ものづくり中毒属性を付与されたシャープちゃんSS   作:スクワイア

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最近ハマってるガンダムVSガンダムライクゲーム【星之翼(星の翼)】のキャラクター、
シャープちゃんがカワイイのでSSを書いてみました。

なお、本作は殆ど独自解釈で書かれております。
ゲーム本編にストーリーモードが無い&フレーバーテキストも少ない。
公式Xからの4コマ漫画供給も少ない。
このような状態で二次創作SSを書くのは…

★無★謀★

逆に考えるんだ…情報が少ないうちに書いてしまえば、
比較的好きにキャラ味付け、ストーリー展開ができるのだと!
てなわけで、独自解釈オンパレードで、書きました。

あと、私自身、昨今のソシャゲーは如何に二次創作を流行らせて原作を盛り上げるかが重要と思っており…
俺が書かずに誰が書く!?というわけで、書きました。
星之翼、流行って欲しいので、書きました。

星之翼をやったことある人、解釈違い凄まじかったらすみませぬ。
貴公も自分の推しキャラSSを投稿して俺と殴り合うのだ…。

星之翼をやったことない人、スマホで出来るからやってみよう!
コト〇キヤ、バンダ〇の美プラが好きなら刺さるビジュアルの女の子同士が戦うお手軽対人ゲームだよ!

はい、前書きが長くなりました。
それではどうぞ。



メインストーリー
シャープちゃんの生態


とこりとこり…

 

明るく無機質な廊下を1人、厚手のジャケットを着込み、冬の寒空色の二つ結びを下げた女性が歩く。

 

ふらり…とこりとこり…

 

足取りが時々怪しくなるのは、目の下に表れているクマを見れば納得するだろう。

彼女は、若くしてスターエネルギー製品のリーディングカンパニー「BABEL」の技術部門に配属された人員である。

 

「はぁ…今日は定時で…帰る…」

 

彼女の技術者兼研究員としての業務はマルチ・エンジニア。

雑な括りとなるが、彼女ほどエンジニアと表すのに的確な人物はいない。

シャープは入社直後から、仕様検討、システム設計、電気設計、機構設計、外観設計、構造解析、試験、試作、加工、実装、組立、etc…に携わり、

ほぼ全てを網羅している上に、美的センスすらそなえているマルチなエンジニアである。

誰が言ったか、ワンマン開発技研。

 

本人の能力、有能さと生真面目さが合わさり、結果あらゆる業務が集中。入社年数の割に業務負荷と責任の重さが凄まじく、もはやブラックホールとなっていた。

勤務時間は…徹底した効率化により常識の範囲内に収まっている。…極たまにとんでもない事になるが。

とはいえ、BABELはシャープを正しく評価しており、莫大な給料、適切な休日と休憩時間、手厚い福利厚生が与えられている。

 

では何故、ふらつき、顔にはクマが染み付き、ダウナーな言動が目立ち、不健康さを振りまいているのか。

答えは、ストレスの発散方法がダメ。これに尽きる。

 

「明日は休み…。家に帰ったら…できてるパーツを…塗装して…アッセンブリして…ふふふ」

 

そう、彼女は持ち前の知識と発想を自分の為だけの開発。広義のギーグ趣味に注ぐことをストレス解消の手段にしている。

仕事の設計の休憩に趣味の設計をするタイプだ。

さらにタチの悪いことに、熱中すると時間を忘れて作業してしまうタイプ。気付いたら朝…。を週2でやる。

この過酷なストレス解消方法を可能にしているのは、与えられている給料が関係している。

BABELに入社して数年で稼いだ金額は、人によっては"資産運用による経済的自立"いわゆるFIREを選ぶ程になっていた。

シャープはこの稼ぎを趣味の為に全ツッパした。

 

ガレージ付き加工機用高圧電源対応のバカデカイ家を買った。

趣味でモノを作る時、何かとモノが必要になるものだ。

モノ…加工機も機材も材料も完成品も、家が狭いとモノが置けない。作れるモノも作れない。

バカデカイ家はこれを解決する。

 

技術力で得た金で、スペース圧迫という雑念を抱かず作業に集中ができるようになった。

 

最新式の全自動家電を揃えた。

食事、洗濯、掃除、整理整頓、メンテナンス、ゴミ出し、買い物。家事に費やすあらゆる時間を極限まで圧縮。

存在しない家電は自信で作り上げ(趣味)、最終的に高度な家事自動化システムが組み上がった(趣味)

お気に入りはスターエネルギー還流型動力炉搭載メイド執事の双子ロボ(自作)

 

金と技術力で家事という雑念をいだかず作業に集中ができるようになった。

 

全領域対応自動運転クソデカキャンピングビークルを買った。

陸海空(宙)を自動で移動する乗り物である。宇宙航行機能は自分でつけた。※試運転以外で使ったことは無い。

自動運転は通勤時間の無駄を無くす為の最適解。

ビークルの中で、寝てもよし、設計するも良し、仕事の段取りしてもよし、勤務中にフルオートマチックファクトリーと化している自宅の段取り指示をしても良し、持ち込んだ機材で工作してもよし、ほぼ第2の自宅と化したキャンピングビークル。

ちなみに、戦闘能力も改造して付与してある。自宅と言うより、もはや工作戦闘母艦だ。

 

金と技術力で通勤時間も勤務時間に入れるべきでは?という雑念を抱かず作業に集中ができるようになった。

 

総合すると、技術者に金と能力を与えた結果、日々日常、ずっと頭を使う状態なのである。

彼女の様はある種、自業自得の結晶だ。

 

そんなシャープが死に体で歩く廊下。その交差路で一人の女性が現れる。

 

「シャープちゃん!おつかれ〜」

「お疲れ様です…。デュカリオン先輩…」

 

シャープの頭脳に嫌な予感が走る。

 

現れたのは、大学生だったシャープをBABELにスカウトした張本人。BABELでの上司であり、先輩。デュカリオンだ。

シャープが既存技術の天才であれば、デュカリオンは理論発明の天才だ。

シャープ自身、リスペクトしてるし、好感の持てる人物であるが…シャープ的には苦手な面がある。

 

「あれれぇ?元気ないね〜せっかくの可愛い顔なのに〜」

「…心にも無いことを…」

「そんなことないよ!まぁ、仮眠有りの2徹顔って所かな今は!」

「…」

 

この先輩は、こう。ズカズカとサバサバした正直な物いいがあり、ちょっとデリカシーが欠けている。

しかし間違った事は言ってないので、不快になる事はあるが、助けられることも多い。

ここはそんなに苦手では無い。問題は…

 

「今暇?じゃおねーさんと外回り行こうか!」

「あぁ…わぁ…」

「泣いちゃった!!!」

 

この強引さである。

シャープは泣き出してしまった。この後の展開が読めたからだ。

外回り=残業であるが、残業について泣いているわけでは無い。

何故か?こういう頭を働かせっぱなしで睡眠時間がろくに取れてなさそうな時、デュカリオンは決まってシャープを連れ出す。

自宅兼工場&工房のIOTシステム操作端末を取り上げ、エンジニアリング・デトックスを行わせるためだ。

別に苦痛という訳でもないが、身体に良い訳もない生活…上司として見過ごせないということだ。

 

シャープは家事やペットのねこの世話を言い訳に帰ることも出来ない。家事が溜まることのない家だからだ。

寝ると言っても信じて貰えない。寝る以上の楽しみがあるからだ。

外回りの残業は嫌だが、代休もらえるし手当の倍率も凄まじい。お金を貰えるのは嬉しい。

 

だが、強引だ。

 

自分の時間が奪われるのが悲しくて仕方がないのだ。

これが、デュカリオンに対する苦手な面だ。

しかし、これも自分を思っての行動。無下にできるほど、シャープは自己中ではなかった。

 

眼鏡をずらし目尻に溜まった涙をジャケットの袖で拭う。

 

「分かりました…お供します…」

「おっけー。それじゃ今日明日で、新しく見つかった工蔽型古代遺跡を調査するよ〜!楽しみだね!」

「工蔽!?ドンパチ確定じゃないですか!!」

 

この天才上司は無邪気に喜んでいるが、シャープは引き気味だ。

元来、古代遺跡調査は大きな危険がある。

旧世代の戦闘機械に襲われる危険性があるからだ。

普通、研究員が護衛も連れずに調査など、論外中の論外。

よってシャープの嘆きは正しい。しかし、この2人には敵の存在は些細な問題になる。

 

2人は、「天使級星導使」だからだ。

 

星導使というのは割とありふれた存在だ。

スターエネルギーを利用し、体力、筋力、外傷耐性等身体能力を強化したり、電気や光、熱、物質へ変化させて装備を稼働させたりできる。

特権階級という訳では無いが、日常や戦闘で何かと便利な能力持つ存在になる。

 

しかし、その出力は個人差が大きい。一般的な星導使は普遍的な旧時代戦闘機械を1対1で倒せる程度の出力しか出せない。

だが、天使級の出力はまさに一騎当千。

戦闘機械数十体相手に、攻撃をものともせず剣で割き、槍で貫き、殴り飛ばし、ちぎっては投げ、弾丸で砕き、レーザーで焼き溶かすことが可能なのだ。

なお、『天使』というのは前時代文明由来のスターエネルギーを活用する人類によく似た知性体の総称だ。

彼女等は人類に対して概ね好意的だが、普通の星導使が束になっても返り討ちできるほどには強力な存在である。

 

『天使級星導使』は稀に人間ながら『天使』に匹敵するスターエネルギー出力を持つ星導使のことで、

これを一般星導使と一緒くたにすると何かと問題が起こるため、

敬意を込めて『天使級星導使』と呼ぶようになったのだった。

呼ばれはするものの天使級の星導使達は、単に星導使と自称する場合も多い。

 

まぁつまり、女2人で犯罪の蔓延るスラムを散歩しようが、

攻撃的な原生生物溢れる森林にピクニックしようが、

侵入者抹殺機構が生きてる自律工場を見学しようが、

 

ほぼほぼ問題ないということなのだ。

 

「電源、防衛設備、自律AI、ぜーんぶ問題なく稼働中。建造時の機能そのままホカホカの兵器工廠みたい♡」

「はぁいつも通りですか。それで…移動手段は…?」

「もちろんシャープちゃんの車!…それ、毎度確認してるけど、答えも同じだよ?」

 

ほほに指をあて、首をかしげるデュカリオン。

 

「いや、バベルの資金力ならあれくらいのビークル用意できますよね?軍用のとか。…私達、天使級なんですけど…借りるとか予算とか降りないんですか?」

「申請すれば普通に用意できると思うよ?でも、スペースコルベットクラスの整備とか、管理大変じゃない?乗るのも2人だけだし、他部署を圧迫するのはねぇ〜」

「まぁ…」

 

尤もだ。技術部天使級専用車とか、贅沢の極みだ。

成果はあげているとはいえ、あんまりにも贔屓がすぎるものか。

 

「それに、どうせ借りたり買ったりしたら、いじらないと気がすまないでしょシャープちゃん」

「うぅ…」

 

それだけが理由じゃなかった。デュカリオンは完全にシャープを把握しておられる。

 

「社用車をいじるのも問題なのに、特殊仕様になった車なんて、ウチの施設部が扱えるわけないじゃん?だったら法規ギリギリ戦闘艦仕様のシャープちゃんの自家用車使うのがいいと思うな〜」

「分かりましたよ…」

「よしよし、それじゃ行こうか!」

 

てくてくと軽い足取りのデュカリオンと相変わらず重めの足取りのシャープはビークルへと歩き出す。

少しの間を開けて、シャープは常々思っていたことをふと口に出した。

 

「…ところでデュカリオン先輩」

「何かな?」

「こういう斥候的な調査って、技術部の仕事なんですか…?」

「今更!?結構な回数行ってるけど、今更疑問に思ったの!?」

「…はい」

 

この2人は結構な頻度で外回りに出かけている。

如何に未知の発見が研究室の中だけでは無いとはいえ、

企業一般の研究開発職では、外回りなどコスパが悪いとして避けられる行為だ。

 

「あはは!いや〜最初はね?テキトーに外出する~って伝えて、勝手に調査しに行ってたんだけどね~。いつの間にか上から業務の一環に組み込まれちゃったんだよ」

「えっ、えぇ〜?ツッコミどころが多すぎます!」

 

この天才。やっぱりアホだ。紙一重ってやつだ。独断で動くのは組織としてイマイチなおこないだ。

とはいえ、それに漬け込む管理職もどうかと思うが…。

あれ、この先輩が会社にいないときの仕事ってどこに…考えるのはやめておくのが吉と思われる。

 

「天使級星導使を技術部の賃金だけで動かせてお得。くらいに思ったんじゃない?」

「はいぃ?」

「ま、流石に気に食わないからあとからきっちりかっちり天使級の出動手当を付けさせたけど」

「あ、それで私の給料にも手当が着いてるんですね。流石先輩。サスセン!」

「もっと褒めるがいい〜」

 

そんな会話をしながら、魔改造自家用車に歩いていく。

 

今日も今日とてシャープの残業は終わらない。

 

 




はい、駄文失礼しました。
書き物を出すのは中学生ぶりなので…。
面白い、いや、そもそもまともな文がかけてるか心配なしだいでござい。
この後もなにか思いついたら投稿するかもしれませんが、その時はまたよろしくお願いします。

下記、独自解釈・改変部の注釈。
シャープちゃん関連
原作のシャープちゃんは衣装フレーバーテキストと四コマを読むに、社屋寝泊まり上等・デスマーチ常習犯、仕事漬けというキャラ付けと読み取れます。
また、ゲームでのセリフを聞くと外回り(戦闘)や残業(戦闘)にはシブシブと言った具合に従事。代休がもらえるかどうかに酷く気にする様が目立ちます。
また、残業は断固拒否であり、残業に対する恨みも吐露します。
残業中に残業の恨みを敵にぶつける…ちょっと怖い。

本作では、勤務時間を死ぬ程気にする有能な技術研究員なのであれば、業務過多な状況を許す訳がないと考えました。
舞い込んでくる仕事や家事などの時間ロスを極限まで効率化、自動化させるような効率厨になるであろうと解釈しました。
しかし、この解釈を採用すると効率化のおかげで十分な睡眠が取れることになります。
なんてことだ!
シャープちゃんのチャームポイントでありトレードマークの酷いクマが消滅してしまうではないか!
ここで生えてきた独自解釈設定が、物作り中毒設定。
※もともと自分の使う星導核(星導使の増幅装置、天使であれば動力源)を自分で設計開発したモノなので延長上ではある。
まぁ、効率厨以上の業務に引き潰されるシャープちゃんってのもいいと思ったんですが…。
捻りがなかったのでこちらにしました。
自宅やビークル周りは完全に妄想です。
自分の欲望の言語化とも言えます。
欲しいよねデカすぎ邸宅とオバケキャンピングカー
ちなみにゲームで見れる、すやすやシャープちゃんスチルを見るに、自宅は高層住宅上階の結構いいとこ住んでます。
うらやま。

デュカリオンとシャープの関係性独自設定
ゲーム本編で明確に絡みが示唆されていることから、優秀で注目を集める大学生だったシャープをスカウトしてBABELにぶち込んだのがデュカリオン。という設定を生やしました。
そして、メンタル?フィジカル?ケアもスカウト&上司としての責任で気にかけていると言ったイメージ。

BABEL関連独自設定
フレーバーテキストから推察。
原作では研究機関。しかし、メイドカフェとか多角運営してるので多国籍的企業であると解釈しました。
スターエネルギー(星導士が扱う機器の動力)機器のリーディングカンパニーとして存在させた。
結構でかい組織らしいし、主人公?プレイヤー?もここの所属みたいだし
ちょこちょこブラック具合が見て取れるが、天使級星導士が影響力にモノを言わせてホワイトにしてる。的なイメージを付与。


星導使関連独自設定(天使級)
旧世代文明の遺物達が、一般の星導士(フリード、ザハロワのフレーバーテキストによるとそれなりにいるらしい。学校もあるみたい。)と同等なわけねぇだろ!という思いから生やした設定。
嫌だよねプレイアブルキャラクターが凡百のうちの一人だったらさ。
それもゲーム本編で特別扱いされてるようなキャラが普遍的な性能の設定だったらさ!
というわけで妥当とします。
ちなみに本作で書いた普遍的な戦闘機械のイメージはベータと18号の合同スチルで18号に切り刻まれてる機械のこと。


はぁ、シャープちゃん可愛いよシャープちゃん。アクションフィギュア欲しいよシャープちゃん。


はい、ここまでお読みいただきありがとうございました。
またなにか思いつきましたら、星之翼SSを書こうと思います。
それでは
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