魔法少女と僕の物語   作:fruttiano

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まさか、ここまですらすら書けるとは…

自分でも、驚いています…
それでは、どーぞ…


第1章 魔法少女と僕
将来なんて決めてないけど…


僕が転校してきて、数週間が経った…

僕はなのは達と毎日楽しく過ごしていた

本当に悪いことはなく、のんびりとした毎日。僕の鍛え上げられた運動能力は杞憂にすぎるものとなっていた…

 

今日も僕らはいつものように屋上で昼食をとっていた

 

「将来の夢かぁ…はぁ…」

なのはがため息まじりに呟く。

「どうしたの?なのは、ため息なんてついて…」

僕はなのはに問いかける。

「…みんな、将来に何をするか決まってたりするの?…」

 

「私はパパの会社を継ぎたいなと思っているけど…」

「私は機械が好きだから工学系の仕事に就きたいと思っているけど…」

アリサ、すずかはサラッと答えた。

 

(う~ん、将来の夢…か…)

 

「千百合ちゃんは?」

「やりたいことは特にないけど、数年後もみんなでこんな風に集まって笑っていたらいいかなと思っているよ…」

「…なんか、死亡フラグに聞こえるわよ、それ…」

アリサが呟くと、

「あはは…アリサちゃん、不吉な事を言うのはよくないよ…」

すずかは苦笑しながら言う…

「というか、僕達はまだ小3なんだ、将来なんて分からないよ!分かるのは今を精一杯生きることだと思うよ!」

「一理あるわね」

今度は僕の意見にアリサは賛成してくれた。

「なのはちゃん、千百合ちゃんの言うとおり、私達はまだ、今すぐにやりたいことを決めるような時期じゃないと思うの…だから、なのはちゃんは、なのはちゃんのペースでゆっくり探していこう?」

すずかが、なのはに僕とアリサの話を要約してしゃべった…

「…うん、そうするの…」

なのはは、微笑しながら答えた。様子からして納得していないようだった…

 

 

そして、放課後…

 

 

なのは、アリサ、すずかは塾に行くと言い僕は彼女達と別れた…

 

その後、僕は聖祥小の第一体育館に向かった…

なぜ、そこに向かったか…

僕はあるスポーツクラブに所属している。

そのスポーツとは…

 

 

「へい、パス!!」

「4番、マーク!!OK!!」

「スイッチ!!」

「リバウンド!リバウンド!」

 

今日も体育館にチームメイトの声が響いていた…

そう、お気づきの人がいると思うが、僕がやっているバスケである。

なぜ、バスケか…

 

僕は身長はかなり高い、それに、状況判断の力もある。ドライブもクラブの中では上級生にも勝る。

 

しかし、僕、佐倉 千百合は初めてスポーツで執着心を燃やすことがあった…

それは…

「千百合ちゃん、もう止めようよ!」

「そうだよ、女子は普通そんなことやらないよ!」

「って言うか、男子でも小学生で出来る人なんていないよ!!」

 

「出来なきゃ…僕が自分を許せない…」

 

「いや、でも…」

「ダンクなんて無理だよ!!(×女子バスケクラブ一同)」

 

そう…僕はダンクがしたい!

だけど、ある1人を除いて、みんな無理だと否定する…ある1人を除いて…

「千百合ちゃん♪ダンクまた挑戦しているの!いいねぇ~私、向上心のある子、大好きだよ♪」

「麻奈佳先輩…」

そう…周りからは無謀な挑戦だと言われているがこの人だけは応援してくれる…

 

野火止 麻奈佳〈のびどめ まなか〉先輩

六年生で、この聖祥小バスケ部のキャプテン。

僕が思ったこの人の印象は…

 

すごくいい人

 

人をまとめる力があり、容姿端麗、運動神経は僕と張り合うものがいくつかあり、成績も結構いいらしい、そして、何より面白い人である…

 

「悩んでいる千百合ちゃんにアドバイスをあげよう!」

「それを実践して、ダンク、出来るようになりますか!」

「それは、千百合ちゃん次第かな~あっ…他の人達はミニゲームしててね~」

 

他のチームメイトは麻奈佳先輩の指示に従い、ミニゲームを始めた。

 

「…さて、三年生にしては身長高いし、千百合ちゃんってすごく運動神経いいよね♪」

「はい…そうですけど…」

「でも、普通に飛んでもその身長でも全然足りないよ、自分でも多分、分かっているよね?」

「…はい…」

ああ、分かっている…けど、認めたくない…自分に出来ないことがあるなんて…

 

 

「じゃぁ、レーンアップだったら出来るよね?」

「れーんあっぷ?」

 

僕はその単語を初めて聞いた…

 

「千百合ちゃん、立ち幅跳びと走り幅跳び、どっちが跳んでる距離が長い?」

「そんなの走り幅跳びに決まっているじゃないですか…」

麻奈佳先輩は笑ってこう言った…

「なら、答えはでたね!!」

麻奈佳先輩はノートパソコンを持ってきて、USBメモリーを差し込む。そこに保存されていた動画を僕に見せた…

 

「カッコイい…」

 

その動画を見て、僕が漏らした所感だった…

そして、同時に

 

(これなら、出来るかもしれない…)

 

僕はボールを持ち、軽くドリブルをする。そして、ゴールとの距離を確認する。

 

(いける、僕ならできる!!)

 

ゆっくりドライブのスピードを上げる。そして、トップスピードをスリーポイントラインよりも少し内側で踏み切り、そして、跳んだ…

 

(なんだこれ…)

 

僕の目にゴールの網目が見える。

 

(ギリギリ…だけど…これなら…届く!!)

 

僕は精一杯、腕を伸ばし、そして…

 

ボールを叩きつけるようにゴールに押し込む。そして、ボールが離れた手でゴールのリングをがっしり掴んだ。リングを掴んだ手はリングの冷たさと掴んだ時に生じた摩擦の熱さで感覚がおかしくなっていた…そして、いつまでもリングを掴んでいる状態をきついと感じて、リングから手を離す。そして、床に着地する。

 

「すごいよ!千百合ちゃん!」

麻奈佳先輩が僕に話しかける。

「いえ、麻奈佳先輩のおかげです。今のが…えっと…なんて技でしたっけ?」

「レーンアップだよ」

「そうです、レーンアップ…ってなんで、僕はそれが出来たんですか!?」

僕自身も疑問に思い始めた…

「うん、レーンアップはダンクの進化系みたいなものなんだよ、しかし、千百合ちゃんはその場でジャンプしても届かない。けど、踏み切ることによって跳躍力があがるなら、もしかしたらダンクよりはレーンアップの方が出来るかもって…思ったけど本当に出来るなんてすごいよ!」

 

そして、ミニゲームしていた他のチームメイトも僕が本当にダンク…もとい、レーンアップを成功したことに驚き、騒いでいた…

 

(もう、ダンク出来るようになったからここにもう用は無いかな)

「千百合ちゃん、ストップ」

麻奈佳先輩は僕を止めた…

「私と1on1、しよう…」

「なんでですか…」

「千百合ちゃんが目標を達成したから、どうせ、もう用が無いかなとか、考えていたんでしょ?」

これは、見事に図星をつかれた…が、

「最初に聞いておきます。これはもしかして賭け…でしょうか」

「うん、千百合ちゃんが勝ったら千百合ちゃんの好きにすればいいよ、ただし、私が勝ったらバスケ、続けてもらうよ…」

僕は麻奈佳先輩が普段、見せない視線に一瞬動揺する…が、負けるはずがない…

(上級生とはいえ、運動神経は僕の方が上だ、それに…)

 

「いいでしょう、やりましょう」

「ルールは簡単、先に決めた方が勝ち、先行は譲るわ」

「…いいんですか、僕、最初で決めますよ…」

「…それはどうかな?」

 

他のチームメイトは僕達が、勝負すると聞き、練習を止めて勝負を見ていた。

 

麻奈佳先輩にボールをパスする。

そして、僕に麻奈佳先輩がボールをパスする。

勝負が始まった。麻奈佳先輩の隙のないディフェンスになかなか抜くことができない。しかし、僕はやることはもう決めていた…

(麻奈佳先輩、僕にレーンアップを教えた事…後悔させてやる)

僕は麻奈佳先輩のマークを一回外すため、後ろに下がる…

そこから、ドライブのスピードを一気に上げる。右サイドに切り込んだが、麻奈佳先輩のマークはまだ、外れていない…が、

「あっ!!」

僕らの勝負を見ていたギャラリー(チームメイト)が声をあげた。

僕はスピードを下げずに逆側…左サイドに進行方向を切り返した。そこで、麻奈佳先輩の反応が遅れる。急いで麻奈佳先輩は体を左サイドに向ける。

(かかった…)

結果、僕は麻奈佳先輩を抜いた…ただし、左サイドではなく、右サイドで。

左サイドに切り返したのはフェイント。

そのおかげで麻奈佳先輩を抜いた。

(後は、レーンアップで決めるだけ…)

僕は、そのまま、踏み切って跳んだ…が、そこで僕は何か違和感を感じた…

(麻奈佳先輩って…あんな程度のフェイントに引っかかる人だったか…)

僕の嫌な予感は的中する事になる…

 

パシっ

 

「!!!っな…」

「油断大敵って事だね」

僕が持っていたボールは後ろから叩き落とされた…

「まさか、わざと抜かせた?」

「正解…さて、これで千百合ちゃんの攻撃は失敗、次は私の番だね?」

「決めさせませんよ…」

 

麻奈佳先輩は僕にパスする。

その後、僕は麻奈佳先輩にパスする。

 

そして、勝負が始まる…

 

が、勝負は既に決まっていた…

僕のパスを受け取った直後、すぐに、麻奈佳先輩はシュートを放った…

スリーポイントラインの少し外側から…

そして、そのシュートはきれいな弧を描いて、リングに掠ることなくゴールに入った…

 

「なっ…!」

「最初にルール言ったでしょ、先に決めた方が勝ちって…別にスリーが駄目とは言ってないよ」

(なにはともあれ、負けてしまうとは…)

自分でも、ショックである。

「千百合ちゃん…あなたにはまだ、伸びしろがあると私は思う。そして、私は今年で小学生の大会に出るのが最後…バスケの全小に出たい…いや、優勝したいと思ってる!そのためにはあなたの力が必要なの!お願い!」

(前言撤回…こんなに強い意志を持っている人に今の僕が勝てるはずない)

「僕の完全敗北です…けど、僕は負けっぱなしは嫌いです…こんな僕でもこれからも練習に来ていいですか?」

「そんなの、当たり前だよ!!千百合ちゃん!!」

そう言って、麻奈佳先輩は僕に抱きついた…この人…意外と力強い…い、息ができな…

僕は意識を手放した…

 

 

「…うっ…っと、…あれ、僕、何して…」

「やっと気がついた!!」

なんか、麻奈佳先輩が顔を赤くしている。それを、チームメイトが笑っている。

「ごめんね、私、あまりに嬉しすぎて…気づかないうちに、千百合ちゃんの首まで絞めちゃって…それで、千百合ちゃんを気絶させちゃった♪」

「はぁ~、次から気をつけてください…」

 

「あっ!!キャプテン!!時間です」

 

気がついたら、もう、6時を過ぎようとしていた…

「あ~、もうそんな時間か…じゃぁ、今日はもうお終い、各自、すぐに片付けて!!」

僕達はそそくさと片付けを始めたのだった。

 

「麻奈佳先輩、次は…負けませんよ」

「勝たせてなんてあげないよ…千百合ちゃん…それじゃ、またね~」

「はい、さようなら」

僕はお辞儀をすると麻奈佳先輩は笑顔で返してくれた…

 

 

…さて、帰るか…

 

 

暗い夜道を1人、街灯の光を頼りに歩く。

 

 

しかし…

 

 

どごぉぉぉぉ!!

 

 

「!!!!な、なんだ今の音は…」

 

 

まだ、僕の1日は終わっていないらしい…

 

 




無印一話の日です。
とりあえず、フェレットさんとご対面は次回からとなります(多分)
後、千百合ちゃん、バスケ始めました(っ´ω`c)
初めは士郎さんが監督をやっているサッカーにしようとしました
(後に超次元サッカーしようとしたなんて口が裂けても言えない…)
が…やっぱりバスケだなと思って、お話を作りました。

そして、麻奈佳先輩を登場させました(^_^)v

誰…?

って、思っている人はロウきゅーぶの詳しい方に聞けば分かります…
次回…いつになるんでしょうね…
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