千紘の従兄弟は妖刀の声が聞こえるがフル無視をしています。 作:トウフグラタン
国重の死から38ヶ月後ー東京。
「タクノちゃん、可愛いね。」
「・・・・・・・・ありがとうございます(・・・・・我慢だ。俺・・・・)」
ヤクザらしい変態親父が幼さが残るがここまで整った顔立ちの少女が触られたが我慢している。
「ー手の甲に炎のような入れ墨の人間がーさんの組の背後にいると言うのは本当ですか?」
「嗚呼。だから今夜ー」
「嫌だ。ーさんこれ飲んで下さい。」
ウィスキーのグラスを渡す。・・・それにある薬を入れたのだが男は気が付けない。
そのウィスキーを飲んだ男は
「う、嘘だ・・・」
「ふざけんな!!!変態親父!!!!」
タクノと呼ばれたが正体は18歳になった拓だった・・・
「ヒラク君。お疲れ様。」
「・・・・・・ありがとうございます。」
喫茶店ハルハルでブラックコーヒーを店主であるヒナオから受け取る。
「あの変態親父の組に特製毒薬送ってやる・・・」
「ヒラク君。落ち着いて
でもヒラク君って男の子と思えない程綺麗な顔をしているよね。」
「・・・・ヒナオさん。」
体は男らしくなってきているし、身長も高くなっているが顔は中性的であり綺麗な顔立ちをしているが自分の顔が嫌いだ
顔も知らない親に似ているらしいが、
(あの妖術師の男が何で俺の顔を見て驚いたのか分からない。)
中性的でどっちかという女顔なのがコンプレックスだ
「ヒラク君は待機?」
「はい。奴らが関わっているだろうもう一つの組に言っているので」
拓はコーヒーを啜る。
(妖刀が奪われて3年か)
拓は千紘の持つ国重が命がけで守った淵天の声も聞こえるが
(まだマシだしな。
残る六本よりだけど無視だ)
妖刀の声が聞こえたのは4歳の時で14年間聞いているが無視をしているのだ
「それにしても裏の奴らは裏社会に根強いですよね。」
「そうね。」
18年前ーこの日本で戦いが起こった
斉延戦争と呼ばれるその戦いは日本に襲来した敵が日本中の妖術師が投入されたが不利な状態だったが六平国重が作り出した六本の妖刀で戦争を終結させた
そして戦後、姿を消してあの山奥の家で隠居生活をしていた
(なのに誰が場所を・・・柴さんや薊さんではないのは分かる。)
ー父母を知らない拓にとって国重は父のような存在だった。だからだろう幼いながら自分の親がどこに居るのか生きているのか聞かなかったのはでもなんとなく
本当になんとなくだが親はきっとー
「ヒラク君。戻って来たんや?」
「あ、柴さんとチヒロ。」
来たのは拓とは別行動していた柴と千紘だった。
「柴さん。あのヤクザの事務所の場所教えてください
送るのあるんで」
「ヒ、ヒラク君。なんか怒ってへん?」
「気のせいですよ。嗚呼、最近知り合った闇商人からいい毒草が手に入ったのでそれに自然死としか分からない毒薬を作ろうなんて考えてませんから。」
整った顔立ちだが少々表情筋が働いていない拓は黙っていれば絶世の美青年だが毒舌気味なのだ。
「何があった?ヒラク。」
「チヒロ。何でもない。」
((何でもなくない・やろう))
拓は
「あ、でもあの変態親父から少し面白い情報を手にれましたよ。」
柴にUSBを渡す。
「何や?」
「柴さんが確認してください
俺、それより重要な事するんで、」
「・・・ヒラク、」
「大丈夫だ。
毒薬ではなく男の不能にするのを作るだけだ。」
拓はそう言うとハルハルを出て行くのだった。
3人は止まる事は出来なかった。