13〜14歳:伏線…?
中学に進学して早5ヶ月。
もう9月。
夏休みも終わった。
「ネタがないって困るよね〜」
「は?」
「こっちの話」
私と惟臣は普通に会話しているが、私達の周りには屍と化した不良たちが転がっている。
「にしても、本当に風紀委員に入って、しかも委員長になるとはな」
「有言実行だよ、惟臣。惟臣にはやっぱり迷惑かけたね」
「今更だ」
惟臣には、風紀委員の副委員長をやってもらっている。
一年にしてもう並盛の君臨者とか言われてますよ、私達(笑)
「だが、程々にしておけよ?」
「ん?」
「お前、裏にも手ェ出してるだろ」
「……」
図星だったのでスーッと目を逸らす。
惟臣の言う通り、私は裏の…主に麻薬などに手を出している組織を潰している。
勿論並盛限定。
「はぁ。怪我しなきゃいいんだよ」
「……ツンデレ!?」
「誰がだ!誰が!!」
ギャーギャーと騒いでいるうちに、予鈴が鳴ってしまった。
「っと、そろそろ行こうか」
「コレはどうする?」
「放っておいたらいいよ。そこまで酷い怪我もないだろうし」
「そうだな」
私達は風紀委員だからと言って授業をサボたっりはしない。
遅れる事はあるけど。
「そういえば、この間警察から感謝状貰った。苦い顔されながら渡されたから印象的だったなぁ」
「…………何をしたんだ!?」
冬になると、周りの人は大分着込む。
私もだけど。
で、だ。
私って結構復活キャラとの遭遇率が高い気がする。
「そんな薄着で寒くないの?君」
目の前にいるのは、人を喰ったような笑みを見せる少年………白蘭。
「寒いよ。でも、忘れたからね。着るもの」
「……」
それを聞いて放っておいたら私、確実に悪人だよね。
はぁ、とため息を吐いて着ている上着を脱いで白蘭にかけてやる。
すると白蘭は驚いたようにパチクリと目を瞬かせた。
「何のつもり?」
「別に?気紛れ。ぅわっ、サブッ!!私はもう行くよ」
予想以上に寒かった。
「待って!!」
走り出そうとすると、白蘭に呼び止められた。
「僕、白蘭って言うんだ!お姉さんは!?」
「…柚希!沢田柚希だよ!!」
じゃあね、と手を振って家に向かって走って帰った。
二年になった。
一年間って過ぎるの早いよね…。
そう言えば、この頃XANXUSからメールしても返信が返ってこなくなった。
きっと、もうあの事件が起きたんだと思う。
スクアーロからは返信くるし。
「ねー。今まで連絡してた人といきなり連絡取れなくなったらどー思う?」
「………嫌われたんじゃないのか?お前の場合」
「私の場合ってどういう事?」
「そのままの意味だ」
惟臣に即答されて大ダメージを受ける。
「友人か?」
「じゃなかったら相談しない」
「……何かあったんじゃないか?連絡できない程の事があったか、それとも忙しいのかは知らないが」
「だよねー」
それだと必然的にあの事件に繋がる。
XANXUSはティモさん…9代目とは血が繋がっていない。
つまり、ボンゴレを継ぐ資格がない。
どれだけ頑張ろうとも。
次、XANXUSに会えるのは8年後だったはず。
「ありがと、惟臣。何か整理ついた」
「そうか。だったらさっさと片付けろ」
惟臣の視線の先には、山積みの書類が。
「あぁ…うん。頑張る」
何故か、並盛中学に関係のない、並盛町の書類まで混じってるけど……。
もういいや。
気にしない事にした。