ものづくり中毒属性を付与されたシャープちゃんSS 作:スクワイア
…御託は不要。
シャープちゃんにピチスー来て欲しいんだよオレわー!!性癖の爆発[コード:2887]
星導使全員ピチスー着てくれない?
↓マルチ投稿先
https://x.com/squier_xzy/status/1995143357883146625?t=RnAWlh69VXIoeOfhV_36Sw&s=19
「エヴァさんの…そのスーツって…他の天使のモノとは、なにか違うんですか?」
コーヒーを傾けているエヴァにシャープは尋ねた。
とある休日のシャープ宅。ちょっとしたハッキング攻防の末に交流をするようになった2人。
エヴァは昼食をたかりにシャープ宅に上がっていた。
シャープ宅の献立は、チキンのトマト煮。それを平らげて今は食後のコーヒータイムを楽しんでいた。
エヴァはコーヒーカップから口を離し、ちらりと目線をシャープに向けた。
「破廉恥」
「えっ、あぁ…すいません…」
エヴァに素っ気なく返される。
人の服装を聞くのは、概ね普通のことだろう。似合っている服をどこで買ったとか、ブランドとかコーデのこだわり等を尋ねるのは、女子であれば花を咲かせる話題に違いない。
しかし、相手は天使だった。一般の女性とは感性が違うのかもしれない。
エヴァの装いはいつもと変わらずタイトフィットジャンプスーツだ。
天使達は前文明企業の製造物との説が有力。つまりいつもの戦装束は、いわば製品の外装。普通、特許や秘密技術、意匠登録やらが詰め込まれていてもおかしくない。
漏洩防止のため、意志のある天使が勝手に喋らないようにちょっと特殊な感情ロジックを仕込んでいるのかな…
となると人間で言えばもっと踏み込んだ、下着はどうだとか、身長体重、その他体型サイズを聞かれているようなものなのかも…?
とシャープは1人頭の中で納得させていた。
エヴァはツンとした表情のままコーヒーを口に含み飲み干すと、口を開いた。
「アナタには度々、色々と世話になっている。これだけ現文明と接触していれば、まぁ、当機のものが"盗"まれていても仕方ない」
「はぇ?」
エヴァの遠回しな言い方に、シャープは間抜けな声を漏らすも、頭はその言葉を咀嚼していた。
エヴァは奪われた体にするから、その秘密を教えたっていいと言っていることを数秒後に理解した。
「えっ、いいんですか?」
「…」
無視された。
これはこちらに許可を取ってくれるな。というポーズだろう。
「シャワー。使わせて」
「…ご自由になさってください…」
その時にスーツを忘れるから、あとはそれを好き勝手調べろ。という筋書きだと読み取った。
わざわざシャワーを使うなんて…妙なところにこだわりを持っていますね…そもそも天使は汗をかくのでしょうか…?とはシャープは思ったが、余計なことを喋って気が変わられると、それはそれで面白くないのでなにもツッコまずに許可を出す。
「あ、着替えいりますよね?持っていきますから、浴びててください」
「心遣い、感謝する」
「いえいえ…」
シャープは流石に貰ってばかりではいけないと考え、等価とは言えないが、服をあげると提案した。
エヴァはその芝居に乗り、素直に感謝を告げてくる。
いつぞやのハッキングでシャープ宅の間取りを把握しているため、立ち上がれば迷わずに風呂場に向かっていった。
シャープは、新品の服がしまわれているクローゼットに向かう。
この家のクローゼットには通販で買ったものの、忙しすぎて着られることのなかった服が山ほどあるのだ。
~~~~~~
クローゼットからエヴァに似合いそうな服を見繕い、脱衣所に置いてしばらくしたら、その服に着替えたエヴァがシャワーから上がってきた。
ノースリーブブラウスに黒リボン、ハイウエストショートパンツ、オーバーニーソックスのコーディネート。
アクセサリーは好みが分からなかったのでいくつか用意したらチョーカーを選んでいた。
「いいセンス。なんだか自爆の威力が上がりそう」
エヴァは服についてシャープにそう言い残し、炭酸水を飲んだらさっさと帰ってしまった。
シャープは見送ったあとに脱衣所を覗いたところ、テカテカしたシルバーパープルのスーツが綺麗に畳まれて置かれていた。
「さて、これがエヴァさんのスーツですか…」
未知の技術を知れるという状況に鼻息が荒くなりそうだが、友達の服を"盗"んだ上では客観的に見て変態だ。
シャープは務めて冷静にスーツを広げる。
ぷるつやとしていて無臭。
胸部の光球や特殊形状のヒール、手のひらのビーム発射装置は付いていない。
そして、スーツの構造を延ばしたり触りながら探っていると重要なことに気づいた。
「これ、どう着るんですか…?」
ジッパーがない。伸縮性はあるものの天然ゴム程延びることはなさそうで、ネックエントリー…首襟を広げて着込むことも難しそうだ。
しかし脱いで置いてあったと言うことは、着れるということ。
シャープは首を傾げながら悩むこと数秒、閃いた。
「もしかして、星導器と同じ要領…?」
星導器は、星導使や天使達の使う武器装備の総称。
使いたい時に望む場所へ星導器を召喚して使い、邪魔になったら格納する。
星導使の殆どが習得する星導器技能だ。
この、任意の場所に召喚する。この技能を使えば確かに着れそうだ。
星導使も服を召喚したり格納するのは一般的だ。
ただし、手元に出して、手で着込むのが普通である。
戦っていると服は普通に破れる。戦闘中はまだしも、穴だらけの服で誰も帰宅はしたくないためにみんなやってはいることだが…
直接着込むのは聞いたことがない。
「試してみますか…」
当初の目的、エヴァのスーツの秘密を調べる前に、着れるかどうかが気になって仕方なくなった。
人がさっきまで着ていたものだとかは、もはや些事になった。
まずシャープは、今着ている服とエヴァのスーツを格納する。
そしてエヴァのスーツを対象に、体表を覆うイメージで召喚してみると、シャープの首から下が光に包まれた。
古代コンテンツに詳しいデュカリオンが見たら変身バンクじゃん!と騒ぎそうな光景だった。
光が収まった時、シャープの身体はエヴァのスーツに覆われていた。
胸骨部分は光球が無いために素肌が露出している。
「着れ…ましたね」
自分の腕や足を見れば、さっきまで対面にいた人の色をしている。
スーツは全身を締めつけているが、それは程よい程度。
天然ゴムともシリコンゴムとも言えない感触に包まれている。
撫ぜれば、その感触がダイレクトに伝わるほど薄い。第二の皮膚とも言えそうだった。
ふと、バストもしっかり包まれていることに気づいた。
シャープとエヴァにサイズ差は確かにある。が、着用者の体型に合わせる機能も着いている代物だったのだ。
シャープに…前文明驚異のメカニズムを感じさせてくれた。
せっかく着たのだから全身を見てみるかと玄関の姿見の前に出てみれば──
「やっぱりこれ、裸と変わりませんよねぇ」
エヴァが着ているのを見ている時は、あまりにも堂々とした立ち振る舞いのお陰か、不思議と気にならなかったが、シルバーパープル一色に包まれた身体は、かなり裸だ。
ベータとか18号のスーツと比べるとだいぶ裸感が強い。
ぶっちゃけちょっと恥ずかしいが、今は知的好奇心が羞恥心を上回っていてそれほどではないようだ。
一色、というのが悪さをしていそうだ。
様々な天使、星導使のタイトスーツを知っている身としては、多少面倒でも、色分けやディティールなどで服っぽく見せるのは大事なのだなと認識できた。
シャープは、今後の開発の参考にしようと決めた。
「それにしても、案外着心地いいですねこれ。通気性無さそうなのに熱がこもらないですし…動きにくさもない…」
手足を曲げ伸ばしや、ラジオ体操の大きく体を動かす運動をしても全くツッパらない。
ピンポーン
「はーい…アッ」
色んなポーズを取るのがちょっと面白くなってきた時、インターホンが鳴った。
シャープはいつも通り返事をしてしまった。
すんごい格好なのに。ちなみにここは玄関前の姿見だ。
「あ、シャープちゃんそこにいるの?遊びに来たよ〜」
訪ねてきたのはデュカリオンだった。
電撃訪問はいつもの事だが、今この瞬間だけは勘弁して欲しかった。
まるで裸な格好をしていることもある。
そして、エヴァについては当然デュカリオンも知っている。
その天使のトレードマークとも言えるスーツを着込んでおり、やんややんやと茶化される気がしてならないのだった。
「…ちょっと待ってください玄関片付けてますんで」
「えー?手伝うよ〜?開けて〜?」ガチャガチャガチャ
シャープは適当に開けれない理由を伝えて、この隙に着替えてしまおうとした。
デュカリオンは親切に手伝うと言ってドアノブをわざとらしくガチャガチャ回して催促してくる。
ガチャ
「あれ開いてるじゃん?おじゃま──」
あ、エヴァさんを見送った時、鍵閉めるの忘れていましたわ──
目と目が会った後、デュカリオンの目線は素早く足先から首まで走った。
あまり聞かないデュカリオンの低い声がシャープに向けて放たれた。
「──うお、えっろ。」
シャープは手で胸を隠すことしか出来なかった。
ピチスー着たシャープちゃんHだねぇ
運営!聞こえているなら、シャープちゃんのピチスースキンを実装しろ!!
もしくは、サイバーパンクミニスカツルテカレギンスナース服シャープちゃんを実装しろぉ!!!
あ、エヴァの新スキンはレゼみたいな感じでお願いします。