ベビーに転生したので、サイヤ人への復讐は一旦忘れ…これ超時空じゃね?(完結) 作:魚川
『……』
爆発した場所を無言で見つめているゴジータ
「う…ぐ、ぐおおお…オレが…オレは……」
よろめきながら立ち上がるベビー、誰がどう見ても限界だろう
『…終わりにするぞ』
「…くそっ…」
『か…め…は…め…!』
「……………」
「「はあああああああああ!
…ぁああああ…?」」
「…は?」
「あ、あり…体が動かねえ…ってか、元に戻っちまった?!」
「な、何故だ!まだ30分経っていないはずだぞ!」
「まさかオラ達のパワーが高まりすぎて、時間が終わるまでに…?!」
「そんなことはあるのか?!な、何故教えなかった!?」
「いやだってオラだってこんなことになるなんて思ってなかったからしょうがねえって!」
ベジータに首元を掴まれてブンブン振られて、混乱しながら弁明している
「…………こ、こいつら…」
ものすごく呆れたような顔で2人を見つめるベビー
「と、父さん…だ、大丈夫…ですか?」
「悟飯!おめえら!…あり?疲れてるのか?」
「おかげさまでな…避けたベビーの攻撃がこっちにきたもんだから、防いだり避けたりで忙しかったんだよ」
「あっ…」「す、スマン…」
「…お前ら本当に真面目にやってるのか?」
「ほ、本当だって!と言うか元はと言えばおめえのせいだろ!いきなり襲ってきてよ!」
「うるせえ!何が突然だ、カミンのやつ、前々からお前ら恨んでるって話してたよなぁ!」
「いやだってそれは…どうせピッコロとか天津飯とかベジータみたいになんとかなるだろって」
「オレをバカにするな!!」
「し、してねえって!しつこすぎてびっくりはしたけどよ…」
「おいその言い草は完全にバカにしてるだろお前」
「…なんか、さっきまでの緊張が嘘みたいだな」
「まあ…ベビー君っていつもなんかこんな感じだし…」
あ……なんだ…身体中痛い…目の前が、真っ暗だ…体に何かが、乗っかってるみたいに……ぐっ……
ボゴン
「カハッ…?!あ、空いた…歩ける…」
な、なんでだろう…何かに押しつぶされかけてたはずなのに、全然体の自由が効く…まるで今の俺なら空も飛べそうな気分だ…そう、たとえばこんな感じに…
バッ
「……えっ!?ほ、本当に飛んだ!?なんで?!…うううっ!??!」
瓦礫から這い出た彼の頭に強烈な痛みが走る
「そうだ…俺は…あれ?でもじゃあなんで?と、とりあえずみんなのところに移動…しなきゃ…なんか、飛べるの変な感覚…でも、飛んでたんだよな…俺…」
「にしても…ベビー、おめえなんか弱くなったか?」
「いやまあ…あんだけこぴっどくやられたらな」
「そりゃそうなんだろうけど…それだけじゃないっつーか…」
「なんだよ、面倒なことを喋ってるんじゃねえまったく」
「…と言うかなんか丸くなったか?」
「なんなんださっきから!黙ってろ!」
「んー……」
何か考えているように顎に手を当てる悟空
「(…なにか、俺が重要なことを忘れているような)」
ベジータも何か考えていると、声が聞こえてくる
「ベビー様ぁあああああああああ!!」
「!?!!?」
その声にそこにいた全員が驚いた、その声は今までよく聞いた声だが…目の前にいた、自分達への復讐だけを考えていた人間から発せられていた声だったからだ
「お、おま…カミン!??」
「そうです!俺です!カミンです!!」
「え、えええええええええ?!?!」
「こ、これは…まさか……スピリットの強制分離…?」
次回「思い出した!ヤードラットで覚えていた技」