ものづくり中毒属性を付与されたシャープちゃんSS 作:スクワイア
今回も安定の独自解釈と妄想覚醒ブッパマンです。
そして上・中・下構成です。長い!
関わらせるまで持ってくのに文字数かけすぎだよ~。
もっとこうサクッと書きたいよね。
まぁ大体は自分の妄想設定の説明のせいなんですけどね…。
あと、キャラエミュがいまいちです。すいません。
他にどっちが喋ってるかわからなかったらふいんき()でお願いします。
なお上編にはシャープちゃんの会話はありません。シャープちゃんどこ…。
それでは、どうぞ。
「キャヴァリーの星導核破損を確認。…シャトルの申請もない。あいつ、"また"やった」
「またか」
キャヴァリーの悪癖とも言うべき所業はA.O.D.S.の衛星居住地で待機していた2人に即座に通知され、心配されることもなく呆れられていた。
今日、キャヴァリーに戦闘任務がないことは把握している。
待機任務のはずが、姿が見えないと思ったら地上に降りていたらしい。
いつものことではある。
不在に着いて特に気にも止めていなかったところに、先程の通知が飛んできたのだった。───
〜〜~〜〜~
何時だったか、彼女は任務の帰りにスキーを楽しんでいる人類を見てから、超古代から続くアウトドアレジャーの類にハマりだした。
そしてある時、雪崩に巻き込まれた。しかもそのままクレバスに落ちたという。
雪にも埋もれてそれはめんどくさい状況に陥った。
同僚が気づいていつか助けてくれるだろうし、軌道機兵は寒さで死ぬことはないし、膂力を使っての脱出は可能なので焦ることは無かったが、数時間~2日も3日も待ち続けたり雪を堀抜いたりするのが怠い。
となった時、閃いたそうだ。
星導核を破壊しての強制帰還方法。所謂デスルーラ。
最初、ダークスターとスカイセイバーは酷く動揺した。雪山には化け物がいるのかと。
そんな二人にたいして、得意げにゲームの裏技を教える小学生のようにその閃きを喋ると説教が始まった。
やれ無駄にするな、やれ軌道機兵の存在意義は、とか。
そしてここで拗ねないのがキャヴァリー。
アウトドア事故が起こってどうしようもなくなった時以外の、シャトルが呼べない状況、例えば登山しての頂上。ロッククライミングでの岸壁、移動すれば良いものを面倒だからとその場でデスルーラするようになった。
帰るまでが遠足。の原則をキャンセルしているのだ。
命掛けてる人類のチャレンジャーからしたら、舐めた所業である。
他にも任務で地下深くの遺跡で増えた戦争機械掃討に行った時も帰るのが面倒という理由でデスルーラ。
これには2人も単なる説教とはならず、烈火のごとく叱りつけた。
戦争機械掃討の真意は、連中の増産資材となる星晶その他の回収にある。
強制帰還では回収した資材をそのまま置いておくことになる。
意味ないどころか、キャヴァリーの素体分贈呈していることに変わりない。
これには反省したのか任務でのデスルーラは以降しなくなった。
しかし、頻度は低いとはいえレジャーでのデスルーラは続いており…。
任務の時に損失分の追加ノルマを課せば、むしろ任務に身が入ると乗り気になる始末。
しっかりきっかり稼いでくるのだ。
スカイセイバーとダークスターはついに呆れてしまった。
2人は突っ込むだけ無駄かと思いつつも、冗長させないよう、都度説教する。
だんだん説教のレパートリーが無くなってきたので、最近は古代から現文明の映像や書物…映画やアニメ、哲学書や教育ハウツー本、小説や漫画でネタを仕入れている。
また、書物を読む時、わざわざ本の形に
ページをめくって本を読むのが楽しくなってきた事はキャヴァリーには秘密。デスルーラが加速する気がしたからだ。
〜〜~〜〜~
通知からしばらくして、ウィーンと自動ドアが開く。
ダークスターとスカイセイバーがいるサロンに入ってきたのは件の問題児、キャヴァリーだ。
「いやー参ったよ。帰ろうと思ったら溶岩の中に落ちちゃってさ〜アイルビーバック!」
彼女は入ってくるなり、ボケをかましてくる。
それを誰に対して言っているのか2人には分からなかったが、恐らく有名なセリフを言いたかたっただけだろう。ともかく嘘でしかないのはわかった。
しかし、珍しい。とダークスターは感じた。
いつもならこういうことがあって、こんな景色が素敵で、心臓が跳ね上がるほど興奮した瞬間がー!
と説明してくれるのだが、今日はシンプルライアー。
嘘ついてる時はおもんないことが起こった時なのに、すごく上機嫌だ。どこか、おかしい。
そんなキャヴァリーの不振さに眉間のシワを寄せながらダークスターが口を開く。
「嘘をつくなら、もうちょっとまともなのを用意して」
「え〜?じゃあホントのこと言うよ〜?」
本当に今日のキャヴァリーはいつも以上にイケイケだ。
ウザさがすごい。ダークスターの眉間のシワが深くなる。
「車に衝突しちゃって、修理分のお金なかったからお詫びに素体をあげてきた!」
「は?衝突?引かれたの?なんであんた嬉しそうなの?」
「いやー渡す前に色々親切にしてくれてさ〜」
「…丸く収めようとしたのはわかったけど。A.O.D.S.の方針、理解してる?」
どうやら迷惑をかけた相手に対して良くしてもらったから上機嫌なようだ。
詫びの品をあげるというのは、現文明との接触を避けるのが基本方針であるA.O.D.S.としては良くないことなのでダークスターは指摘した。
なお、この基本方針。人名救助等やむを得ない状況や何かしら利になる状況であれば、接触しても良いことになっている。任務を曲解しての接触もアリだ。
軌道機兵に与えられている裁量権限は大きいので、本人の判断次第でどうとでもなる。ぶっちゃけ形骸化した方針である。
「理解してるよー!人類の状況調査任務!そして協力者への正当な報酬!何も非がないよ!」
「待って…」
キャヴァリーの得意げな物言いにスカイセイバーが待ったをかける。
ダークスターがスルーした事柄が気になったようだ。
「さっき、お詫びって言ったけど、赤の他人に素体をあげたってこと?…正気なの?」
「え?なんかまずい?」
キャヴァリー、あまりにも素体を捨てすぎて感覚がバグってる。いや、自分の素体の真の価値を理解していないようだ。
現文明にとって素体の複製や新規製造など、技術的に夢のまた夢ではある。
現状、その価値は星導系の素材に変換する程度しかない。
それくらいはキャヴァリーも理解している。
問題はそこではなかった。
スカイセイバーの言葉にダークスターは何が言いたいか気付き、"あ〜"と額に手をやる。
キョトンとしているキャヴァリーに、2人は可哀想な人に優しく説明するように話す。
「まずいというか…」
「貴女の羞恥心が耐えられるか…分からない」
「しゅうちしん?」
「私達の体は、素材は違えど人体のもつ機能は再現できるように模してある」
「うん」
「ON/OFFは可能だけど…三大欲求、他、生理現象も一通り再現されている」
「うん?」
「まだわからない?貴女の身体、衣服を剥がされて今頃、裸を見られてるかもしれない」
「…ッ!?!!?」
ボン。キャヴァリーの顔が真っ赤になる。
まさしく人間の生理現象だ。前文明脅威の技術力が伺える。
予想外の切り口によるリスク説明により、先程の元気いっぱいの顔はどこに行ったのか、想像してしまって恥ずかしくてたまらないと言った表情に変わる。
言われたようなハレンチな事は起こらない理由を必死に探して口に出す。
「で、でも渡したのは女の子だし…そういう事するの男の人だけじゃないの!?」
「…遅れてる」
「今時全然アリよってセリフ聞いたことない?」
「ないよ!!!」
「伝統レジャー好きなのにカルチャーはあんまり知らないのね」
「んぃぃ!」
ダークスターからの突然のなじりに喉の奥からシャープと同じ鳴き声がでた。
「シャープはそんなことしない!。…多分…」
「…その人の素性は?」
だいぶ、言葉に自信がない。仲良くなれたとはいえ、会って1日。趣味嗜好までは流石のコミュ強キャヴァリーでも完全把握できてない。
スカイセイバーが聞いてきたので、キャヴァリーは今日の出来事、出会ったシャープについてとBABELで起こったことを話した。
「はぁ…あんたがあんなに喜んでたのもわかったけど」
「よりによってBABELとは…」
「迂闊にも程がある」
「な、なんで」
「BABELは少し前に
「…わかんない」
会ってます。2名ほど。うち1人は一瞬で仲良くなってましたよあなた。
その2名は自己紹介の際、当たり障りのない肩書きで通したので天使であることを知らない。
A.O.D.S.の軌道機兵は、塔の封鎖と監視が恒常任務であり、地上のニュースも普通に参考情報として取り入れている。
キャヴァリーはアウトドアレジャーに熱心だったため、そのあたり疎かにしていたようだ
「あっそう。…まぁ、そんな所が軌道機兵の素体を手に入れたら、
「うわぁぉぁぁぁ…!!!」
ダークスターの無駄に多国籍な下ネタを含ませた素体の状況予想により、キャヴァリーは色々限界に達して慟哭しながら膝から崩れ、手を床に着いてしまう。
完璧なorzの体勢。
「無様」
ダークスターは無慈悲に告げる。ちょっと口角が上がってる。
「じ、じゃあ素体は今どこに…?発信機はどこにあるの…?」
本来は星導核が座標特定、発信機の役割をするが、キャヴァリーはそれを壊すので発信機を後付けされているのだ。任務のついでと気が向いた時に回収する用の物。
キャヴァリーはまだ誰にも見られてない状況、例えば、もう既に
しかし自分で見る勇気がないようだ。未だに床に手を着いており、目線は地面である。
「ふむ」
仕方なし、とスカイセイバーが代わりにコンソールで確認する
「…発信は健在…で、座標が…?」
「ぐっ」
呻くキャヴァリー。しかしまだ希望を捨てていない。
スカイセイバーはそのまま発信機が送っている座標位置を確認し、コンソールに衛星写真を表示させる。
「ここは…BABELでは無い」
「ほんと!?」
最悪の状況は免れてようやく顔を上げ立ち上がるキャヴァリー
「民家…いや工場か倉庫?」
「あ、シャープの車…」
「渡した人の家?」
そこはシャープの自宅だった。露天駐車されているクソデカキャンピングビークルにより、シャープの家であることがわかった。
さらに、座標の正確な位置を確認すると、素体はビークル内部ではなく、自宅に運び込まれたことが分かる。
ダークスターは鼻を鳴らし、残酷な一言を言う。
「…とんだ変態に渡したのね」
「南無三」
翌日以降、どこぞの遺跡やBABELにあるリサイクラーを使って素材にするのであれば、家に運び込む必要は無い。
軌道機兵の2人は、会社員であるシャープが確実に自分の成果になる素体をわざわざ自宅に運んだ事から私的でムフフな利用が目的だろう。と結論づけた。
「そ、そんな…」
またもや膝から崩れ落ちる。未だに自分の身体があばかれているとは信じていないが、その可能性が拭えない状況だ。
よく考えて行動しなかった自分を責め、悪の科学者顔のシャープがゲヘゲヘ笑いながら素体を弄ぶ姿が頭に浮かぶ。
ついに、キャヴァリーの羞恥心が限界に達し、激情が爆発した。
「んがァ〜!このコロニーを落としてわたしも死ぬぅ!!!」
「ッ!捕獲プログラム!」
「ほあぁぁぁぁぉ!!!」
突然彼女は起き上がり、星導器を展開しだした。
即座にダークスターが反応し、ビット「ダークスター・C型」でキャヴァリーをスタンさせる。
「流石にシャレにならない。落ち着きなさい。」
「あばばばば」
ちょっとイジり過ぎたか?とダークスターは自省した。
スカイセイバーはフゥ、と息をついて今後の対処を尋ねる。
「それでどうする?」
「どうも何も、回収した方が良い」
「承知した。キャヴァリー、着いてくる?」
「あがっ。…行かない…寝る」
スタンから復帰した彼女は、後始末を2人に任せて不貞寝することにしたようだ。
お読み頂きありがとうございます。
以下、独自解釈・妄想設定の注釈になります。
キャヴァリーの趣味やデスルーラ。
前回参照願います。
A.O.D.S.の排他的方針の解釈
ゲーム本編で団長に対してデート(キャヴァ)誘ったり、用心棒(スカセ)したり、プレゼント(ダクスタ)送ったり…あれ、自由だな…。自由すぎるわ…。
ということで、方針に対しては軌道機兵本人たちの裁量が重視されているのだとしました。
人類的機能の有無
ある。
リサイクラーとは何ぞや。
募集でダブった時に素材もらえるやん?アレの解釈
はい、独自解釈・妄想設定まで読んでいただきありがとうございました。
これくらいの下ネタは…制限いらないよね…?
中・下は書いてあります。独自解釈部分を書き次第投稿します。
それでは。