下江コハル○○概念詰め込み概念   作:06:26(AM)

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皆様明けましておめでとうございます。
今月以内には完結させたいと思っているので、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。

本作品は、ネットに蔓延る様々な「ここだけコハルが○○な概念」を一人のコハルに背負わせてみました。

今回は以下の概念を参考にさせていただきました。(後々に概念が追加されます)
◆片腕……無くなっちゃった(https://bbs.animanch.com/board/3558227/)
◆コハル飯ウマ概念(https://bbs.animanch.com/board/3587017/)
◆ハナコってよく先生をからかってるけど、もしかして好きなの?
(https://bbs.animanch.com/board/3870187/)


先生“コハルは…”

【先生視点】

 

“おはようアロナ、今日の予定をお願い”

 

アロナ『おはようございます先生!今日は~~』

 

 仮眠室で目覚めた私は、シャワーを浴びながら今日の予定を確認する。久しぶりに5時間()寝られたから少し気分が良い

…そうだ、午後からはミレニアムに用があるからそれまでできるだけ書類纏めておかないと…

 

アロナ『~~です。あっ、今日の当番の生徒は下江コハルさんです!』

 

“!…そっか、今日だったね。ちゃんと身だしなみ整えないと前みたいに怒られちゃう”

 

 先生として、どの生徒とも分け隔てなく接する私だが、下江コハル…彼女だけは自分で言うのもなんだが少しだけ特別視している。何故なら…

 

 

 

 

 

──連邦捜査部S.C.H.A.L.E 執務室にて──

 

コンコン

 

???「し、失礼します!」「失礼します…」

 

遂にきt…今日はあの子も一緒みたいだね、まぁ今日は一段と書類が多いから人手が多いに越したことは無いからありがたい。

“どうぞ~開いてるよ~”

 

コハル「おはよう、()()()()()」ニコッ

ハナコ「おはよう…ございます…」ペコッ

 

“おはようコハル、ハナコ”

 

 私がコハルを特別視してしまう理由、それはコハルが私の妹だからである。シスコンと罵られようが可愛いものは可愛いのだからしょうがない。

私とコハルはキヴォトス外の世界で生まれた。私は父寄りでThe平凡といった容姿だがキヴォトス人の母の特徴を色濃く受け継いだ妹はそれはもう可愛いらしく、艶やかなピンクの髪に頭と腰でぴょこぴょこ動く黒い羽…それに「ねぇね」と舌足らずな声で私を呼ぶ姿に両親だけでなく私さえも溺愛しどこに行くにも一緒だった。私はこの平穏がずっと続くと思っていた。

 

 コハルが小学生に進学する直前、父と母が交通事故により死んでしまった。キヴォトス人の母も、キヴォトス外では神秘は発揮されず父ともども無残な姿になっていたらしい。最後に一目見ることもできず葬式を終え、残されたのは私達姉妹と万が一のために残されていた貯金だけだった。

 幸い親交のあった父方の祖父母に引き取られ数年は平穏が続いたが、どこから聞きつけたか母方の親戚がコハルを奪…引き取りに来た。私とコハルは離れまいと必死に抵抗したが、ある時に誘拐同然でキヴォトスに連れられて行った。法律的にも金銭的にも追跡する手立ての無い私は無力と絶望に打ちひしがれ、そして荒れに荒れた。

しかし、荒れるたびに当時の担任が私を熱心に説得し正しい道に引き戻し、その影響で私は教師を志すようになった。

 

 こうして数年後学園都市キヴォトスにS.C.H.A.L.Eの先生として着任し、コハルを探しながらアビドスやミレニアムでの事件を解決ししばらくたった。一向に見つからず絶望しかけていた頃、トリニティにて補習授業部の名簿を見た時私は驚愕し困惑した。

 

少し成長した姿のコハルが…妹が…生徒として在籍していたのだ。

 

 最初は他人の空似かと思った、何故なら備考欄には『問題児』の文字、母や祖母の家事を率先して手伝い小学校でも人様に迷惑をかけるようなマネはしなかった妹が…だ。

 結果的に言えば。補習授業部の下江コハルは私の妹だった。

コハルが問題児になった理由については、私と同じように離れ離れになったことによるストレスと親戚の『教育』により精神が擦り切れ歪んでしまったらしい。

 

 補習授業部して初対面の際に、罵られたり嫌われたりしたらどうしようかと思ったが、私を見たコハルが目を見開き「おねぇ…ちゃん?」と零した瞬間私の涙腺は決壊、コハルが抱きついてきたのでしばらくその場でわんわん泣いた。

ただ…他の面々からすれば、直前まで高圧的な態度だった子が初対面の大人に抱き着き大声をあげながら泣き始めたのだ。初めは固まっていた三人も次第に泣き止んだ私達に、矢継ぎ早に質問が飛んできた。結局その日は質問と思い出を語るだけで終わってしまった。

 

 その日からしばらくは互いに引っ付いて過ごしていた。一部の生徒からは「ん、私とも抱き合うべき」や「先生、私も添い寝したいです✌✌(ベッド待機済み)」というような反感もあったが、その度コハルと()が「「や~~~~~~(泣)」」と抵抗したため事なきを得た。その後も色々あったが今は落ち着いており冒頭の少しだけ特別扱いに落ち着いている。

 

 

少し思い出(黒歴史)にふけっているといつの間にかコハルとハナコが、私のデスクに乱立する資料の山の前で立ち尽くしていた。

 

コハル「今日も資料の山がこんなにも…これを午前中に全部ホントに終わらせるの?」

 

“いや、出来るところまででいいから焦らなくていいよ。それに、私だけ閲覧が許可されているものも多いから、手伝ってもらうものはそれ以外だけかな”

 

コハル「そ、そう…えっと…じゃ、じゃあ終わったら前みたいにしてもらっても…いい?」

 

先生“…今日はせっかくだからその腕の経過観察とメンテナンスをしたいからミレニアムのエンジニア部にいこう…その後時間が余ったらね“

 

コハル「!…なら早速やっちゃいましょ!」パタパタ

 

先生“フフッ…ハナコも無理しなくていいからね。体調が悪くなったら休んでもいいから。”

 

ハナコ「あ…ありがとう…ございます。」

 

 

 

それからしばらく三人で書類の山を順調に減らし山が一つ無くなった頃、不意に私のお腹が鳴った。

 

コハル「もう12時…冷蔵庫に何かある?」

 

“妖怪MAX数本と…期限切れのもやしと納豆が…”

 

コハル「はぁ…じゃあ下のエンジェル24で買ってくるね。…あとお説教。」

 

“…ショウチイタシマシタ”

 

コハルは母と祖母の影響で料理が得意だ。…ただ、そのせいか食事や食べ物に関しては厳しく、先日冷蔵庫から萎びたリンゴとキュウリが出てきた時は大目玉を食らった。

小走りで退室するコハルを見送った後、ハナコに語り掛ける

 

“ハナコ…おいで”

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

ハナコ「…な、なんのことでしょうか?」

 

ぎこちない笑顔で返事をするハナコに、前に比べ随分と隠し方が下手になったな…と思いながらソファーに移動する。

 

“おいで、その様子だと()()何か言われた?…いや、今日一度も目を合わせてくれない事を考慮すると、もしかすると私が原因かな?”

 

瞬間ハナコの肩がピクリと跳ね、そして観念したのか私の横に座り、ポツリポツリと語りだした。

 

ハナコ「夢を…見たんです。コハルちゃんが…『腕を返せ。お前のせいで無くなった腕を返せ』って。先生が…『お前が居なければ、コハルは五体満足で居られたのに』って」

 

“…あれはハナコのせいじゃないよ。”

 

ハナコ「コハルちゃんなんかはむしろ名誉の負傷みたいに言っています。でも…先生も御存じでしょう?コハルちゃんが寝ている時、幻肢痛に悩まされていること。何気ない時に義手を悲しげな目で擦っていること。…一部のトリニティ生達から侮蔑の目で見られたり嫌がらせを受けていること」

 

“…”

 

ハナコ「それを見る度、コハルちゃんは…本当は私を恨んでいるんじゃないかって。あの時コハルちゃんじゃなくて私がし“ハナコ”…!」

 

ハナコが言いかけた言葉を遮り、抱き寄せる。

 

“それは絶対に言っちゃだめだ。そんなこと言ったら、自分が腕を失った時以上にコハルは怒るし悲しむよ。”

 

ハナコ「…でも」

 

“もしハナコに責任があるなら、私にだって責任がある。家族を守れなかったんだ。それに、私は…コハルの()()を過信し過ぎた。コハルの正義感を考えれば、いつかは取り返しのつかないことになることは予知できていたハズなんだ…”

 

“まだ不安なら、今日みたいに私のところに話しに来て。…もしもフラッシュバックして辛いようなら、無理に私に会いに来なくてもいいから。”

 

ハナコ「…はい」

 

まだハナコは納得していないようだった。どう説得しようかと悩んでいると、バサッという音が入口の方から聞こえてきた。

 

コハル「お、お、おね、お姉ちゃんとは、ハナコが抱き合って…///」

 

ハナコ「……あっ!?///」“…あ~(察し)”

 

コハル「エッチなのはダメなんだから~~~~!!!」

 

絶叫が響き渡る中、私は静かにハナコから離れ、スライディング土下座を決めた。

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

【コハル視点】

 

──ミレニアムサイエンス、エンジニア部にて──

 

先生“ごめんってコハル…コハルにも後でいっぱいぎゅ~ってして羽ブラッシングしてあげるから”

 

「っ///…そんなこと言っても許さないんだから!」プンスコ

 

先生“え~ん(泣)”

 

─少し時間は遡る

 

 私がエンジェル24から食材を買ってきて執務室に入るとお姉ちゃんとハナコがだ…抱き合っていた。

突然土下座するお姉ちゃんと今にも泣きそうな顔でオロオロしているハナコ。なんというか…これがカオスっていうのかしらと思い、ハナコを宥めながらナニをヤっていたのか問いただした。結局は何もなかったから良かったケド…

 

その後、買ってきたもので簡単に炒飯を作ってハナコとソフで正座しているお姉ちゃんに渡し、食べ始めた。

 

ハナコ「いただきます…………やっぱり、コハルちゃんの料理は美味しいですね」

 

先生“いや~同じ食材と調理器具使ってるハズなのに、私が作るとここまで上手くいかないんだよねぇ…なんでだrかっらぁ!?

 

ハナコ「!?」

 

「ふんっ」プイッ

 

先生“辛い…けど美味い!でも辛い!”

 

 ハナコを慰めてくれていたのは嬉しいけど、やっぱり抱き着いていたのは……ちょっとイラってなっちゃったから冷蔵庫にあった『玄武商会印の激辛七味』を入れておいた。…入れすぎかと思ったけど、美味しいならいいか。

 

こうして、腹ごしらえを済ませた私達は呻くお姉ちゃんを引きずりながらミレニアムに移動した

 

─時は現在に戻る。

部外秘のものが多いためハナコには部屋の外で待機してもらい、エンジニア部の部室にお邪魔すると早速部員の方々が集まって来た。

 

ウタハ「お~待ってたよ先生!それに久しぶりだねコハルさん。腕の調子はどうだい?」

 

ヒビキ「…Bluetooth機能…どうだった?」

 

「え、あ、えっと…」

 

先生“!一人ずつ、一人ずつね!”

 

 私が質問攻めに困惑していると、お姉ちゃんが整理してくれた。

そこからは、義手の使い心地や不具合が無いかなどチェック…というところで一人の女性が入ってきた。

 

リオ「ごめんなさい先生、ヒマリを撒いていたら時間がかかってしまったの。

えっと、そちらの見慣れない生徒さんが先生の妹さん?初めまして、ミレニアムサイエンススクールの生徒会…セミナーの会長、調月リオよ。」

 

「え、学生?…あっすみません…と、トリニティの正義実現委員会の下江コハル…です」

 

…ハスミ先輩もそうだけど、学生なのにどうしてお姉ちゃんより色々大きいの?…ツルギ先輩やナギサ様は3年生って感じだけど、この人とかはもはや大人よね。

 

コトリ「おお!…先生とコハルさん、まったく同じ表情で会長の胸を見ていますね!

これも血縁によるものなのでしょうか!ぜひ解説していただきたいです!」

 

「っ///」” っ///”

 

コトリ「反応も同じ!やっぱりしま「コトリ、ストップストップ」

 

リオ「?…胸に何か付いているかしら。私から見えなくて。」

 

先生“ゴファ…”ビターン

 

コトリ「先生!?」

 

ヒビキ・ウタハ「「…あ~(察し)」」

 

…お姉ちゃんがさっき七味食べた時よりもダメージを受けて倒れた…まぁ、アレは私もちょっと…ウン…

 

リオ「?」

 

 撃沈したおねぇちゃんをリオさん以外で励まし、何とか話し合いを続行した。途中でビームが出る機能や腕が3000あーるぴーえむ?で振動(振動!?エッチなのはダメ!)する機能が付きそうになったがお断りしておいた。

 部屋に夕日が差し始めたころようやくは無い試合が終わり一か月後にメンテナンスの予定を取り付け、校舎の外でお姉ちゃんと別れハナコの寮室に戻った。

 

ハナコ「コハルちゃん…コハルちゃんはあの時のこと。」

 

夜ごはんの支度をしていると、急にハナコが話しかけてきた。

 

「ごめんハナコ、何か言った?」

 

ハナコ「……なんでもないです。コハルちゃんのエプロン姿がエッチだなと思いまして♡」

 

「…ハナコ、私はあんたよりもバカで考えなしだけど、友達が無理してるとこ見て見ぬふりする人にはなりたくないの…今話したくないならそれでいいけど、いつかは話してね。」

 

ハナコ「…あ”い“」ポタポタ

 

「ちょっとハナコ!?」

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

──深夜、連邦捜査部S.C.H.A.L.E 執務室にて──

 

カチャカチャカチャカチャ…カターン

 

静かな部屋にタイピング音だけが鳴り響く。

 

 日中はコハルとハナコのおかげで書類はだいぶ片付いたが、今度は電子書類を作成しなければならず、こちらもなかなかに作業量が多い。

今日はもう切り上げるか…と冷蔵庫から飲み物を取り出そうとすると、昼間の炒飯がラップをかけられて入っていた。そして、その上には書置きがあり…

 

『温めて食べてね。あと、夜更かしはダメ!禁止!』

 

コハルが怒りながら言っている様子が容易に想像でき、少し笑いながらレンジで温めた。

 

“いただきます…これ辛くないやつだよね?…うん、普通のもおいしい”

 

 モモトークにお礼のラインを送り一息付いた時、ふとハナコとの会話を思い出す

『腕を返せ。お前のせいで無くなった腕を返せ』

『お前が居なければ、コハルは五体満足で居られたのに』

私だって、庇われた結果生徒の四肢が欠損したらハナコのように罪悪感に苛まれるだろう。あんなこと言った手前でなんだが、発狂して自死するかもしれない。

 

だから…生徒達にそんな思いをさせないためにも、コハルに二度とあのようなこと起こさないためにも、そして…あの時約束したあの人(■■■■■■)のためにも、改めて彼女たちを守ると決意をする。

 

“コハルは…私の大切な生徒で、唯一の家族(妹)なんだから”




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