赤髪の隙間からぎらつく眼光を追って入った先は──すでに死線を踏み抜いていた。
彼を誘った騎士ヴァンは挑発するようにゲイルに言った。「まだ殺していない」と
確かに声はしたはずだ。
サフィだって聞こえたと言っていたし、空耳なんかでは決してない。もう一度大声で親友を呼ぶ。
「おーい、シャニー! ──んっ?」
そのときだった。ゲイルは背後に強力な気配を感じ取る。
明らかに親友のものではない殺意に満ちた気。彼は振り向いて身構えた。
そこに立っていたのは、自分と同じぐらいの少年騎士。彼は真っ直ぐ自分を見据えている。
(こいつ、タダモノじゃねえ)
雑踏の中での睨み合いだが、相手の気はそれをお構いなしに真っ直ぐに突き刺さってくる。
──ついて来い。
そういわんばかりに騎士は体を反転させ、路地へと消えていった。
ゲイルはサフィと顔を見合わせてうなずくと、その騎士のあとを追う。
先ほどの喧騒が嘘のように、一本路地を入るとそこは静寂と言う別世界があった。
住宅街の中にぽっかりとできた空き地まで来ると、騎士はふいに止まって二人へ体を振り向けた。
互いが開けるこの距離──互いの射程をギリギリ掠める見えない死線が、緊張感を物語る。
「オレはヴァン。キミだね。ゲイルって」
「ハッ、人気者かよ。なんで俺の名前を知ってやがる」
槍を構える騎士を見て、二人もすぐさま臨戦態勢を取る。
シャニーの声、こちらを知る騎士。そしてこの殺気。嫌な予感ほど的中する。
「キミのトモダチと知り合いでね。色々聞いているうちにキミに興味が湧いたのさ」
「てめえ! シャニーをどこにやった!」
先に手を出したのはゲイルだった。
ヴァンの口から親友の名前が出た途端、迷うことなく双剣で騎士へ突っ込んだのだ。
「まだ殺してないよ。今殺してもつまらないからね」
もう迷うことはないと言ったところか。ゲイルを止めようとしていたサフィも加勢し、渾身のストレートを浴びせにかかる。
「ぐっ」
繰り出した双拳が槍で弾かれた途端、彼女は驚いたように身を退いた。拳を押さえながらすぐにその足を前へ踏み出し、繰り出される攻撃を受け流しつつ様子見している。
「これは! ゲイル、気をつけて!」
彼女に言われよくよくヴァンを見てみると、彼のマナはその体を離れて武器を薄く覆っているではないか。
気をコントロールできる修道士ならともかく、騎士がこんなことを出来るとは。やはり、ただものではなさそうだ。
「仕掛けさえ分かればこちらのものよ!」
「おおっと。さすがに物分りがいいね」
気を拳にこめた大地の怒り──サフィ得意の一撃に、槍を弾き飛ばされそうになっているのに、ヴァンはどこか楽しげ。
「俺達のシャニーを返せ!」
それよりもヴァンが嬉しそうに槍を振る相手はゲイルだった。
「へえ……シャニーが言うだけはあるね、キミ」
「アァん?! 何が言いてえ!」
「指輪もないのにマナを剣にまとわせるとか面白いよ」
何を言っているのかまるで分からない。魔法なんか使えないし、どう見たって剣に魔法なんかかかっていないのに。
「言葉の通じないヤツかよ。ハッ、なら話は早えな──ッ!」
武器同士が火花を上げて空を裂く。
それにサフィも加勢してくるが、ゲイルはすぐに違和感を覚えた。明らかに……キレが鈍くなっている。
「おいサフィ、大丈夫か!」
「何なの……体が……重いっ?」
(あいつの気か!)
どうやら、ヴァンのマナにやられているらしい。
マナの流れを見る感じ、拳と槍がぶつかった途端、サフィのマナがヴァンのそれに飲み込まれ逆流していた。あれが〝毒〟となり力を奪っているらしい。
「雑魚には用はないよ」
「──キャァ?!」
「サフィ?!」
踏み出そうとした時には遅かった。ヴァンの槍に拳は弾かれ、間髪入れずに反撃のピアシングスパインがサフィを襲う。
マナを乗せた音速の突きは、直撃せずとも強靭な修道士を軽々と吹き飛ばしたのだ。
「てめえ答えろ! シャニーはどこだ!」
「面白いね、キミ。吸収してるのか?」
「っるせえ! 質問に答えろ!」
「あるいは分解かな?」
避けることもせず受け止めて浴びせてくるヴァンのカウンターに、ゲイルも双剣をぶつけて火花を散らす。
互角の打ち合いと言うより、敢えて受け止めている──ゲイルにそう映り始めていたとき、突然にヴァンの指先が弾けたではないか。それに呼応するように槍からマナが消える。
「ヘッ!
好機と飛び出したゲイルだったが、ヴァンは懐から新たに黄金色の指輪を取り出していた。
「ぐわっ」
ヴァンが横に振り回した槍でゲイルは軽々吹き飛ばされていた。
「どうやら期待はずれのようだね。ま、安心しなよ。まだ殺しはしないからさ。キミ達も、シャニーも」
彼は槍を背に背負うと、二人に向かって背を向けて繁華街へと歩き出した。
「もっとも、あんな偽善者に生かしておく価値なんてないけどね」
「待てよ」
声よりも先に、ヴァンの足は止まっていた。
後ろからの強烈な気に、止まったと言うよりすくんだと言うほうが正しいかもしれない。
勘付くのが一瞬遅れたヴァンは、槍を抜く間も与えられずに吹き飛ばされた。
殴り飛ばされて壁に激突したヴァンは、ゲイルを睨みながらゆっくりと立ち上がる。
「あいつは偽善なんかじゃない! 仲間の為に、堪えなくていい涙を堪えてきたんだ」
「そんな涙に価値なんてないね。力が全てだよ。力が無い人間が何を言おうとそれは偽善だ」
「価値がないだと? ふざけるな! お前が価値が無いというなら、俺が価値を決める! 俺達の仲間ってだけで、あいつには他にない価値がある! 俺にとって替えの利かない唯一の価値なんだ!」
ヴァンは背から槍を抜き、指輪からマナを放ち始めた。
さっきまでとは比べ物にもならない、地獄へ誘う紫電が槍を駆け上り景色を歪める。
明確な殺意が、あたりに響く電撃の重低音だけでひしひし突き刺してくる。
「前言撤回だね。皆殺しだ」
突進してくる騎士。怒涛の攻撃がゲイルを襲う。
音速の衝撃波と、骨をも砕く突き。それを避けても頭上から裁きの雷が降り注ぐ。
ヴァンの秘技──ライトニングスピアが、周りを穿ちどんどん大穴を開けていく。
「もう許さねえ! ぶっとばしてやるッ!」
「ゲイル待って、街中じゃマズいわよ!」
サフィの声などアドレナリンが跳ね飛ばした。
ひるむことなく負けじと突撃し、がむしゃらに双剣を振るって不良騎士に立向う。
「なんだと! オレのマナが……吸い取られる?!」
押され始めたのはなんとヴァンだった。槍に滾らせた地獄の紫電が双剣で吹き飛ばされる。
槍を弾いて余りあるゲイルのカータルシックルは、その回転に乗せて吹き飛ばしたヴァンのマナを自身に巻きつけた。
それだけではない。螺旋を描いたヴァンの紫紺のマナは、相手を締め付けるはずなのに、いつの間にか彼に取り込まれてしまっているのだ。
ゲイルが振るう双剣には、ヴァンのマナが操られるかのように取り巻いて、彼自身へと牙を向ける。
「へぇ……。まさか、オレ自身にさえ裏切られるとはね」
「うるせえ! さっさとシャニーを返せ!」
焦ったのかと思えばこんなことを吐く。ゲイルにはヴァンの底がまるで読めずにいた。
これだけ押し込んでいるのに、まだ口は動くし眼差しは値踏みするかのようでいちいち癪に触る。
「キミはどうしてそこまであいつを欲しがる?」
「何度も言わせんな! あいつは、俺の大事なダチだ。お前には渡さん!」
「ふ、それじゃあオレに譲りなよ。彼女はオレの潰すべき相手だ」
槍と剣が激しくぶつかり合う。
頭から湯気が出るくらい激昂するゲイルの剣を、ヴァンは不敵な笑みを浮かべながら捌いていく。
「いいね。もう少し楽しめそうかな?」
剣筋を全て見切っているような涼しい眼差しで、怒涛の蓮撃を跳ね除け続ける。ルアスの騎士に死角はないのか──妙な音がした。
「なに?!」
妙な音を立てたのは、ヴァンが振り上げた槍だった。
穂先は真っ二つになり、風切り音をあげながら飛んでいく。
ゲイルのバカ力が鋼鉄を叩ききってしまったのだ。これにはヴァンも目を見張っている。
「ハッ、力こそ全てだったよなァ?! 今度こそ終いだぜ!!」
穂先を失った槍では、いくら騎士様でも剣を受け止められっこないはずだ。
これを逃がすかと、ゲイルがカータルシックルを放とうとヴァンの胸元に突っ込んだ、その時だった。
すかさず懐から緋い指輪を取り出したヴァンは、黄金色の指輪──ライトニングリングの上にはめて更に気を練り上げる。
「ぐっ、お……!」
正体不明の力によって、ゲイルは吹き飛ばされて壁に叩きつけられた。
「マグマリングの構成能力と、ライトニングリングの増幅効果でマナを練り上げて構成してやれば……穂先など造作もないさ」
ヴァンの声に顔をもたげたゲイルは、その手先を見て驚いた。
切り落としたはずの穂先が、いつの間にか再生されているではないか。おまけに、ただの再生ではない。
真っ赤なマグマかと思わせるようなマナで構成され、魔法みたいなデタラメな力を放っている。
「さて、本番はここからだよ」
彼は槍を逆手にして両手でしっかりと握ると、地面に向けて渾身の力でそれを突き刺した。
「ハボック……ショック!」
地面に叩きつけられたマナは咆哮を上げ、石造りの舗装を砕いて巻き上げた。
ただ単に巻き上げられただけではない。忠誠を誓うかのように彼の周りで螺旋を描き、
恐怖心を揺さぶるような石同士の擦過音が、ゲイルの前でどんどん整列していてく。
「く……そがっ。手品みてえに裏技ばっか繰り出しやがって!」
「キミと武器でやりあうのは分が悪そうだからね。これで行かせてもらうよ」
突っ込むヴァン。それに釣られるように石の巨塔もゲイルめがけて突撃を図る。
一回目は避けたが、壁に当たった石は予想以上の力で壁をえぐり、大きな穴を開けた。
その衝突の破片が、動けないでいるサフィのほうへ転がったのをゲイルは見逃してはいなかった。
再び体当たりしてくる石の巨人へ、カータルシックルをぶつけて砕きにかかる。
「はぁはぁ……いい加減にしろ!」
「ふふ、面白くなってきたよ」
互いに息が上がってきた。だが、両者とも全く退く気はない。
剣以外で語ることは出来ない相手。こうなってしまってはどちらかが倒れるまで終りそうにはない。
しばらく石の砕ける音と、高い金属音が響く。
整然の白い街並みが土煙で黄色く支配されるゾッとするような光景すらも、繁栄の中で祭りに酔いしれる者達の耳には微塵にも届かない。
目も当てられないほどに周りには穴が開き、瓦礫が散乱するまさに戦場となっていると言うのに。
「そろそろ終わりにしようよ」
「──ッ?!」
敵の放つその言葉に、ゲイルは思わずはっとして周りを見渡した。叩き割って地面に落ちている石のかけら達が共振を始めたのだ。
ヴァンが手を引き上げるようなジェスチャーをすると、石たちは宙へ浮き、彼のもとへ手繰り寄せられいく。
「キミには見えないかもしれないけど、こいつらとオレはマナで結ばれている。叩き割るだけじゃ、首を絞めるだけだ」
どんどん集まっていく小石たちを見上げるゲイルの目は、どんどん焦燥の色が濃くなっていく。
ひとつひとつは小さくても、それがたくさん集まれば大きな力となる。しまいにはヴァンの頭上で巨大な球体となって空を覆い、周りは真っ暗になってしまった。
「さあ、食い潰してあげるよ!!」
宙でうなるような音を立ててうごめく球体は、ヴァンの指示によってゲイルへ飛びつくように襲い掛かる。
双剣を握りなおしたゲイルは、足元を固めようと踏ん張る。
「なめんなッ。うおおおお──?! がっ!」
だが、その足の裏にあった小石にすべり、バランスを崩して転んでしまった。
無防備な体勢へ岩塊が突撃してくる。
(チィッ、この距離じゃ間に合わねえ!)
ゲイルは覚悟を決めて目をつぶってしまった。
「ゲイル!」
親友の声と共に、轟音が風をまとって彼を襲った。
だが、痛みは全くない。恐る恐る目を開けたゲイルははっとした。
先ほどまで向こうで倒れていたはずのサフィが、岩塊に拳を打ちつけていたのだ。
その拳は彼女の気で青白い光を放っており、岩から放たれる紫紺のマナと激しく打ち合っている。
「私は神の守護者よ! 友情の守護者の使命! それは、立ちはだかる苦痛を自らの鉄拳で打ち砕き、寛容な心と屈強な肉体で仲間を守る砦となること!」
「サフィ! お前?!」
「私だって、雑魚扱いされるほど弱くはないわ! はあああああっ!」
波動を一気に拳へ放出し、喰らい尽くそうとするヴァンのマナを押し返す。
青い光は紫紺に包まれ、彼女の拳もどんどん覆われていく。
それでも彼女は諦めなかった。ありったけの気を拳に集中させ、岩をえぐる。
「サフィ、逃げろ!」
ヴァンは岩の背後から聞こえる声に、結末を想像して笑みをこぼす。
裏ではゲイルの静止も聞かずに彼女は鉄拳を岩に浴びせ続けていた。もう腕は全て紫紺に飲み込まれている。
そうして何回、堅い岩へ拳を打ちつけただろう。
「このまま……打ち抜くわよッ!」
彼女の願いが届いたのだろうか。見る見るうちに岩にヒビが入っていくではないか。
一閃、青光が岩からほとばしると、すぐさまそれは岩全体に広がって、爆発のようにあっという間に内から弾け飛ぶ。
その途端、ヴァンが繋いでいたマナの流れも断ち切られ、石達は轟音と土煙をあげて散乱し道を埋め尽くした。
「さすが友情の守護者。オレのマナを全て吸収してやり過ごすとは。タフいね、キミ」
岩を砕いた拳の先を真っ直ぐに見据え、サフィはヴァンを睨みつけている。彼はその視線を楽しむようだった。
「でも、もう切り札は使い果たしただろ?」
ヴァンがにじり寄ってくる。その手にはしっかりとマナで練られた槍を握って。万事休す、か。
「あなた……エズダーシアの手先なの?」
「ん? 何だいそれは? 手先……気に入らないね、その言い方」
「じゃあ、何だって俺らやシャニーを狙うんだよ!」
エズダーシアでもないのに、これほどまでの殺気を帯びて挑んでくる理由がゲイルには分からなかった。
「決まってるじゃないか。──面白そうだからだよ」
(くそっ、なんて手練れだ。サフィが気を使い切ってんのに、ヴァンの野郎ぴんぴんしてやがる)
これほどまでに純粋で、強力な殺意に出会ったことなど今までない。震えがきた。
「?!」
それは一瞬の出来事だった。ヴァンの背後から突然に手が出てきて彼を羽交い絞めにしたのだ。
「切り札はまだ1枚残ってるのさ!」
「シャニー?! お前、無事だったのか! 大丈夫なのか?!」
「そんなことより、ゲイル! 早く逃げて! こいつはあたしが何とかする!」
「バカ言うな。お前を残して行けるか!」
もう話などしている余裕はない。シャニーは手にしたゲイルリングに、自分の気持ちをぶつけた。思うように力は出ないが、ヴァンを撒くぐらいなら十分だ。
シャニーが自らのマナを指輪で強く練りこみ、風に乗せてゲイルとサフィに浴びせると、少しずつ彼らの体が消えていく。
他人を自身の幻術の支配下に置く魔法──カムフラジュ。
「早く行って! 動きを止められるのは数分だよっ。街の中央の宿で落ち合おう!」
必ず帰る──その意志を受け取った彼は、無言で頷くとサフィの手を取ってヴァンに背を向けた。
もちろん、それをヴァンが手放しで見送るわけはないが、シャニーが追撃を許さない。
「あんたのマナがあたしを押さえ込むんなら、その逆だってそうだよね!」
「何?」
シャニーは気を集中させると、ありったけのマナを指輪に集中させた。
目は強く瞑り、歯を食いしばって体の隅々からマナを搾り出す。
「喰らえ! あたしの守護する希望の力! 否定できるならやってみろ!」
自身を媒体にして、相克のマナを持つヴァンを抑えにかかったのだ。そのマナは体からにじみ出て、彼女の体をオレンジの光で包んだ。
「ッ──!!」
目で悲鳴を上げるヴァン。
それまでの猛威が嘘のように固まって動かない。鉄条網に締め上げられるようにのけ反ったまま。
ゲイル達の姿が見えなくなって、先に力尽きたのはシャニーだった。
ヴァンの首の後ろにまわしていた腕が解けると、糸が切れたようにその場に倒れこんだ。
殺意がますます増長されるヴァンの心。だが、彼にシャニーへ止めを刺すことはできなかった。殺意よりも疑問が、彼の心を飛び出すほどの勢いで支配していた。
「マナを放出しきれば、どうなるか分かっていたはずだ。なぜそこまで。なぜ、他人の為に苦痛を選ぶ?」
彼にとって、どこまでも理解できない少女だった。
彼女だけではない。ゲイルやサフィも、他人の為に苦痛を選択した。
偽善にしか映ってこなかった選択が、今のシャニーの力を見て少し揺らいでいた。
希望を与える者に、死を与える者は力及ばす潰される──師の言葉がイヤと言うほど彼を責めたのだ。
「そ、それは……。ゲイルが……あたしの帰る場所だからだよ。あんたなんかに……分かるわけ……ない……」
相手を拘束する為のマナが抜け切ってもなお、自分の足にしがみついて行く手を阻もうとする少女から視線を外すと、ヴァンは街の大通りのほうをぼうっと眺めた。
「ゲイル、か。また会いたいな」
ヴァンはシャニーを背負うと、ゆっくりと街の北を目指し始めた。
マグマリングとかライトニングリングとか、後半にはいろんな指輪が実装されましたけど、
私にとって最後までエアーリングがお友達でありました。
やっぱりエンチャを考えると数を稼げるのは大きかったからなあ。
ティアレイドリング4連装とか、一度でいいからやってみたかった。あ、やったわ、テストサーバーだけど。