連続投稿するなんて…らしくないぞ(笑)
自分でもそう思います。
それでは、どーぞ(o^-^)
フェイト達は時の庭園に帰ってきていた。
だが帰ってきた早々にフェイトは母親であるプレシア・テスタロッサによって鞭による虐待を受けていた。
アルフはフェイトのいう事を聞いて我慢していたけど…
(どうして!?どうしてだい!?フェイトはこんなに頑張っているのになんで…!?あいつは実の娘にあんな酷いことをできるんだい!!?)
アルフの嘆きは、だが言葉に出すことは叶わない…出したらより一層フェイトに虐待の鞭が飛ぶ可能性が上がってしまう。我慢し続け…少しして鞭の音が聞こえなくなった。
アルフはフェイトがやっと開放されたと思い、フェイトのもとに急いで走った。しかし、気絶しているフェイトの側には、プレシアの姿があった。
いつもなら気絶したらすぐにどこかへ引きこもるというのに…
アルフは憎しみの表情を晒しながらもただフェイトを抱きしめなんとか耐えた。
「…アルフ、答えなさい…あの時…私の魔法を改算したのは誰?」
「改算!?…あれは失敗じゃぁ…?」
「私が失敗するはずないでしょう…魔法発動直前で魔法式を書き換え、私の雷をプラズマ化させた…私はそれをした人物を知りたいのよ」
プレシアは情報が欲しいという感情だけが優先されていた。
「悪いけど、あたしが知っている中でそんな事ができる奴なんて…」
アルフは途中で口を動かすのを止める。1人だけできるかもしれない人物を思いついたのだ…それはまるで男の子のような顔つきの少女…
(まさか…千百合!?)
アルフが考えている間に、プレシアは手に鞭を顕現させ、
「…知っているだけでいいのよ。教えてくれないとまたフェイトをこの鞭で痛めつけるわよ?」
「ぐっ!?」
通告なのだろう…アルフに鞭を一度だけ叩き付けた。
アルフを主人が傷つけられてしまうという恐怖が襲う。
そこでついにアルフの我慢が限界を越えてしまい絶叫を上げた。
「なんでフェイトにここまで出来るんだい!?あんたの娘だろう!?」
「何を言い出すかと思えば、当然の事じゃない?こんなに猶予を与えてあげたのに…成果はたったの9個。出来の悪い娘を叱るのは当たり前のことよ…」
「なんだと…キサマアァァァーーーッ!!?」
アルフは怒りの声を上げてプレシアに何度も殴りかかり、魔法障壁まで破った…
しかし、強力な魔力弾を腹にもろに受けてしまい吹っ飛ばされる。
そこに追撃の手を緩めないプレシアは、
「…使い魔の躾がなっていないようね」
感情のこもっていない台詞を言って、アルフはフェイトのしている事を説いたが聞いてもらえず…
「消えなさい」
「ああッ!?」
最後とばかりの一撃を放ったプレシアに対してアルフは転移魔法でどうにか逃げ出した。
(ごめん、フェイト…)
最愛の主人に謝りながら…
今日は平日。
もちろん、学校があった。僕も普通に学校に言った。
昨日…僕は意識を取り戻した時、なのはが僕に抱きついた。
「千百合ちゃん!心配したの!!」
「ごめんごめん…」
僕はなのはの頭を撫で、謝る。その後、希少能力(レアスキル)…カムミールについて、リンディさんとクロノに聞かれた…しかし…僕は…
「すみません。とっさの事だったので…よく分からないんです…」
と、ごまかした。
(まぁ、カムミールについては不明な点が多々あるから嘘は言っていないだろ)
「しばらく…千百合さんの希少能力(レアスキル)が分かるまで…戦闘を控えて頂けませんか?」
「…えっ…なんで…」
リンディさんの言葉に驚いた。
「エイミィの予想だが…千百合の希少能力(レアスキル)は…もしかしたら…千百合自身に負担がかかる代物なんじゃないか…と判断したんだ…」
と、クロノが説明した。
「……」
確かにカムミールは僕の体にある程度の負担がかかる。
(確かに一理あるな)
「分かりました」
言うことをひとまず、聞くことにした。ひとまず…というのは破る気満々に聞こえると思うがツッコまないで欲しい。
「明日…学校あるんですけど…行く分には問題ないですよね」
「えぇ…千百合ちゃんのバイタルはグリーンに回復。なのはちゃんも問題ありません」
と、今に至る
僕達はアリサが昨日、怪我した大型犬を拾ったという話を聞いた。犬好きのアリサが犬を拾うなんて事はよくあることだが、その特徴が僕達の知っている人物に酷似しているため、アリサの家を訪ねた。そして、そこには…
「やっぱり…アルフか」
“僕が彼女から話を聞くよ”
ユーノが念話で僕達に伝える。
“お願いね…ユーノ君”
なのはが答えた後、僕達はアリサが新しいゲームを手に入れたと知り、それで遊んだ。
それからアルフはフェイトの母、プレシア・テスタロッサについて語った。
“…殴りたいな…そいつ…だけど、今の僕は戦闘しちゃ駄目って言われているんだ…だから…なのはがフェイトを助けてあげて…”
“私が…!?”
“フェイトと友達になりたいんだろ?”
“うん。フェイトちゃんとお友達になりたいし、それに助けたい!!”
なのはが意志を固める。
“…なのは…頼めた義理じゃないけど千百合の代わりにフェイトを助けてやっておくれ…!?今、フェイトは本当の意味で
一人っきりなんだよ。だから…!?”
“うん、任せて!!”
なのはの元気な声とともに僕も安心した。それと同じくしてアースラではプレシアを捕縛する作戦が立案した。
…色々な思いが交差する中、翌日の朝になり僕はクロノと同じくアースラで待機になった。そしてアルフと合流したなのははまるで待ちわびていたかのようにフェイトと対峙する。なのははお互いのジュエルシードをかけた本気の勝負をフェイトに申し込んだ。
それから二人は一進一退の攻防を繰り広げている。
「アクセルシューター!!」
フェイトはかわす。そして、フェイトはスピードをさらに上げた…そ!は消えたように錯覚するほどだった。完全死角の首へのボディーブロー…これで決まるとフェイトは確信していたが…
《round shield》
「!!」
なのはが紙一重で防御する。
「なのはには死角が本当の意味でない…」
「それだけじゃないな…魔導士としての資質…遠距離砲撃型にも関わらずに、彼女は単独で戦闘する独自のスタイルあってものだな…」
クロノが僕の言葉に付け加えた。モニターを見返すと…
「バインドで捕まえて…一斉発射か!?」
クロノは驚いている。そこでアルフが警戒し、ユーノが援護しようとするが…
「ユーノ君とアルフさんは手、出さないで!!これは決闘だから入ってきちゃダメ!!」
というなのはの言葉に止められた。
そしてフェイトのフォトンランサー・ファランクスシフトが一斉に放たれた。
「なのは!?」
僕はなのはの無事を祈った…しかし…それは杞憂だった…
なんとなのははすべて受けて耐え切った。
「今度は…」
《divine baster》
「番だよ!!」
フェイトは大技を使ってかなり消耗してしまったため、攻勢に転じたなのはの攻撃を耐え切るしか無かった。
「あの子も耐えたんだ…私も…」
防御魔法でなのはのディバインバスターを防ぎきる。
「終わった?」
しかし…
「受けてみて…ディバインバスターのバリエーション!!」
フェイトはそれで危機を感じ離脱しようとしたがすでに両手足にバインドがかけられていて逃げ出せない。
フェイトも腹をくくったようだ。そこになのはが叩き込むように周囲に散っていた魔力を一点に再度集めて、
「これが私の全力全開!!スターライト…ブレイカー!!」
それは見事フェイトに直撃した。
「なんつーばか魔力…」
それも見てエイミィさんも
「フェイトちゃん…生きているかな…」
と、呟く。
そして、なのはは勝利をその手にした。
「フェイトちゃん!!」
海に落ちたフェイトをなのはが回収する。
「私の…勝ち…だね」
「…うん…私の…負け…」
なのはとフェイトが勝敗を確認しあう。
《put out》
バルディッシュも負けを認めたのか…今までフェイトが集めてきたジュエルシードをすべて放出した。
「フェイトちゃん!!私!!友達に…」
なりたいんだ…と、なのはが言う前にゴロゴロと雷音が空に響く。するとまたいつぞやの雷が降り注いできた。
稲妻を二人はギリギリかわすが、それとは別にフェイトの持っていたジュエルシードを奪われてしまった。
だか…ただでは済ませない…
「エイミィ!!」
クロノがエイミィの名前を呼ぶ。
「OK!!尻尾掴んだ!!…座標特定…時の庭園…こんな所にあるなんて…」
先ほどの攻撃から時の庭園の場所を特定することに成功したようだ。
「それでは、武装隊は只今から時の庭園に向かってください。任務はプレシア・テスタロッサの身柄確保。お願いします」
『了解』
リンディさんが局員達に指示を出す。
「それと先程の戦闘で疲弊しきっている二人をアースラに回収してください」
そして、なのはとフェイトを回収する。ユーノとアルフも別でアースラに乗り込んできた。フェイト達も含めた全員がブリッジに入っている。そしてモニターには場所の特定が出来た時の庭園というプレシアの本拠地に乗り込んでいく武装隊の面々がいてプレシアを包囲していた。それとは別の武装隊が玉座の奥へと進んでいくとそこには…
「え…?」
武装達の1人が声を漏らす。
フェイトより少し幼げだが瓜二つの少女がなにかの培養液の試験管のようなものに入っていた。
混乱している間にプレシアは武装隊を鎮圧していき、
「私のアリシアに近寄らないで!!」
ブレシアは言った。
負傷した局員達はエイミィさんが回収したがそれとは別に僕は嫌な予感がした。
だからフェイトをここから離脱させようとしたがもうフェイトはその光景に魅入ってしまっていた。そしてプレシアは真実を語りだす。
「…もうダメね。たった9個のジュエルシードでは、アルハザードにたどり着けるか分からないけど。でも、もういいわ。これで終わりにする。この子を亡くしてからの暗鬱な時間も、この子の身代わりの人形を娘扱いするのも…これで終わり。聞いていて?… 貴方の事よ、フェイト…せっかくアリシアの記憶を与えてあげたのにそっくりなのは見た目だけ…ちっとも使えない私のお人形…」
そこでエイミィさんが語りだす。
「最初の事故の時にね、プレシアは実の娘、アリシア・テスタロッサを亡くしているの。彼女が最後に行っていた研究は、使い魔を超える人造生命の精製…開
発コードは『プロジェクトF.A.T.E』…そしてその目的は……」
エイミィさんは俯きながらにも説明した。
「よく調べたわね。私の目的は、アリシアの蘇生、ただそれだけよ」
プレシアはまだなにか言っている。
「でも駄目ね、ちっとも上手くいかなかった。作り物の命は、所詮作り物……」
プレシアはまるで呆れたように言う。
「やめて…」
なのはが呟く。
「最後にいいことを教えてあげるわ。フェイト…」
プレシアはフェイトに話しかける。
「あなたを作り出してからずっとね、あなたのことが…」
プレシアは杖の底を地面に強くたたきつけ…言った。
「もうやめてよ!!」
なのはがプレシアにそれ以上言わせないようにと声を上げる。しかし、プレシアは最後まで言った…
「…大嫌いだったわ!!」
プレシアの言葉を聞き、フェイトは崩れ落ちた。力が抜けたのか…バルディッシュを手から放した。目から光が失われている。
「フェイトちゃん!!」
なのはがフェイトを支える。
「…黙れ…」
怒りの言葉が自然と僕の口から発せられていた。ブリッジにいた全員が一斉に僕を見る。
「あなたに何が分かるというのかしら?」
「…ああ、分からないし、分かりたくもない!!…プレシア…あんたは、ただフェイトにアリシアの幻影を…あんたの理想を押し付けただけ。アリシアはアリシア。フェイトはフェイトだろ!!アリシアじゃないだろ!!」
「うるさい!!黙りなさい!!」
プレシアは僕の言葉を拒んだ。
「もういいわ…たった9個のロストロギアでできるか分からないけど…」
その後、プレシアが9個のジュエルシードをかかげて、
「私達は旅立つの…忘れられた都、アルハザードへ!!」
プレシアはジュエルシードは発動する。そして起こる次元震の波。多数の魔力反応。
「…馬鹿げたことを!!…エイミィ!!…ゲート開いて!!」
「分かった!!」
クロノはブリッジを出てゲートに向かった。
「とりあえず…僕はフェイトを医務室に運ぶよ…なのはとユーノはクロノについて行って!!」
「うん、任せてなの!!」
「ああ、分かった!!」
なのはとユーノはクロノの後を追った。そして、僕はフェイトを医務室へ運んだ。
「…フェイト…」
アルフがフェイトを心配そうに見つめる。
「アルフはこれから…どうするんだ」
アルフは決心する。
「あたしは…あの鬼婆を殴りに行くよ…だから、千百合…フェイトを…頼んだよ!!」
「ああ、任せてくれ」
そして、アルフも時の庭園へ向かった。
そして、僕はフェイトが起きるまで、横に座っていた。
(カムミール…起動)
━━起動確認━━
昨日ぶりに機会のように冷たい女性の声が聞こえた。
(カムミールに聞きたいことがある…お前を使うことで僕に何かデメリットがあるのか)
━━肯定…千百合自信の魔力量はありません…千百合は自分の限界値を超えた魔力量を演算しなければならない…それゆえ…魔法使用後に…意識を失うほどの虚脱感があります…唯一伝達系の魔法は念話を使っていたので問題ありませんが━━
(なるほどな…真実を見抜く眼《ヴォーヴァル・アイ》はどうなんだ?)
━━否定…あれは関係ありません…起動時に血がでたのは…千百合が慣れていなかったためです…次、使うときには反動はありません━━
(あの時やった…魔法改算は…またできるのか?)
━━肯定…しかし…あれも千百合に大きな負担をかけます━━
(分かった…なら…これは最後の切り札だな…)
━━千百合…これからどうしますか━━
(それは…)
「彼女次第だろ」
「うぅ…私…あれ…千百合…」
その時、フェイトが意識を取り戻した…
どうでしたか…
いよいよ最終局面に入ります。
さて、千百合を中心とした魔法少女の物語…
…果たして…どんな風になるのか…
…お楽しみに…
感想、誤字脱字報告、お待ちしております
それでは、次回お会いしましょう…