない』事にしましたw
人の心? 知らない子ですねぇ。
幼女ネキが若干キャラ崩壊していますが、黒死ネキに自然な形でパワーボムが出来るキャラとか、幼女ネキ以外に居ないと思うんですよね。
そんなわけで、幼女ネキには『邪悪なロリババアにパワーボム』と言う精神汚染の被害者になってもらいました(ォ
きっとこの二人は、普段からこうしてじゃれ合っていると思うんですよね。
黒髪ロング同盟は、なんか唐突に思いついたんですが、ガイア連合の黒札の黒髪ロングの割合って男女を問わず結構多くない? と思って勝手に結成。
名誉会長はショタおじだけど、盟主が誰かは決めていません。年季と実力的に探求ネキあたり?
・黒死ネキ(四条 灯)
普通に出張で宮城に来ていた。
幼女ネキの秘蔵のプリンをうっかり食べちゃったので、お詫びにぷっ〇んプリンを式神に買いに行かせる外道。
酒とヤニでくつろいでいた所で、幼女ネキからパワーボムをされる。意味が分からない。
三馬鹿の情報を蒐集したら、爆笑不可避のオモシロ人生だったので、お気に入りが増えたと上機嫌。
最期は幼女ネキと楽しく殺し合えてご満悦。良い出張だった。
・幼女ネキ
『邪悪なロリにパワーボム』と言うパワーワードにハマる。
ちょうどそこに邪悪なロリが居たから、パワーボムをきめる。「ムフーッ……!!」
三人のバカのオモシロ無惨な死に様に、ちょっとだけ同情しつつも残当と思ってる。
黒死ネキとは似ているようで似ていない、またその逆も然りな関係。
この二人が本気でケンカしたら日本が滅ぶから、TPOは二人ともわきまえてはいる。
・三馬鹿
忘れられかけて異界のMAGになる寸前に蘇生される。
特にトラウマ治療とは必要無かった。馬鹿だから何があったか忘れたのかも知れない。
後日、元気に田舎ニキに「異性になった分身とヤったらそれは〇EX扱いでいいのか? それとも分類上は〇ナニーになるのか?」と聞きに出かけた。
・クドラクとキュア
黒死ネキとの殺し合いの最中に、幼女ネキのパワーボムを受けて爆発四散した。
おまけ
幼女ネキの画像生成をしていたら、偶然カートゥーンっぽい感じの、中々味のあるイラストが出来たんで折角だから掲載。
……これ、爆発決めポーズのイラストと同じ指示で生成したんやけどなぁ?
【挿絵表示】