残すお題も後一つ。
「最後のお題は『ドラゴンを討伐するドラゴンスレイヤー』です。」
そう、俺のお題だ。
「始めに絵を描いたのはブラム様です。」
そう言って提示された絵は、迫力のあるドラゴンと誰かはわかりづらいがしっかりと書き込まれた剣を持つ男が描かれていた。
「ほう。流石ブラム様。上手いもんですね。」
エリックは上から目線でしか褒められないのだろうか?
確実にエリックよりもブラムの方が上手いだろうに。
「どうだ!俺の絵も中々のものだろう。」
ブラムが胸を張って答える。
「ブラム様。絵が上手ですね。特にこのドラゴンなんて躍動感が凄くて飛び出してくるかと思いました。」
流石シルヴィオ兄さん。褒めるのが上手い。
これなら王都のパーティーとか行ってもスロウレット家は安泰だ。
「このブラム様の絵に対する回答はルーナさんで、『ドラゴンと戦うドラゴンスレイヤー』です。」
これは成功だろう。
「次にこの回答を元に描いたのはエリノラ様です!」
そう言って開かれた絵にドラゴンはいなかった。
ドラゴンの手足は触手になり、羽も触手、尻尾まで触手だ、口から吐く炎も黒色で描いているせいでどうみてもタコが墨を吐いているようにしか見えない。
ドラゴンスレイヤーも複数の触手があるように見えるがこれはどうなってこうなったのだろうか?
「エリノラ姉さん。このタコは100歩譲ってドラゴンを描こうとしたのはわかるんだけど、このイカは何?ドラゴンスレイヤーからイカにはならなくない?」
「タコでもイカでもないわよ!お父さんってドラゴンと戦う時、多分武器を複数持ってたと思うのよね。背中に差してたんじゃないかしら?それを表したのよ!」
なるほど、この触手は剣なのか。
で、触手の先に触手があるのは考えられないからこれが手に持った剣と...
う~ん...言われればわからなくもないけど...
「この絵に対するエリック様の回答は『剣を持ったイカと墨を吐くタコの戦い』です。」
「ほら、エリノラ姉さん。エリックもタコとイカだってさ。」
「いや、ちがっ!?...わなくはないのだが...」
「タコでもイカでもないわよ!」
「いや、これはどうみてもタコとイカ。エリノラは諦めて認めた方がいい。」
ルーナさんに言われてエリノラ姉さんは肩を落とす。
「エリノラって絵が上手じゃないんだね!」
ラーちゃんにもそう言われてエリノラ姉さんのライフはゼロだ。
さて、それじゃあ全部終わったので締めるとしますか。
「どうだった?これがお絵かき伝言ゲームだよ。」
「おもしろかった!」
「特別な物とかなくてもいいので手軽に出来るからいいわね。」
二大公爵家様に褒められたので上々だろう。
「次はもっと上手く描けるようになってぎゃふんと言わせてやるんだから!」
エリノラ姉さんはリベンジに燃えているようだ。
「時間も結構経ちましたしお開きと致しましょうか。ラーナ様皆様に挨拶をして部屋に戻りましょうか?」
「わかった!アル楽しかったよ!バイバイ!」
「こちらこそ楽しんでもらえてよかったよ。おやすみ。」
そう言ってラーちゃんとロレッタは戻っていった。
「ありがとね。暇を潰せる楽しい遊びだったわ。また何か楽しい遊びを思い付いたら教えてちょうだいね。」
「思い付いたらですよ。そんなに期待はしないでくださいね。」
「期待しているわ。」
そう言ってアレイシアも自分の部屋に戻っていった。
他のみんなも各々の部屋に帰っていったようだ。
今回は特別な道具を使った遊びではなかったけど、こんな感じでみんなでワイワイ遊ぶのもいいかもしれない。
以上で一つ目のお話は終了です。
いや~話を書くのって難しいですね。
普段からなろうとかカクヨムとかで色んな小説を呼んでるんですが、いざ自分が書く立場になるとこんなに難しいのかと...
ただ、まだまだ書きたい話がいっぱいあるのでこれからも続けていこうと思います。
具体的に言うと、
·今回とは別の遊びの話
·ミスフィード家での料理の話
·シルフォード領での話
·アルとノルド父さんorルンバとの稽古の話
あたりは書きたいな~と思っています。
他にもアル視点じゃない別の人の視点の話とかも楽しそうだから書いてみたいです。
ブラムの執事さん視点とか書いてみたいけど、話に出てきたことあったっけ?名前とかがわからないと流石に書けないよな~
とか色々考えております。
色々書きましたがここまで読んでくださりありがとうございます。
遅筆ながら途中でやめたりせずに書いていきますので引き続き読んでいただけると幸いです。