とある稲妻の呪術廻戦   作:ネシエル

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第三話 顕現

宿儺は学校の屋上に立ち、

服を破り捨てて町を見下ろしていた。

数千年来の空気を胸いっぱいに吸い込み、

彼は満足げに笑った。

 

「ああ、やはり!! 光は生で感じるのが一番だ。

数千年ぶりの空気は最高だ。」

 

彼の目には、町中に溢れる人々が蛆のように見えた。

その光景を見ながら、宿儺は舌を舐め回した。

 

「素晴らしい。女も子も蛆のように湧いている。

この素晴らしい景色にも、やはり前菜が必要だな。」

 

宿儺の視線は、御輿愛に向けられた。

 

『一時撤退を』

 

「悪くない」

 

「!!」

 

 

宿儺は愛の前に瞬間、移動し、左腕で

愛の首を掴み、持ち上げる。

 

 

「鬼族。いや、悪鬼現象か。

純粋な鬼はもう絶滅したか。」

 

宿儺は青い目、六眼を発動し、

愛をじっくりと観察した。

 

「顔も悪くない、肉付きがいい。」

 

彼は愛の顔を撫で、胸を触りながら、

その柔らかさを楽しんだ。

 

「やわらかいな。さぞかし、美味であろう。うん?」

 

 

しかし、その瞬間、宿儺の手が勝手に動き、愛を離してしまった。

 

 

愛は「げほほ」と咳き込みながら地面に倒れ込む。

 

宿儺は驚きを隠せず、「あ?」と声を上げた。

 

その時、楓原万葉の声が響いた。

 

「人の体を使って何をしている。」

 

宿儺は驚きながらも、万葉の体が元に戻るのを感じた。

 

「ありえん。この俺を抑えこめようとしているのか。」

 

 

「ごめん、愛。大丈夫か?」

万葉は愛に近づき、心配そうに尋ねた。

 

 

「今の貴様はどっちだ」

愛は混乱しながら、問いかけた。

 

 

 

「どっちと言われても……」

万葉は困惑し返事する

 

 

 

愛は頭を抱えながら、心の中で呟いた。

 

『今、話しているのは楓原万葉か。そ

れとも、両面宿儺なのか。わからない。いったいどうすれば……』

 

その時、眞が現れた。

 

「これ、どういう状況だ?」

 

愛は驚きながら、尋ねた。

 

「将軍様、どうしてここに? 他にも任務のはずでは……」

 

 

 

「全部片付けたよ。それよりも、ここに異質な呪力を感じたけど……」

眞は冷静に、と言いながら、愛の首元の赤い手型を見つめた。

 

 

「かなり、ピンチだったようだな。これは君がやったのか?」

 

万葉はうつむきながら、謝罪した。

「そ、そうとも言えますし。ごめんなさい」

 

愛は眞に報告した。

「将軍様、彼、宿儺の指を食べてしまいました。」

 

眞は一瞬、言葉を失い、

「……マジか?」と確認した。

 

愛は真剣な表情で、

「マジです」と答えた。

 

 

眞は万葉に近づき、彼の体をじっくりと観察した。

 

 

「確かに、受肉しているね。両面宿儺。」

 

万葉は困惑しながら、「すくな?」と尋ねた。

 

「君が食べた呪いのことだよ。愛を傷つけたのは君ではなく、宿儺か?」

 

「はい」

 

 

「よろしい」

 

「将軍様、彼から特級呪物を取り出してください」

 

 

 

「わかったよ、あなたも準備して」

眞は万葉に近づき、と言った。

 

万葉は不安そうに、「準備というのは?」と尋ねた。

 

眞は冷静に、「宿儺と体を変えて、私が決着をつける」と答えた。

 

万葉は心配そうに、「大丈夫ですか?」と尋ねた。

 

眞は自信を持って、「大丈夫、私、最強だから」と返した。

 

その瞬間、万葉の体に不思議な文様が浮かび上がった。

 

宿儺は驚き、「!!」と声を上げ、後ろへ飛び退いた。上空に浮かびながら、彼は術式を発動した。

 

「術式順転【青】」

 

無限の具現。目に見えない概念の具現。高圧なエネルギー弾が出現し、その大きさは3メートルにも及んだ。

 

「解」

 

そのとき、見えない斬撃がエネルギー弾を一刀両断した。

 

「青を両断させるとは……」

 

眞は脚力で跳び上がり、

宿儺の前に現れた。

 

「やはり、いつの時代も厄介なものだ。呪術師!!」

 

眞は冷静に、「そう思うなら、もう、この世界に来ないでよ」と言い、宿儺に蹴りを喰らわせた。

 

宿儺は地面に叩きつけられ、「無限が破られた……」と呟いた。

 

しかし、宿儺はすぐに立ち上がり、

上空から落ちてきた。

 

眞の攻撃をかわし、クレーターをさらに貫くほどのパンチを繰り出した。

 

『呪力だけを見ても、俺の数十倍、

いや、今の俺の100倍近くある。それにこの匂い……』

 

彼は眞に向かって、

 

「驚いたよ。この世界に神の痕跡がまだいたとはな。

ヘラの子よ。いや、今はイザナミといった方がいいか」

 

「遺言はそれだけでいいか」

 

「いや、違うさ」

 

眞は宿儺に近づくと、殴る。

パンチは直撃する寸前。

 

 

『何故避けない』

 

 

「タンマタンマ」

 

「!!」

 

眞は攻撃をやめた。

その時、万葉の声が響いた。

 

「タンマタンマ」

 

眞は驚き、攻撃をやめた。

 

万葉は眞に向かって、と言った。

 

「俺の名前は楓原万葉。今は違う」

 

眞は一瞬、言葉を失い、万葉の体に触れた。

 

「解」

 

術式を発動したが、

しかし、

 

「?」

 

「はあ、まんまと逃げられたな」

 

 




次回投稿は未定です。
反応集は次にやります
遅くても来月の4/8に投稿する予定です。


金持ちになりたい 有神要素
コメントありがとうございます。


有神要素 アダー博士 異世界本好き 
評価いただきどうもありがとうございました
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