転生してないけど転スロの二次創作が書きたい   作:夢野いくや

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お絵かき伝言ゲーム 3

さて、お題はどうするか...

はじめだしあんまり奇をてらったようなものは避けた方がいいだろう。

 

誰かとなると交流関係がわからないからここにいる人ぐらいしか出せないか?

 

いや、みんなが知っているぐらい有名な人だといけるんじゃないだろうか?

 

よし決めた!

お題は「ドラゴンを討伐するドラゴンスレイヤー」にしよう!

 

ドラゴンスレイヤーならみんな知ってるだろう。

 

特に王都だと劇もやっているから知らない人はいないんじゃないだろか?

 

ラーちゃんだけはもしかしたら知らないかもしれないがそこはロレッタになんとかフォローしてもらおう。

 

「みんなお題は書けた?書けてない人いたら言ってね。」

 

誰からも声があがらないので大丈夫だろう。

 

「それじゃあ書いた紙をこの箱の中に入れてね。」

 

俺は箱の中身をシャッフルする。

 

「じゃあ順番にこの箱から一枚引いてね~。」

 

みんな順番に引いていく。

 

「引き終わった?中身は一斉に確認するからね~。いっせーのーで!」

 

俺が引いたお題は「キレるシェルカに追いかけられるアルフリート」だ。

 

これ書いたのエリックだろ...

 

まあ、仕方がない。

シェルカがここにいないので見ながら描くみたいなことは出来ないが、綺麗な長い金髪と将来確実に美人になるであろう顔、記憶にある内容から描くことは可能だろう。

 

俺の方は自分だから簡単に描けるし。

 

問題は「キレる」をどの程度再現するか...

まあ、これは実際にあった出来事だから当時の記憶を元に再現するか。

 

 

 

「おお...これは中々だ」

 

三分でわかるように描くために頭に角を生やしてみたんだが、迫力のある絵に仕上がった。

 

これなら100人に聞いて100人が「ぶちギレてる」とわかるだろう。

 

「時間です。そこまで!」

 

終わりのタイミングはロレッタが教えてくれることになった。

 

「それでは描きあがった絵を私に渡してください。」

 

隣の人に回すことになると常に同じ人から回ってくることになるので、一度ロレッタに渡して、同じ人に回らないように回してもらうことになった。

 

「それじゃあ絵を渡しますので、お題の回答を一緒に渡した紙に書いてください。」

 

俺も言われた通り絵と紙を受け取る。

 

「この絵は原っぱにいるウサギかな?」

 

もしかしたらラーちゃんが書いたお題をアレイシアあたりが描いたのかもしれない。

 

特徴がしっかりと捉えられているし、絵も上手だ。

 

これなら、間違えたとしても大きくズレることはないだろう...

 

俺は「原っぱでのんびりするウサギ」と紙に書いた。

 

俺が紙に書こうとする前にエリックから声があがった。

 

「なんだこれは!?ホラーなのか?」

 

ホラーなお題ってなんだよ。まあ、そういうのをお題にする人もいるかもしれないがホラー的なものをお題にするか?

 

魔物をお題にしてそれがちょっと怖く描かれていたとかそんなところだろう。

 

「時間です。そこまで!」

 

記入したお題の回答用紙をロレッタに渡す。

そして、別のお題をロレッタから受け取る。

 

 

 

そこからは順調に進んでいた。

絵の上手い下手はあるが、どういうのを描こうとしてるのかはだいたいわかったと思う。

 

そのまま、七つ目の絵の作成まで進んだ。

 

「それでは絵を取りに来てください。」

 

ロレッタに呼ばれたので取りに行く。

 

「おお!」

 

これはラーちゃんの絵かな?

アレイシアとラーちゃんとエリックと俺で人生ゲームをやっている絵にみえる。

 

プロの絵とかと比べると上手とは言えないが、とても柔らかい線で楽しそうなことがよく伝わる絵になっている。

 

このお題が最後まで伝わればいいのだが...

 

俺は「アレイシアとラーちゃんとエリックとアルフリートが楽しそうに人生ゲームをやっている」と書いた。

 

「最後のお題を取りに来てください。」

 

ロレッタに呼ばれ取りに行く。

 

お題には「剣を持ったイカと墨を吐くタコの戦い」と書いてある。

 

なんだこのお題は?

特別おかしいわけではないがこんなのをお題にするか?

 

多分途中でうまく伝わらず変わったのだろう。

 

まあ、俺はお題の通り絵を描くだけだ。

 

「時間でーす。描きあがった絵を持ってきてください。」

 

絵を渡したあと、自席に戻った。

 

なんか回ってきたお題に人がいたのが少なかったような気がするがまあ、全員が知ってる人をお題とするのは難しいのだろう。

 

「それじゃあ最後の絵を渡しますので取りに来てください。」

 

ロレッタのところに行って絵を取りに行く。

 

「これが最後だよ。みんなの手元に絵は渡った?じゃあ一斉に開いてね。いっせーのーで!」

 

俺の掛け声に合わせてみんな絵を確認する。

 

 

 

俺の受け取った絵には化け物がいた。

 

目は血走って飛び出ている。

手足は2本ずつだが、指は6本あるように見える。

口には人間を咥えているのか何かがはみ出している上に赤い液体も流れている。

 

これは何の絵だ?

どんなお題からこの絵になったんだ?

 

わからない...

ただ、俺はこの絵を見てお題を当てるしかないのだ。

 

俺は、「美味しそうに人間を食べる化け物」と紙に書いて提出した。

 

 

 

あれ?俺の書いたドラゴンスレイヤーのお題がなかった気がするぞ?

 

 

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