転生してないけど転スロの二次創作が書きたい   作:夢野いくや

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お絵かき伝言ゲーム 2

「エリノラ姉さんとルーナさんも誘ったよ!俺の部屋じゃ狭いから一階の談話室に移動しようか。」

 

「あら?アルの部屋じゃないの?この部屋いろんな玩具があるからここでもいいのだけど。」

 

アレイシアがそんなことを言うが、俺の部屋はそんなに広くない。

今時点で部屋に六人いるが雑談するだけなら問題ないかもしれないが、絵を描くとなると流石に狭すぎる。

 

「流石にここに八人は狭すぎますね。加えて今回の遊びのルールの一つに『描いている途中の絵を他の人は見てはいけない』がありますのでそこそこスペースが必要になります。」

 

「そうなの?それじゃあ仕方がないわね。」

 

アレイシアも流石にそこまでの無理は言わないようだ。

 

「それじゃあみんなで談話室へ移動しよ!」

 

ラーちゃんは早く遊びたくてすぐにでも出ようとしている。

 

「ラーナ様。急ぐと転けてしまいますよ。階段もありますので手を繋ぎましょう。」

 

ロレッタとしてはラーちゃんに怪我をされると物理的にも首が飛んでしまうかもしれないので、そのように提案する。

 

「わかった!アル!手繋ごう!」

 

ラーちゃんから手を差し出されたが、これは手をとっていいものなのか。

断るとラーちゃんを悲しませてしまうかもしれないしとらないわけにはいかないよな...

 

ロレッタに目配せをすると手をとって問題ないと返される。

 

「畏まりました。お嬢様。」

 

俺は執事の真似事をして丁寧にラーちゃんの手をとった。

 

「あはは。変なの。全然似合ってない。」

 

傷ついた。

 

 

 

そんなやり取りをしながら談話室に到着する。

 

「お待たせ。待った?」

 

「ううん。今着いたとこ。」

 

おおー!!流石ルーナさん。この恒例のやり取りをわかっているとは。

 

「今のはなんだ?何かの決まりごとか?」

 

エリックは全然わかってないようだ。このカップル恒例のやり取りを知らないとは...

 

「そんなとこ。エリックももっと本とか読んだ方がいいよ。」

 

「本か。本を読むよりも体を動かす方が好きだからな...」

 

「私もそうなのよねー。アルやシルヴィオはよく本を読むらしいけど、私の場合読み始めるとすぐに眠くなっちゃって。」

 

これだから脳筋組は...

 

多分エリックはこれからも本は読まないだろう。

 

それに引き換えシルヴィオ兄さんはさっきのやり取りを見てちょっと羨ましそうだ。

 

 

「それじゃあ談話室にも移動したし、今回やるお絵かき伝言ゲームのルールを説明するね。」

 

「まず、今から紙を一枚ずつみんなに配るよ。紙に絵を描くお題を書いてね。お題は何でもいいけど、単語や名前はみんながわかるものを書いてね。例えば、『昼寝をするルンバ』みたいなお題の場合、俺やエリノラ姉さん、シルヴィオ兄さんはわかるけど他の人がわからないから当てようがなくなってしまうからね。」

 

「お題って単語じゃなくていいのかしら?」

 

アレイシアがいい質問をしてくる。

 

「単語である必要はないよ。◯◯する△△みたいのでもいいよ。」

 

「わかったわ。」

 

次に絵を描く時の注意点も説明しなければならない。

 

「あと、絵を描くときのルールなんだけど、絵の中に文字を描くのは禁止ね。」

 

「それもそうだな。文字書けるなら文字だけで伝えてしまった場合絵を描く必要がなくなるもんな。」

 

「そういうこと。擬音とかも書くのはなしでいこうか。」

 

「擬音もなしとなると中々伝えるのは大変そうね。」

 

エリノラ姉さんがそう言うが、エリノラ姉さんの場合は擬音とかの前に絵心というものが壊滅的なので擬音があったところで焼け石に水だと思う。

 

「なに?なんか言いたいことでもあるわけ?」

 

エリノラ姉さんが不機嫌そうにそう聞いてくる。

 

「いや、全然そんなことないよ。」

 

やっぱり俺の顔には文字が浮かび上がってるのかもしれない。

 

「絵を描き終わったら次の人に絵を回してね。で、渡された人はそれが何のお題を描いた絵なのか別の紙を渡すからそこに書いてね。」

 

「そこに回答を書いたらその紙を次の人に渡すから受け取った人はそのお題が伝わるような絵を描いて。最後まで回ったらそこで終了ね。勝ち負けとかは特にないけど、最後にみんなで確認するから伝わるように描いてね。」

 

「絵を描くのってどれくらいの時間用意してくれるんだい?」

 

シルヴィオ兄さんが尋ねてくる。

 

「そうだねー。絵を描くのが三分。回ってきた絵を見てお題を回答するのが三十秒にしよっか。やってみて時間が足りなかったら言ってね。必要に応じて延ばすから。」

 

「わかったよ。ただ、三分だと細かく描くには時間が足りなさそうだね。」

 

その通りだ。短い時間の中でいかに伝わりやすい絵を描けるかがキモとなる。

 

「アルフリート。質問だが、絵を描くときに色を塗るのはありなのか?」

 

ブラムが質問してくる。わざわざ聞いてくれるということは結構乗り気なのだろうか?

 

「色は全然塗ってもらって構わないよ。色がないと伝わりづらいお題もあるだろうし。」

 

「把握した。俺の絵ならば誰が見てもわかるだろう。」

 

「あと、ここに移動してくる前に伝えたように絵を描いているときやお題の回答を書いている時は他の人のを見ないでね。」

 

俺はそう言いながらそれぞれの書くスペースに対して、隣と正面の人が見えないように土魔法で区切りを作成した。

 

一応最後にラーちゃんにも確認しておこうか。

 

「ラーちゃんはルール理解できた?大丈夫そう?」

 

「大丈夫!絵なら普段から描くことが多いから自信あるよ!」

 

まあ、いざとなればロレッタにフォローしてもらおう。頼んだよロレッタ。

 

ロレッタに目配せをするとロレッタも頷いてくれた。

 

 

「それじゃあゲームを開始するからみんな渡した紙にお題を書いてね。」

 

 

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