【カオ転三次】酒と葉巻と病と死神 ~みんな楽しく踊ればいい~ 作:マカーブル
本作をお読みいただき、たくさんのお気に入り登録やご感想をありがとうございます。
誤字脱字の指摘等も、いつも助かっております。
作中の挿絵として画像生成AIによるイメージイラストを表示しております。
AIによる生成画像に不快感を感じる方はご注意下さい。
前話でおぜうネキとアーパーネキのチートっぷりを披露した結果、感想欄の意見を総合すれば「チートだけど、他の三次主人公と比べたら穏当」と言う評価にw
改めて三次主人公たちの凄さが身に染みますねぇw
で、相変わらず絶賛され続ける見所ニキよw
シンプルに好感が持てるキャラって人気出るんだなって。
※作者注
今話に使用している挿絵の一枚に、かなり見苦しい物が含まれております。
あらがじめご了承下さい。
追記
投稿予約が2027年7月28日12:00になっていました。
慌てて修正したんで、普段の投稿時間より数分ずれました。
申し訳ありません。
前話のあらすじ
・チート二人による異界蹂躙
・新人&普通詐欺による見事な連携
・今話の大惨事予約
「さて、次は私の番だが……ははッ、これはこれは」
「うっわ、何コレ? 聖域か何か?」
「また極端な異界じゃな? 天使とは別に『聖』や『清浄』と言った概念持ちの悪魔が偏って湧いとるようじゃの」
「まぁ、この場合の『聖』や『清浄』って、単に『そう言う属性』ってだけで、人間に対して無害とは言ってないってオチが付くのよね」
「ああ、『メガテンの悪魔』あるあるって訳ね」
「知ってはいたけど、夢も希望も無いなぁ」
次なる中規模異界はアーパーネキの言う様に、どこかの聖域かと思える様な『聖』や『清浄』と言った概念の強い異界であり、周囲の悪魔たちは『チーム吸血姫+2』の面々を場違いな不審者を見る目で見ていた。
なお、属性的な意味では六人とも『聖』や『清浄』とは縁遠い為、場違いであるのは間違いない。
そして、この異界にとっての最大の不幸は───
「ふむ、折角だ。少し遊ぶか。分かっているだろうが、お前たちはその場を動くなよ?
…………あ、あー、あーー、あああ……
───起きろ、食事の時間だ」*1
───黒死ネキの〝遊び〟の対象になってしまった事。
黒死ネキの
地を這うネズミやムカデ、空を舞うカラスや羽虫。『病の媒介』として認識されて来た生物たちを模した
「「「「「「──────AAAAAAHHHHHHHHH!!!???」」」」」」
そして響き渡る悪魔どもの絶叫。
全身が腫れて耐えがたい苦痛が襲い掛かる。
発熱、悪寒、倦怠感で身体が震えて止まらない。
筋肉痛、衰弱などの全身症状も現れ力が入らない。
どす黒い血の混じった嘔吐が止まらず、まともに呼吸も出来やしない。
手足の先から黒い斑紋が広がって壊死していく。ああ、身体が
抵抗したくても出来ない。浄化しようとしても出来ない。治そうとしても出来ない。
触れられたら穢れた、見てしまっただけも穢れた、穢された奴に触っても穢れた。
聖なる属性も、浄化の概念も、この【穢れ】に何の意味も成さなかった。
平和だったのに、静かに、穏やかに過ごしていただけなのに。
何故、どうして自分たちがこんな目に!? こんな酷い事をされる覚えなんて無いのに!!
外界とは関わらなかった。だって穢れているし。汚いし。そんな連中に触りたくもないし。
偶に迷い込んだ
どうして!? 自分たちは良い事しかしていないのに!?
分からない、分からない、わからない、わからない、わかラなイ、ワカラナイ……
「あはははははは。偶には新雪に墨をぶちまけるのも楽しいじゃないか!! とは言え、少しくらいは抵抗して欲しいものだがな。こうも手応えが無いのも拍子抜けだぞ」
「一応言っておくが、あやつら必死で抵抗しておるからな? 単にお主の放つ【穢れ】の純度が高すぎて、無抵抗と大差ないだけじゃからな?」
「これ、トモリが範囲調節してくれてなかったら、私たちもあいつらの仲間入りなのよね~。って言うか、それって雪に失礼な例えじゃない?」
「修羅勢の間でも、あいつの
「うわぁ、やっべ。雑に殺してるようにしか見えないのに、死んだ悪魔の魂もMAGも根こそぎ回収してるじゃん。何この超精密作業? 死神系の権能にしたって、極まり過ぎじゃね?」
「俺からしたら黒死ネキのアレを見て、絵面のエグさよりも技量の方に驚いてるカス子ネキも十分凄いんだけどね? 黒死ネキに将来性を見込まれたって聞いてたけど、なるほどなぁ……」
ガイア連合における、殺し愛ガチ勢の筆頭である黒死ネキ。
その真骨頂は『
やろうと思えば、大半の相手は遠くから病魔を放つだけで死ぬし、実際に雑魚の殲滅に多用しているスキルはこの【
とは言え黒死ネキ本人の気質的には、互いに顔を突き合わせての殺し合いを好んでいるので、「せめてこのくらいは潜り抜けろよ」と殺意を隠しもしないアイサツとしても多用している。
迷惑が過ぎる? それはそう。
そして、この異界の湧き悪魔どもに、黒死ネキのアイサツに返事を返す余裕のある悪魔は居なかった。ただそれだけの事に過ぎない。
こうなると、この異界の主も程度が知れる。さっさと殺して次に行くか?
そう思いつつ、【パンデミアブーム】の媒介生物どもが向かった先、異界の中心部へ意識を向けてみれば───
「おや? ふむ、ここの主はただ殺すのは少々もったいないか」
───この異界の主が何の悪魔であるかを知って気が変わる。
「どうしたんです、黒死ネキ?」
「ああ、折角だからこの異界を潰す前に、ちょっとした茶番を見てみようと思ってな。この異界の主をここに招待する事にした」
「招待ねぇ? 連行とか追い込みの間違いなんじゃないの?」
「そうとも言うな。何、ちょっと媒介生物越しに【テリブルアイズ】*2を掛けただけだ。穏便だろ?」
「さらっと とんでもなくエグいコンボ決めてるところと、穏便って言葉の意味のどっちに突っ込んだら良いんだろうね? これ?」
「両方じゃない? トモリっていつも〝分かってて巫山戯る〟のよね」
「ああ、そう言う感じなんだ。……待って? アタシ、この虐殺がデフォかつ〝そう言う感じ〟のパイセンに目ェつけられてんの!?」
「ご愁傷様じゃな。 ・・・・・・おや?」
そうこうしている内に、異界の中心部より他の悪魔と比べて大きな気配がこちらへと向かって来ている事に気付く一同。
状況から、黒死ネキに〝招待〟された異界の主かとそちらへ目を向ければ───
「ヒヒィ゛ィ゛ーーーーン゛!!」
───何か、ダルメシアン柄っぽい白黒マダラ模様の薄汚れた馬っぽい悪魔が、恐怖に歪んで涙と鼻水を撒き散らした無惨な表情(?)でこちらへ全力疾走していた。
「……何じゃアレ?」
「うわー、すっごい不細工……」
「えーと? 見た目は馬の悪魔で…… え? 一本角? もしかして【ユニコーン】なの?」
「え゛? アレが? 優雅さの欠片も無いじゃん?」
「……黒死ネキの〝招待〟って、ひょっとしなくてもアレですか? うわー……」
「あはははははは、思った以上に愉快なツラになってるじゃないか。さて、あいつは
【聖獣 ユニコーン】
一般的に白馬の身体にライオンの尾、額に一本の螺旋状の角を持つ美しい外見の悪魔として知られ、性格は割と獰猛だが清純な乙女にだけ心を許し大人しくなると言う。なお、女装して香水ふりかけてる美少年でも可。その判定はガバガバである。
額の角には強大な『癒し』と『浄化』の力が秘められており、時に清らかさの象徴としても扱われている。
なるほど、この『聖』と『清浄』に偏った異界の主として相応しい存在と言えるだろう。
なお、今は黒死ネキの【パンデミアブーム】経由の【
【ユニコーン】は大層混乱していた。
他の悪魔と同様に、平和に、静かに、穏やかに過ごしていただけなのに。
時折迷い込んだ
それ以外だって、ちゃんと
これからも、平和に、静かに、穏やかに過ごせると思っていたのに。
急に訳の分からない黒いモノが入って来て、居心地の良かった世界は【穢れ】きってしまった。
自慢の白く美しいこの身体も、訳の分からない黒い汚れが浮き出て来て治らない。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!! こんな所に居たくない!! こんなのは嘘だ!!
逃げなきゃ!! 誰かに助けてもらわなきゃ!!
出口!! 出口はどこなのか!?
あえて走る事が出来る程度まで症状を抑えて、常に後方からの恐怖に晒されるように角度調整まで行われている事など気付きもせずに【ユニコーン】は逃げ続けていた。
異界の他の悪魔? 頭の片隅にも残っていない。大事なのは自分だけだ。
「ヒ゛ィ゛ン゛ン゛ン゛ン゛!?」
そして、そんな【
① 前髪を揃えた美しい銀髪の、雪のように白く美しい肌の美少女
② 黒く美しい長髪の、幼さと妖艶さが混然一体となった美少女
③ 灰色の三つ編みの、華奢な身体に知性と生命力を秘めた美少女
④ 淡い水色の髪の、幼さと高貴さを両立させたカリスマ性を持つ美少女
⑤ 短く揃えた金髪の、裏表の無い天真爛漫さを感じさせる美少女
───タイプの違う美少女たちの見本市だった。
⑥のモブっぽい男? 視界にすら入っていませんが、何か?
【ユニコーン】は歓喜に打ち震える。コレは自分へのご褒美なのか? より取り見取りとはまさにこの事ではないか!!
元々湧いている頭に、更に
これは、突然の不幸に見舞われた自分を癒す為に、最高の美少女を選んで良いのだと言う、運命からのプレゼントに違いない!!
とは言え、非常に残念ながら全てを選ぶ余裕は今の自分には無い。
ここは自分の目利きの見せ所だ!! 必ず最高の乙女を選んでみせる!!
そして、蛆の湧きかけている脳ミソで【ユニコーン】は考察する。
まず、①の銀髪美少女。
ガワは文句のつけようが無い美少女だ。 しかし、こいつ魂がBBAじゃねーか!!
一見して可憐に立ち回りはしているようだが、魂の人生経験が豊富過ぎる!!
次に、②の黒髪美少女。
ガワは文句のつけようが無い美少女だ。 しかし、こいつガワが【穢れ】の結晶じゃねーか!!
って言うか、自分をこんな目に遭わせた元凶はこいつだろ!!
更に、③の灰色髪の美少女。
ガワは文句のつけようが無い美少女だ。 しかし、こいつ、華奢を通り越して鶏ガラじゃねーか!!
それに、清楚っぽさが全然無い。却下却下却下ぁぁぁあああ!!
続けて、④の水色髪美少女。
ガワは文句のつけようが無い美少女だ。 しかし、こいつ、カリスマの振りしてるだけじゃねーか!!
一見して貴族っぽく振舞っているが、実は根はド庶民だろ!!
最後に、⑤の金髪美少女。
……コレだ!! ガワは最高!! 体つきのバランスも最高!! 天真爛漫さは演技ではなく素!! 完璧だ!!
こいつなら自分に相応しい。自分を助けてくれる。この地獄の出口へと連れて行ってくれる。
その後は……ふへへ……
と、ここまでかかった考察時間は僅か数秒。
長年鍛えた審美眼に過ちなどあろうはずが無い!! 嗅覚はさっきから死んでるっぽいけど。
「ヒヒーーーーーン♪」
【ユニコーン】は自分を助けてくれると信じ、金髪美少女───アーパーネキ───の元へと駆けて行く。
アーパーネキはそんな【ユニコーン】に輝く様な笑顔を向け、両腕を広げて迎え入れる。
そして───
「レアアイテム、ゲット~~♪」
「ヒヒィ゛ィ゛ーーーーン゛!!??」
───躊躇無く『
「あれ? 骨ごと取れちゃった? ひょっとしてコレって腐っちゃってた?」
「ヒヒィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ーーーーーー……」
卵の殻でも割り損ねたのと変わらぬ口調でアーパーネキは呟き、【ユニコーン】は慟哭する。
そんな光景を目にし、
男? 何かを悟った表情で、同情の視線を向けていますが、何か?
「あはははははははは、成る程成る程、まぁ、大体何を考えて
「選りに選ってアルクのとこに行くとか、残念過ぎよね、脳ミソが」
「黒死ネキとは別ベクトルで容赦とか無いからのぉ。無邪気故の残酷と言うやつかの」
「まぁ、そりゃガワのキレイさでアーパーネキに勝てるとか思ってないけどさぁ? それはそれとして普通にムカつくわ、この駄馬の態度」
「あー、うん。俺はノーコメントで。命は惜しいし」
黒死ネキ主催の『茶番』もひと段落し、各々が感想を述べ合う。
そんな光景を見て、頭皮&頭蓋骨付きの『
「ねぇねぇ、こう言うのってこう言うんでしょ? 「処女厨ざまぁ!!」 だっけ?」
一瞬、空気が固まる。何なら、「ピシリ」と言う擬音すら聞こえた。
「あれ? どうしたの、みんな?」
「……とりあえず、アルクに要らない事吹き込んだ馬鹿は後で処すわね」
「……やっべ……ガワが最高なだけに、笑顔で言われると他人事でもヒュンってくるわ……」
「……何じゃろうな? この幼子が不適切な物言いをしている所を見た様な気まずさは」
「何だろうなぁ? このまま放置で眺め続けたい様な、いっそひと思いに穢してしまいたい様な感覚は? クククっ、悩みどころだな」
「引き続きノーコメントで。俺はまだ生きていたいんで」
微妙に気不味い空気が流れる中、息も絶え絶えの【ユニコーン】は必死に『出口』を目指していた。
配下を失い、住処を失い、穢れ無き身を失い、尊厳を失い、存在意義すら失った。
唐突に訪れた地獄の様な【穢れ】が、全てを奪っていった。
けれど、まだ自分は死んでいない。今にも死にそうであるが、それでもまだ生きている。
生きたい。死にたくない。終わりたくない。
言葉は違えど、意味するところは変わらない。
「ヒヒィ゛イ゛イ゛……」
異界の出口はすぐそこだ。もう直ぐ出られる。助かる。生きる事を続けられる。
そんな【ユニコーン】の眼前に、白い物が現れた。
何だろう? 白い棒? 二本あるけど…… いや、違う。コレは……
白いズボンを穿いた人の足だ。
そう認識してしまい、現実逃避が出来なくなり、目の前の現実を否定したいと願いつつも目線を上へ向け確認を行ってしまう。
長く黒い髪の、この世で最も穢れた……否、【穢れ】そのものが立っていた。
「どこへ行くのかな?」
出口へ。
もはやまともな思考すら出来ず、ただ脳裏によぎったのはそんな言葉だった。
言葉にした訳では無いが、何故か相手には伝わったらしい。酷く愉しそうな表情を浮かべながら、【穢れ】は更に言葉を紡いだ。
「出口。出口か。あはははははは。いや、何の出口かなどと問うまい。実際どうでも良い事だしな。しかし……」
そう言って、邪悪としか言いようのない表情を浮かべた【穢れ】は、喉の調子でも確かめるように軽く首をさすり、淡々とこう宣言する。
「出口など無い、ここが貴様の終焉だ」*3
それが、かつて聖獣と呼ばれていた異界の主の……今では黒く染まって全身が腐り落ちつつある、ただの悪魔の聞いた最後の声で───
───それが、最後に聞いた音だった。
「相変わらずの劇場型じゃの。あの程度の死に損ないへのトドメには過剰じゃろうに」
「クククっ、なに、折角手に入れたお気に入りなんだ。普段から使いたいと思うのは当然だろう?」
「ああ、私は参加してなかったけど、星祭のオークションで競り落としたんだっけ? 何かジャンヌが泣きながらトモリにこき使われる羽目になったって聞いたんだけど?」
「私は参加してたけど、調子こいた馬鹿が馬鹿を見ただけよ。ところでその銃……確か『
「454カスール カスタムオートマチックだな。中々の再現度で気に入っているぞ」
「そうそれ。確かその銃、弾は銀の弾丸じゃなかった? 浄化済みの」
「その通りだな。私自身は破魔系や祝福系の覚えが壊滅的だからな。重宝しているとも」
お気に入りのコレクションを自慢するように語る黒死ネキだったが、おぜうネキが気になっているのはそこではない。
「ええ、それは分かるわ。けど、私が気になったのは、
「あ、そう言えばそうよね? あの馬、首から上どころか、身体全部が消し飛んじゃってたし」
明らかに拳銃の出す威力ではないし、何らかのスキルを上乗せしているようには見えなかった。
特殊な弾丸かと言えば、浄銀弾は確かに特殊な弾丸だが、その属性は『聖』や『浄化』だ。
アンデッドや魔法生物等の悪魔へは特攻が期待出来るのだろうが、今回撃ったのは【ユニコーン】であり、それこそ『聖』や『浄化』への耐性は高かったはずだ。
にも関わらず、何故この様な結果になっていると言うのか?
「……あ、ひょっとして……パイセンがやったのって、
「「「「あ」」」」
最初に気付いたのは、このメンバーの中で黒死ネキに次ぐ【穢れ】への親和性を持つカス子ネキで、他の者たちも、その言葉を切っ掛けに直ぐに理解する。
「クククっ、まぁ、正解と言っておこうか」
黒死ネキの【パンデミアブーム】により、この異界は黒く穢され尽くしていた。
それは、【ユニコーン】も同様であり、【ユニコーン】は聖獣でありながら、
つまりは、
「うっわ、エグ~い。流石トモリよね」
「これ、仮に【穢れ】に耐えても、触れただけでも〝穢れた〟と判定されるんじゃない?」
「されるじゃろうなぁ…… 言うなればレインコートに泥水をかけるような物じゃな。弾きはしても汚れる事までは防げん」
「トレーディングカードゲームとかで良く見るコンボみたいなヤツじゃんね? 敵を強制的に闇属性にして光属性攻撃で倒す、みたいなの」
「分かりやすい……分かりやすいけど、それを現実に持って来たらああなるのかぁ……」
「結構良いコンボだろ?」
披露されたデスコンボを考察して戦慄するパーティメンバーを横目に、楽し気、かつ、気軽に笑う黒死ネキ。
黒死ネキ的には、『ちょっと思いついたお手軽コンボ』に過ぎないのだが、これには付き合いの長い修羅性たちはもちろん、まだまだ付き合いの浅い見所ニキや、会って数日のカス子ネキも同様の感想を抱いた。
同時に互いに目を合わせ、ある者は肩をすくめ、ある者は溜息をつき、ある者は天を仰ぐ。
そして、五人の口から出た言葉は───
「「「「「インチキ乙」」」」」
「流石に酷くないか?」
───残当だった。
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お読みいただき、ありがとうございます。
Q:【ユニコーン】に恨みでもあんの?
A:無いよ?
はい、黒死ネキによる蹂躙回でした。むしろこうならないルートとかある?
折角なので、ネロ・カオス&ロリカードごっこもしつつ、このSS的にもカスールの試射シーンを入れてみました。作中的には普段から使用しているので、実際には試射ではありませんが。
弾丸が浄銀弾なので、『破魔』や『祝福』の覚えが壊滅的な黒死ネキ的には使い勝手の良い攻撃手段でもありますね。流れるようにデスコンボ決めてくるのは仕様です。
今話は【
まぁ、あくまで脳ミソが(物理的に)腐りかけてた【
それでは、次回もお楽しみいただければ幸いです。
いやまぁ、書き溜め無くなったんで、ちょっと間が開くかもですが……
・黒死ネキ(本名:
黒く美しい長髪の、幼さと妖艶さが混然一体となった美少女。
【ユニコーン】視点では、こんな【穢れ】の結晶は論外。
好き勝手出来る場面では、遠慮なく好き勝手する。小手調べで全滅したぞ、こいつら。
今回はCV:中田譲治を生かして、ネロ・カオス&ロリカードごっこを披露。
・おぜうネキ(本名:
淡い水色の髪の、幼さと高貴さを両立させたカリスマ性を持つ美少女。
【ユニコーン】視点では、お嬢様の振りしたド庶民。合ってる。
何気に感性はまともなので、黒死ネキやアーパーネキの無茶苦茶には、こっそり胃を痛めていたりする。
処女かどうか? さぁ?w
・アーパーネキ(本名:
短く揃えた金髪の、裏表の無い天真爛漫さを感じさせる美少女。
【ユニコーン】視点では、完璧に自分好みの奇跡の存在だった。ガワだけならね?
何気にこの面子の中で一番のサイコパス。幼い感性と高い思考能力から来る無邪気な残酷性を披露。
『ユニコーンの角』はお土産になりました。
・カス子ネキ(本名:命子 レベル:27)
灰色の三つ編みの、華奢な身体に知性と生命力を秘めた美少女。
【ユニコーン】視点では、鶏ガラ過ぎて論外。イラストだとそうでも無いんだけどねぇ?
まだカス濃度が低い頃なので、上位修羅勢のインチキさ加減にびっくり。
素質と気質的に黒死ネキとは相性抜群やぞ? 本人の心情はさておきw
・シエラ婆(本名:(不明) レベル:49)
前髪を揃えた美しい銀髪の、雪のように白く美しい肌の美少女。
【ユニコーン】視点では、魂がBBA過ぎた模様。良い意味で経験豊富だしねぇ?
今回のエピソードでの主な解説役。年の功を存分に発揮してもろて。
次回、活躍……出来るかなぁ?
・見所ニキ(本名:(未設定) レベル:32)
モブっぽい男。
【ユニコーン】の視界に映らなかった。だって男じゃん?
言うて、仮に見所ニキが女装して香水かけてたら騙せてた可能性もワンチャンあった。
体格? 中肉中背(170cm 60㎏)ですが何か?
・【聖獣 ユニコーン】(レベル:27)
処女厨。