【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~ 作:マカーブル
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誤字脱字の指摘等も、いつも助かっております。
作中の挿絵として画像生成AIによるイメージイラストを表示しております。
AIによる生成画像に不快感を感じる方はご注意下さい。
はい、黒死ネキと脳缶ニキによる蟲毒の100年間の続きです。
感想欄で見かけて、滅茶苦茶語呂が良くて笑ってました>蟲毒の100年
感想欄で誰一人として二人の事を心配する声が無いあたり、流石としか言いようが無いw
これが信頼と実績と言うものか(違
「……ふぅ…………、良い湯加減………」
ここはショタおじ謹製の加速異界。
地獄の第六階層である焦熱地獄を模した疑似的な地獄。
燃え盛る火の山、血の流れる河、複数の煮えた鉄の釜、毒を発する悪龍、溶けた銅の海、苦痛を与える為だけに用意された器具。
仲良く血の池地獄的な温泉に浸かって
そして、
「……ねぇ、あなたたちって、本当はこう言うのが見たいんでしょ?」
長く艶のある髪。妖しく輝く大きな赤い瞳。未成熟故の妖しく魅力ある肢体。
そして、衣服をまとわぬその身を隠すのは、ただ一枚のバスタオルのみ。
そのバスタオルも、胸元の裾を少女が軽く摘まみ、肌との間に僅かな隙間をのぞかせる。
決して豊満と言う訳ではなく、しかし貧相と言う訳でもない、細身で、それでいて健康的な肉付きの肌を惜しげも無く晒している。
バスタオルは湯に濡れることで少女の肌に張り付き、より一層少女の肢体を露わにすることに一役買っている。
そして、美しい少女は
からかう様に、遊びに誘う様に、大切な人に告白するように───
「ねぇ、私の事、どう思うかな?」
───そう言って、
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「第四の壁*1ごっこをするのは良いが、メインカメラはそっちじゃないぞ?」
「えッ、マジ!? うわー、間違えちゃったか。やり直しって効きますかねぇ?」
ポンッ と音を立て、何なら意味も無く煙幕も上げて少女は【変化】を解除する。
そこには、緑色の髪に赤い瞳、浅黒い肌は同じだが、身長は10cmほど低くなり、体つきも明らかに
年の頃は12歳ほど。実年齢も12歳で、体感年齢は100歳以上の妖しい魅力を持った少年である。
「まぁ、
子供が大人をからかうような、大人が子供を騙すような、それでいて悪意も愉悦も無い不思議な口調と表情で、その少年、脳缶ニキこと高館絶徒は笑ってみせた。
「私の色違いでガワを作って、誰を誘惑しているのやら。ベルゼブブモチーフの美女美少女など、他にいくらでもいるだろうに」
「いやいや、分かってないな~ そんな『見ようと思えば幾らでも見られる機会がある姿』より、『ロリカードの貴重なお色気シーン』の方がレア度高いでしょ?」
「単に前世での需要と供給の違いと言うだけじゃないのか、それ? あと、私が言うのも何だが、ロリカードって萌えキャラか? アニメの声優も男性*2だっただろ」
「あれはあれで英断だよね。単なる萌えキャラにしないOVAスタッフの本気を見たよ。まぁ、それはそれとして見たいものは見たいですし?」
「まぁ、私にとっては姿形など重要では無いし、こだわりがあるのなら好きにすると良いさ」
「だからって、ロリを通り越して
「あれは降魔しているペルソナの耐性だからな。私自身が生身の肉体で持っている耐性と言う訳ではないぞ。わざわざこの姿になっているのは、折角の機会だから素で耐性を得ようと思ってな。地獄に来ておいて耐性があるから責め苦が無効とか面白くないだろう」
「見てる方は『赤ん坊が燃えたりミンチになってる様』を見せつけられるわけだから、結構精神的にくるんだけど?」
そう言って
見られた獄卒たちは、皆して目を逸らし、中にはワザとらしく口笛を吹いている獄卒もいる。
「何だ覇気のない。折角地獄の獄卒と楽しく殺し合いが出来ると思っていたと言うのに」
「いや、残当だと思うよ? それに、焦熱地獄って六罪*3を犯した者が落ちる地獄でしょ? 僕くらいの年齢ならワンチャン有り得るかもだけど、黒死ネキは普通は無理でしょ。赤ちゃんなんだから。【変化】で姿が変わっても、実年齢が変わる訳じゃ無いんだし、実際にやっていない事が一目で分かるなら、獄卒さんたちもやる気湧かないんじゃないんですか?」
「ふむ、それは盲点だったな。だが、この業界なら覚醒者であれば赤ん坊でも六罪を犯す者が居ても不思議では無いのでは? 実際、私も犯そうと思えば出来るぞ?」
「でも全部はやってないですよね?」
「だな。今世では邪淫は
「他はやってるんだねぇ。それはそれで凄いけど。見なよ、獄卒さんたちが「マジで!?」って顔でこっち見てますよ?」
「何だ、今更? 好き好んで地獄に来た私が、まともな赤ん坊の訳がないだろうが。お前ら、獄卒のくせに無垢かもしれないだけの赤ん坊に夢を見過ぎだぞ?」
「うん、「聞きとう無かった、そんな言葉」って顔して頭抱えちゃったから、その辺で許してあげましょうか」
「そう言うセリフは、私に話題を振って
「あ、そこはバレるんだ? さっすが~~」
愉快そうに笑う二人と落ち込む獄卒たち。
外部からそんな光景を監修しつつ、ショタおじは「やっぱりこいつらは参考にならなかった」と、肩をすくめて苦笑するのであった。
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話は黒死ネキが地獄へ降り立った直後へ戻る。
当たり前だが、疑似とは言え地獄において、獄卒が受刑者に殺されることなど想定していない。
黒死ネキは厳密には受刑者と言う訳では無いが、この異界の創造者であるショタおじのゲストと言う扱いであり、『この地獄を経験する』のは確定している。
獄卒たちからすれば、先の少年と同じく、あくまで仕事として地獄の責め苦を体験させる『お客様』であったはずなのだ。
だと言うのに、地獄へ落ちてくるのと同時に、半期数十メートルのクレーターを形成するような超級の威力の一撃を放ってくるとか、想定外にも程がある。
あれが単体攻撃スキル? 余波だけで大半の獄卒が木端微塵になったのだが?
「お、早速ショタおじの修正パッチが適用されたか。これで獄卒たちはいくら殺しても即座に復元されると言う訳だな」
その黒死ネキの言葉の通り、先ほどの一撃で木端微塵になった獄卒たちは
困惑する者、憤慨する者、遠い目をする者、様々な反応を示している。
「では、挨拶も済んだことだし、改めて自己紹介しよう。私の名は四条灯。諸君らの創造者であるショタおじが盟主を務めるガイア連合においては、黒死ネキの通称で呼ばれている。この度はこの異界の不具合解決、及び、デバッガーとして
「ああ、そうなんだ。それで初手で大技ブッパ? いや、デバッグなら分からないでもないけど、何か目的が違ったような気がするんですけど?」
黒死ネキの言葉を受け、一応の納得はしつつも「いや、本当の目的は違うんじゃね?」と首をかしげる脳缶ニキ。
「と、言う訳で、獄卒の諸君には『いつも通り』『一切の遠慮なく』この私に対し、地獄の責め苦とやらを行ってもらいたい。私も、諸君らに対して『いつも通り』『一切の遠慮なく』殺しにかからせてもらうのでな」
「あ、これヤベェ奴だ。完全に手段の為に目的を選んでるアレじゃん」
この短いやり取りだけで、黒死ネキの人間性や趣味嗜好を、何となくでも感じ取った脳缶ニキ。
故に次に自分がとるべき行動の選択にも迷いはなかった。
つまり───
「逃げるんだよォ!! どけーっ、ヤジ馬どもーッ!!」
幸いな事に吹っ飛んでテケテケ状態だった足は生えそろっているので、走って逃げる事に問題はない。
黒死ネキのターゲットは自分と言う訳では無いが、この場に居たら彼女は『いつも通り』『一切の遠慮なく』巻き込んで来る。
初対面だと言うのに、そう確信できるだけの『スゴ味』がある。
故に意思と肉体が『逃走』という目的で合致し、先ほどのクレーター形成に巻き込まれなかった獄卒たちの間を走り抜けようと動き出す。
───が、マッハで追いついてきた獄卒に捕まり「お前はこっちや」と連れ去られた。
忘れちゃいけない。彼は『罪人扱い』でこの疑似焦熱地獄へ招かれているのだ。
故に、獄卒たちの『罪人に対して無敵』の補正はきっちり働いており、抵抗は出来るけど無駄状態である事に変わりは無いのであった。
「え~~? この流れなら僕はしばらくの間は、獄卒さんたちと彼女のバトルの解説者よろしくリアクション係になれるヤツだったじゃん~~」
そんな不満を口にしつつも、正式に101年目に突入した脳缶ニキへの地獄の責め苦が開始される。
獄卒さんたちも、折角一仕事終わってオフモードになったばかりだと言うのに、創造者都合での残業と言う名のデスマーチが確定しているのだ。
職務に忠実な獄卒さんたちは、ハイライトの消えた目で己の役割を全うするのであった。
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一方こちらは楽しい殺し合いと、オプションの地獄の責め苦を期待してテンションが上がっている黒死ネキと、木端微塵状態から復元したばかりの獄卒たちの場面である。
「さあさあ、焦熱地獄は大焼処の獄卒の諸君、呆けている暇はないぞ? その職務を全うしてもらおうか」
黒死ネキのその言葉に応じた訳では無いのだろうが、彼女の作り出した巨大なクレーターは、その半球状の形はそのままに、巨大な釜へと変貌し炎を噴き上げる。
罪人を釜の上に置き、熱罰によって焼き尽くす焦熱地獄の真骨頂である。
同時に黒死ネキを打ち据えんと、獄卒たちが金棒を構えて殺到する。
脳天を殴り飛ばし、腹を打ち据え、釜からあふれ出した炎が全身を焼く。
「…ごっ…がふッ!! おぐッ……!! あははははははは、良いぞ!! 実に素晴らしいな。あえて即死しない程度に留め、責め苦とする。獄卒とはこうでなくてはな!!」
それら全てをノーガードで受け止め、地獄の責め苦の一端を味わい、死を感じ取ることで「来た甲斐があった」と楽しそうに笑う黒死ネキ。
単なる被虐趣味ではない、その異様な圧にドン引きする獄卒たちだが、彼らの悲劇はこれからだった。
───ドンドンドンドンドン───
決して敲いてはならない何かを敲く音が鳴り、敲いた者への死となり響き渡る。
【死門敲き】*4
黒死ネキへの攻撃は、それを彼女が『耐性』か『無効』で受けた場合、迂闊に死の門を敲いた愚か者へのペナルティとして顕現する。
そして、黒死ネキの【耐性】は、先日の【モト師匠】の全情報の蒐集により【全属性反射】や【物理反射】には届かずとも、【全門耐性】を理解し修得するに至っていた。
あくまでスキルであり、黒死ネキ本人の【耐性】と言う訳では無いが、死の門を敲く為の条件としては十分過ぎるものであり、実際に反響した死は鳴り響いた。
つまり、黒死ネキは『万能属性』以外の実質全ての攻撃に対し、【死門敲き】によるカウンターを発動させられる事になるのである。
「「「「「「──────────────────!!????」」」」」」
「……あ、しまった。このスキルをOFFにするのを忘れていたな……」
当然の様に【呪殺貫通】も付与されている【死門敲き】によるカウンター呪殺に、地獄の責め苦もかくやと言う黒死ネキ自身の超純度の【穢れ】も加わり、復活したばかりだと言うのに速攻で死ぬ羽目になる獄卒たち。
本物の地獄であるならこうはならないだろうが、ここはあくまでも疑似的な地獄で、目的も『未覚醒者の覚醒を促す為』であり、獄卒たちの強さもそこまで無茶なものでは無いのである。
普通に黒死ネキを殺したり責め苦を味合わせるに足るだけの格はあるが、同時に彼女にあっさり殺される程度の格しかないとも言う。
「うん、すまんな、獄卒の諸君。流石にこれはKYだった。今後は【死門敲き】は使わないし、【全門耐性】もOFFにしておくから、改めて遠慮なくかかってきてくれ」
「「「「「「──────────────────………………」」」」」」
あんまりと言えばあんまりな全滅を連続で味わう事になり、にも関わらず下手人は自分たちの責め苦を味わうつもり満々と言う状況に、「え? 俺らアレの相手しなきゃいけないの?」と獄卒たちの目から光がどんどん消えていくのであった。
「うーん、コレは酷い。けど、彼女ってデバッガーとしてはもしかして優秀? 普通に地獄を経験するだけじゃ、獄卒さんたちが体験するはずもない異常事態が頻出してるよね?」
自分を責め続けている獄卒に対し「どう思う?」と気軽に尋ねる脳缶ニキ。
何気に最初の五年で【火炎無効】と【変化】により肉体からの苦痛を無効化する術を身に着けている彼からすれば、獄卒からの責め苦も『慣れたもの』なのであった。
「けどまぁ、何となくだけど彼女とは気が合いそうだし、残りの100年もそんなに長く感じないで済むかもしれないかな」
この時、獄卒たちは思った。「異動願い出そうかな」と。
そして、その後も黒死ネキと脳缶ニキのマイペースな……否、マイウェイな地獄生活は続いていった。
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「何? ローテーションで回って来る賽の河原の積石崩しが辛い? ただでさえ子供の時に死んだのが可哀想なのに、浄土へ行く邪魔をしなきゃいけなくて胃に穴が開く?」
「オッケー、そんな君たちにはコレ!! 『ジェンガ型の石積みの塔』!! これなら小さな子も楽しみながら石を積めて、崩す獄卒も「ゲームに負けちゃった♪」ってノリで崩せるから精神的にやりやすいですよ!!」
「ふむ、「マジかよスゲェ!!」とか言っても、やる事自体は変わらんが、確かに画期的ではあるか。あと、脳缶ニキ、ちゃんとアイデア料は納めておけよ?」
「あ、これの元ネタ*5知ってたんですね。了解~~」
斬新なアイデアによる獄卒たちのメンタルケアが成されたり………
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「さて、折角だし【魔装術】も解除して、素の肉体での責め苦も味わうか」
「あれ? 黒死ネキって実は赤ちゃんだったんです?」
「ああ、普段はスキルで前々世の姿になっているな。便利だぞ」
「へー、【魔装術】か~。やっぱり使い続けたら悪魔に変貌しちゃったり?」
「それとは別の発展形だな。詳しくは───」
「ふむふむ、潜在能力を。僕の【変化】も、どうやら普通の物よりも応用の幅が───」
スキルについて意見交換をする二人を横目に、「俺ら、赤ん坊にあんな責め苦を!?」と、とんでもないショックを受けてしまった獄卒たちがいたり………
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「見て見て、黒死ネキ!! 針山地獄の頂上からふもとの血の池地獄まで、マグマのスライダー的なのを作ってみたよ!! 滑り台部分が針でおろし金みたいになってるのがポイント!!」
「おお、素晴らしいな、脳缶ニキ!! 早速試してどのあたりで死ぬかも含めて楽しませてもらう!!」
「喜んでくれて嬉しいよ。ところで、その姿のままで滑ったら『赤ちゃんのもみじおろし』になっちゃうから、流石に絵面的に止めときましょうか」
「私は別に気にしないんだがなぁ? 何? 獄卒さんたちのメンタルがヤバい? 相変わらず繊細な連中だな」
地獄の獄卒よりも遥かに残酷な発想によるテーマパークの建設がすすめられたり………
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「さて、それでは今日も楽しく殺し合おうか。何? 服を着ろ? 【魔装術】の訓練も兼ねているから、着ていないだけだぞ? は? 放送コード? R-15の壁? 仕方のない連中だな」
「で、そこでめっちゃ手を抜いてバスタオルなんだ?」
「この後、マグマ風呂で一燃えするつもりだからな、湯に浸けるならスーツよりもバスタオルだろう?」
「ああ、確かに!! それなら合理的だね」
バスタオル一枚の姿で、大鎌を振り回して獄卒さんたちを追いかけまわしたり………
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「今日は僕も変身スキルを練習しようかな。 ……貴様が混沌のお気に入りの赤子か*6」
脳缶ニキがそう言った瞬間、黒死ネキは大鎌を生成し、彼の全身を細切れにする。
ほぼ同時に、外部から監修していたショタおじから、遠隔で【アギバリオン】が飛び、地獄の業火以上の獄炎を持って脳缶ニキの肉片を焼滅させる。
「……魂の七割は回収できた。『情報』については全てだ。そちらは?」
<残り三割の回収は問題ないよ。んー、やっぱり外部からの監修だと反応が一瞬遅れるね>
「ギリギリ間に合ったのなら、構わんだろう。復元は任せても?」
<うん、黒死ネキが回収した七割と『情報』を出してくれるかい。合わせて復元させるから>
「ああ、では任せた。今更だが、非常事態につき
<今回は仕方ないね。迂闊に
「私と
<楽しそうな顔して言っても説得力無いからね? やれやれ、問題児だらけで頭が痛いね」
「あれ? 何かいきなり細切れにされて燃やし尽くされたような気がするんですけど?」
「<お前はもう少し危機感を覚えろ>」
「アッハイ」
危うく副王様に乗っ取られかけた脳缶ニキをサルベージしてみたり………
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そして、黒死ネキにとっては100年の、脳缶ニキにとっては200年の体感時間が経過し、長かった地獄での時間も最後の時を迎えていた。
「いやー、200年とか流石に長すぎでしょ。ショタおじも、こう言うウッカリは勘弁して下さいね」
「私は役得だったから構わないがな。それにしても、無間地獄*7も経験してみたかったな。父母と聖職者の殺害と言う条件は満たしているのだがなぁ?*8 介錯と過剰防衛だったが」
<脳缶ニキには悪いことをしちゃったね。代わりに後で良い物*9あげるから。黒死ネキも、今回試作したのは焦熱地獄だけだから、行きたくても無理だからね。流石にはしゃぎ過ぎだから落ち着こうか>
まるでちょっとしたバカンスでも終えたかのようなノリで話す一同に、獄卒たちは「やっとデスマーチが終わる」と安堵の表情を隠せずにいた。
そして、この疑似異界を構成し、出入口の役目も果たしている御札が光を放ち、黒死ネキと脳缶ニキの姿が光へと変わり薄れていく。
「あ、そうそう、獄卒Aは日記の隠し場所を変えた方が良いぞ? 毎日書き込んでいるポエムが面白いと他の連中にこっそり回し読みされているからな。あと、獄卒Bは業務の愚痴を言うならトイレの壁に向かって言わない方が良いぞ? 毎回隣の個室の奴に聞かれているからな。 そして、獄卒C、お前が仮眠室で寝ている時の寝言なんだが───」
「ああ、それ僕も知ってますよ? 皆隠してるつもりでも、結構周りから見てるとバレバレだったりするんですよね~~」
「「「「「「──────────────────!!????」」」」」」
消える間際に『
「仕方ねぇな、こいつら」と苦笑して肩をすくめるだけの
「こんな仕事は辞めてやる!!」 と。
お読みいただき、ありがとうございました。
大方の方々の予想通り、地獄とか黒死ネキ視点だとテーマパークだよな、と。
脳缶ニキも【火炎無効】は修得済みで、【変化】を利用した苦痛無効も編み出している以上、この地獄の責め苦は基本無効と言うね。
なお、黒死ネキも苦痛無効とかやろうと思えば出来るでしょうが、やるか? 現実でのガチ戦闘ならまだしも、今回みたいなケースだとやらないでしょうね、きっと。
獄卒さんたちからしたら、「お前ら何で居るんだよ」って状況ですね。
しかも、二人とも性格がナチュラルにクソガキだしw
脳缶ニキの口調ってこんな感じで良いかな?
身内には基本的に丁寧語で、悪ノリしてる時はクソガキ口調、敵対者には見下し切った口調ってイメージですね。
思ったよりもアクが薄い内容になっちゃったかなと思いますが、下手に盛り込んだら文章量増え過ぎるしネタバレも多くなりそうなんで、とりあえあずこの辺で自重。
次回はついに黒死ネキの式神のお披露目が出来るかと。
基本形態が棺で、人間形態は【魔装術】によるペルソナの【モト師匠】のビジュアル変化版。
どんな姿になるのか、お楽しみにお待ちいただければ幸いです。
・黒死ネキ(四条 灯)
100年間の地獄を堪能。獄卒さんたちが思ったよりもナイーブだったが、それなりに楽しめた。
【魔装術】をOFFにして素の赤ん坊としての【火炎無効】と【物理耐性】をGET。
【死門敲き】と【全門耐性】のシナジーが高すぎるせいで、大半の攻撃に対し【呪殺貫通】付与のカウンター呪殺に、超純度の【穢れ】を乗せて放って来るクソ仕様レイドボスと化す。
この地獄での経験を通し、自身の根源への更なる理解を深めた。お披露目は近い。
・脳缶ニキ
黒死ネキの特殊性癖のお陰で、追加の100年を孤独に過ごさずに済んだ。
なお、代わりに蟲毒の100年になったので、獄卒さんたちのメンタルが犠牲になったけど、別に良いよね?
明らかに黒死ネキと組ませるのは『混ぜるな危険』な要注意人物。
ただ、二人とも『所属組織を裏切らない』のは色んな意味で信用に足る。
・ショタおじ
外部からきちんと監修。大したトラブルも無く加速異界の試運転を終えた。
デバッグとしては中の二人が想定外の事ばっかりするせいで、はかどったと言えばそうだが、今後の参考には全くならなかった。残当。
この異界の獄卒さんたちは、多少手を加えつつ使いまわす予定。人の心(ry
・獄卒さんたち
漫画『聖☆おにいさん』に登場するような、「残酷な責め苦は、仕事で仕方なくやってます」的な連中。
そんな「実は良い人」枠の獄卒さんたちに、上記三人のやった仕打ちはどうなんだろう?
今回の件で辞表を提出しようとするも、それは上司(ショタおじ)に握りつぶされる。
大丈夫、今回の連中が例外過ぎるだけで、正式稼働したらまともな連中も……来るか? いや、きっと来てくれるから。
え? 折角の温泉回なのに、もっと叡智なイラストは無いのかって?
ありますよ? 作ってない訳ないじゃないですか。
R-15につき、直接的な公開は控えさせていただきますが、4枚くらいあります。
見せろと言う方は感想欄でワッフルをご注文下さい。良い事があるかも知れません。
なお、以前にコレをやった際は、ひょっとしたら「欲しいけど他人に注文した事を知られたくない」と言う方が居たのかもしれないので、今回はメッセージボックス経由の秘密裏のご注文にも対応いたします。
その際には、くれぐれも「画面の向こうには人が居る」と言う常識を念頭に入れた上でのご注文をお願いいたします。