ベビーに転生したので、サイヤ人への復讐は一旦忘れ…これ超時空じゃね?(完結) 作:魚川
「へ?べ、ベジータ、スピリットの強制分離って…アレか?」
「ああ、アレだ…合体や吸収などを無効化することのできる、俺がヤードラット星で覚えていた技だ…何故かは知らんが、合体した時無意識に使っていたのだろうな」
「でもそれって、合体とかしてないと意味ないんだろ?なんでベビーに効いてるんだよ…というかもう片方は誰なんだ?」
チラリとカミンの方を向くと
「びええええええええ!ベビー様あああああ!なんであんなことしたんですがああああああ!!俺ベビー様に何かあったらどうしようかとずっとかんがえででぇ!」
泣き喚きながらボロボロのベビーに引っ付いていた
「わかった!わかったから!悪かった!オレが悪かった!だから!離れろ!!」
あまりの剣幕にベビーも若干後退り気味である
「…なんか、元の時のベビーみてえな見た目だと思ったけど、性格は全然ちげえからな」
「スピリットの強制分離で現れたのならば、あいつはベビーの中の別人格ということになるが…」
「はあ…はあ…こいつは、そういうわけじゃねえよ」
カミンを腕で押し除けながら話し始めるベビー
「なに?じゃあなんなんだそいつは、お前の中にいたんじゃないのか?」
「逆だ、逆…オレがこいつの中にいたんだ」
「は?」
「フューは、オレのことをなんと呼んでいた?」
「それは…いつもいつも、カミン君カミン君って……え?!」
「そう、こいつがカミンだ」
「っあ…あ、メガキャノン部隊、少しぶりだな…リルド将軍も」
落ち着いたかのように顔を上げると、いつもの調子で周りに話しかけるカミン
「な、なあっ…?!」
「理由は知らんが、こいつとオレは同じ体に存在していた…で、お前のそのスピリットの強制分離とやらで引き剥がされたんだろうな」
「なるほど…やたらいつもと性格の違うお前が現れたと思ったことはあったが、お前が正体だったのか」
「ああ」
「も、もしかして…たまに現れる、目が変で雰囲気怖いベビー様も!?」
「オレだけどその呼び方は納得してねえからな」
「ひ、ひええ」
「はあ…まあ、事情はわかったが…どうするんだ?」
「へ?どうするって何をだ?」
「こいつの処遇だ…おそらく俺たちへの復讐とやらは、こいつがこのカミン…俺たちがベビーだと思ってるやつを誑かした…という話だろう」
「………」
「ちょっ!ベビー様はそんな人じゃ…モガッ?!」
カミンが話始めようとすると、ベビーは口をつかんでしゃべらせないようにする
「フン…まあな、こいつは悪くない駒だった、オレの体で好き勝手に、お前らと仲良くなったりしてたからな」
「っ…!」
「まあお前らがオレをどうするつもりかは知らないが…オレがお前らの復讐を断念することはないと思えよ」
「…………」
「(ベビー…様…なんで…)」
「…とりあえず、地球のみんなを元に戻そうぜ!」
「あ、ああ確かに!先にそっちをやらないとな!」
「何かを飲ませれば解除できるんだったか…?」
「まあ、めんどくさいし…ドラゴンボールでいいんじゃない?」
ベビー様は一体なんであんなことを言って……ん
ま、待て!そのドラゴンボール!まさか!
次回「空を包む暗い煙」