ベビーに転生したので、サイヤ人への復讐は一旦忘れ…これ超時空じゃね?(完結) 作:魚川
「ああ…?なんだ、まだいるのか」
特に動揺している様子はない
「大丈夫ですか、ベビー様」
「ああ、リルド…別にそんな仰々しい守らなくても、オレは問題ねえよ」
目の前で壁のように立っているリルドを退けつつ、さっきの爆発の犯人を見に行く
すると、電気のようなスパークが起こっていた
「お前らが…俺の仲間を二人も…!」
現れた戦士はガノス、さっき脱落させた2人の戦士の仲間だ
「ああ、そうだとも…それでお前は、そいつらに続いて脱落されに来たというのかな?」
ニヤリと笑いながらそう言う
「ふざけやがって…!お前ら、粉々にしてやる!!」
すると、体を鳥のように変化させた
「ほお…では、少し遊ばせて…」
「ベビー様、ここは私が」
「お?おお…まあいいだろう」
リルドに戦いを譲り、フューと一緒に観ていることにした
「リルド君の戦いかぁ、意外と調査できるタイミング少なかったし、ラッキーラッキー」
鼻歌まじりに観ている
「はあああああ!」
リルドの飛びかかる
「無駄だ」
軽く回避して、ドリルではない腕で殴り飛ばす
「ぐあああ!」
「そもそも貴様は行動が直進的で読みやすい…それに加えて、こちらにはデータも存在する、勝つことは不可能だ」
「ぐうう…!(あんな鉄の塊、俺なら一撃でぶっ壊せるはずだ…)うおおお!」
またもや突撃してかかる
「無駄だと言うのがわからないのか?」
今度は突っ込んでくるのに合わせて殴る、スピードが合わさってかなり多大なダメージが入った
「ぬあああああ!」
「ふん、なんだ、あいつもあの程度か?これじゃあ、まともなリルドのデータは取れそうにないな」
「いや?ここからいいデータが取れるようになるんじゃないかな」
変わらず面白そうに観ている
「まだまだぁ…!グランアドラー!」
両手に爪のような気の剣を出現させて攻撃してくる
「なるほど、気で作り出した剣と言ったところか…ならば…!」
グランアドラーに腕のドリルをぶつけて回転させる
「くっ…!こんな程度のドリル…!」
「うおおお!」
出力がどんどん上がっていく
「こ、こんな…こんなもの…うぐあああ!」
とうとう耐えきれずに吹き飛ばされ、ダウンしてしまった
「ふっ…!」
決めたと確信した顔をしながら、ベビーの方を振り向く
「よくやったぞ、リルド将軍…では、こいつはさっさと場外に捨てるとするか」
そう言って倒れている蛾の巣に近づく、すると
「ふざけるんじゃねえええ!」
いきなり起き上がって、怒り狂って叫んだ
「なんだ、まだ意識があったか」
「俺が、俺がお前達に負けるかああああ!」
怒り狂い電撃のオーラをまとう
「ふん、まあよかろう、俺が遊んで…」「ベビー様!!」
ベビーを庇うように間に入って来てしまったリルド
「なっ!?お、おまえ」
「くらいやがれええええ!」
一気に畳み掛けて、連続攻撃を入れる
「ぬあああ!」
モロにダメージを受けてしまったリルド
「あ、あいつ…!なんで俺を庇いやがった!あんな程度どうってことない!」
「多分、リルド君は体が勝手に動いちゃったんじゃない?それにまあ…別にいいでしょ、このまま戦わせておこうよ」
「むう…まあいいだろう」
フューに言われて観戦に戻る
「ぐっ…(連続攻撃をまともに喰らったのは、問題ではない…はずだったのに…なぜ、あれほどのパワーが…!?さっきまでのデータとは打って変わっている…!)」
破壊神キテラによれば、どうやら極限状態に追い込まれたことで、ものすごいスピードで成長を続けているらしい
「くっ…ベビー様の障害となる前に、必ず倒す…!」
片腕を伸ばして掴む…ことには成功したが、電撃を使って拘束を外して来た
「5分前の俺だったら、やばかったぜ…!」
「くっ…!」
またもやぶつかり合う、成長しているのも大きいが、電気の攻撃をまともに受けたことも、リルドとガノスが互角に近い戦闘を繰り広げている理由だ
「お前………強いな…」
「当たり前だ…!私はベビー様と共に戦い、この宇宙を勝利に導かねばならないんだ…!」
「俺だってそうさ…!」
「…これで最後になるな」
「!ああ…いいぜ、やってやる…!」
リルドはドリルを拘束回転させつつ、後ろ側の装甲が開く…中には、ジェット噴射のような装備がついていた
…あれ、いつの間につけてたんだ?
「…いくぞガノス!」
「来やがれリルド!」
今度は前とは逆に、リルドが突撃していく、そしてガノスはそれを迎え撃つように電撃を浴びせて来た
「「うおおおおおおおお!」」
二人の力がぶつかり合う…そして
「ぐっ…ぐああああ!」
ガノスは吹き飛ばされて、退場となった
「くっ…くそっ…」
「…ガノス!」
「?」
「次に出会うときは、もっと腕を上げてこいよ」
「!おう!今度は俺の電気で、お前なんかぶっ倒してやるぜ!」
「…ああ」
こうしてリルドはガノスに勝利したのだった
「いや〜!本当に今回はいいデータが取れたな!嬉しい嬉しい♩」
どうやら、フューも満足のいく結果になったようだ
「ふん…まったく、あいつも馴れ合いよってからに…甘いやつばかりだな」
口ではそう言いつつ、満更でもない様子のベビーなのだった
よお、俺ベビー…ふん、ヒヤヒヤさせおってからに
次回「壁を越えた先のさらにその先」