今回は短めです。
理由はキリがいいので…
それではどーぞ(≧∇≦)b
“…千百合…これは…出来なくてもいいから…覚えておいて…これは×××に対しての技だよ…お母さんもちゃんと使えるか自信ないから…言葉で説明できないと思う…もし…千百合が…どうしようも無い時…使って…”
「…お母さん…」
夢を見た。とても昔に見たお母さんのDVD…僕は涙を流していた。しかし、僕にはこんな口調のお母さんの声に聞き覚えがなく、違和感を感じた。
連休も明けて今日は学校である。いつも通り、なのは達とワイワイと雑談をして、授業を受け、ご飯を食べて、また授業を受ける。その後はいつも通りにバスケクラブの練習をする。
しかし…何をするにも…今日見たお母さんの夢を忘れることが出来なかった。
そして、家に帰ってDVDをあさり始めた。
「どうしたの?ちぃ君?」
「久しぶりにお母さんのDVD見ようかな…って思ったんだ、基本に振り返ることは大切だからね」
「そうかそうか…天国のお母さんもきっと喜んでいるよ、じゃぁ、ご飯作っているからゆっくり見ててね~」
「…うん…分かった…」
そして、僕は夢に出てきたDVDを探し始めたが、ザッと100枚は越えているんじゃないかという量から特定の1枚を探し当てるのは、なかなか難儀なことである。
「これじゃぁ…探しようが無いんじゃ…ん?」
僕は半ば諦めながらDVDをあさると1つだけ黒いDVDが出てきた…
「…もしかして!!」
僕はそのDVDを即座にプレーヤーに入れる。そして、テレビに映像が映った。
「千百合ぃぃぃぃ!!元気ぃぃぃぃ!?僕は元気だよぉぉ!!」
テンションの高いお母さんの姿が映っていた。
「これじゃなかったのか…」
そう思って、僕はプレーヤーからDVDを取り出そうする。その時に対照的に真剣なお母さんの声が聞こえた。
“…千百合…この声が…聞こえますか…”
「なっ、これは…念話?」
お母さんの声が直接、頭の中で響く。
“…この声が…聞こえているなら…千百合は…僕の稀少能力(レアスキル)を…受け継い…力が開花し始めているのだろう…”
「…稀少能力(レアスキル)…」
前にユーノから聞いたことがある。そして、僕が魔力が無いのに念話を使えるのは稀少能力(レアスキル)のお陰なのではないかと診断された。
“…千百合は…稀少能力(レアスキル)に気づいているかもしれない…しかし…この稀少能力(レアスキル)は、使い方を知らなければ…僕達の住んでいる地球では、ほぼ無意味に等しい…だけど…それを知ったならば…千百合は…たとえ善であろうとも…たとえ悪であろうとも…力でねじ伏せることができる…存在になるだろう…”
「 …たとえ善であろうとも…たとえ悪であろうとも…力でねじ伏せることができる…存在…僕は今でも十分、力で解決しているような気がするけどな…」
“…千百合…これは説明して分かるような…ましてや…扱えるような物じゃない…千百合自身が強く力を欲した時…その本質に触れることができる…僕からは…以上だ…僕の愛する娘よ…”
そこでお母さんの念話が途切れてしまった。
「…稀少能力(レアスキル)…か…」
僕はぼそりと呟く。その時…
“千百合ちゃん!!ジュエルシードを見つけた!!あの子もいる!!”
“何だって!?…分かった…今行く”
僕はなのはの念話に答えた後、すぐにリボンで髪をくくり、外に出れる格好に着替える。
「お父さん!!ちょっと用事ができたから外出てくるね!!」
「ちぃ君!!もう夜だからなるべく早く帰ってくるんだよ!!」
「分かってる!!」
そう言って僕は玄関を飛び出した。
ある一角のビルの屋上から青い光が発せられと同時にジュエルシードが姿を表した。その場所に着くと…
「こんな街中で強制発動!?くそ!!結界、間に合え!!」
ユーノが結界を作り出し、周りの人が姿を消した。
そして同時になのはとフェイトがバリアジャケットの姿に変身いた。そして、なのははフェイトに話しかけた。
「私の名前は高町なのは!!私はユーノ君のお手伝いでジュエルシードを集めてるの!!あなたはなんでジュエルシードを集めてるの!?教えてほしいの!!」
「私は…」
「フェイト!!言わなくていい!!そんなぬるい環境で育った奴なんかに教えることはないよ!!」
アルフがなのは達の会話に横槍を入れる。
「…アルフ…そうだね…」
そして、フェイトがジュエルシードの下へ向かう。なのはもフェイトに遅れずについていく。二人がジュエルシードに同時に杖を突き出して封印しようとしたが、互いのデバイスにひびが入り、そ
して突然の衝撃波が発生し二人は双方ともに吹き飛ばされた。
「…なっ!!…これは…ジュエルシードの暴走!?」
ユーノが呟く。ジュエルシードの周りから波紋のように衝撃波が海鳴市の地形を変えていく。
「このままだとまずいんじゃないか!?」
僕が動けずにいると、フェイトが破損したバルディッシュを待機状態にし、素手でジュエルシードを掴んだ。
「フェイト!!駄目だ、危ない!!」
アルフが叫ぶも、フェイトはジュエルシードを離さない。
「…止まれ…止まれ…」
フェイトの手から血が吹き出す。しばらくするとジュエルシードは鎮まった。しかし、フェイトが倒れてしまう。
「フェイト!!」
アルフが人間形態に姿を変えてフェイトを受け止める。
「おい、アルフ!!フェイトは大丈夫なのか!!」
アルフにフェイトの容態を聞く。
「うん…帰って回復魔法を使えばちゃんと治るよ…」
「そうか…なら…早く帰って…フェイトを治療してくれ」
「うん」
アルフとフェイトの下に魔法陣が浮かび上がり、彼女たちは姿を消した。
「…千百合ちゃん…」
「…どうしたの?…なのは…」
なのはが僕の下に駆けつける。
「…どうして…あの子は…あんなに必死に…」
僕になのはが聞いてきた。
「それは…分からない…けど…あの子なりに…そこまでする事情があるんだよ…」
僕は空を見上げながら、そう言った。
…
……
………
…ジュエルシードが封印されたのと同時刻…
ここはとある時空管理局艦船の中、ここで先ほどの映像を見て驚いている人々がいた。
「嘘でしょ!?この2人の魔導士魔力保有量がクロノ君と同じAAAランクだよ!?」
「魔導士の強さは魔力保有量だけでは決まらないさ…それよりも…問題は…」
はしゃいでいる茶髪の女性に黒髪の少年が面白くなさそうに言う。
「この子の魔力量…F…だね…それなのにこの結界内で移動できるのは…稀少能力(レアスキル)持ちなのかな…これは調べがいがありそうだね…」
「頼んだぞ、エイミィ…ところで艦長転送可能距離まで移動するにはあとどのくらいかかりますか?…艦長?」
「…そうね、後20時間といったところかしら?」
画面を見直した。
「次のジュエルシードが発動するまでに現場につければいいんだけど…」
「そうだね…また今日みたいになっちゃったらまずいもんね…祈るしかないのが歯がゆいね…」
「今から介入の準備をしておきましょう…その時はよろしくね…クロノ執務官…」
「わかりました…艦長」
どうでしたか…
って聞くほど今回は長くありませんでしたね(笑)
そして、珍しく伏線(ネタバレ)を張りました(笑)
次回のお話はだいたい想像できるでしょう…
誤字脱字、感想、随時受け付けております
それでは次回お会いしましょう…