悪食クソ女の暴食日記   作:リィン教官対ゴミカス蛆虫宮沢鬼龍

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前の話を消して申し訳ありませんでした。一部最終話です。
お気に入り登録を消されて当然の事をしたのにお気に入りをキープしてくださってる皆さんに深く感謝します


クソ女と結婚する羽目になってやがる

クソ女がそう名前を告げた直後避難所から出てきたと思わしき知り合いがこっちに向かってきた。ちょっと前までこんなに小さかったのに今ではすっかり大人びた表情を浮かべた愛しきガキどもだ。俺はクソ女が彼らに手を出さないよう警戒しつつ、まだ空いている馬車がないか聞く。

 

クソ女のペースを崩し、困惑している状態で飯で釣って一緒に馬車に乗り、最寄りの街まで放り込む。それが俺様の計画だ。この悍ましいクリーチャーをぶち込まれた街は壊滅的な被害を受けるだろうが、知らねー街がどうなろうと俺が知るか。

 

 俺には命の絶対的な優先順位がある。

 父さん母さん村の連中>>>>>>>>俺>>>>>>>その他の生命>>>>>>>>クソ女だ。当然ながら村の奴らと俺様以外のチンカス共が何人死のうが知ったこっちゃねえ。

そのためさっさと馬車に奴を乗せ遺棄したかったが、ここで問題が発生した。

 ガキ共の話を総括すると今すぐは無理そうなのだ。

 まずはロバ。

 村の外れに我が家の飼っていたロバがいたが、何故か血痕だけを残して忽然と消えてしまっていたそうだ。フシギダナーナゼダロウネ。

 

 ついでにバルバトスによって村の馬車が片っ端から破壊されてた上、かろうじて残った馬車も半分壊れている故に修理に2時間かかる。

 

 要は2時間立ち往生する羽目になってる。

 

 トドメにクソ女を釣るための食い物。

 

 うちの村の食料はあらかたどこぞの魔道士の作った巨大マジックアイテム。レイ・ゾウコに納められて、必要な時だけ引き出していくシステムなので、各家庭にまともな食料はほぼ無い。

 

 そのため馬鹿を釣るための餌はあそこに取りに行くしか無いが、クソ女から目を話したら我慢できなかったとかいって村人をむーしゃむしゃするのは目に見えてる。かといってクソ女を食糧庫とか言う所に連れて行くのはどうなるか火を見るより明らかだ。

 

 さーてどうすっかねー。そう思いながら隣の広間……緊急避難先である広間に避難所からきた村人が集まり始めた仮設避難所を俺は見た。魔王軍7大魔将。その魔将の中で単純戦闘能力最強と言われる憤怒の魔将を俺達は退けた。しかし、その決着までに村は色々な物を失った。父さんが勇敢に戦い、クソ女が暴れ、俺も戦ったため、人命被害こそ出なかったものの、その爪痕は大きかった。

 

 元の村に復興するまで1年はかかるだろう。破壊された家屋、焼かれた家が並んでいる。俺の実家のように無傷で残った家は1割だ。

 

 本来こういう状況なら、家が無事だった連中には少なからず嫉妬や恨みの感情が寄せられる。当たり前だ。自分が運悪く不幸になった状況で、運よく幸福を得た人間を憎まないことなど善人にすらなかなかできることではない。

 

 しかし村人達の目には、俺達の幸運を僻む色も、憎む色も無い。底抜けの馬鹿(お人好し)しかいないからだ。これは皮肉ではない。本当に。

 

 経験上、俺含めて、馬鹿はクズだらけだ。善良な弱者などほぼいない。弱者に対して世界が厳しい以上、自分に厳しい世界に優しくする事は難しいのだ。しかしそう思う俺だからこそ、馬鹿でありながらも善性を保っている村の奴らは眩しく感じる。

 

 そして奴らは決めたようだ。隣村から物資をもらうまで各自自宅で、自宅がやけた人は広場の仮設避難所でゆっくりしようという案を。

 

 そう考えているうちに父さんと母さんがやってきた。

 

俺は急用を思い出したからクソ女と一緒に街にすぐ戻らないと行けないと伝えた。本来なら復興を手伝わないといけないのに逃げるように去らないといけないのを申し訳ないと言った。

 

「申し訳無いと思うなら……」 

 母さんがものすごいアレな目をしながら言った。

「ジローちゃんとその子の馴れ初めを聞きたいわ〜馬車直るまで2時間は掛かりそうだし良いわよね〜」

 

 そういった。ちなみに母さんの昔の渾名は【出歯亀】だ

 

 村復興のためにも、クソ女を暴走前に村外退去させるためにも本来こんな事してる暇はない

 

しかし、婚約者という嘘がバレたらどうなる?

 めちゃくちゃな嘘で、俺達は仲が良いと誤魔化しているが、それが嘘だと分かったら?間違いなく2人は俺を脅しているであろうクソ女と敵対する。んで30分後には間違いなく腹の中だ。

 

 バレては行けない。

 母さんも父さんも俺は守る。 カス女との「仲睦まじい婚約者」という関係を、どう両親に見せるかかんがえろ。 完全無欠の人格破綻者と隣り合わせで暮らすという現実を、彼らに説明しろ。 想像するだけで冷や汗が噴き出すこいつの異常性を隠蔽し、あたかも普通の婚約者同士であるかのように振る舞うのは、並大抵の苦労では済まされないだろう。だがやる。全てをかけて。

 

 そしてテーブルを囲んで俺達は向かい合う。 

 ちなみに足はどさくさに紛れて実家の売り物になってた義足を得て(金は払ったぞ)普通に歩けるようになっている。

 

「さて…」父さんが言った。

「結婚についてのお話をしましょう〜」出歯亀根性丸出しの母さんが言った。

 

「ジローまずお前年齢言ってみろ」

「34だね」

「そうだな、その通りだ、で、お嬢ちゃんは何歳なんだ?」

「15。ちなみにそろそろ誕生日だから誕プレご飯期待してるわよ」

 

 そしてクソ女は両手でダブルピースをした。

 

「年齢倍くらい違うが良いのか?というか俺息子がロリコンかも知れないと知って戦慄してるんだが」

「あなたと私も結婚した時それくらいだったでしょ〜なに言ってるの〜ロリコンさん〜」

「いやアレは母さんの中身に惚れてだな」

「それと同じだよ、父さん。俺は彼女の年齢でなく中身に惚れたんだ。」

 

 コイツノ?ナカミニ?ホレル?自分の台詞ながら言ってるだけで舌が腐りそうだ。

 

「なんでジローちゃん血の涙を流してるの〜?でジローちゃんはクロエちゃんのどこに惚れたの〜?」

 

 こいつの良いところってどこだよ、俺の方が聞きてえわ

 

「ご……ご飯を美味しそうに食べるところとか?」

 

 なんで疑問符がつくんだよと思われるがこのメスブタを超えたメスブタ相手になんとか長所を一つひねり出しただけでも褒めて欲しい。

 だってこいつ迷惑すぎる…屑さの次元が違う……たしかにこのメスブタは怪物の範疇には収まらないゴミ屑…まるで蛆虫だ……としか言いようがないんだもん

 大飯食う事と戦闘能力と悪知恵以外に何の長所もない蛆虫を超えた蛆虫

 そしてクソほど興味のなさそうな表情でそこら辺を飛んでいる蛾を眺めながら涎を垂らしているクソ女さんに母さんの質問が迫る。

「それで〜クロエちゃんはジローちゃんのどこが好きなの〜」

 

「まあまあでっかくて美味しそうなところね」

「まあ〜さっきもジローちゃんを押し倒していたしクロエちゃんは結構肉食系なのね〜」

「ええ、お肉大好きだわ。」

 頭ピンクの母さんと人格破綻者間で奇跡的に会話が噛み合ってるのが地獄だ 

 

「な、なあ母さん。クロエさんは、あまりコミュニケーションが得意で無いんだ、だからあんまり話しかけないでくれ……」

「ジローちゃん〜恥ずかしがっていてかわい~」

「母さん……やめてくれよ。父さん……何とかしてくれ」

「ファミリーカースト最下層の俺に何かできることあると思うか?」

「で、お二人はどこまで行って」

「母さん!」

 グロいこと言わんといてください。

「冗談、冗談よ〜。あ〜あとあとね〜1時間時間ある?あるわよね。その時間で結婚式やっちゃいましょう!」

「は?」今度は俺が困惑する番だった。」

 オレガ、クソオンナト、ケッコンシキ?

 あまりの不快感に頭がクラクラする。

 俺はスカトロといううんこにたかる蝿みたいな癖は持ってない。しかしそれでもうんこに欲情する方がまだ楽だ。あまりのショックで徐々に意識が離れていくのを残った意識がどこか他人事のように感じる。ダメだ、気を失うな。母さんと父さんを守るんだろ。

 そして俺は不快感のあまり気を失った。

 ■■■

「ジローちゃん〜起きて〜結婚式始まるわよ〜」

 その声と共に俺は飛び起きた。

「あああああああああああ!父さん!母さん!」

 そう言って父さん母さんの安否を確認した。

 良かった……無事……

「ジロー。遅いわよ。後1秒遅れていたら私は貴方の頭をかち割っていたわ。」

 ウェディングドレスを着た見覚えの無いそこそこ可愛い少女が言う……ちょっと待て。

 は?コイツクソ女やんけ。

 

 信じられない事にクソ女のウェディングドレス姿はまあまあ様になっていた。返り血と獲物の油をとって、ボサボサの髪をしっかりとかし、男物の服から女向けの服に着替えれば、それなりに形になってる。信じられんが。馬子にも衣装という言葉は本当のようだ。しかし、人は見た目じゃない。中身だ。という性格の悪いブサイクが考えたのであろう格言がある。俺はこれを妄言だと思っているがそれにも限度があるんだ。コイツの外見が多少良くてもコイツの中身がクリーチャーなので何の意味もない。

 

「大変だったわよ〜クロエちゃん血と油でドロドロだったし洗うの苦労したわ〜それにね〜アバラがくっきり浮き出るくらい痩せてたわ〜もっといっぱい食べさせてたあげなさいよ〜」

 ……?……………………………………………………

「だ、そうよ。ジロー。」

 涎を垂らしながらクソ女が言ってくる。

 クソ女が、死ね。

「おいジロー、クロエちゃん。ちょっと良いか?結婚式始まるぞ!」

「は?ちょっと待ってくれ父さん。教会はぶっ壊されたしまた今度でも良いだろ……」

「まあ良いからよ!ちょっときてみな!」

 ■■■

「それでは新郎新婦の入場です!」

「ロリコンジロー!」

「かわいいよお嬢ちゃん!」

「ジロー!嬢ちゃんを絶対に幸せにしろよ!」

「まあ助けてもらった都合上アイツラを祝福してやらないこともないがこれはお前らに幸せになって欲しいからじゃなくて単なる義理だからな!」

 整理しよう。

ここは例の避難所である広場。

 そして目の前には大量の村人達

 俺は貧相なお立ち台の前の椅子にタキシードを着て座って、その隣にはウェディング姿のクソ女さんがいる。

 

 お立ち台の上には神父風の服を着たマキアス……俺の悪友。だが、俺らとは違い性根が善だったので盗賊に俺がなろうとしたとき全力で止めてきた愛すべき友……の野郎がニヤニヤした目で俺をみてやがる。

 あーなるほどね。被害を受けた村人を盛り上げるため、余興でチンケな結婚式ごっこしようって事か。

 

「で、なんでクロエさんここいるんです?」

「何故って結婚式やるからでしょう。」

「そうじゃなくて一応聞くんですけどなんで結婚式やりたいんですか?」

 答えの分かりきった質問を俺はした。

「もちろんウェディングケーキ♡ケーキ♡ケーキ♡」

「はぁ」

「それとね、いっぱいのご馳走も。結婚式出ればそれらがもらえるのは知ってるわ。だから参加したの。おわかり?で、どこなの?ケーキとご馳走は」

「あの……ご主人様……それらは披露宴で出るものであってまだ出るものではないんですよ」

「ああそうなの。じゃあその披露宴とやらまで待てば良いのよね。あまり遅くなりすぎて私のお腹に何人か移住してない事を期待して欲しいわね。お互いの為。」

「ま、まあシュヴァルテャーの奴が食材を食糧庫に取り入ってるから……」

「食糧庫!!」

「い、いえ、ちょっとしか食料の無いチンケな奴かつどうせ中の食べ物は全部持ってきてもらうつもりなので突撃して食い尽くすのとかやめて下さい……」

「ん~どうしよっかなー」

 

ニヤニヤとクソ女が笑う。

 

「それでは新郎新婦の入場です」

 

 ゲスの笑みを浮かべてマキアスが言った。

 俺はヤケクソでお立ち台に向かっていく。

 

「ジローちゃん!かっこいいわよ〜」

「ううっジロー!こんなに小さかったのにもうこんなに男の背中をするようになって……父さん嬉しいぞ!」

 

自分が呼ばれている事にも気付かずぽけーと虚空を眺めてるクソ女さんの手を取って俺はお立ち台に向かった。

 

「あーなんだっけ。そうだそうだ。えー夫ジローはその健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くす ことを誓いますか?」

「チカイマ……」吐きそうだ。殺してくれ。

 

「それでは妻クロエはその健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くす ことを誓いますか?」

「?何言ってるの、あなた。頭がおかしいのかし」

「良いから誓いますって言っておいて下さい」

「チッ……誓います。」

 

嫌だ。もう。殺してくれ。こんなキチガイの夫になるとか魂まで腐りそうだ

 

 そして椅子に戻るとどんどん結婚式が進行していく。

 その間ずっとクソ女さんの飯要求をずっと横でブツブツブツブツ聞かされていたのは苦痛だったがなんとか乗り切り披露宴が来た。

 

「ねえ、非常食。もう披露宴だけど豪華なケーキはどこ?美味しいご馳走もどこあるの?返答次第によっては契約打ち切るわ。長い間ご苦労さま」

 

「まだお待ちを……ご飯ならすぐきますから……」

 

「食糧庫に食べ物取りに行くって言ってたのは結構前よね。一分だけ待つわ。そこまでは我慢できる可能性が無いこともないと断言できなくもないからね。もっとも今ごろご飯運んできてないと……来た!来たわ!私のごはんが私のご飯を持って!……え」

「あ、あのガランドさん。アイリさん。ジローさん。クロエさん。食糧庫が消滅してるんですけど……」

「な、なんで?!」

 

 クソ女が伝令にきたシュヴァルテャーの肩を両手で掴んで前後に揺さぶる。

 

 クソ女のガンギマった目線に怯えながらもシュヴァルテャーは続けた。なんでもあの時核熱吐息(ブラストロア)が食糧庫に、直撃し食糧庫は灰になっていたそうだ。

クソ女が崩れ落ちた。

 

「な……なんでいつもいつも、私がまともな料理食べようとすると邪魔が入るの……こんな運命なんて喰ってやるわ」

「あ……あの大丈夫ですか」

「他の所に食料とかあるでしょ!」

「食料は全部一カ所に集まっていて……」

「資源は分散させておきなさいよ!常識でしょ!馬鹿なの?お前達は!」

 

 クソ女に正論で論破されたショックで心臓が止まりそうになった。ふざけんな燃やすぞ。

 

「クソっ殺す殺す!あのクソトカゲ、ふざけんなっての!ふざけんじゃないわよ!私のご飯が!」

「あ、あの、ケーキと思わしきものはあります……」

「え!?」

「と言ってもほぼ灰になって……」

「いっただきまああす!」

 

 そしてクソ女は灰を口に運んでもむもむと咀嚼した。

 

「ごくん。ああ……もう無理……我慢の限界……」

 

 あ、こいつ我慢の限界を迎えている顔だ。クソ女は、案の定既に村人たちを食料として見ている。その視線は、まるで、精肉店の肉を眺めるような冷淡なものだった。

 クソ!仕方ない!

 

「あ、あのクロエさん……」

「いっただきまああ……」

「あっちに豚一匹ご用意して置きました……」

「ど、どこどこ!どこなの!」

 

自然大好き憤怒の魔将にマジックアイテムかなんかで回収されたせいで一匹しか生き残った家畜はいない

生き残りの奇跡の黒豚はぶひーと愛嬌のあるくりくりした目を向けてくる。やめろ、そんな目で俺をみないでくれ。バルバトスじゃないけど俺もこの村出身なら人間以外も好きなんだ。流石に罪悪感を感じる。

 

「ああああああああ!いっただきまああす!」

 

 そう言ったクソ女がウェディングドレスのままものすごい勢いで豚を貪り辺りを血に染めていく中、村人がその食欲にドン引きする中俺は思う。

 

 

この化け物女と結婚した事で俺の魂は死んだ。痛めつけられ殺され喰われる方がまだマシな程嫌だ。

 

だが、俺は諦めない。村人を守るため俺は生き残るために、クソ女という怪物に媚びへつらい、必死に彼女の機嫌を取らなければならない。俺のプライドは、とっくに地に堕ちている。今、俺に残されたのは、生き延びるための狡猾さと、必死の演技力だけだ。

 

 

 

 ……俺は、息を呑んだ。あの時、クソ女の狂気に真正面からぶつかった時、俺は初めて心底から恐怖を感じた。これまで、数々の犯罪を犯してきた。殺人も、強盗も、略奪も…外患誘致罪以外は躊躇なく実行してきた。立派な大悪党だ。

 

 だが、クロエ…彼女は、次元が違う。 奴の食欲は、単なる飢餓によるものではない。全生物を凌駕する、狂気の領域に達している。そして、その食欲を満たすための手段を選ばない冷酷さ、粘着質な悪意…それこそが、彼女の人格の全てを構成している。 今まで出会ってきた者の中で、これほどまでに歪んだ存在は見たことがない。何度も何度も言うが奴は人間ではない。怪物だ。あるいは、生物すら遥かに超えた、何か別の存在なのかもしれない。

 

  これまで、盗賊稼業で蓄えた金は、きっと全てクソ女の「制御」に費やされるだろう。彼女の食欲を満たすための家畜の購入、食事の購入、金を稼ぐための先行投資に、そして、万が一、暴走した場合に備えた、緊急脱出用の準備…全てに。 そして、結婚式。

 

 これらは、最後の賭けだった。 成功したのかもしれない。ギリギリのところで、彼女は村人たちを食べることをしなかった。だが、その代わりに、彼女は街に着いたら大量の料理を、思うがまま、貪り食いたいと言った。その姿は、恐ろしく、そして、どこか滑稽だった。 彼女の満たされない食欲は、いつ、再び暴走するのか…その恐怖が、俺の心を常に締め付けている。 俺は、クソ女という怪物と、これからも共に生きなければならない。それは、まさに、綱渡りのような日々だ。一歩間違えれば、奈落の底に突き落とされる。しかし、俺は、もう後には引けない。俺は、クロエという怪物に、人生を賭けているのだ

 

 




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これにて一部完結です。ここまでお読みいただき本当に感謝します。読者様の思うより遥かに、読んでいただける事、感想を頂く事は力になっています

前半の書き直しについて

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