ULTLIVE!~女神と光の巨人~   作:RUOU

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初めまして、好きというパワーだけで書いてます二次創作です。
オリジナル設定など多々ありますが、ご理解の上読んで貰えたら嬉しいです。
 では、本編になります!どうぞ


1話 受け継がれし者 前編

 

「冒険家?」

 

 茶髪の女の子がそう聞き返す。

 少し昔の話になるが4つ下の女の子たち三人と仲良く過ごしてた時期があった。

 これは、その一幕。

 ある日の夕方にたまり場として使っている小さな公園にての出来事だ。突然、夢について聞かれた俺は、迷いなく冒険家になりたいと答えたのだ。あまり聞きなれない単語に困惑する三人。しかし、これは俺の幼い時からの夢なのだ。

 

「そう、色んなところに行ってお宝や歴史的遺産、未知の生物との遭遇……想像するだけで胸がいっぱいで早く旅に出たいんだ!」

「大吾さん、旅に出ちゃうんですか?」

「それもことり達を置いて?」

 

 青色の長い髪を持つ海未、ことりが不安そうに聞いてくる。仲良くしてた子がどこかへ行こうとしているのを聞かされれば、誰だって不安になるだろう。

 俺だって逆の立場ならそうだ。

 思わずしまったと内心焦っていた。

 

「こればかりは……

 でも、大人になってみんなが一緒に行きたいって言ったらその時は、一緒に行こう!」

「ほんと! 私、絶対一緒に行く!」

「その前に穂乃果は、自分の夢を見つけなきゃだけどね」

「もー、分かってるよ……ダイくんのケチ」

 

 茶髪の女の子高坂穂乃果は、既に一緒に行くと舞い上がっている。でもまずは、自分の夢をしっかり見つけて欲しい。俺は、そう思ったのだが、どうやら機嫌を損ねてしまったらしい。

 乙女心は、とても難問だ。

 いつまでも解ける気がしない。

 

 

 

「──お客さん、もう着きますよ」

 

 その声に反応して目を覚ます。どうやらタクシーの後部座席で一人寝ていたみたいだ。

 俺は、東京からはるばる東北の人里から離れた場所へ来ていた。タクシーの運転者は、不思議そうに聞いてくる。

 

「──お客さん、物好きだよねこんな人里の無い山奥に来るなんて」

「ここに金色のピラミッドがあるって聞いたので」

「先日から突如でたっていうピラミッドの事か」

「はい、冒険家として調査したくて東京飛び出て来ました」

「そうか、お客さん冒険家なんですね

 でも今あそこは、警察によって警備されてたはず……

 どうやって中へ?」

「企業秘密ですよ」

 

 会話にも出た金色のピラミッド。

 UMAが隠されているのか、滅びを呼び起こす前兆かと様々な憶測が広がっており何度も特集されるほどに今注目度が高く警察も専門家を呼びながら調査しているとの事だが、近くで見たいという同士による特攻が何度か行われたせいで警備体制が強化されてるとの事だ。

 だが、大丈夫。この日のためにある物を手に冒険家

円大吾(まどかだいご)もこうしてはるばる東京から参上したのだ。今日こそ巷で話題になってる金色のピラミッド、その秘密を公に晒してやると決意すると同時にギュッと拳を握る。

 

「着きましたよ」

「お会計これで!」

 

 タクシー料金をカードで支払い俺は、タクシーから外へ出る。すると、目の前には立ち入り禁止のテープと強面の警察官が何人もいた。そして、彼らの奥には40メートル以上の大きさの金色のピラミッド──今回の目的地だ。

 

「よし、探索開始だ」

 

 俺は、まず見物客のフリをして強面警察官へ近寄る。通さないために警察官は、眉間に皺を寄せギロっとした目で俺を睨む。

 

「君、ここは立ち入り禁止だ」

 

 ここまでは、セオリー通り。

 ここからが他の野次馬と違うところだ。

 俺は、荷物から一枚の紙を手にそれを警察官へ見せる。

 

「僕は、政治家円由香里(まどかゆかり)の息子──冒険家円大吾 今日は、母から金色のピラミッド捜索依頼を受け来ました お通し願いたい」

 

 そう国会議員である母から手に入れた金色のピラミッドに関する政府からの調査依頼書だ。これを手に入れるためにどんな苦労があったか。思い出すだけで涙が出てくる。

 強面警察官もこれには、目を丸くしながら内容を良く読み正式なものだと判断すると立ち入り禁止テープを持ち上げる。

 

「書類確認しました、どうぞ中へ」

「ありがとう」

 

 そう言って俺は、立ち入り禁止となっている金色のピラミッドへと入っていく。

 道中、強面警察官から現在警察が調べた成果を教えてもらったが、これまた難題だと頭を抱えてしまう。

 要約するとこうだ。

 

 一つ、材料だが現在では確認できていない古代文明の物である。

 切断破壊どう行ったが、現存する金属よりも遥かに硬く切断器具の方が先に使い物にならなくなる。

 一つ、中についてだが、入口がなく入れない。

 

 この現状から全然調べれてないのだ。

 ピラミッドを前にして立つとその大きさから中には何があるか冒険心を燻られてしまう。

 

「ここからは、僕の方で調べますので案内ありがとうございました」

「いえ、円先生のご子息とは言えどうかお気をつけて」

 

 そう言い残して強面警察官は、持ち場へと戻る。一人になった俺は、早速ピラミッドの周りを調べようと手を触れる。

 

「ん?」

 

 あれ、おかしい。

 聞いていた話と違う。

 ピラミッドの壁に触れたくて手を伸ばしたのだが、その手は、ピラミッドをすり抜けているのだ。何らかの条件がないとピラミッドには入れないのだろか。

 俺は、とりあえずピラミッドから手を離して辺りを見回す。

 

「誰も見てないよな」

 

 この新事実がバレたら確実に面倒なことになる。それだけは避けないといけない。中を一番先に見るのは俺でありたい。その欲望に心動かされた俺は、ピラミッドの周り眺めながら誰もいない所へ移動する。

 

「ここなら良いか」

 

 一呼吸間を置いてから俺は、ゆっくりピラミッドへ手を伸ばして壁に触れる。やはり壁自体は硬くなく手がするすると中へ入っていく。それを目視で確認してからゆっくりピラミッドの方へ歩み出すのだった。

 

 

 

 ◇◇◇

 大吾が東北で金色のピラミッドを捜索してる一方、東京の秋葉原、神田、神保町の狭間にある音ノ木坂学院では、一人の生徒がある知らせを受け発狂しながら倒れ込み気絶していた。

 

「私たちの学校が……なくなる!?」

 

 彼女の名前は、高坂穂乃果(こうさかほのか)彼女がそうなった原因を知るには、少し前へ戻る必要がある。

 

 

 数時間前。

 代わり映えのない日常が過ぎる中、穂乃果は、手にしたスマートフォンを眺める。画面には、メッセージアプリのトーク画面が映っているが、送ったメッセージに既読がつかずにいた。

 

「もう、ダイくんったら また見てない」

 

 ダイくんと呼ばれてる青年──円大吾へ送ったメッセージだ。1人で旅に出るようになった彼とメッセージのやり取りは、毎日しているのだが如何せん返事が遅いのだ。返事が来てないことに一喜一憂するところから穂乃果の朝は、始まる。溜息をつきながら寝間着から学校の制服へ着替える穂乃果。

 

「穂乃果! 海未ちゃん達来たわよ」

「今行く!」

 

 そう言いながら髪を櫛で軽く整えてから片側を纏め耳の上辺りで一本に縛るサイドポニーテールを作ると鞄を手に部屋から出る。

 玄関へ向かうとそこには、幼馴染の園田海未(そのだうみ)(みなみ)ことりが待っていた。

 

「おはよう! 海未ちゃん、ことりちゃん」

「はい、おはようございます穂乃果」

「おはよう、穂乃果ちゃん」

「ちょっとパンかじってくる!」

 

 そう言って居間へ向かいトースターで焼かれたパンを手に取り口へ運ぶ。その時、ニュース番組では、モンゴルで二体の巨大生物が目撃されたというニュースが耳に入ってくる。

 

「巨大生物……」

 

 思わず、テレビへ目線を移すと40メートル級の大きさで頭部から熱線を放ち周囲の草原を焼き払う巨大生物は、咆哮を上げて再び地下へと潜る。もう一体は、翼を広げて飛び立つ姿が映像として流れていた。

 

「ダイくん見たら冒険家の血がとか言うんだろうな」

 

 パンを食べながらそんなことを口にする穂乃果。この場に居ない彼のことを思い浮かべてふと我に返ると迎えに来た海未達を待たせている事実を思い出した。

 

「いっけない!」

 

 そう叫びながら再び玄関へと向かう。海未やことりは、呆れながら穂乃果を待っていた。

 

「やっと来ましたか、遅いですよ穂乃果」

「ごめん海未ちゃん」

「さぁ、行きましょう」

 

 いつも使っている道を歩きながら穂乃果は、先程見たニュースを海未やことりにも伝えた。

 

「巨大生物ですか、何か想像つきません」

「凄かったんだよ、熱線で草原を焼き払ってて……腰が抜けるかと思ったよ」

 

 まるで童話等にて起こった神が地上を荒らしまくるかのような様子を懸命に伝える穂乃果。しかし、あまりにもフィクションのような話に海未やことりは、いまいちピンと来ていかなった。

 そんな話をしながら登校した三人は、教室へと入る。するといつも居る同級生の姿がない。

 

「あれ、みんなは!?」

「穂乃果、黒板見てください」

 

 海未が促すと穂乃果は、目線を黒板に移した。そこには、白いチョークで講堂へ来るよう指示が書いてあった。三人は、一体何があったんだろうと疑問を抱きながら指示に従い鞄を机の上に置いてから講堂へ向かう。

 講堂へ着くと既に登校を済ませてた生徒達が先に来て座って待っていた。突然の事でみんな困惑している様子だった。

 

「一体どうしたんだろう」

「変ですね、緊急の集会なんて今までなかったのですが」

「あ、見て!ことりちゃんママ!」

 

 壇上に姿を現したのは、南ことりのお母さんだ。彼女はここで理事長をしている。マイクの前へ進むと一礼してから理事長は、今回の緊急集会について説明し始めた。

 

「皆さん、朝早くからお集まり頂きありがとうございます

 突然ですが、音ノ木坂学院は、来年度以降の生徒募集をやめて廃校とします」

 

 この一言で全校生徒がざわめき出す。それは、穂乃果達も例外ではなかった。

 

 「う、嘘ーーーー!!!」

 「学校が……」

 「なくなる!?」

 

 三者三様に反応する。突然、通っている学校が廃校になると知らされたのだ、無理もない。

 しかし、穂乃果にとっては、ボクシングの右ストレートよりも重い一撃だった様でその場で気を失ってしまった。




いかがだったでしょうか。
ウルトラマンとラブライブの二次創作になります。
幼い頃から大好きなこの2作を大好きという気持ちをめいいっぱい伝えれたらと思ってます!
アンチは受け付けてません、楽しく盛り上がれたらと思ってますのでよろしくお願いします
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