ベビーに転生したので、サイヤ人への復讐は一旦忘れ…これ超時空じゃね?(完結) 作:魚川
「うおっ!?な、なんだ?!」
その声に気が付き振り返ると、青黒い龍が葉巻を吸いながら腕を組んでいた
「あ、あり?神龍、なんかイメチェンしたか?」
「なんでもいいだろう、おい神龍!宇宙のベビーに寄生された生物をもとに戻しやがれ!」
「は?嫌だね」
「!?」
「なんでオレがお前らの言うこと聞かなきゃいけないんだ?それより…こうしたほうが面白い!」
そう言うと、空に先ほどの禍々しい雲が放たれた
「お、おい神龍?!なにやってんだよ!?」
「だはは!こいつはいいなぁ!過ごしやすくていい気分だぜ!!」
「何だこれは…外界から地球が遮断されている!?」
「こんな、なんで今あいつがいるんだ…!」
カミンは相変わらず頭を抱えながら震えている
「な、なにか知っているのか?」
「あいつの名は邪悪龍…ドラゴンボールに溜まったマイナスエネルギーの化身…!この世界には、そんな概念なかったはずなのに、なんで…!」
「じゃ、邪悪龍?マイナスエネルギー?一体何の話をしてるんだ??というか、この世界って…」
「ふふふ、動揺しているみたいねえカミン?」
「!?だ、誰だ!」
空間が歪んだかと思うと、中から声がしながら誰かが出てくる…
「こ、この声は…お前…」
「トワ!!」
暗黒魔界の科学者トワが、またもや現れたのだ
「まさかセルマックスすらなんとかするとは思わなかったわよ、本当に頭にくるわ…!!」
「でも、あんたの悪運もこれで終わりよ、今のあんたたちじゃ邪悪龍を倒す体力すらないでしょ?」
「ちょ、ちょっと待て何者だ貴様!」
さすがのピッコロも突然現れたトワに衝撃を受けているようだ
「黙ってなさい、あなた達には関係ないでしょ?ここで全員死ぬんだからね!」
「!?お、おいトワ!俺はまだしも、こいつらは関係ないだろ?!」
「そんなもの知らないわよ!もう私の邪魔をしたやつは全員殺すの!」
「お、お前そこまで…!」
くっ…邪悪龍か…まあ確かにやばいが、まあなんとかはなるんじゃないか?今の悟空たちなら、負傷していても…
「ああ、あとこれすらなんとかされると困るから、もう一つコマを用意しておいたわよ」
「なっ!?ず、随分と準備がいいんだな」
「ええ、もはやあんたに復讐するのが今の望みよ…!あんたたちは、恨むならそいつを恨むことね!」
そう叫ぶと、またもや次元の裂け目が現れる…そして、その中から現れたのは
「…えっ!?あ、あれは…僕達じゃないか!?」
なんとガンマ1号と2号が現れた!
「でも、服がなにか違うな…あれは僕のセンスじゃないけど…」
「いいセンスだろう?我が孫、ヘドよ」
またもや中から出てくる、人影は…2つだ
「孫?…あ、あんたはまさか!?」
「ドクター・ゲロ…なんでここに!」
「そのとおりだ!私がドクター・ゲロ!そいつらの名前はヘルファイターガンマ!私達の最高傑作だ!」
「調子いいわね…私がいないと完成のめどすら立たなかったくせに」
「うっ…お、お前なんぞいなくても、こいつがいるんだから完成できたはずだ!」
そう言いながら自分の後ろを指差す、そこにいたのは…
「…え」
「久しぶりだな、ベビー」
「みゅ、ミュー…様…!?」
セルマックスにやられたはずの、ドクターミューだった
「お、お前…なんで、そっちにいるんだ…?」
「…ベビー、私はお前を許さんぞ」
「へっ」
「お前がいなければ、私は死ぬことはなかったのだ、お前のせいで私は死んだのだ、わかるか?お前のせいだ」
「あ…そ、そんな、俺…そんなつもりじゃ…俺…」
頭を抱えながらへたり込むカミン
「…おい、お前は誰だ?」
そんなカミンの様子を見て、ネージが声色を変えながら話しかける
「何だ?私のことを忘れたのか?ベビーに似て薄情な」
「黙れ!それ以上喋るな!ミュー様の顔でベビー様を侮辱するんじゃない!!お前は!!誰だ!!」
「…私はドクターミューに変わりはない…だが今は、ベビーなんぞの部下ではなく…」
髪をかきあげる
「バビディ様の部下だがな」
額には、Mの文字が刻まれていた
「あれは、バビディ洗脳の…!」
「なんてことを…!ミュー様のすべてを侮辱しやがって!あの人は!ベビー様のために命をなげうったんだぞ!」
「今思えば、愚かな選択だった」
「黙れええええ!!」
そのまま殴りかかったネージ、しかし
「ふんっ!」
ヘルファイターのガンマに受け止められてしまった
「なっ!お、お前…!」
「冷静さが足りないね、あんなやつの部下なら、当然か」
そのまま投げ飛ばした
「うわああああああああ!」
「ネージさん!く、くっそお…!」
「フハハ!どうだ凄まじいパワーだろう!これが我々の力だ!さあ、このまま奴らを殺せ!」
「「了解」」
「くっ!」
近づいてくるヘルファイターガンマと戦おうと、構えを取った戦士たちだったが
ドゥオン!
「があっ!?」
「クックック、お前らがドラゴンボールを乱用した奴らか…!」
邪悪龍たちに後ろから攻撃されてしまった、ただでさえ傷が大きかったため、致命傷となってほとんどの戦士が動けなくなった
「く、クソお…!」
「俺が…俺がいるせいで、みんなが…」
カミンは先程の会話でメンタルがぼろぼろになって動けない様子だ
「やっとこれで終わるのね、私の邪魔をしたやつは、生きて帰れないのよ!一生後悔して…死になさい!」
周りを取り囲んでいる邪悪龍たちなどから、攻撃が放たれた…
ドゥドゥオン!
うっ…………あれ?俺達…死んでない?
「まったく、こんな傷だらけの奴らにこれだけの戦力…戦士として失格もいいところだな!この俺がたっぷりお仕置きしてやろう!」
「僕の師匠との約束…壊させようとするやつは、許さない!」
「貴様らが、今回のターゲットか」
え?え?え?な、なんで?
「友達を助ける!当然でしょ?」
次回「俺がいたから」