記憶喪失ウマ娘は幸福になれるか   作:deyus

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危なぁい!ギリセーフ!!()

ちなみに進捗はマジでやばい。これが8話に対し今できてるのが10話。そろそろまずい。


Ep.8 記憶喪失ウマ娘とロジカル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜???〜

 

……。

 

下がった体力で周囲を見渡す。しかし辺りは何もわからず暗闇しか見えない。……何があったんだっけ。

 

……ああそうか、私は棄てられたのか。それが真実ならば、私は受け入れるのみだ。

 

……私は、そういうものだから。

 

 

 

……。

 

 

 

……なのに。なのに、どうしてこんなにも悲しくなるのだろう。私は。どうして……。

 

っ……。

 

 

 

……諦め……きれないや……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで目が覚めた。

 

「はぁ……! はぁ……!」

 

っ……。また……夢か……。

 

「! ……ユーフォリアさん、おはようございます。……大丈夫ですか? 随分うなされていたようですが……」

 

「あ……ラサさん。おはようございます、もう起きてたんですね」

 

私は呼吸を整えながら言う。まだ心臓の鼓動が早いままだ。

 

「……ごめんなさい、心配かけちゃいましたね」

 

私は苦笑いしながら言う。するとラサさんは首を横に振った。

 

「いえ、全然大丈夫ですよ! ……それより何かありましたか?……また、過去の夢を……?」

 

「……はい。また……見ちゃいました……」

 

私は少し俯きながら言う。するとラサさんは心配そうな表情で私に話しかけてきた。

 

「そう、ですか……。……さすがに、心配ですね……。一応、トレーナーさんとも相談してみては……?」

 

「……わかりました。そうします」

 

私はそう言って立ち上がる。……そうだ、トレーナーさんにも相談しないと。

私はそう思いながら立ち上がり、トレーナー室へと向かったのだった。

 

………………

 

 

…………

 

 

……

 

~トレーナー室~

 

「……そんなことが……」

 

私はトレーナー室に来て、今日見た夢のことを話した。すると彼は深刻そうな顔でそう言った。……やっぱり、トレーナーさんも心配なんだろうな。

 

「はい……それで、どうすれば良いんでしょうか……?」

 

私は不安になりつつ聞く。すると彼は少し考えてから言った。

 

「とりあえず、しばらくは様子を見るしかないな……」

 

「そうですよね……」

 

確かにそうだと思った。でも、何かしていないと落ち着かないのだ……。そんなことを考えていると彼が口を開く。

 

「でも、もし何かあったらすぐに言ってくれ。力になるから」

 

「はい、ありがとうございます……」

 

私はお礼を言ってから部屋を出た。……うーん……。トレーナーさんはそう言ってくれたけど、やっぱり不安だな……。

 

っそうだ、タキオンさんのところに行ってみよう。タキオンさんなら何かわかるかもしれない……! 私はそう思い、実験室に向かった。

 

 

 

~実験室~

 

コンコンコン

 

「ゆ、ユーフォリアです。入っても大丈夫ですか……?」

 

私は恐る恐る聞く。すると中から返事が返ってきた。

 

「ああ、構わないよ」

 

よかった、どうやら居るみたいだ。私は扉を開けて中に入る。そこには白衣を着たタキオンさんがいた。

また、ソファにはトゲトゲして黒いロングウルフの髪型をした……言ってしまえばなんだかガラの悪いウマ娘がパソコンを片手に座っていた。……なんだか怖いかも……。

 

「……あァ、コイツがオマエの言ってたヤツか」

 

彼女はそう言ってソファから立ち私に近づく。

 

「ぁ、え、えっと……」

 

私が戸惑っていると彼女は言った。

 

「……ンだよ、そんな怯えることねェだろ? ……まァいい、自己紹介だ。オレはエアシャカールだ」

 

そう言って彼女は手を出してきた。私は慌ててその手を握る。そして自己紹介をする。

 

「あ、えっと、私はユーフォリアです……!」

 

すると彼女は少し笑って言った。

 

「……知ってるよ、オマエのことはタキオンから聞いてるからな」

 

「え、そうなんですか?」

 

私は驚いてタキオンさんを見る。すると彼女は言った。

 

「ああ、そうだとも。シャカール君は私の助手であり、実験体だからねぇ。それに彼女はとても賢いから、君の記憶を取り戻すに重要な人物になるだろう」

 

「おいタキオン、実験体になるつもりはねェし、助手になった覚えもねェぞ」

 

シャカールさんはタキオンさんを睨みつけながら言った。……やっぱりちょっと怖いかも……。

でも、タキオンさんは気にせず話を続ける。

 

「まぁいいさ、それより何か私に用があったから来たんじゃないのかい?」

 

「あ……はい。実は……」

 

 

 

………………

 

 

…………

 

 

……

 

私は最近見る夢がやたらリアリティがあり、記憶と関係があるかもしれないこいうことを話した。するとタキオンさんは顎に手を当てて考え始めた。

 

「ふむ……夢、か……」

 

「……何かわかることはありますか……?」

 

私は恐る恐る聞く。すると彼女は少し考えてから言った。

 

「今のところはなんとも言えないねぇ……。……ただ、夢というのは深層心理を表すという考えもある。もしかしたら何か意味があるのかもしれない」

 

「意味、ですか……」

 

私は呟くように言う。するとシャカールさんが口を開いた。

 

「なァ、その夢の内容はどんな感じなんだ?」

 

「え? ……えっと……」

 

私はシャカールさんたちに今まで見た夢の内容を伝えた。満身創痍で走っている夢、何者かから逃げている夢、棄てられたと解釈している夢……。

 

「なるほどな……」

 

シャカールさんはは考え込みながら言う。……何かわかるのかな。

 

「……まぁ、今は様子見しかねェな」

 

「そうだね。私もそう思うよ」

 

「そう、ですか……」

 

私は少し落ち込みながら言う。やっぱり何もわからないのかな……。……でも、今はそうするしかないよね……。

 

「……わかりました。じゃあまた何かあったら相談しますね」

 

そう言って私は実験室から出た。……はぁ、これからどうなるんだろう……。私はそんなことを考えながら廊下を歩いていった。

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