蜜柑がアイドルに!?   作:haina07

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第30話 閉会式

「もうこのパレードが終わったら閉会式だね〜」

そういえば…

「順位発表で’’キング’’とか’’クイーン’’って賞あったけどあれって何ー?」

気になっていたことを委員長に聞いてみる。

「ああ、’’キング’’と’’クイーン’’はアリス祭での最優秀個人賞だよ。’’キング’’はその男子部門、’’クイーン’’は女子部門。あと、ルーキーに対しての’’新人賞’’。この3つの個人賞を受けた人はトロフィー、賞金の他に明日の後夜祭でのメインゲストとして特別なはからいを受けられるんだって」

へぇ〜〜…。

 

『只今より閉会式を始めます』

閉会式開始のアナウンスとともに3人の人が入場してくる。

あれって…!

「翼先輩、あの人らって…」

「あー、お前開会式遅刻したんだっけ。3校長達だよ。右から初等部校長、中等部校長、高等部校長」

タイムトリップのアリスで見たまんまや…。初等部校長はもっと小さくなっとるけど。

「初めて見たやつは驚くよな、いろんな意味で」

やっと…初めて見た。あれが……。

校長達をじっと見ているといつの間にかどんどん表彰が進んでいた。

『————そして本年度’’新人賞’’は、初等部B組今井蛍さんです!』

え、蛍!?

聞き慣れた名前に意識が戻ってくる。

『ピグラー&ピグバードなどその他の発明品においてその驚異的創作意欲や発明センスに各国メディア企業からも高い評価を受けての受賞となりました。ちなみにこの受賞は新人賞最年少受賞記録です!』

す…すごいすごいすごーい!!さすが蛍!

表彰をされステージに登った蛍は、賞金を受け取った時が1番嬉しそうだった…。まあでも150万はさすがにそうよな…。

『さて、先程の賞以外に話題を集めた人や団体などに贈られる’’特別賞’’があります。毎年贈られるものではありませんが今年は久しぶりにそれに該当する団体がありました。特別能力クラス「RPGアラジンと魔法のランプ」です!』

え…!?

『低予算企業提携ナシという条件のなか、そのアイデアと個人のアリスの特性とふんだんに活かした方法で多くの来場者を楽しませたと多数の意見が集まり今回の受賞とあいなりました』

「すげーー!!特別賞!」

特力のみんながワッと騒ぎ始める。

「何ホケッとしてんだよ、蜜柑!やったぞ俺たち!」

みんなが…ウチらのことを…!

特力みんなで壇上に上がる。RPGを体験しにきてくれた人やB組のみんなが祝ってくれている姿が見えた。

アリス祭の前まではあんなに期待されとらんくて馬鹿にされとったのに…まさかこないに人から拍手をもらえるなんて…!

それからステージ上だけでなく、降りてからも特力のみんなや蛍、委員長、ルカぴょんらと喜びあった。

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