悪食クソ女の暴食日記 作:リィン教官対ゴミカス蛆虫宮沢鬼龍
「あーお腹空いた……」
熊3匹食べても腹の足しにもならなかった。……あれっぽちじゃ流石に足りないわね。けれど熊の野性的な力強さが身についた感覚がある。あの熊達もお腹を満たすには全然足りなかっただけで一応栄養になっているのは確かみたいね。お腹が膨れない栄養に何の意味があるかは知らないけど
空気を胸いっぱいに吸い込み空腹をなんとか誤魔化していると視界の端に蠢く何かを発見、とりあえず口に放り込もうとキャッチするとそれはゴカイだった。ゴカイ見つけた! イタダキマス! 美味しいわ!
[ゴカイ完食!]
ああ! 釣りの餌としてもっと大きいごはん、お魚の入手に使えるのに!
そこからは地獄の時間だった。お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚お魚我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢
ゴカイにかぶりつこうとする全身を意思の力を総動員して食い止めてさっきのことを思い出す。
分かたれた親子を再び再会させて上げるなんて私はもはや地上に舞い降りた天使だわ! 。アレだけの善行をすれば神様からご褒美として美味しい牛のいっぱいいっぱいいっぱいいる牧場の1個や2個や五十個くらい貰って焼肉パーティーくらいしても良いはずなのに実際は、空きっ腹を抱えてゴカイ集め。理不尽にも程があるわ……情けない……哀れ……お腹も空いたわ……ぐぅううううううううう……ううっこんな理不尽な目に合わせやがったファッキンゴッドなんて丸焼きにして喰ってやりたい……神様って美味しいのかしら……よ、涎が止まらない。
涎で特大の水たまりができた頃餌は一通り集まった。
良さげな枝に自分の着ていたボロ布を裂き、涎でなめし、よじよじと紡いだ釣り糸をつけて釣り竿を作って釣りを開始する 待つこと数分。
すぐに、竿がしなり始める。 私は、鋭い眼光で、川面を見据える。 力強く竿を引き上げると、銀色の鱗が輝く、30センチほどのマスの様な魚が釣れた。
「ふふふ…… これは上等ね」 私は、その魚を素早く捌き、生で食べる。 新鮮な魚の旨みが口いっぱいに広がる。 しかし、あっというまに胃袋へ収まってしまった。
[ニジイロマス完食!]
今度は、25センチほどの、川エビのような小さな甲殻類。 それを一気呵成に食べ尽くし、次の魚へと取りかかる。
[オオカワエビ完食!]
次々と釣れる魚は、大きさも種類も様々だ。
40センチを超える大きな鯉、15センチほどの小魚は丸呑み、そして、様々な種類の魚が、私の胃袋へと消えていく。 私は、1時間近くも釣り続け、大小様々な魚を次々に食らいつく。
その数は、正確には数え切れないほど。 中には、50センチを超える巨大なナマズもいた。
しかし、私の食欲は一向に収まらない。 私は、ただひたすらに、魚を釣り、喰って喰って喰いまくった
そして、最後に釣れたのは、35センチほどの、虹色の鱗を持つ美しい魚だった。 [ニジイロライギョ完食!] 最後の魚を平らげた後も、私の腹からは、相変わらずごぎゅるるるという空腹音が響き渡る。 「……おあー! もう! やってられないわ!」
釣りでちんたらごはん集めていたら餓死すると判断した私は、川辺で下の服も脱ぎ捨て、全裸になった。
私の目は、川底に潜む獲物。
川の流れは速いが、私の身体能力は並外れている。 躊躇なく川に飛び込み、水中に潜っていく。
冷たい水が私の肌を刺激するが、空腹感の方がはるかに強いわ。
川底は、予想以上に多くの魚で賑わっていた。 大小様々な魚が、川底の石や水草の間を縫って泳いでいる。
私は、その魚たちを次々と捕まえ、生で食らいつく。 小さな魚は、そのまま口に含み丸呑み、大きな魚は、鋭い歯で引き裂いて食べる。
私の口元には、常に魚の鱗や血がべったりと付着しているが川のせせらぎが洗い流す。もっともまたすぐ血まみれになるけれど
私は、まるで魚を食べるために生まれてきたかのように、貪欲に魚を食い荒らした。
川底の砂利を蹴り上げ、濁った水の中を、私は自在に動き回る。
大きな鯉、小さな鮠、そして、様々な種類の魚が、私の胃袋へと吸い込まれていく。 私の食べ方は、乱暴で、粗雑。 しかし、その効率性は、凄まじい。
私は、ひたすらに、魚を捕まえ、食べ続ける。 水中の狩りは、陸上での狩りとは異なる感覚を与えてくれる。
「アハハハハハ!水が気持ちいいしお魚も美味しいし最高だわ!
」
川の流れ、水草の感触、そして、魚たちの抵抗。 それらは、私にとって、新たな刺激となっている。
私は、飽くことなく、食べ続ける。 どれだけの魚を食べたのか、もはや数えることすらできない。 しかし、私の目につく範囲からは魚が一匹もいなくなった。
「……泳ぐってカロリー物凄く使うのね……潜って食べる前よりずーっとお腹が空いたわ……」
私は、川から上がると、そのまま川辺に倒れ込んだ。 全身ずぶ濡れで、疲労困憊だが、それ以上に空腹が酷い。
ああ、私もマッチ売りの少女みたいに、ろくに食べ物も与えられないまま天国へ召されるの……クソ共の処刑から逃げたと思ったらすぐこれ……理不尽すぎるわ……
そんな時、聞き慣れない声が聞こえてきたわ。「おい!あそこに全裸の女が…!」