俺は鬼道カズミ。カードゲーム系のホビアニの世界に転生した。
転生する前からカードゲームが大好きだった俺はかなり嬉しかった。
まぁ…幼少期に色々あったが。
まずは俺の幼少期の話をしよう。あれは今から36万…っていうエルシャダイボケはやめて真面目にしよう。
4歳の頃俺はテレビでこの世界のカードゲーム「ユニットウォーズ」の試合を見ていた。
カードが実体化して、リアルな攻防戦が繰り広げられていた。
カズミ「すごい…俺も…あんな風になれるかな?」
俺が聞くと母は優しく微笑みながら答えた。
母「なれるわよ。お母さん、応援するからね。」
俺の5歳の誕生日、母が買ってくれた誕生日プレゼントはユニットウォーズのカードパックだった。
カズミ「何が出るかな?」
母「早く開けてみましょ?」
俺はパックを開き、中からそっと5枚のカードを取り出して順番に見ていった。
すると…
カズミ「うわぁ!キラキラカードだ!」
母「すごいわね!初めてのパックから出るなんて…」
母との在りし日の思い出…
そして、俺はこの日をずっと忘れない。
カズミ「イヤだ!母さん、どこにも行かないで!」
ある日母が突然どこかに行くと言い出したのだ。
普段なら見送るが、この時俺はどういう訳かもう母が帰ってこないんじゃないかと思ってしまった。
母「いいわねカズミ、あなたは強い子…。母さんは必ず帰ってくるから、生きて!強く!」
そう言って母は走り去ってしまう。
俺は必死に母を呼ぶ。
カズミ「母さん!母さん!」
ってのが俺の過去だ。
それから母が帰ってくることはなかったし、俺は俺なりに強く生きている。
そんな俺は今、凄まじい面倒ごとに巻き込まれつつある。
カズミ「お前誰だよ。」
俺は俺の目の前に出現したカードに問いかける。
ロフィア「我は十二星獣が一角「白星神ロフィア」だ。」
なんだろう…名前に漢数字と「神」が入ってる時点でキーカードな気がする…
カズミ「で、その十二星神が何の用?」
ロフィア「我のマスターになってくれぬか?」
うんやっぱり!
カズミ「なんで俺…」
ロフィア「お主からは底知れぬ力を感じるのだ。そして、十に星神が主と認めるにはもう1つ条件がある。」
カズミ「条件…?」
ロフィア「それは過去に壮絶な体験をしていることだ。」
壮絶な体験…まさか…!
カズミ「なるほど。そう言われると思い当たる節があるな…」
ロフィア「だろう?」
カズミ「まぁいい。それで、十二星神には何か特別なものとかあるのか?」
ロフィア「うむ。十二星神は皆共通して【スターバースト】という能力を持っている。」
カズミ「なるほど?」
クアレッド「それについてはファイトの時に説明するとして…来たようだ。」
何だ…もしかしてもう1体いるとかか?
クアレッド「フム…貴様が…確かに力を感じる。」
カズミ「ロフィア、アイツは…?」
クアレッド「私もロフィアと同じ十二星神が一角「海瓶神クアレッド」だ。」
あらま…物語のキーカードが一気に2枚も…
ロフィア「さぁカズミよ!我らと共に戦うぞ!」
カズミ「俺にはすでに相棒がいるんだが…」
ロフィア&クアレッド「ダニィ!?」
カズミ「出てこい、「護聖武神センゴクオー」!」
センゴクオー「呼んだか?」
ロフィア「こいつは…」
カズミ「これが俺の相棒センゴクオーだ。」
そして、母からもらったパックから出てきたのキラカードでもある。
カズミ「と、いう訳で俺んところに居座るのはいいけどすぐに戦うのは勘弁してくれ。」
ロフィア&クアレッド「ならば仕方ない。」
物分かりがよくて助かる。
俺はロフィアとクアレッドをいつも持ち歩くデッキケースに収納して、その日は寝た。
オリジナルカードゲームを作りたくなってしまった。