最近に話が短いような…というツッコミは無しで(笑)
キリがいいと思ったところで分けているだけです。無計画ではありません。(多分)
それでは、どーぞ(▼∀▼)
…海鳴市のとある廃墟ビルの中…
フェイトはジュエルシードを鎮めた時に負傷した手をアルフに治療してもらっていた。
「痛っ」
消毒液が傷に沁みて、フェイトは小さく悲鳴を上げる。
「ごめんよフェイト、ちょっとだけ我慢して」
「平気だよ、ありがとうアルフ。明日は母さんに報告に行かないといけないから、早く治さないとね」
フェイトは苦笑する。
「傷だらけで帰ったら、母さんが心配するだろからね」
「…そう…かぁ…?」
フェイトの母親であるブレシア・テスタロッサのことを思い出して、アルフは微妙な雰囲気になった。
…そして翌日…
「お土産はこれで良しっと…」
フェイトは手の平に置ける程の大きさの箱を持っていた。
「あの人が甘いお菓子喜ぶのかね?」
「分からないけど…こういうのは気持ちだから…」
そうして彼女たちは地球という世界から姿を消した。
…同時刻…
僕はなのはの家に遊びにきていた。何故このタイミングかというと、前回の戦闘でレイジングハートが大きく破損してショックだったらしいので少しでも元気になってもらいたいという僕の計らいだ。
なのははお菓子を持ってくると言って僕とユーノ、そして、ひび割れていたレイジングハートを部屋に残す。
「…ユーノ…レイジングハートは…その…大丈夫なのか?」
「うん…今…自動修復機能が作動しているから、1日経てば全回復するよ」
「そうか…なら、よかった…」
「千百合ちゃん、ユーノ君、お菓子持ってきたよ~」
なのはがお菓子を持ってきた。様子を見た限り、元気そうだ。
(僕のおせっかい…だったかな)
その後、ジュエルシードの反応を見つけ、僕となのはは直ぐに向かった。
「封時結界、展開!!」
たどり着くとユーノが結界を張る。そして木がジュエルシードの影響で怪物と化した。
そんな事を考えていたら魔法弾が木を襲った。しかし、木はバリアでそれを防いでしまった。
「一丁前にバリアまで張るのかい」
「うん、今までのより強いね」
攻撃して来たのはフェイト達だった。
僕達と彼女たちに向けて、木は自分の根を伸ばしてくる。
「ユーノくん、逃げて!」
《Flier Fin》
「よっ、と」
なのはがユーノを逃がし、なのはは空へ逃げ、僕はその場で回避する。
「アークセイバー。いくよ、バルディッシュ」
《Arc Saber》
フェイトが放った魔力刃が木の根を切り裂き本体に向かうが、それはバリアに防がれた。なのはとユーノも攻撃するが、なかなか攻撃が通らない…
「くっ…このまま…ジリ貧だよ!!」
ユーノが弱音を吐く。なのはも、フェイトも、アルフも同じ事を考えているようだ。
(ここは…僕の出番だ…最近…あまり…戦っていなかったし…)
僕は一歩前に出て…
「…任せて…こんなもの(バリア)…僕がブチ壊す!!」
僕は木刀を構える。右手に一本、左手に一本、そして、口に一本咥えた。
「…三刀流…奥義…」
僕は両手の木刀を風車の様に回転させ始める。そして…その技名を口にした。
「三・千・世・界」
それと同時に突進して木刀をバリアに斬り付ける。バリアがズタズタに斬りつけられた今、木の怪物はなのは達の格好の的だ…
「すごい!!千百合ちゃん!!よし…私も…撃ち抜いて…ディバイン!!」
《Buster》
「このチャンス…無駄にはしない…貫け轟雷!!」
《Thunder Smasher》
なのはとフェイトの砲撃に、バリアが破られ、砲撃が木を撃ち、そしてジュエルシードが出てきた。
《Sealing mode set up》
《Sealing form set up》
レイジングハートとバルディッシュがそれぞれ封印の準備を始める。
「ジュエルシード、シリアルⅦ」
「封印」
辺りが光に包まれジュエルシードが封印される。空中でジュエルシードは静止する。なのははレイジングハートを、フェイトはバルディッシュをかまえる。そして、交差しようとする。しかし、私たちのデバイスは間に現れた一人の少年によって止められてしまった。
「ストップだ!!ここでの戦闘は危険すぎる…僕は時空管理局クロノ・ハラオウンだ…詳しい事情を聞かせてもらおうか」
「…時空…管理局…」
ユーノが呟く。
「…なんだそれは?」
僕がそれについて聞く。
「こっちの世界でいう警察のような組織だよ」
「今の場合…敵なのか…味方なのか?」
「それは分からない」
僕達がそんな会話をしている間に、アルフがクロノと名乗る少年に向かって魔力弾を放っていた。
「フェイト!!逃げるよ!!」
「…でも…ジュエルシードが…」
「そんな場合じゃないよ!!」
「…うん…」
アルフがフェイトを背中に乗せ、もの凄いスピードでその場から立ち去る。
「待て!!」
クロノが杖をフェイト達に向ける。その方向に…
「ダメ!!攻撃しちゃダメ!!」
「なっ…」
なのはが立ちふさがった。クロノから驚きの声が漏れる。
「くそっ…エイミィ!!」
すると、クロノの目の前にモニターが出現する。
『ゴメン…多重転移使われて上手く逃げられちゃった~』
「…そうか…ご苦労様…」
クロノが用件を聞いた後、モニターが消えた。そして、僕達の方を見て…
「…さて、アースラまでご同行願いたい…」
クロノはジュエルシードを回収しながら言ってきた。
「…どうすればいいの?」
僕がユーノに聞くと、
「おとなしく従うのがいいと思う」
と、ユーノが答えたので、僕達はクロノに従った。
アースラという船に着くと…
「君も元の姿に戻ったらどうだ?」
クロノがユーノに言った。
「そう言えばそうでしたね」
すると、ユーノの体が光り出し、少年の姿に変わる。
「なのはにこの姿を見せるのは久しぶりになるのかな…」
と、その少年…いや、ユーノが呟く。
「ふぇ!!えぇぇぇ!!」
なのはがひどく驚いていた。
「なのは、僕も驚いているけどあまり大声は出さない方が…」
僕はなのはをなだめるが、
「だって!!だって!!ユーノ君が男の子だったなんて!!知らなかったの!!」
なのはは軽くパニック状態だった。
「えぇと…僕ってなのはと会った時この姿じゃ…」
「最初からフェレットだったよ!!」
そう言われて、ユーノはその場で少し考える。そしてまるで電球に光が灯ったように納得した表情になった。
「あぁ!!そうだった…」
ユーノも大声を出す。
「艦内では静かにしてもらいたいのだが…」
クロノが注意を促す。
「「ご、ごめんなさい…」」
見事になのはとユーノの声がハモる。
「君達の間にある見解の違いが置いといて、とりあえず入ってくれ…」
クロノがとある一室を指差す。
僕達は言われたとおりに入ると、まるで日本の和を重んじているような物(畳、茶、傘など)が置かれていた。
そして、部屋の中央で緑髪の女性が正座してお茶を飲んでいた。
「…あらぁ~いらっしゃい~」
…
一瞬…間があく。なのはとユーノは状況についてこれていないっぽい。
「…部屋…間違ってませんか?」
僕が一言言うと…
「いや、ここでいい…ここが艦長室だ…」
クロノはため息をつきながら告げる。
「あら…気に障ったかしら?…それでは自己紹介させていいだきます。この戦艦…アースラ艦長のリンディ・ハラオウンです」
リンディさんはおじきをすると…
「君達のこと…そしてこのロストロギア…ジュエルシードの事を説明していただけないかしら?」
と、言ってきた。
(説明面倒だな…)
と、僕は思ったので…
「ユーノ…頼む…」
ユーノに話を振った。
「えっ!?僕!?」
ユーノはひどく驚いている。
「一応事の発端はお前だろ?」
「…うぅ…そうだね…それでは説明します…」
そうしてユーノはこれまでに起きた事を簡潔に説明した。
それを聞き、リンディさんが…
「…だいたい状況は理解しました…あちらの魔導士のジュエルシードを狙う目的を知りたいですね…」
と、呟く。
「…それは私も知りたいの…」
「…なのは…」
なのはもリンディさんの意見に同調する。そして、僕は一番気にしていたことを聞いてみた。
「…すみません…これから僕達はどうすればいいのですか?」
それにクロノが答える。
「…こちらに任せてもらいたい…と言いたいところなのだが…アースラも戦闘要員は人手不足なんだ…現地協力者として手伝ってもらいたいのだが…構わないだろうか?」
クロノの言葉に…
「はい!!」
なのはが元気よく返事をする。
「よろしくお願いします」
ユーノも頭を下げる。
「………」
僕は黙りっぱなしだった。
「あれ、千百合ちゃん?」
「どうしたの?千百合?」
なのはとユーノが僕を見る。僕は少し考えた後…
「僕は協力しません」
その場にいた全員が驚いた。それもそうだろう。流れ的には全員協力するだろう雰囲気をぶち壊したのだから…
「…理由を聞かせてもらえないかしら?」
リンディさんが僕に尋ねる。
「…協力…ということは、行動の制限があるでしょう…僕は嫌です…」
「…千百合ちゃん…そんな…」
なのはは悲しそうな目で僕を見る。
「…ですので、僕は協力じゃなくて条約を結ばさせもらいたい…」
「その内容は?」
リンディさんが真剣な顔で聞いてきた。
「なのはを傷つけない、なのはの邪魔をしない、監視等を僕達につけない…そちらに守ってもらいたい事項は以上です…これを破らない限り、なのはとユーノ同様に協力という体制で構いません…」
「それくらいのことは守りますけど…どうして…」
リンディさんは再び僕に尋ねる。
「…なんでもかんでも、ほいほいと了承して自分がしたい行動がとれない…なんて状況は嫌ですから…まぁ…こちらの保険だと思ってください…」
僕は簡潔にまとめた。
「…えっと…結局千百合ちゃんも一緒ってことで…いいのかな?」
なのはが整理して聞いてきた。
「まぁ…そうだね」
僕は肯定する。
「よ…よかったぁぁぁぁ!!」
なのはは目に涙を少し浮かべながらも僕に抱きついてきた。
「ちょっ!!なのは!!」
僕はなのはを引き離そうとするが、なかなか離れてくれない。
「だって!!千百合ちゃん!!協力しないとか言うから!!心配したの!!」
本当に涙腺が崩壊しそうになっているなのはの頭を撫で、僕は言った。
「なのは1人に、こんな危険なこと…させない…」
「千百合ちゃん…」
「僕が…なのはの側にいるからね…安心してね…」
その様子を見ていたリンディさんとクロノが…
「女の子が言われてみたい台詞ねぇ~」
「あぁ…千百合は大物になりそうだ(男として)…」
と、僕達を見てそれぞれ感想を述べる。なんかクロノの回りくどく言い回しに引っかかる。
(もしかして…勘違いされてる?)
そして、僕はリンディさんとクロノに話す。
「…あの…もしかして…勘違いしていらっしゃると思いますが…僕は女の子ですよ?」
…少し間が経ち…
艦内に2人の驚きの声がひびくのであった。
(…この反応…久しぶりだな…)
僕はそんなことを思いながら2人の様子を見ているのだった。
どうでしたか?
最近…わすれているかも知れない人がいるかも知れませんが、千百合は女の子です。
もう一度言います。
千百合は女の子です(大切なことなので二回言いました)
一応順調?に進んでいます。
無印のラストをどう飾るかも決めています。
無印が終わり次第しばらくお休みしようかなと思っています。
(正月までには仕上げたい!!)
それでは、次回お会いしましょう…