突然ですが、多重婚約することになりました。   作:水岸薫

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第二話『婚約者が見つかった話がありましたが、その相手が予想外すぎて困っています』

 次の日、その日は学校は休みの日。

 蒼汰は学校に出かける時より以上に緊張していた。その理由は、昨日双葉が言って蒼汰の要望していた結婚相手が見つかり、その相手が本日来るからだ。時間帯は自分と相手に伝わっているため大体は分かっているが、問題はこの結婚相手はまだわかっていない、もしも茜と灯司、黄寄と黄淀に危害を出す相手だったらどうしよう。

 

「だ、大丈夫だ…落ち着いて、落ち着いて…」

 

 蒼汰は落ち着か背うように深呼吸をしながらつぶやいていると、玄関から呼び鈴がなった。

 彼は「は、はい」と慌てながら扉を開けると、そこにいたのは、青色のボストンバックを手にして桃色のワンピースを来た幼馴染であり同級生の『小洲波碧希』がいた。

 

「あ、碧希さん!?」

「ええっ! わ、私の婚約者って悠太君なの!?」

 

 2人は顔を赤くして慌てふためくと彼は「も、もしかしてココロユタカに?」と思い出すように質問すると、彼女は「う、うん。そうなんだ」と答えると、彼は「まさかここから来ていたのか…」と頭を抱えていた。すると。

 

「あれ、碧希君に蒼汰君?」

 

 碧希の後ろから声がしたため2人は声がしたほうに向くと、そこには赤色のキャロットパンツと黄色の半そでに大きなリュックサックをした剣城由吏がいた。

 それを見た彼は「もしかして、由吏も?」と質問すると、由吏は「そうだよ、ボクも君の婚約者さ」とほほ笑むと、碧希は「ゆ、由吏ちゃんもなんだ」と鈍い反応をする。

 すると、リムジンがやってきて三浦家に止まると執事が出てきて後方の扉を開けると、白いワンピースに茶色のアタッシュケースを手にしたご令嬢、百燕寺遊果姫が下りてきた。

 

「ごきげんよう未来の旦那様、今回は婚約相手として磨いて見せますわ」

 

 少しずれたことを言いながら挨拶をすると、蒼汰は「せ、先輩もですか」とぼうぜんとしながら挨拶を返す。

 そしてリムジンの扉が閉まりそのままどこかへと行くと、向こうから「ですから、あなたは浄化が必要です!」「我はもう浄化しとるわ! お前こそ!」と喧嘩する声が響いてきた、それを聞いた蒼汰は「あれ、この声どこかで」と頭を傾げていると、白黒色のゴシックロリータを着た人と修道服を着た人の2名がやってきた。

 それを見た彼は「あ、あなたたちは!」と思い出す、そう。彼女たちは昨日のスーパーで言い争い(?)をしていた中二病とシスターだ。

 

「おほん失礼…我はシオン=バルハード=ベルモッドだ。暗黒の世界からやってきた闇の使い魔だ!」

「アリサ・ジル・ブリーズです、訳有って日本の教会に派遣としてきました。神と恋は紙一重ですが、がんばっていきます」

 

 2人のあいさつの差に「そ、そうですか」と苦笑いをしながら挨拶をする蒼汰であった。

 すると「む、お前たちもか?」「意外ですね、こんなにいたのは初めてです」と言いながら二人の人物がやってきた。それは和服を着た夢寂冠菜と水色のツーピースを着た長内名緒がやってきていた。

 

「冠菜先輩に名緒先輩! もしかしてあなたたちも…」

「む、そうだがどうしたんだ?」

「私も疑問に思いますが、まさかあなたが?」

 

 2人は彼の質問に答えると「ここまで来ていたんですね」と蒼汰は苦笑いした、それを見た遊果姫は「また個性が豊かな方が」とジト目で彼女たちを見ていた。

 そうしていると「すみません」と声がしたため誰かとみんなは向くと、色鮮やかな着物を着た華御野鳳が来ていた。

 

「あの、あなたはもしかして…」

「華御野です、華道をしていると言えばわかると思います」

 

 華御野の言葉に碧希は「あ、私知っている! 結構有名な華道の!」と言うと、遊果姫は「わたくしも知っていますわ。入門者が多くいる人がいたため、制限が掛けられていると言われている」と冷静に答える。

 

「あ、蒼汰さん」

「蒼汰さんが私の婚約者ですか」

 

 2人の声がしたため夢寂は「む、この声は」と反応をして振り向くと、そこにいたのは灰色のパーカーと緑色の短パンをして小さなリュックを背負っている伊香津知結音と白色のワンピースと水色のベストを着た麻留偲乃がやってきていた。

 偲乃を見た遊果姫は「あら、偲乃さん。体調は?」と心配するように言うと、彼女は「強は大丈夫です、病院や家族に許可をもらいました」とほほ笑むと、結音は「私は偲乃さんを助けるために一緒に来た」と冷静に答える。

 

「なんだ、君たちも婚約相手なのか??」

 

 すると、みんなの後ろから女性の声がしたため「え?」と反応をして振り向くと、そこにいたのは、赤色のお団子ショートボブをしており白衣を着た女性、それを見た碧希は「あ、[[rb:礼桜 > れお]]先生!」と驚きの反応をする。それもそのはず、彼女は京都府立花札之自然百三十大学付属高校の理科を担当している教師『[[rb:桐木 > きりぎ]]礼桜』だ。

 

「せ、先生もですか?!」

「ん、そうだ蒼汰。私も参加することになった…あとは」

 

 蒼汰の言葉に礼桜は答えながら後ろを向くと、そこに「おーいたいたぁ!」と元気よく礼桜に声をかける女性がいた。

 その女性は茶色のロングサイドテールをしており、桃色のTシャツと青色のジャージを履いている人がいた。

 

「私一人だけじゃあ心寂しいから、高校生の時からの同級生の[[rb:桜坂 > おうさか]][[rb:常葉 > ときは]]と一緒に参加することになった」

「どーもぉ! 常葉ちゃんやでー!」

 

 礼桜に抱き着くように常葉は微笑みながら答える。雄太は「また元気がいい人が来たんだね」と苦笑いして答える。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 碧希を含む12人の婚約者が来たのを確認すると、彼女は「そ、それじゃあ私たちの部屋だけど、どこにあるのかな?」と慌てて言うと、蒼汰は「あ、そうだね」と我に返る。

 

「みなさん、それじゃあ二階に行きますのでついてきてください」

 

 蒼汰はと慌てて彼女たちに言うと、由吏は「そうだね、ここにいると迷惑になるから二階に行こうか」と言いながら中に入っていくと、遊果姫たちも後を続くように中に入っていく。

 家の中に入っていき二階へと上がり、部屋の前につく。

 

「部屋の中は布団が二組しかありません、カスタマイズしても構いませんけど、あまり無理しないでください」

 

 蒼汰は部屋の説明を簡潔に言うと、常葉は「わかっとるよ少年!」と元気よく答えるのであった。部屋の扉を開けた美織は「これが部屋の中…」と言ってみたのは、白い壁に薄茶色に輝く床、そして天井には蛍光灯が付いてるシンプルの内装になってた。

偲乃は「は、初めて同級生に居候」と言いながら顔を赤くしていると、みんなはん?」と彼女を見つめるのであった。

 

「あと2時間したら夕食なので、オレは夕飯の材料を買ってきます。何かあったら電話でお願いします」

 

 蒼汰はそう言いながら急いで降りていくと、碧希は「あ、待って!」と手を伸ばすが。彼はとっくに外に出ていて買い物をしていた。

 碧希は「まだ電話番号の交換、していないのに」と言いながら窓を見て言うと、みんなは「確かに」と同意するように答えるのであった。

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