ゾルディック家のブラコン長男   作:見切り発車丸

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準備期間

 

 ゾルディック家の広間にはゼノ、シルバにキキョウ、そして専属の執事数人が集められた。

 ゾルディック家の人間はソファに腰掛け、執事たちはその後ろに整列して並んでいる。

 まだ幼いイルミはこの場には呼ばれず、自室にて待機させられていた。

 

 ふらりと扉から入ってきたのはマハだ。

 ゆっくりとした歩調で皆の元まで歩き進め、ちょこんとソファの端に腰掛ける。

 

 

 一同が黙し、シルバの言葉を待っている。

 誰も言葉も発さなければ目配せすらしないが、緊迫した空気から嫌な想像はしていた。

 

 静まり返って耳が痛いほどの沈黙のなか、キキョウの隣に座るシルバがようやく口を開いた。

 

「情報を共有する。

 任務に出たルイが消えた。恐らく誘拐された」

 

 事情を知る執事以外は、全員が目を瞠った。

 

 ツボネは痛ましそうに口を抑え、ゴトーはわずかに俯いた。

 

 緊迫する空気のなか、シルバがよく響く低い声色で淡々と続ける。

 

正义(正義)からの依頼の最中に消えた。

 今もなお監視役の執事とは連絡がつかない。

 ルイの携帯に直接の連絡はしていない。が、携帯のGPSの探知は試みている。しかし、GPSを察知出来ていない。

 現時点におけるルイと執事の生死は不明。現在地も不明。

 

 つい先程、誘拐犯を名乗る男からゾルディック家へ連絡があった。

 暗殺依頼の現場に現れた銀髪の少年を預かっているとのことだ。

 電話口の男の様子からして、恐らくルイはゾルディック家の血筋の者だと確信を持てていない様子だった」

 

 シルバのすぐ隣に座るキキョウが、思わずと言った様子で立ち上がった。

 

「誘拐犯を名乗る男……? このゾルディックに?

 殺す……殺す……殺す……どこのどいつが……この狼藉……必ず、殺す……!」

 

 内心の激情が口から溢れ出しつつ、感情の昂りとともに練り上げられたオーラが、沸騰した水蒸気の如く激しく立ち昇って止まない。

 激情する彼女を誰も止めなかった。

 

 マイペースに発言したのはマハであった。

 

「依頼の最中ってことはゾルディックと分かって喧嘩を売ってきたということか……まさか裏の者ではなかろうな。

 物の道理を知らぬ不成者か」

 

 マハが感情のこもらない平坦な声色で呟く。

 長らく生きてきたマハでさえ、ゾルディックに面と向かって喧嘩を売ってくる人間に出会ったことはなかったのだ。

 

 シルバは相変わらず正面を見据えており、マハもまた誰に聞かせるでもない発言だったらしく反応は求めていなかった。

 

 未だゾルディック家の互いの視線は一度も噛み合っていない。

 

 執事たちは一心に主人を見ているが、ゾルディック家の面々はそれぞれの方向を向いて誰も目を合わせない。

 

 キキョウ以外は皆、とても静かであった。

 

 異様な空気感のなか、マハが言う。

 

「……なるほどのぅ。そうか、()()()()()()()()()

 ワシはすでに現役を退いた身。決定権はないが一言だけ言っておくぞ。

 存続すべきは家じゃ。今までずっとそうしてきた。

 任務中に殺されたとて、復讐はせん。

 同様に、誘拐されたからとてゾルディック家がすることは何もない。愛情を履き違えるな。正しく判断し、捨てよ」

 

 能面の如く無表情で、抑揚なくそう言い切ったマハは広間から出ていった。

 皆一様に厳しい顔をしたまま黙っている。

 

 重いため息を吐いたゼノが意図して軽い口調で言う。

 

「ジジイはいつも言いたいことだけ言って消える。良い立場じゃのぅ。

 さて、他に分かっている情報はないんか?」

 

 ゼノに促されるように、シルバに付き従っていた執事が口を開く。

 

「旦那様のご指示により誘拐犯からの電話の回線を辿ったところ、ヨークシン西部にある◯◯ビルと場所が割れました。

 そのビルは正义(正義)という団体の所有物です」

「そこに人は向かわせたか?」

「はい。偵察能力に長けた者を3名急行させています。増員しますか?」

「いらん。3人もいれば十分だ」

 

 ぴくり、とキキョウの肩が揺れる。

 もっとたくさんの人間を送って、ルイを助け出せばいいのにと考えていることは明白であった。

 

 頭に血が昇っている彼女を落ち着かせるためにも、シルバはキキョウへ強い視線を送った。

 彼女は何かを話そうとしていたが、シルバに睨みつけられると同時に、言葉が喉元でつっかえたように身体を震わせた。

 

「全員に、以前調べた情報を共有しておく。

 カキン帝国を拠点とするこの団体はパドキア、ベケロゼ、サヘルタ、オチマ、ミンボ、クカンユそれぞれに一つずつ大規模な拠点を設けている。

 その何処にルイがいてもおかしくないし、その何処でもない可能性もある。

 場所を確信しないことには、大人数を送るのはただの悪手だ」

 

 キキョウの身体の強張りが取れるのをシルバは確認し、再び視線を前方へと戻す。

 

 この数年ゾルディックが調べられていたのと同じように、こちらもまた相手の情報を探っていた。

 

 唯一それを知っていたゼノがシルバの言に反応する。

 

「数年のうちに随分とデカい組織になったのう」

「まだ()()()()()だ。いくらでもやりようがある」

「言うようになったの」

 

 ゼノとシルバが軽口を叩く横で、立ち上がったままのキキョウが言う。

 

「それで……あなた。

 ルイちゃんを誘拐したのはその正義とかいう団体ですの?」

「十中八九そうだろう」

「ならば、どうして今すぐ皆殺しに行きませんの?

 天下のゾルディックを虚仮にするこの行為……決して、決して許されることではありませんわ……!」

 

 血気盛んに拳を握りしめるキキョウに、シルバは言う。

 

「俺たちはゾルディックであるからこそ、その行動には理由が必要になる」

「大切な子どもが攫われたんですわよ!! 理由なんてそれで十分ですわ!!」

 

 普通ならば、そうだ。

 だがゾルディックは違う。

 

 家のためにを念頭に置いて動くシルバは、感情の篭らない冷たい声でキキョウの言葉を切り捨てた。

 

「私怨は十分な理由にならん。

 

 それに。国際人民データ機構への登録はされているが、ハンター専用サイトでも公的な情報でもゾルディック家に子どもは一人もいないことになっている」

 

 そのおかげで電話口の男も捕らえた子がゾルディック家の子どもだと確信していない様子だった。

 

 ルイとて誘拐された自分を理由にゾルディック家が動くのは本望でないだろう。シルバは言いはしないがそう思った。

 アレはああ見えて矜持(プライド)が高い。

 

 

 ゾルディック家は現在公的に子どもがいるという情報を発表していない。その理由は至って単純だ。デメリットがメリットに優ったから。

 

 子どもが産まれた当初は子への愛情も薄く、弱くて脆い子どもの存在をわざわざ公表する必要性は皆無に思えた。

 

 任務中や厳しい訓練の途中で死ぬかもしれぬこと、家から逃げ出すかもしれぬことが大いに考えられた。

 そうなった際にわざわざ不出来な子どもがいたのだと知らせる必要もなく、存在を消せる。

 また、子がいることを知られていなければ、ゾルディック家の子どもだからという理由で狙われることもない。

 

 公表するメリットとしては、子どもがゾルディック家の一員であると認め、ゾルディックの庇護下にあることを公的に訴えることができるくらいだ。

 

 私怨は理由にはならないが、庇護下にある子どもを攫われるということは即ち――ゾルディックの看板を傷つけられるのと同義である。

 

 これは私怨にあらず、ゾルディックが動くに値する立派な報復理由となる。

 

 ゼノはゾルディックとして動ける正当な理由はなかろうか、と頭のなかで思いめぐらせつつ、冷めた自分が俯瞰するように、何をこんなに必死になって理由を探しているのだ、と不思議に思っていた。

 

 マハの強い言葉が頭に蘇る。

 

 ――捨てよ。

 

 本来ならばゼノも、そうシルバに諭さなければならない。

 家の存続こそが全てだ。間違いない。今もそう思っている。

 

 家族としての情というよりも、ビジネスライクな関係でシルバともやってきた。

 家族愛は人並み以下にしか持ち得ないと思っていた己が、孫に絆されて変化しつつあるのだと気づいてしまった。

 

 任務の際に死しても自己責任だ。たとえシルバが任務の最中に死のうとも、その仇打ちのためにゾルディックが動くことはない。

 

 万が一誘拐されたとて、その身と引き換えに何かを要求されようとも、家の存続こそ一番とするゾルディックが誘拐された者のために動くことなどない。長い歴史のなかでこのような事態に陥ったことはあったかもしれないが、間違いなく切り捨ててきただろう。

 

 そう教育されているし、そのようにシルバたちも教育した。

 

 何も家族会議することなどない。

 情報共有だけして、孫を捨てれば良いだけだ。

 

 子はまた産まれる。豊かな才能の持ち主であったため惜しい気持ちになっているだけだ。

 

 今までそうしてきたように、捨てるんだ。

 ゼノはそう思いつつ、自身の着ている服を見下ろして目を伏せた。

 

 そうしたくない、と思ってしまった。

 

 

 

 

 キキョウは言葉を探していた。

 

「…………っ」

 

 当初はキキョウも子の存在を公表せぬほうがいいと思っていたし、実際公表していなかったことで子どもが守られていたのは確かであるため、シルバに睨みつけられてむんずと押し黙った。

 

 叫ばないが、内心の葛藤をなんとか口にしたくて、でも何も出来ずに白い唇をぎゅっと引き結んでいた。

 

 このような事態になるとは想定していなかった。

 

 政治家の子どもならまだしも、一暗殺者であるゾルディックの子どもを狙っての誘拐など、まともに考えるに値しない程度の確率でしか起こらぬことのはずではないか。

 

 今回の誘拐がルイやイルミなどの子どもを狙ってのものなのか、それともゾルディック家の誰でもよかったのかはわからない。

 

 だが、ゾルディックの看板を傷つけようとしていたことは確かだ。

 

 

 シルバやゼノであれば容易く対処できただろうに、どうして()()()()ルイのときに。

 言葉にならない感情が胸のなかで暴れ狂って叫び出したくなる。

 まだ(いとけな)い部分が残るルイの笑顔を思い出し、キキョウの胸は締め付けられた。

 

 ゾルディックの庇護にあると早々に発表しておくべきだったと、彼女は深く悔やんでいた。

 

 激情を慰撫する言葉を探し探し、珍しくも低い声でキキョウは囁くように言葉を絞り出した。

 

「この件が落ち着いたならば――以降はすぐに、子どもの発表をしましょう。ゾルディックの庇護下に子があることを、ゾルディックの名を冠する子がいることを、世間に知らせましょう。

 ……同様の真似を、何処の誰にも許さぬために」

 

 流星街出身であるキキョウは、存在しているのに存在しないものと扱われる気持ちを誰よりも分かっている。

 外部の人間から人権を認められず、ゴミのように扱われるからこそ内部の結束は強かった。そんなコミュニティで育った。

 

 ゾルディック家に嫁入りし、今度はこの家庭(コミュニティ)が自分の居場所となった時、彼女はここを守り抜くと誓った。

 子どもはコミュニティの一員。誰よりも守るべき存在のはずだったのに――どうして消耗品のように捉えてしまっていたのだろう。

 

 どうして愛する子どもの存在を隠すような真似をしていたのだろう。

 

 もはや、当時の感情が思い出せなくなっていた。

 

 内心の想いこそ知らぬが、キキョウの子どもたちに対する感情が明確に変わっていることは、キキョウの言葉からシルバも察する。

 

 そしてその変化は、シルバ自身にも言えることだった。

 キキョウと違うのは、彼女は明確にルイへと肩入れしているが、シルバはゼノと同じくマハ寄りの考え方を捨てきれていないこと。

 

 今すぐルイを助けに動きたい気持ちはある。だが、動けない。

 

 なぜルイの存在を公表していなかったのだろう、と悔やむ気持ちだけは彼女と一緒だった。

 

「さて、まさかこのまま指を咥えて事態を眺めるわけはあるまい?」

 

 ゼノが言う。

 なるほど、親父は吹っ切れたらしい。そう悟ったシルバは口の端を持ち上げた。

 

「もちろんだ。しかし正面突破する訳にもいかない」

「出来ませんの? ゾルディック全員で奴らを皆殺しにすることは」

「時間は多少かかるだろうが、マフィアくらい皆殺しに出来る。だが、それには問題が発生する」

「問題?」

「市民から好意的に受け入れられている正義団体に攻撃したとなると、たとえゾルディックといえども問題になる。

 そしてゾルディックだからこそ問題になるのは、国内のプロハンターも多数所属しており、それを殺すことになるということだ」

「……よくわかりませんわね」

「暗黙の了解なんじゃ。

 一流の殺し屋であるゾルディックが、任務等の理由なくその力を振るわないことを条件に社会的な地位が認められておる」

 

 社会的な立場があるということは、なにかしらのしがらみに囚われることと同義である。

 ゾルディック家は暗殺者であるが、無駄な殺しはしないという制約を受けて生きている。

 任務中に妨害してきたのでもなければ、無駄な殺しはしないし、できない。

 

「じゃあ指を咥えて見ていることしか出来ないということですの?!」

「落ち着け。

 何もしないとは言っていない。親父、色々頼みたいことがある」

「ジジイへの上手い言い訳を考えておけよ」

 

 ゾルディック家は確かに、変わりつつあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
「おい。これ、さっき情報部から報告があった記事なんだが……どこのどいつがリーク出来たっていうんだ? 見てみろよ」
「……なるほど、これは……我々の首も飛びかねないな。
 この雑誌はもう店頭に置かれてるのか?」
「今日発売だとよ」
「この雑誌の編集者にコンタクトは?」
「もう取ったよ」
「売り出されてる分の処置は」
「書店のものは全部抑えてる」
「リークした人間は」
「捜索中。見つけ次第殺す。
 出版社の雑誌の在庫やデータも全部確保してる」
「……最近ゼロから百まで言わねえとダメな連中(バカ)とばっかし関わってたから、逆になんか調子狂うわ」
「はは。こんな組織に属する奴なんてバカばっかだよ」
「そうだな……俺たちも含めてな。
 それにしても、俺らがこっちで情報制限の任についてることや国から逃げた奴を追ってること、公的には知られてねえんだよな?」
「そういうのはカキン警察や軍の仕事だと思われてるはずだ」
「じゃあ、これを雑誌に載せた奴は、俺たちが必死こいて火消しに動き回ってるってことは知らねえはずだよな」
「そのはずなんだが……」
「ああ……だよな。
 なァんかタイミングがな……。
 最近だと、考えられるのは十老頭かゾルディックの報復か? どう思う?」
「判断材料に欠ける。だがやり方があまりにもマフィアらしくないし、あの暗殺一家もこんな搦手を使うとは思えねえから……ただの偶然と考えるのが素直なんじゃねえの」
「同意だ」

 
 
 雑誌 文藝春冬より抜粋
 
『明らかになったK帝国の闇!
 
 皆が知る対犯罪者団体――正義(正义と称することのが正式名称であるが、本書では通称の正義とする)
 表向きは凶悪な賞金首を狩り、地域の治安維持に貢献し、市民の味方であると好意的に受け入れられていたかの正義団体が、K帝国のマフィアとの裏繋がりが強固にあることが判明した。
 K帝国といえば数年前に帝国社会主義から議会制民主主義へと静かに切り替わっているが、内情は過去の絶対王政と何ひとつ変わっていないとK帝国からの移民者であるA氏は語っている。
 なお独自取材によりわかった事実であるが、アイジエン大陸から進出してきたマフィアのうち、K帝国3大マフィアと呼ばれる御三家のトップはK帝国現王の腹違いの兄弟である可能性が高い。さすがにこれには色濃く残る身分制度を否が応でも感じさせられる。
 表からも裏からも王族が牛耳るかの国が、いつのまにか我が国にも静かに、そして着実に魔の手を伸ばしている状況を皆様はどう見るだろうか。筆者には不吉な時代の前触れに思えてならない。
 』


「兄貴!!! 大変です!
 雑誌にカキンのことが載ってるって!」
「うるさい。入室する際はノックしろ。
 あと、もう既にそれについては報告は受けてる」
「いえ、その件とはまた別件だそうで!
 とにかく、これを見せればわかると言われました!」

 
 雑誌 週間現代人 号外 より抜粋
『本当に現代? アイジエン大陸某王族の黒い噂
 子どもの人身売買を国が容認
 
『謝肉祭』という祭があることをご存知だろうか。
 現代に至っても数年に一度行われる祭である。
 王族一行がお忍びで村落へ赴いて宴を催す。単純な祭だ。
 なおこの村落はランダムに選ばれているものだという。
 選ばれた村人は全員その場で、持て成す者とその他に選別される。
 王族が村に滞在する間中、数日間休む事も眠る事も許されず王族一行を持て成し続け得るため、持て成す者に選ばれた者の余命は短い。
 だが選ばれなかったその他であっても安心はできない。人権はなく、余興として酷い殺され方をすることがあるのだから。
 
 そんな祭を現代に至ってもなお催す王族が統治する国だ。
 子供の人身売買が横行しているにも関わらず、国がそれを容認しているのも有り得ぬ話ではなかろう。
 』

「この号外は先ほどから配り始められたそうです!」
「おいおい……このタイミングでか」
「名前を伏せているとはいえ、2社が同時にカキン王族のことを話題にする、だと……?」
「いま組の非番の奴らにも声をかけて大急ぎで回収を進めています」
「いい判断だ。
 本屋を燃やしてでも、この記事を世間の目に触れさせないようにしろ。
 人手がいる。他の組には俺から声を掛ける。初手が肝心だ、一気に消しにかかるぞ。これは組どころじゃなく、国の存亡をも左右すると心得ろ」
「はい!」
「兄貴、情報部から連絡が」
「今度はなんだよ。……ったく、次から次に」
「電脳ネットに号外と同じ内容が次々に掲載されているらしく、本国でも話題になっているそうです。
 こちらでこの件を対応しているのは誰か、と本国から連絡が」
「クソが……こっちにゃパソコンに強い奴は多くねえんだよ。
 わかった、それは俺が対応する」
「兄貴、表に今日予定してた面接受けにきた奴らが到着したそうですが」
「バカか、今それどころじゃねえだろ。追い返せ」
「兄貴! ――――」
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