【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~ 作:マカーブル
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誤字脱字の指摘等も、いつも助かっております。
作中の挿絵として画像生成AIによるイメージイラストを表示しております。
AIによる生成画像に不快感を感じる方はご注意下さい。
今話はハロウィン回の10話目です。先に前9話を読後の上でお楽しみください。
さて、前話の「解答編」を受け、今話は「収穫編」となります。
誰もが予想していたお約束と言う名の結論へ向かってw
前話のあらすじ
正解は『実は全部偽物の幼女ネキ』 アンケート正解率:約70%
「さて、残念ながら結果はご覧の通りだ」
「本物の幼女ネキは、黒死ネキのシキガミであるチャイカに化けていた。これが正解ですね」
「そしてチャイカは
「うぃ。私が【魔装術】と【変化】で幼女ネキになっていた。あえて残した
「「「ぐふぅううう!!」」」
チャイカによる余りにもストレートな
しかし、そのまま〝orz〟なポーズに以降しそうになるところをグッと堪える。
ここで踏ん張らなければ、自分たちに待っているのは「なんの成果も!! 得られませんでした!!」*1と叫ぶだけの未来だ。
だからこそ、悪足掻きであろうと足掻かねばならない!! 人間だもの。
「い、意義あり!! いや、マジで意義ありです!! これはゲームと言う名の騙し討ちです!!」
「そ、そうだ!! チャイカちゃんが参戦するなんて一言も説明が無かったじゃないか!!」
「つ、つまり、これは俺たちには正解不可能なギミック!! 故にノーカン!! 圧倒的ノーカン!!」
単に成果が得られなかっただけならまだしも、ガチで命が掛かっているので、必死にちゃぶ台返しを試みる三馬鹿ラス。
自分たちでも心のどこかで難癖であるとうっすら感じつつも、半ば本気で「騙し討ちだからノーカン」と訴えかける。
「なるほど、なるほど。まぁ、お前たちがそう言いたくなるのも分からなくは無い。ああ、想定内だとも」
「必死な所悪いが、探求ネキと黒死ネキがそんな目に見えた穴を残すと思うのか、お前たち?」
「では、こちらの映像をご覧くださいね」
三馬鹿ラスの必死の悪足掻きも、「想定内だ」と言わんばかり……否、実際に想定内であったからこそ、一切の抜かりなど存在しない。
それが『笑ってはいけない人生禄』シリーズの制作スタッフと言うものである。
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本作59話目
「番外編 ハロウィン回 キレのあるリアクションを見せてこそ、芸人と言うものだろう?」
より抜粋
<
<<<後一回あるのォおおおお!!??>>>
第一問でもある、ドクターネキからのビデオメッセージの後の騙し討ちの際のやり取りである。
この時点で黒死ネキは、確かに「後一回騙し討ちをする」と宣言しているし、三馬鹿ラスもそう認識している。
本作62話目
「番外編 ハロウィン回 世界とは残酷で理不尽で、そして笑える物だろう?」
より抜粋
<あはははははは。楽しんでいただけたようで何より。では、チャイカ、収穫しろ>
<
<<<え!!??>>>
<【死が奏であう劇場】>*2
<【獣の眼光】【ラスタキャンディ】【ラスタキャンディ】
【獣の眼光】【ラスタキャンディ】 ───顕れよ!! 〈
【獣の眼光】【ランダマイザ】【ランダマイザ】
【獣の眼光】【ランダマイザ】【会心の覇気】*4
<<<キドレイジ!!??>>>*8
最終問題前の、ターニャのコスプレをしたキノネキをネタにした笑いからの罰ゲームの場面。
ここで登場したチャイカは、間違いなく「私もゲスト」と書かれたプラカードをぶら下げていた。
本作63話目
「番外編 ハロウィン回 ラストゲーム① 似て非なるものは、別にそっくりであるとは限らないだろう?」
より抜粋
ルール(一部抜粋)
・出題者は
・出題者たちは、各自が術やスキルを用いて姿形を変化させる
・回答者たちは、
ルール説明には『ゲストも出題者』であり、『変化した者たちの中から本物の幼女ネキを当てる』と明記されている。
更に───
<要はバラエティで良くある、『変装した人たちの中から本物が誰なのかを当てるゲーム』ですね。今回の場合は、
<なお、今回
───ルール説明の際に、探求ネキと黒死ネキは『私たち』と言う表現でゲストの参加を示唆し、探求ネキに至っては「幼女ネキと黒死ネキだけではなく
本作63話目
「番外編 ハロウィン回 ラストゲーム① 似て非なるものは、別にそっくりであるとは限らないだろう?」
より抜粋
<ケホケホ……>
<あ、チャイカちゃん>
<そう言えば舞台から離れてなかったよな>
<煙幕に巻き込まれちゃったんですね。大丈夫でしたか?>
黒死ネキが舞台上で煙幕を発生させてからしばらく、
その後も彼女はずっと三馬鹿ラスの後方に居たし、その際には
これまでのやり取りの中から、少しでも言葉の内容と状況に疑問を感じていたら? 少し後ろを振り返って確認していたら?
ヒントはこれまでに散りばめられてきており、決してノーヒントなどと言う事は無かったのである。
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「「「……………………」」」
「さて、まだ何か言いたい事はありますか?」
「ひょっとしたら「ここまでするのか?」とか思っているかも知れんが、
「「「ぐう……」」」
ぐうの音が出た。
「さて、皆さんも納得していただけたようですし、不正解者の処遇をお伝えしますね」
「え? それって幼女ネキの禊ビンタなんじゃ?」
「って、そう言えば、ルールには不正解者がどうなるかって書いて無かったような……」
「あの、この流れだと私たちの扱いって……」
ルール説明であからさまに不穏な表記の仕方だったと言うのに、報酬の方にばかり目が行っていたせいで質問すらしていなかった。
そのウカツのツケは、今まさに三馬鹿ラスへと巡って来ているのである。インガオホー
「薄々勘づいているかも知れませんが、このラストゲームは最後の『禊』であると同時に、『笑ってはいけない
「このシリーズの契約書には、『専門のスタッフが、痛みも後遺症も無く情報を収集する』って書いてるらしいじゃないか。
そんな探求ネキと幼女ネキの言葉に、三馬鹿ラスは冷や汗をダラダラと流しながら自分たちの運命を悟る。
さっきから自分たちの後ろから感じる、重圧にも似た圧迫感。
いつの間にか自分たちの視界から消えていた、もう一人の司会者。
振り返りたくないと思いつつも、探求ネキと幼女ネキから自分たちとその後方へ向けられた視線に促されるように、本能的に恐怖の対象を確認しようと後ろを振り返る。
そこには───
───宙に浮かんだ幾つもの巨大なジャック・オー・ランタンを従えた
その表情は、楽しみにしていた『
……浮かべている笑みの邪悪さに目をつぶれば、だが。
「「「はわわわわわ」」」
三馬鹿ラスの脳裏に浮かぶのは、このスタジオに来る途中で目にしたカボチャにまみれた惨殺死体だ。
自分たちもああなる。
どんな馬鹿でも簡単に見える未来に恐れ戦く三馬鹿ラスに探求ネキから至極単純な説明が告げられる。
「ラストゲームの不正解者の処遇は、
そう言って
「これまでの『禊』も無駄とまでは言わんが、最後の締めの結果がこうなった以上、成功とも言わんな。残念ながら、お前たちの『禊』は失敗に終わった。と言う訳で、さぁ、お前たちの罪を数えろ」
そう言って
そして
「Let's Party!! HAHAHAHAHA!!」
───待ちに待った〝お楽しみ〟を、心底楽しそうに実行に移す。
さぁ、収穫祭の始まりだ。
「「「死にたくなーい!! 死にたくなーい!!」」」
『スリーピー・ホロウ』*10の
スタジオの出口に近いのは自分たちの方だ。あそこまで逃げれば……!!
『スリーピー・ホロウ』のイカボットは、橋を越えられぬ首無し騎士から逃げ続け、見事に橋を渡り切った。
諦めずに、死にたくないと言う一心で逃げ切る事が出来れば、きっと助かる未来もある筈だ!!
三馬鹿ラスが『スリーピー・ホロウ』を知っているかどうかはさておき、彼らは確かにたどり着いた。
スタジオの入り口。追い詰められた彼らにとっての、死地と現世の境界線へと。
分かっている。だから何だと? ここまで逃げられれば助かるなんて事は無い。そんなルールは無い。
だが、これはバラエティの撮影だ。だったら、カメラの無い位置まで逃げられれば、生き延びられる可能性はワンチャンあるのではなかろうか?
……もちろん、そんな都合の良い未来は無いのは、
そもそも、廊下にもカメラは設置されてるし。
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
ノリノリで『スリーピー・ホロウ』ごっこを楽しむ
これがやりたかった。『原作』の再現はやはりテンションが上がる。通りすがりのモブボットで練習した甲斐があったと言うものだ。
テンションが振り切っている
当たり前の事だが、三馬鹿ラスが黒死ネキの放つ〝
勿論、蘇生の際に後遺症も無い。『専門のスタッフによる主観情報の収集』は契約通りに実行される。不備などある筈も無い。
そして、〝収穫〟を実行した黒死ネキは、と言えば───
「んぐぅ!!」
───自身の脳裏に蒐集される
「……っ!! ──────っ!!!! ■■■■■■■■■──────ッ!!!!」
───もはや言葉にならない程に身をよじらせて大爆笑するのであった。
悪魔としての【モト】が持つ唯一無二の権能であり、その効果は『二
この増えた手番は時間停止でも、超加速でも、まして敵の拘束でも無い。
単純な概念として『一手増える』と世界に刻まれた法則として扱われる、彼女のみに許された権能。
ペルソナ1の【DEATH モト】が使用できる。
なお、他には【CHARIOT スサノオ】と【JUDGEMENT ヤマオカ】が使用可能。
額に大きく刻まれた十字傷と、殺意にも似た他人を寄せ付けない雰囲気が特徴。
常にボタンを開けっ放しの制服の中は素っ裸で、それ故か「伝説の裸番長」の異名を持つ。
ペルソナ1の【DEATH モト】は城戸玲司の専用ペルソナでもある。
ちなみに、ゲーム版のペルソナで城戸玲司のCVを担当した山野井仁氏は、神取鷹久とニャルのCVも担当している。
お読みいただき、ありがとうございます。
はい、四分割した最終話の三話目になります。
今回は収穫編。三馬鹿ラスの希望を潰す回とも言いますがw
伏線回収ってSS作者の楽しみの一つですよね。
前話で不正解を突き付け、今話で抜け道とか無い事を知らしめ、全ての読者の予想を裏切らず、黒死ネキによって三馬鹿ラスは〝蒐集〟されました。
バラエティだし様式美は大切^^
痛み? 無いよ。 恐怖? いつも通りだよ。 記憶? 消すよ。
ノリで【マハムドバリオン】じゃ無いの? バリオン系までいくと滅魂になっちゃうよw
63話目で実行したアンケートは約70%の方が『実は全部偽物の幼女ネキ』と正解を選ばれていましたね。
『幼女ネキ(小)』を選んだ方も20%くらいいましたね。穿って考えちゃった?
皆様、ご回答ありがとうございました。
・特に考えずにストーリーを追っていた人 → 一般ユーザー。コンゴトモヨロシク。
・仕込みを見抜いてニヤニヤしてた人 → 愉悦部。君もこっち側の人間だ。
・頑張って考えたけど不正解だった人 → 称号『頭:三馬鹿ラス』をGET(ォ
こんな感じでしょうかね。
では、次回の正真正銘の最終話、「獲得編」をお待ちください。
誰が何を獲得するのか、お楽しみに^^
・黒死ネキ(収穫者)
『スリーピー・ホロウ』ごっこを完遂。パイ投げ楽しい。
想定していた展開の中で一番美味しい結果になって大満足。
仮に三馬鹿ラスがマジで全問正解で景品を掻っ攫っていっても、それはそれで構わなかった。
今回のイベントに合わせて、事前の〝蒐集〟は我慢していた分、今回はいつも以上に大爆笑。
〝蒐集〟した情報の中には……あ、これヤバいな。後で処理しないと。
・幼女ネキ(制裁者)
元々、最後に三馬鹿ラスから〝蒐集〟するのは黒死ネキだと分かり切っていたので、それまでの派手な『禊』を担当。結構面白かった。
普段は【変化】でここまで完全な別人には化けないので、結構新鮮だったり。
幼女ネキ(中)の姿は普通に想像できる未来だが、幼女ネキ(大)の姿は「我ながらここまで育つかなぁ?」とか考えてた。なお、育つのは確定済み。
・探求ネキ(立案者)
今回のイベント全体のシナリオを考えた企画立案者。
演出は黒死ネキに任せれば良いから、気軽に司会の役目を全うする。
根回しもアドリブ力も高いスタッフが居ると、スムーズに良い作品が作れますねぇ。
さて、残すところは表彰式ですが……
・三馬鹿ラス(山崎イカボット)
誰もが予想した未来を、あえて覆さないでお約束を全うする芸人の鑑(ォ
黒死ネキから特製のパンプキンパイを投げつけられ、カボチャサラダの具へとジョブチェンジ。
作者的には景気よく景品渡したいけど、「こいつらが試練を乗り越えて良い思いをする」とか、世界レベルで解釈不一致だと思うんだ(ォ
とは言え、「なんの成果も!! 得られませんでした!!」はバランス悪いので、作者もスタッフもそこは対策済み。
さて、次回は表彰式だ。