daily life with lover 作:rain/虹
すごく短くて雑
色々構想は練ってたけど途中で諦めたから供養がてらの投稿
つぐ誕生日おめでとう!
寒さが猛威を奮うこの季節。
ファミレスの裏口付近に、私は1人ポツンと佇み遊矢君を待っていた。
「うぅ、さむい……」
寒風が吹いたことにより、私の頬は上気し、身を震わせる。
一応、アウターを着込んだり、手袋や耳当てを身につけたり、カイロを常備したりと、防寒対策はしっかりと取っていた。
だけど、冬の寒さというのは、私の対策を容易にいなすほどのおそろしいものであった。
やっぱり、大きくても良いから、お父さんのマフラーを着けてくればよかったかも。
サイズが合わなくて、みっともない格好を見られることが嫌だとか、変な意地を張ったことに今更ながら後悔をした。
おかげで首元が冷えて、体が寒い。
意地を張った私の自業自得とは言え、少しばかり遊矢君に対して八つ当たりをしたくなった。
勝手に待っているとは言え、暗い夜の中、街灯に照らされた彼女が、寒さに耐えて健気に待っているのだ。
少しばかりを八つ当たりしたって、バチが当たる事はないだろう。
そうだ、そうしよう。八つ当たりしてやろう。
『私を寒いところにずっと待たせて、風邪引いたら看病してね』なんて、理不尽に怒ってやろう。
「あれつぐみ!?なんでここに?」
噂をするとなんとやら。
私が遊矢君に対し、裏でこっそり悪巧みをしていると、当の本人が私の元へ現れた。
「遅いよ、ばーか」
「え?ばか?え?」
バイト終わりできっと疲れているだろうが、そんなの気にしない。
今日の私は、少しわがままにいくことにした。
当然、遊矢君は急に私から罵倒をされて狼狽えていた。
多分、普段からあまり人のことを悪く言うような言葉を私の口から発しないからか、珍しさからびっくりしてるのだろう。
でも、今日の私は一味違うよ。
今日の私はわがままいっぱい不満を告げさせてもらうから。
「ばーか!ばか遊矢君!!あほ!あんぽんたん!!えぇっと……おたんこなす!!
私、いっぱい待った。すごく待った。ものすご〜く待ったから!
もし風邪引いたら責任取って、ずっと付きっきりで看病してね!!」
「えっと、なんかごめん?」
自分の頭の中で、精一杯の罵声をかき集め、彼に投げつける。
そんな私を見た彼は唖然としたまま、投げやり気味な謝罪をいれていた。
当然だろう、本来であれば私は自宅に待機しており、バイト終わりの遊矢君が迎えに来てくれるという手筈だったのだ。
なのにその私がバイト先に出待ちしていたのだ。
困惑するのは無理がない。
きっと今の私は困惑している彼とは対照的に、満面の笑みを浮かべているだろう。
それは、彼を揶揄い、困らせられてることからのイタズラ心か。
あるいは、大好きな彼がやっときたことで喜びで満ち溢れる乙女心か。
どちらの気持ちによって、私が笑顔になっているかは、正直わからない。
というより、そんな疑問はどうだって良い。
そんなことに悩むより、私は今から過ごす
「手、いいかな?」
わたしは彼の温もりを感じたくて、手を差し出す。
遊矢くんは私の手を触り「つぐみの手、冷たいね」なんて微笑んで強く、でもどこか優しく握る。
「じゃあ、遊矢くんがいっぱい温めてね?」
私は悪戯げに微笑み、彼の手を強く握り返す。
手をつなぐ、たったそれだけのことなのに私はどこか満たされる感覚になる。
繋いでいるのは手なのに、温もりを感じているのは手だけなのに、体も心もポカポカしてる。
彼といる時間が好きだから、彼と触れ合うことが好きだから。
精神論とは言え、思い当たるのはこれしかなかった。
私は、とことん彼にぞっこんなんだなって、改めて再認識した。
「今暖房つけるから、ちょっとの間は寒いかもだけど我慢してね」
「じゃあ、遊矢くんが私のことを抱きしめて暖めてよ」
「恥ずかしいから無しで」
私の少々大胆気味な発言に照れながら拒否をする遊矢君。
そんな彼も愛おしいが、今は少しばかりの羞恥から拒否されたことにムッとしてしまう。
私も恥ずかしい気持ちがあるなかでの大胆な発言だったのに簡単に拒否されるのは心外である。
まぁ、照れてる遊矢君を見れたことだし、許容範囲ではあるが。
でも納得できないところがは少しばかりあるため後ろから彼を抱きしめる。
「つぐみ、今日は大胆だね」
「お泊まり、久々だから。遊矢君と二人っきりなのも久々だし」
そう、遊矢君と二人っきりになるのは割と久々なのだ。
久々と言ってもクリスマス以降のタイミングではあるのだが。
でも、うら若き高校生は青春をしていたい年頃なのである。
1分1秒、大好きな人といたいものなのだ。
「確かに、そうだったね
クリスマスも大晦日もAfterglowのみんなと過ごしてたし
案外二人きりなのはクリスマス以降なかったもんね」
「そうだよ、だから私は遊矢君エネルギーが枯渇してるの」
「なんだよ、俺エネルギーって」
なんて、彼は笑いながら後ろから抱きしめていた私の手を握る。
「じゃあ、今日はいっぱいイチャイチャしようか」
「うん、いっぱい甘えるね」
私はそう言って彼の背中に顔を埋める。
今日はお泊り、嫌だと言うほどめちゃくちゃに甘えるから覚悟しててね、遊矢くん。
誕生日要素皆無だなこれ
思いつきとやる気が出たら、多分続き書きます